ロックフォードの事件メモ -FORTIS-

ロックフォードの事件メモをご存知でしょうか？
1975年からテレビ朝日系で放送されていた探偵物のアメリカのTVドラマ。
土曜日23時からの放送で、提供であるセイコーの（ツインクォーツの）時報から始まりました。
まだ子供だったので、23時の時報が物悲しくありました。



主演は映画「大脱走」に出演、「グラン・プリ」では主演を務めたジェームズガーナー氏。
日本語吹き替えは名古屋章氏で、その飄々とした独特の雰囲気がマッチしておりました。


劇中車は金（というか茶メタ？）のポンティアックファイヤーバード。


確か初回（パイロット版かも？）のゲストは、バイオニックジェミーでおなじみのリンゼイワグナーさんでした。






で、今回フォルティスのツイーターを、純正部品流用でロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムの物に交換しました。
ええ、ロックフォード繋がりでロックフォードの事件メモって言いたかっただけです。

強いて言えば、ロックフォードのツイーターをポン付けしようと目論むも、脆くも崩れ去った顛末を記録する「ロックフォード事件のメモ」とでも称しましょうか･･･orz


音が良くなるとの評判で、大枚はたいてロックフォードのツイーターをディーラーで手配。
部品はツイーター単体では出ず、トリム一体で設定されています。


部品を受領し一目見た時に、嫌な予感が走りました。

トリムの裏から見た場合、ツイーターのサイズや取付け構造が標準部品とソックリです。
もしかしてトリムのデザインのみの違いだけなの？

でもバラして良く見ると、差分がありました。

ロックフォード版の方が少し厚みがあります。
W数が上がり、比較的大入力が許容出来るのでしょうか？

標準品には付いている低域カット用の電解コンデンサがロックフォード版にはありません。
ロックフォード版はコンデンサ不要なんだと･･･

表から見ると、全然違います。

大枚叩いた甲斐がありそうです(^^)


取り付けはコネクタを差換えるだけのポン付けです。


鳴らしてみて、音は激変しました。
ゴールドブレンドが似合わない私にも、違いがわかります。
ツイーターからの音が、今までと比べものにならないほどハッキリとわかります。

ただ冷静になってみると、ツイーターの音が主張しすぎの様に思われます。
聴いていて疲れる感じがし、妙に違和感、浮いた感じがするのです。

ここで気付きました。
ロックフォード版はスピーカーネットワークが別にあるのでは？と･･･


回路図を調べてみると、標準オーディオは、スピーカーとツイーターとパラ接続してあります。

再生する周波数帯域を別けるため、ツイーターが電解コンデンサを抱いている訳ですね。

対してロックフォードフォズゲートプレミアムサウンドシステムでは、スピーカーとツイーターがアンプから個々に繋がってます。

スピーカーネットワークが不要な訳でなく、アンプに内蔵されていたのです。

鳴らす周波数帯域が違えば、違って聴こえて当然ですね。
物理的にはポン付け出来ますが、
音的にはポン付け出来なかった訳です。

こうなったら意地です。
ロックフォード版ツイーターに低域カットの電解コンデンサを追加しちゃいましょう。
標準ツイーターの電解コンデンサは1uF50Vの無極性電解コンデンサで、コレみたい。

標準品から移植すれば良いのでしょうが、せっかくなので新品（代替品）を入手しました。

2個で104円の部品のために、わざわざ往復2時間かけて雨の中･･･
もしも秋月で買ったなら、2個で30円です(^^;;
これぞプライスレスorz

無事、改造完了です。

ちなみにハンダごては、20年来愛用するANTEX。
小さい割にパワーがあり使い易く、お奨めです。

早速取付けて、鳴らしてみました。

最初の浮いた感じが消え、随分自然になりました。


で、標準のツイーターとの音質差は･･･






わかりません！　o(*￣＾￣*)oキッパリ！