2026年03月02日
ジムニーノマドが納車されたのが12月22日。気がつけばもう納車から2ヶ月ほど経ちました。
現時点で走行距離は1600kmです。毎日毎日の通勤で乗っているので、距離はどんどん伸びてゆきますね。そういう訳で、ノマドに乗ってみた感想なども書いてみようかと思います。
ジムニーノマドに限らず、ジムニーシリーズ全体において言えると思うのですが……何をおいても「乗用車ではない」ということですかね。
普通の乗用車ではなく、ほぼほぼトラックです。良く言って、その中間。乗り心地はとても悪いです。常にゴッツゴッツするし、ボヨンボヨンするしで揺さぶられまくるので、最初の一週間はとにかく乗っててストレスが凄かったです。慣れるまではけっこう大変でした……。特にSW20みたいな背の低いクルマに17年以上乗り続けている身としては。
走行中に姿勢が乱れるということはないのですが、車の挙動にとにっかく落ち着きがない。普通車だったら一瞬で収束するようなバイブレーションやハーシュネスに延々と晒され続けると言いますか。
乗り心地はもちろん、ステアリングインフォメーションというものが、本当に伝わってこない。操作に対する応答性、四肢五体に伝わって来る走行情報がフィードバックされて来ない。曖昧模糊な乗り味です。
ラダーフレームのリジッドアスクル式サスペンションオフロード4WDということで……モノコックボディ+四輪独立懸架って素晴らしいものだったんだなと痛感しますね。
ただ、当然のことながら荒れた路面ではびっくりするぐらい頼もしいです。道路の穴ぼこや轍なんで全然怖くないです。やはり路面状況が悪くなればなるほど、活き活きしてくるのだろうなと。
ちなみにですが。奈良の柳生の、うねりの激しい低中速ワインディングロードで走るとめっちゃ楽しかったです。アンダーパワーのFRスポーツカーですよ、これは。何かが著しく違う気はしますけど、何かそういう楽しみ方が出来てしまう謎のクルマです。友人がMR2&MR-Sの2台持ちしてるのですが、彼に運転させたら、「すげーすげー! 90年代の香りがする!」って感じで、めっちゃ楽しそうに運転してました。なにかがおかしい。
高速安定性は120km/hぐらいなら、ちゃんと走ります。ただ、全高が高いので空気抵抗が凄いなぁと。そういう意味で、それ以上の速度が本当に出せるのか? それ以上の速度で高速巡航できるのか? という疑問があります。スズキが言うにはアウトバーンで、それもショートホイールベースのシエラで140km/h巡航できたらしいのですけれど……
よくよく言われる「小回りの利かなさ」について。ぶっちゃけマジで利かないです。やばいぐらい利かないです。全幅はそこらのコンパクトカーよりも小さいのですが、小回りだけはしっかりアルファードクラスです。
結局はステアリングが切れないんですね。オフローダーだから仕方がないですが、駐車場の車庫入れとか、立体駐車場のスロープとかはめっちゃ気を遣います。ハイラックスのピックアップで通勤してる人に言ったら「そりゃそうですよ!」って大笑いされました。
燃費については思ったよりは伸びないなぁという感じです。リッター11kmは割らないのですけれど、SW20とほぼほぼ同じ数値なんですよ。いやまぁ自分が回して乗り過ぎだと言うのはあるのかもですが、100kgほど重い2000ccのクルマと燃費が一緒ってのもどうなんだと。
でも最近はめっきり暖かくなって、いきなりリッター13kmオーバーが出たりしたので、春になったらもっと伸びるのかもです。要検証。もうちょっと暖かくなったら空気圧とかも高めにしたりして、色々と試してみようと思ってます。
アクセルのレスポンスについては、良くはないですけど、必要十二分と言えば必要十二分です。電子スロットルなので、ワイヤー式に比べたらレスポンスは悪いですけれど、そこまで加速にもたつきは感じないですかね。
ただ、坂道発進は超絶やりにくいです。ひとつにはヒルクライムスタートのアシスト機能があって、2秒は勝手にホールドするのですが。それが悪さをして半クラッチ状態で引きずりまくるフィーリングがあります。
かと言って、スパッと繋いでうまく発進できるか?と言われると、そこは電子スロットルのレスポンスの微妙さが足を引っ張るなぁと。ここらへんは、まだまだ試行錯誤してる段階です。
等々、諸々。ずっとSW20しか乗って来なかった自分にとっては、完全に未知の存在なので、手さぐりしながら苦労して乗っているという感じですね。ここまで気を遣うクルマだとは思わなかった。たぶんノマドより小回りが利いて100kg軽いシエラとかだと、ここまで大変な思いはしなかったと思います。軽トラに毛が生えたようなチープな造りでもっと気軽に乗り倒せる……というのを想像していたのですが、そうではなかった。
買って良かったか?と言われると、それは間違いなく買って良かったです。周囲からの評判もめちゃめちゃ良くて、老若男女とわず、めちゃめちゃ好評で、自分が職場でノマドを駐車したら、わざわざみんな見に来ます。見た目はやっぱりカッコいいですからね。3ドアジムニーにはない迫力がありますから。
なお、自分がノマドを買ったのを見て。必ず言われるのが「MR2どうするの? ちょうだい!」っていうのです(白目) スズキのディーラーの整備士さんも「あのMR2、何ですか!? 乗り換えですか!? 欲しいです!」って言ってたらしいです。
MR2は手放しません。部品も出ないし、メンテナンスだって何かと嫌がられるし、そんな簡単に維持できるクルマじゃなくなってますからね……
それはそうとしてジムニーノマド。5ドアな訳ですが、じゃあこれをファミリーカーとして使えるか? と言われると、それは「ノー」だなと思います。それぐらい乗り心地が悪い。300系ランクルとかでも似たような感じらしいので、こればっかりはオフローダーの宿命なのだろうと思います。自分は独り身ですけど、家族ができたりしたら、手放す可能性は大きいです。
APIOが出しているゼロライズサスペンションというのがありまして、車高は上げずに、走行性能を改善するというスプリングが50000円ぐらいであるのですが。いずれはそれを導入してみようかなと思っています。
他にはシートポジションの調整で、座面の角度の調整が一切できない仕様なので、あれは何とかして欲しかったなぁと思います。シートヒーターなんて要らないので、もうちょっとホールディングのいいシートにして欲しかった。
とにもかくにも不平不満な点も少なからずありますし、あっちこっち手を入れまくってチューニングしたい部分は山のようにあります。サスペンションにシートにストっとる周りに、ペダル周りに……等々。その辺、トヨタって至れり尽くせりな造り込みなのだなとよくよく思い知りました。

あ、ステアリングは交換済です。純正だとステアリングのフィーリングも正直めちゃめちゃ酷かったのです。中途半端に重くて、中途半端にシャープなフィーリング。やたらとスベスベして素材も良くない。それをパーソナルのネオグリンタ36パイを入れたら、びっくりするぐらい良くなりました。「90年代のパワーステアリングだ!」という、昔懐かしのフィーリングになって大満足です。

ちなみにナルディの33パイも入れてみたのですが、こっちはダメでした。小径すぎて、ノマドの操作フィールには合いませんでしたね……。こちらのナルディは無事にSW20に装着する運びとなりました。シャープな味付けよりも、大味でゆったりした36パイの方がノマドにはベストマッチでございました。
SW20にも装着してるラフィックスⅡ。つまりステアリングを取り外せるシステムを組んだので、SW20とノマドでステアリングが入れ替えられます。けっこう楽しいですよ! 10万円近くの出費でしたが、カーセキュリティとして考えても、非常に安心感があります。
……と、まぁ。ざっと書くとこんな感じですかね。満足感は大きいけれど、それと同じぐらいおおよそ褒めるには困るクルマです(笑)。オフローダーですからね。街乗りで使ってイマイチなのは当然ということで。
そんな感じで「オフローダー1年生」。よちよち歩きで振り回されまくってる日々です。考えてみればミッドシップのライトウェイトスポーツカーと、オフローダーの2台持ちって超絶贅沢な訳です。ありがたい話です。
昔から「ジムニーはいじってなんぼ」みたいに聞きますし。とりあえずは半年ぐらいはノーマルのままで乗ってみて。6ヶ月定期点検が終わったら、もうちょっと色々といじってみようかなと思います。
もっともっと乗り回して走り倒して、このノマドというクルマをモノにしたい。もっと理解したいです。
Posted at 2026/03/02 19:49:26 | |
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ジムニーノマド | 日記