
「エクスドライバー」とは、2000年にバンダイビジュアルより発売された全6巻のOVA。劇場版や小説版も存在する。
※アニメを知らない人の為の用語解説※
OVAとはオリジナルビデオアニメーションの略で、テレビや劇場公開などはされないが、初めからビデオなどのメディアに収録された形態で販売されるアニメーション。OAV(オリジナルアニメーションビデオ)とも呼ぶ場合もある。最近ではOAD(オリジナルアニメDVD)と表記する例も。
有名なものでは、「トップをねらえ! Gun Buster」、「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」、「マクロスゼロ」、「戦闘妖精雪風」などがある。
みんカラ的には、「頭文字D」の番外編「Extra Stage インパクトブルーの彼方に…」と「Extra Stage 2 〜旅立ちのグリーン〜」がOVAって言ったら分かりやすいかな?
※解説終わり※
「エクスドライバー」の原作は、漫画家の藤島康介。藤島康介先生と言えば、「逮捕しちゃうぞ」や「ああっ女神さまっ」など、マニアックな自動車ネタの多いコミックが多いですね。最近の若い人なら、ゲーム「テイルズ・オブ」シリーズのキャラクターデザインを手掛けているって言った方が分かりやすいかもしれん。知る人ぞ知るコミック「魔法遣いに大切なこと」の作者である、よしづきくみち先生は、藤島康介先生の元・アシスタントです。
~ストーリー~
近未来。高度なAI技術が実現し、自動車は全てコンピュータ制御の電気自動車となった。、人々が、自ら自動車を運転することを忘てしまったそんな時代、高度なドライビングテクニックを駆使してガソリンカーを駆る「エクスドライバー」と呼ばれるライセンスを持つ者たちが存在した。彼らの任務は、何らかの原因により暴走を始めてしまったAIカーを強制的に停止させることである。
羨望、そして畏怖の念を以って見られるエクスドライバー。これは、「榊野理沙」(スバル・インプレッサGC8)、「遠藤ローナ」(ロータス・ヨーロッパ)、「菅野走一」(ケーターハム・スーパーセブンJPE)。この3人のエクスドライバー活躍を描いていく物語である……。
霧島が中学生の時に発売されてからと言うもの、ずっと観たかったのですが、OVAは単価が高く(30分で5000円とか安い方)、とてもではありませんが手を出せなかったのですが、ほとんど10年経ってから、やっと観ることが出来ました。
主題歌は、当時結成されたばかりであたった「JAM Project」が担当。当時のメンバーは、水木一郎、影山ヒロノブ、遠藤正明、さかもとえいぞう、松本梨香の5人でした。ちなみにエクスドライバーのOP「疾風(かぜ)になれ」は、JAM Projcetのデビューシングルだったりします。CDだけは当時、きっちり買ったぜい(笑)
しかし、パソコンで彩色、編集を行うデジタルアニメ主流の今の時代からすれば、手塗りでフィルム編集が主流の頃のセルアニメを観たら、えらくレトロな感じがしますね。今は自動車を3DCGで描くことがほとんどですが、このアニメは「車を手描きで表現する、おそらく最後になるであろうアニメ」と題して作っていたのを憶えています。これはこれで味があって良いですね。
そして、物語の時代背景ですが、想像するだに恐ろしい時代ですね(笑)。発狂しますよ。でも、いずれそういう時代は来るのでしょうね。2000年のアニメですが、早くもETCが登場しています。また、小説版ではAIを改造(違法もあり)して楽しむ「走り屋」たちが存在するという設定もありました。ちなみに霧島は、これで初めて「走り屋」という言葉を知りました。ていうか、「頭文字D」を読むまで、「走り屋」が「エクスドライバー」での造語だと思ってましたし。
まぁ、内容に関しては、インプレッサが電子制御デバイスの故障によってトラブルを起こしたり、ロータスヨーロッパの足回りの弱さなど、マニアックな所までネタが盛り込まれていますが、「頭文字D」や「湾岸ミッドナイト」で散々カーバトルアニメには慣れてるみんカラユーザーのお方々には、イマイチ物足りないかもしれないですね。
霧島的にはそこそこ面白かったですけど、どうせなら1クールぐらいでTVアニメでやってくれたらもっと面白くなってたとは思います。(ちなみに画像はローナさんです)
カーアクションと言うよりは、ファンタジーとして観た方が正しいかもしれません。しかし、こういった時代が来ることはまず、間違いないでしょうから、将来のエクスドライバー的存在を目指して、今のうちにドラテクを磨いておくのもいいかも(笑)
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Posted at
2009/09/24 01:03:22