
久しぶりに台湾ドラマネタです。長文です!
先日終了したドラマ、テセウスの舟。
タイムスリップもののドラマで楽しんで視聴しておりました。
壮大な話でしたが、犯人探しに主眼がおかれ、犯行理由的にはちょっと拍子抜けだったかな?
うちの子曰く、
「壮大なペラッペラ」と評していました(^^;
偶然にも同時期(正確には2ヶ月ほど先行してましたが)台湾でもタイムスリップもののドラマ想見你(邦題:時をかける愛)が放映されていました。
こちらは台湾のみならず、
大陸でも大人気で、ちょっとした社会現象に。
Wiki(中文)の書込みが半端無い量で、聖地巡礼も盛んの様です。
放送終了を前に最終回がネットに流出するトラブルがありましたが、出演者からのメッセージや、数日で
急遽シーンを追加撮影するなどの効でそれを跳ね除け、近年にない視聴率2.35%で有終の美を飾りました。
↓の視聴率6%と比べると凄く少ないのですが、最近はネット配信とかもあり、この程度でも良い方みたい
主演女優はこの方、柯佳嬿(アリス・クー)

私が台湾ドラマにどっぷり浸かるきっかけとなった敗犬女王では、主人公の亡くなった彼女役でした。
2011年の正月映画雞排英雄(Night Market Hero)に主演し、沖縄映画祭に参加のため来日。
サポーター役の吉本芸人の中で誰がお気に入りか問われた際の回答が良いね
2011年のドラマ
小資女孩向前衝(邦題:
進め!キラメキ女子)でブレイク
視聴率が6%を突破したら記念に割れた腹筋を見せると約束し、結果シックスパックならぬナインパックを披露
主演の2人が再タッグを組んで製作されたドラマ必娶女人(邦題:結婚なんておことわり)では、台湾のエミー賞と言われる金鐘獎で戲劇節目女主角獎(最優秀主演女優賞)を獲得。
後方にフォルティスが映っている画を選んだのに他意はありません(笑)
Vogue Taiwanの化粧品関係のインタビューでは、
何と日本語で挨拶しており必見です。
直後に中国語で「冗談です」と言ってますが・・・
今回彼女が演じたのは、
2019年27才の黄雨萱(ホァン・ユーシュエン)
1998年17才、台南に住む内向的な女子高生の陳韻如(チェン・ユンルー)
そしてタイムスリップして陳韻如に乗り移った黄雨萱

この主に3役で、中の人曰く一体自分がだれを演じているのか分からなくなってしまったとか。
その中の人は撮影時に34才でしたが、
女子高生役も全然違和感ありませんでした。
あらすじ的には・・・
2年前に飛行機事故で恋人の王詮勝を失った黄雨萱、ネットで王詮勝と自分そっくりな女の子が一緒に写っている写真を偶然見つけます。
その子が一体だれなのかと調べてみたところ、写真は20年も前の物で、その女の子は台南に住んでいた女子高生の陳韻如だとわかった。(彼氏も別人)
しかもその陳韻如は、1999年に何者かに殺されてしまっていた。
あることをキッカケに黄雨萱が1998年の陳韻如の中の人としてタイムスリップしてしまいます。

何者かに襲われ意識を失い入院中だった陳韻如の中の人として黄雨萱が目覚めると、死んだハズの恋人王詮勝が目の前にいるのを見つけ・・・
陳韻如を死に至らしめたのは一体誰なのか?
黄雨萱は陳韻如の殺害を止める事が出来るのか?
タイムスリップすると言っても、物理的に人がタイムスリップするのではなく、記憶が乗り移る設定。
なので黄雨萱は目の下にホクロがあり、陳韻如にはホクロがないとかの、誰が気づくねんて感じの細かい設定がされていました。
複数に張りめぐされた伏線が絡み合い、話数を重ねるにつれ意外な展開に進み、途中からはジェットコースター状態。
尤も主眼はサスペンスにはなく、誰もが持つ思春期の普遍的な感情がテーマで、最後に陳韻如を死に追い込んだものが何かわかった時、凄く切なくなってしまいました。
今回の想見你は神劇(神ドラマ)と称され、早くも今年の金鐘獎を総なめしそうな勢いです。
日本でも有料サイトで配信されていましたが、現在は休止中。
おそらく、CS、BS、地上波に販売されていくと思いますので、早く日本語字幕で見られる日がこないか楽しみにしています。
おお!と思ったのがこのシーン。
2017年から1998年にタイムスリップして同級生に対してのこのセリフ。
おお中2病だ!通じるんですね(^^)
「中2病のガキの悪いところね」てな意味でしょうか?
当然1998年の彼は中2病って何?との反応。
物語はどこか懐かしい台南の風景の中進んで行きます。
そこで出てきた屋台で作っていたのはコレ。

カルメ焼きだ!って、じゃりん子チエでしか知りませんが・・・
台湾では椪糖(ポンタン)と呼ばれています。
ここからは強引にクルマネタで・・・
テセウスの船は平成元年の設定なのにパトカーがビビオやBDレガシィだったりと、時代考証的に細かい粗がありました。
しかしこの粗がドラマの出来に関係ないのと同様に、想見你でも1998年なのにパトカーがアウトランダーだとか、道路脇に初代アクセラが停まっていたなんて細かいことは気にしないでおきましょう。

他には主人公の李子維が1998年に乗りまわしていたバイクに、ガンダムSEED(2002年放映)のステッカーが貼ってあることも気にしてはダメです(笑)
ちなみにこのバイク、角目のスーパーカブかな?と最初思っていたのですが、ホンダのカブでも、ヤマハのメイトでも、スズキのバーディーでもありませんでした。


台湾のバイクメーカー三陽工業(SYM)の金旺90とのこと。
尤も、三陽工業は2002年までホンダと提携していましたので、カブの流れを汲んでいるのかも知れません。
劇中、タイムスリップのきっかけとなるのがこの曲。
伍佰(ウー・バイ)&China BlueのLast danceです。
1996年に発表された曲ですが、ドラマの影響で再ヒットした模様。
独特の歌い方をされる方で、最初演歌かと思っちゃいました。
で、この曲を聴くと、
S13シルビアを思い出すのは私だけでしょうか?
別に
こっちを思い出しても良かったのですが・・・
Posted at 2020/03/29 22:31:44 | |
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