
その昔。コロコロコミックで連載されていた「爆走兄弟レッツ&ゴー!」というコミックがありまして。
霧島が小学生の頃はえらく流行って、第二次ミニ四駆ブームを生むキッカケとなりました。
フルカウルミニ四駆とかエアロミニ四駆とかディスプレイモデルのリアルミニ四駆とかありました。レーサーミニ四駆とかスーパーミニ四駆と言わないあたりが世代を感じますね(笑)。古いミニ四駆のコミックも確かあったと思いますが、タイトル忘れましたorz
当時はお金がなくて、GUP(グレードアップパーツ)も買えず、知識も無かったのであまり改造も出来なかったですが、今なら速いのが作れるだろうなぁ……。当時は「超速ギア」が欲しかったけど、よく考えればスタート時のトルクがかからんから、止めた方が良かったんだろうな。今ならトルクチューンモーター+標準ギアかな。「ワンウェイホイール」って、あれはよく考えたらLSD(1way?)ですよね? 足下重量が重くなるから逆に遅くなったのかもしれないですけど。
今思えばミニ四駆って、ミッドシップ+4WDで、現実にはランチア・ストラトスぐらいしか存在しないレイアウトですよね。日産のMID4も結局実現しなかったですし。『ブロッケンG(ギガント)』みたいなフロントミッドシップもありますけど。
『ハンマーGクラァーーーッシュ!!』
『マ、マグナムーーーーーッ!!』
そしてその後、ZMCの成分が入ったパテでマグナムを修復。『サイクロンマグナム』の誕生なわけです。
『これがサイクロン走法だZE☆』(何故か魔理沙風)
霧島は画像の通り、『ハリケーンソニック』を持ってました。フロントにはあ~、名前忘れた。『アルミなんとかかんとか』を付けてます。アルミ製じゃないのもあったハズ。隣の『ソニックセイバー』には『スライドダンパー』が付いてます。コース外壁の段差によるショックを吸収してくれるナイスなアイテムだと『ミニ4ファイターV』でメカニックマンが紹介してましたね。『ハリケーンソニック』はフロントのウイングがナイスでした。WGP前にアストロレンジャーズのブレットに諭されて、烈が自ら『バンガードソニック』を改造したマシンでした。画像にも、『バックブレーダー』が写ってますね。あれは弟のですが。
『ハリケーンパワードリフト!!』
いかん……ミニ四駆やりたくなってきた……。
ちなみに画像には、あまりにも流行らなかったミニ四駆の後継、「ダンガン」と、今は無き大和西大寺駅前の模型店で弟が買ってきたデロリアンが写ってます。たまたま側に一緒にあったので撮りました。
フロントミッドシップは、レーサーミニ四駆でも一車種あった気がします。
ちなみに、これのアニメ版は小学生だけでなく、なぜかショタ好きの「大きなお姉さん」にも受けたらしく、アニメ雑誌では後々までキャラクター人気投票に星馬烈くんの名前が挙がってました(今風に言えば、半ズボンに「萌え~」。いや、「蕩れ~」だとか)。ていうか、いまだに「爆走兄弟」のオンリーイベント……つまりは同人誌即売会が開催されてるらしいんですけど……。
まぁ、色々と書きたいミニ四駆話もありますが、そろそろ本題。霧島の心に残ったエピソードです。
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フルカウルタイプのミニ四駆『マグナムセイバー』と『ソニックセイバー』を開発した土屋博士。
そして、レーサーミニ四駆『スーパーアバンテ』を元に、『プロトセイバーJB』を開発した大神博士。
二人は、『トライダガーX』を開発した岡田鉄心の元でミニ四駆の研究開発を行っていました。
大神博士の作る速いミニ四駆に比べて、土屋博士のミニ四駆は今一つで、子供たちからも悪態をつかれる始末。
土屋博士を気遣う鉄心に、土屋博士は語ります。(細かいセリフは忘れましたが、確かこんな感じ)
『速くしようと思えば速く出来るんです。でも、最後の大事な部分だけは子供たちに任せたいのです。私は間違っているのしょうか……』
その後、アメリカに渡った土屋博士は地元の子供たちにミニ四駆をプレゼント。そこでもやはり、大神博士の速いミニ四駆が人気でした。しかし、一人だけ土屋博士のミニ四駆を選んだ少年(名前忘れた……ジミーやっけ?)が居ました。
そして、地元でミニ四駆の大会が開かれることに。レース中、マシンの性能差の為、始めは遅れを取った少年でしたが、時計の歯車をギアに転用する咄嗟のチューニングにより、見事、優勝に輝いたのです。
土屋博士は、「あえて」マシンの性能を落として改造の余地を残すことにより、子供たちが自分自身の創意工夫、試行錯誤でマシンをチューニング、セッティングして、自分だけの速いマシンを造って欲しかったのです。そして、その少年は土屋博士の想いに見事に応えたのでした。
(そういやこの話、別冊コロコロに載った、土屋博士が持ってるドライバーについての回想話だったな……)
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※ていうか『プロトセイバーJB』って、エアブレーキング機能やリモートコントロール機能、空気砲まで付いてましたよね、有り得ません。せめてオープン乗り涙目のウォッシャー攻撃くらいに(違)。J(ジェイ)が土屋博士の元で作った『プロトセイバー レボリューション』も大概でしたけど。『レボリューションドルフィン走行!』とかね。初登場の時から『バックブレーダー』に散々にやられてましたけど。
それは置いといて、そしてもう一つ。ゲーム「ポケットモンスター金・銀」から。
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カントー地方。そしてジョウト地方を制した主人公。凶暴な野生ポケモンたちが生息するチャンピオンロードを抜けたその先に、ポケモンリーグの「四天王」が立ちふさがります。そして、四人目の四天王・カリンに打ち勝った主人公に、カリンはこう語ります。
「強いポケモン、弱いポケモン、そんなの人の勝手。本当に強いトレーナーなら、好きなポケモンで勝てるように頑張るべき」
カリンの使うポケモンは、決して強いポケモンというわけではなく、マイナーかつ忌嫌われるようなポケモンばかりでした。しかし、カリンはそういったハンデを乗り越えて、四天王最強の座にまで上り詰めたのです。
(懐かしいな!ポケモン金銀!! 今はハートゴールドとソウルシルバーなのか)
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この二つの話から、クルマ好き、スポーツカーファンにとっても、通じる所があるのではないでしょうか。
決して、市販の段階から「速いクルマ」だからこそ「良いクルマ」なのではない。
「速いクルマ」は確かに優秀です。ですが、ある程度完成されてしまっている「速いクルマ」よりも、中途半端な出来の「速くないクルマ」の方が、オーナーがチューンナップする余地が多く、自分なりのクルマを造って「楽しめる」余地が多いのではないか? と、霧島は考えます。
「速いクルマ」と「遅いクルマ」。確かにあります。レースの世界では、9割はクルマの性能によって勝負が決まると言います。様々なスポンサーや金銭、利害関係が絡んで行われるレースと違って、我々クルマ好きは己の趣向の為、己の快楽の為、己の鍛錬の為に自らの愛車(パートナー)を選んだはずです。決して、速く走るのは勝つ為だけではないはずです。
まぁ、要するに何が言いたいかと言うと。
だから、ト○タは土屋博士みたいなことを考えて、ああいう「スポーツカー」ばかりを造ってるんですよ!
NSXとかGT-Rとかインプレッサとかランエボみたいな最初っからバカっ速のパーぺキなクルマでなくて、ああいう中途半端なクルマに「あえて」仕上げてるんですよ!
……きっと、きっとな!?(汗)
我ながら、「結局そこかい!」て感じですが、本当にト○タがそこまで考えてクルマを造ってるかどうかは知りません。ていうか、違うと思います(オイ)
本心を言えば、「多少遅くとも、乗ったら楽しくて。安く買えて、イジッて楽しいクルマ」。それこそが「あまり速くない」スポーツカーのメリットであり、また、クルマを楽しむ醍醐味そのものだと思います。
まぁ、運転免許取って一年半。クルマ乗って一年ちょいの霧島が語っても説得力のカケラもないテーマでございます、はい。本当にありが(ry。そりゃ、速い=楽しいって人だって多いだろうし。
でも、せめてMR-Sを「残念な子」扱いするのはやめてあげて! もうミッドシップの残りライフはゼロよ!?(ちげぇよ)
まぁ。トヨタの「スポーツカー」に乗ってる身としては、時々はトヨタを擁護したくなるんですよ。もちろん、トヨタのやり方その他もろもろに、色々と文句の一つも言いたい気持ちもありますけど……
……でも、速いんだよなぁ。ホンダのタイプRとか。2車線道路でインテグラに何回ちぎられたんだろうorz。一回乗ったら乗りたくなるんだろうなぁ。FDとか、スカイラインとか……。
……お金、貯めよ。