2020年11月24日
連休明け(※自分が連休だったとは言っていない)の夕方。あれこれ買い物を終えてご近所で信号待ちをしていたらMR2が走って行きました。
思わず「おっ?」と思って追いかけて行きまして。最近はMR2もめっきり見なくなった御時勢ですが、テールランプの光を見るとなんと前期型です。でも何かが違う……
ボディカラーも見覚えのない色だし、何よりもリアガーニッシュが普通のⅠ型Ⅱ型のと違ってフラットな形状をしている訳ですよ。ま、ま、まさかのⅠ型の限定モデル、スーパーエディションでした。実物を初めて見ました……
平成3年(91年)の4月ぐらいに発売されたスーパーエディション。Ⅰ型G-Limitedをベースに外装を少し変更。色もブルーイッシュグレーアージェンタムマイカ(Ⅱ型では普通に設定)という特別色が与えられていました。850台限定だったそうです。
次の信号待ちで横に並んでじっくり(?)見せて頂いたのですが、外装はクリアがかなり剥げちゃっててボロボロ。オーナーさんは50歳前後。おそらく新車の時からずっと乗っておられるのだろうなという雰囲気でした。いやいや、いいものを見せていただきました。
SW20の限定車と言えばⅠ型のスーパーエディション、Ⅲ型のビルシュタインパッケージ。それとⅢ・Ⅳ・Ⅴ型のMRスパイダーですか。ビルシュタインパッケージはいまだ実物を見たことがなく、MRスパイダーは近所にⅣ型(超レア)がいたのでよく見かけてました。
何にしても、どれもネット市場ですらも本当に見かけなくなりましたね。MRスパイダーなんて今500万ぐらいするんでしたっけ。10年前は50万か60万で買えましたよ……? ビルシュタインパッケージもしかり。
そう言えば最近はMR2のオフ会も全く行ってません。最後に行ったのは、ほんと下手したら9年ぐらい前な気がします。塗装もきっちりやり直したことだし、久しぶりに行ってみたいなと思ったりもしています。
みんな元気にしてるんでしょうかね……
Posted at 2020/11/24 17:56:22 | |
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雑記 | 日記
2020年11月02日
2020年11月2日。霧島の乗っているSW20 Ⅴ型G-Limitedが納車されてちょうど10年が経ちました。つまり納車されたのは2010年ですね。
納車された日のことはとてもよく覚えています。その日は夜勤明けで、退勤してそのままタクシーを拾って京都は伏見の陸運局へ直行。車屋さんと合流して登録を変更し、そのまま受け渡しとなりました。
これは陸運局でナンバーを変更中の時の写真。豊田ナンバーから京都ナンバーになりました。
このⅤ型G-Limitedの以前にはⅢ型G-Limitedに乗っておりまして。そちらは2008年8月より乗り始めた、霧島にとって初めての車でありました。ですが2010年10月に事故で全損させてしまい、乗り換えたのが現在のⅤ型G-Limitedになります。
事故の直後で悲嘆にくれる中、ネットで次の車を探していたら愛知県豊田市で相場より少し安めの価格でⅤ型が出品されているのを発見。すぐに電話して押さえて貰いました。
そしてこれまた夜勤明け。代車で乗っていたオンボロの初代ムーヴ(事故暦あり、走行10万km越え、まっすぐ走らない、もちろんNAの3速AT)を走らせて、163号線伊賀街道を走り、25号名阪国道を走り、東名阪から伊勢湾岸を越えて豊田市まで実車を見に行き、簡単に試乗だけしてすぐ購入手続きを致しました。
ちなみに63万円ちょうどでございました。プレミアがつきまくている今からすれば信じられない価格ですね。あと全くの余談ですが、その時に一緒に豊田へ行った友人は、昨年MR-Sオーナーになりましたとさ。
この車体の経歴としては、まず新車当時にトヨタオート香川で初のオーナーさんを得たようです。そして次に大阪で女性のオーナーさんの手に渡り、さらに豊田市にお里帰りして新たなオーナーさんに引き取られたものの、オーナーさんが家族に反対されてすぐに泣く泣く売却……。販売された中古車店に下取りという形で出戻っていた車体だったそうです。だから相場より安かったそうな。
霧島が購入した当時の走行距離は12万kmを少し越えるぐらいだったと記憶しています。そして現在の走行距離は23万6000km。4人目のオーナーである霧島が、間違いなく最も多くの距離と時間をこのSW20と過ごしたと自負しています。
Ⅲ型を含めればSW20暦は12年になります。でも元はといえば、別にMR2が好きだからMR2を選んだという訳ではありませんでした。むしろリトラクタブルヘッドライトというのもあまり好きではなかったぐらいです。免許を取る前はAE86型カローラレビンの2ドアか、GC8型インプレッサWRX STi Ver.Ⅲがいいなーとか考えていました。
でも霧島が免許を取得した2008年当時、頭文字Dの人気もあってかスポーツカー(特にシルビアとAE86シリーズ)の値上がりが著しく、お金のない学生にはなかなか手を出せなかったのです。それでも当時は70スープラのツインターボやR32のGT-Rが50〜80万円ぐらいで転がってたりもましたけどね。信じられない……
そんな中、自動車学校で中古車情報誌を見ていたら、たまたまSW20が掲載されていて値段がめっちゃ安かったのです。当時はⅢ型なら走行8万km前後のが諸費用込50万円台で買えましたしね。それを見て「何コレ安い」と思って、MR2をあれこれ探し始めた……というのがきっかけに過ぎなかったのです。
走行距離86000kmぐらいのⅢ型G-Limitedを諸費用込み50万4700円で買ってからというもの、乗ってみたらなんやかやでSW20が気に入ってしまいまして、そのままSWばかり12年以上も乗り続けています。
12年も乗っていると、どうしてもマンネリやら飽きやらが来てしまいますし、気になる車は他にもたくさんあったし、あります。でも、整備などで代車生活を終えてSW20に再び乗る度に「あ〜、やっぱりこうでないと!」と毎度毎度感動してしまうんですよね。そしてSW20を手放してまで欲しいと思った車もないですので……
スポーツカーがほぼ絶滅状態に陥って久しく、ご近所に何台かいたSW20もすっかり見なくなりました……
そんな中でスポーツカーはやはり珍しいらしく、ご近所の小学生が駐車場に停めてある霧島のSWを見て「スポーツカーや!」とはしゃいだりしてるらしいです。先日も小学校の前を通ったら「すげえ!MR2や!」と叫ばれたり……なぜ知っているという感じではありますが(笑)
後は50歳以上の方々にもウケが良いですね。先日もコンビニで休憩してたら、昔バラスポとAW11のSCに乗っていたという方から話しかけられて、めちゃめちゃ大盛り上がりしましたっけ。霧島と同世代にはどうかって?珍しがられはしますけど、どちらかと言えば奇異の目で見られますよ(白目
ただでさえ貴重なスポーツカー、それもミドルクラスのミッドシップ。本当に他に替わりになる車がないのですよね。昨今の90年代スポーツの異常なまでの値上がりを見ていても、一度手放したらもう二度と乗れないなと思っているので、手放すつもりも乗り換えるつもりも全くありません。「売ってくれ」って言ってくるあやしい業者もちらほら周辺に出現はしますけど、売るわけないじゃないですかーやだー。
でも、もしこのⅤ型がダメになったら……というのも考えたりはします。もちろんSW20にまた乗りたいですけど、やたらめったら値上がりしているので難しいんですよね……。一応、できれば次はターボに行きたいなとは思います。
あるいはSWがもう入手不可能なら、いっそのことポルシェ・ケイマンにいっちゃうとか(排気量大きいくせにヘタするとSWより燃費がいい。おかしい)。ラストチャンスとして思い切って過走行の初期型NSXでも狙ってちまちまリフレッシュするか……なんて。
ああ、お世話になってる車屋さんが、昔乗ってたAW11(前期)を長く眠らしてるらしいので、それを安く譲って貰ってレストアするのも素敵ですね(ザ・修理地獄)。外国の業者の人が「輸出するから売ってくれ、50万で」って言ってきてるらしいので、思わず「それだったら自分が買い取って直して乗りますわ!」って言っちゃいましたしね(笑)
要はもうMRじゃないと満足できないカラダになってしまっている訳ですはい。実用的なセカンドカー買うなら三菱のiがいーなー(g○○-netを見つつ
それにしてもこの10年……本当に色々ありましたね。あれこれ転職も経験したし、急病で倒れて救急搬送されて緊急手術を受けたり、大型二種免許と牽引免許を取りに行ったり、結婚するはずだった彼女に浮気されて別れたり……
どちらかと言えば辛いことや悲しいことがほとんどの10年だったと思います。そしてその隣にはいつもこのSW20が寄り添ってくれていました。やるせない想いを抱えてワインディングを走った回数は数えきれません。
とは言え使い道は基本的に通勤ばかり。おそらく走行距離の8割ぐらいは通勤によるものでしょう。仕事上がりで疲れて疲れて目蓋が落ちそうになるのを必死で堪えて退勤したり、眠気に耐えられなくなって途中コンビニの駐車場に飛び込んで仮眠を取ったことも数多くあります。
夜勤の間に大雪が降って雪だるま状態になって、積雪の急坂を下ってたらステアもブレーキも利かなくなって路肩に突っ込んだり(雪のおかげで無傷)。早朝、センターラインを平気で割りながら突進してきたハマーのタイヤとドアミラーが接触した時は死んだかと思いましたね……
そうそう、こないだは警察に記念写真を撮ってもらいました! いわゆる可搬式オービスってやつです。めっちゃよく撮れてましたよ(吐血(さよならゴールド
もちろんメンテナンスの面においても、それはもう色々と……。当初は妙に燃費が悪く、車検ではいつもガスの検査で引っかかるのでおかしいなーと思って、試しにO2センサーを換えたら燃費が劇的に向上したり。Ⅲ型Gリミと同じくクラッチマスターシリンダーから液漏れしたり、エンジンのあちこちからオイルが滲んできたり。
サイドブレーキのワイヤーがブチッと切れたこともありましたね……。トランスミッションからミッションオイルが滲んできたり。サーモスタットがイカれて、暖機運転が20分ぐらい終わらなかったり。シートベルトが上手く巻き取ってくれなかったり、エアコン操作のダイヤルがパキッと内側で折れて取れたり……トラブルも色々と。
でも、致命的なトラブルというものが全くなくて、今でも機関は快調そのもの。燃費も普通に街乗りでリッター10kmは超えてくれますしね。
そこはやはり90年代のトヨタ車です。信頼性と耐久性の素晴らしさとありがたさを痛感する日々です。この10年、23万kmを超えてなお普通に乗り続けられるのはトヨタならではの頑丈さが大きいです。
それに何よりも、いじるのが何かと面倒な(汗)この車のいつもいつも整備をして下さってる整備士さん。貴重な情報やノウハウ、パーツを融通してくださる先達のSW20乗りの方々。Ⅲ型、Ⅴ型をご縁に知り合うことになったみんカラユーザーの方々のおかげでもあります。本当に、本当にありがとうございます。
そしてこれからも、長く長くこのⅤ型G-Limitedと走ってゆくつもりをしておりますので、どうぞこれからも末永くよろしくお願い申し上げます。
Posted at 2020/11/02 20:12:15 | |
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