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本日の実習授業中での出来事を。。

現在、実際の車両を用いて新車１・６ヶ月点検を一通り行う実習をしています。

点検項目としては(大項目として)

○灯火類の点灯・点滅
○低速・加速の状態
○駐車ブレーキの効き
○ワイパーの拭き取り・ウォッシャーの噴射状態
○水分・油分の漏れ
○各水・油の残量
○排ガス濃度
○ブレーキ・クラッチペダルの遊び・踏み代
○タイヤ空気圧
○ホイールナットのトルク締め

の点検及び調整を行うようになっています。


本日受け持った車両で実習を行い、最後に挙げた項目「トルク締め」を点検したところ…

しっかりと締め付けられている５つのナットのうち、１つには全くトルクが掛かっていない状態でした。

トルクレンチで締め付けようとした瞬間に「スカッ」となったので…　その瞬間には何が起きたか理解できませんでした(汗

ソケットだけで手締めしてみても、空回りしてしまう始末。　とにかくこのままではホイールやハブボルトに良くないので、他の４つのナットも緩めてホイールを外しました。

そして、空回りしていたナットを外したところ…　ナットの内側より、写真のようなスプリングのようなものが出てきました。　「何だこれ？」と思いながらナットの内側を見たら、キレイにネジ山が無くなっていました。

今までの実習で、１日に何度もタイヤの脱着をする度に緩め＆締め付けられ、現在の実習では緩めはしないものの幾度と無くトルク締め(増し締め)されて…　ナットがお亡くなりになってしまったようです。

そのとどめを刺したのが僕となってしまったようですが…(泣　　ボルトでなくナットで済んで良かったと思います。　ボルトを破損すると、スタッドボルトの打ち替えとなるので、ブレーキ周りも分解することになってしまいます。　それを考えれば…(汗

しかしまぁ…　ネジ山が痛むことなく、ネジ山そのものがキレイにナットから外れたことには感心しました。　この後は、ナットを新品に交換したので、実習にスグに復帰できました♪