
一昨日の11月3日。文化の日のことです。
いきなり入籍届にサインしろと言われました。
幸か不幸か、残念かそうでないのかは不明ですが、霧島自身が結婚するとかいう話ではありません。もちろん、出来ちゃった婚とかも有り得ません。養子縁組というやつで、霧島自身も名字が変わるとか変わらんとかいう話です。
とりあえず、順を追って説明するには、霧島の家族構成からお話しなければならないでしょう。霧島の家の家族構成は、
祖母
父親
母親
姉
霧島
弟
の6人となります。今現在、母方の祖母を除く5人は父方の名字である『山田』(仮名)を名乗り、祖母は『田中』(これも仮名)となっています。
祖母の子供は母親一人のみであり、母親が嫁ぐと田中の家系が途絶えることとなります。そこで祖母は、父親を養子として入籍させることで家系を保つつもりだそうです。ですが、実際問題、父親以下5人は、山田姓を名乗ることとなっています。
祖母は、今は山田でもいいから、いずれは田中姓に姓を変えて欲しいらしいです。祖母は、
『結婚させる時、いずれはこちら(田中姓)に変えることを条件にして結婚させたのに、30年経っても一向に姓を変えようとせん』
と御立腹です。逆に父親は、
『そんなの嘘や。名字なんて変えなくてもいいから早く結婚してくれって言いおったんや』
と、祖母から言われたとかなんとか。さて、どっちがホントなんでしょうね?
ちなみに両親、昭和20年代生まれのわりには二人とも相当の晩婚です。父親で35歳。母親で、結婚したの30歳位じゃないですかね。
霧島はこの辺の経緯を、昨年の暮れに初めて祖母から愚痴として聞かされました。それから色々と聞いて回ったら、
父親→『実家の方から名字を変えちゃいかんと指示が来てる』
姉→『むしろ変えたい♪』
弟→『断じて変えない!』
という意見でした。ちなみに霧島自身は『別にどっちでもいい』という日和見的な見解でした。一昨日までは。
とりあえず現在、祖母は離婚も辞さないとかなんとか言ってるとか。まぁ、離婚うんぬんのいらぬ入れ知恵をしたのは、霧島本人に他ならんのですが……(これも昨年の暮れの話)
で、一昨日です。
霧島は、久しぶりの休日ということで、溜まったアニメを消化してました。将来の銀河の超時空シンデレラとなるランカ・リーちゃんが『私の彼はパイロット』を熱唱している時であり、霧島はニッコニッコしながらミス・マクロスのオーディションを鑑賞してました。
そこに姉がやって来て、「母親が『明日提出するからこれにサインしといて』と言ってた」と2枚の紙を渡されました。1枚目は養子縁組の届出で、全ての事項が記載されてあり、『20歳以上の証人2人』の欄には、姉のサインがしてあり、その下に霧島もサインしろというのです。そして2枚目。これは入籍届だかなんだかで、これにサインすると霧島の名字が変わると言う代物です。御丁寧に、サイン以外の所は既に記入済みでした。
霧島は、「『ふざけんな』、と母親に伝えろ」、と姉に言って叩き返しました。
霧島が叩き返した理由は、噂としては養子縁組やら名字が変わるとかいう話は聞いていても、正式に聞かされたことはなかったのにも関わらず、一昨日急に。あたかも当然のように自分の知らない所で話が進められていたことにえらく腹が立ったからです。
直後に祖母が『話がある』と持ちかけて来た時も完全に無視してさっさとMR2に乗って外に出て行きました。
叩き返したもう一つの理由。養子縁組届は、父親が祖母の養子となる、という内容でしたが、記載されている文字は、明らかに母親のもので、父親のものではありませんでした。それが気にかかったのです。
その後、父親が帰宅したので聞いてみると、『そんなもん知らん。承諾した覚えもない。無効だ』という返答。
『やっぱりな』
霧島は思いました。つまり、祖母と母親は共謀して、父親の居ない所で勝手に書類を準備し、全て秘密裏に戸籍を変更してしまおうとしていたのです。
『これが田中の家の女のやり口か』。霧島は今でも腹が立ってしょうがありません。叩き返すだけでなく、きっちりその場で破り捨て、母親と祖母に怒鳴りつけるべきだったと非常に後悔しています。あの連中なら、筆跡を変えて勝手にサインして役所に提出する位は平気でやりかねません。今頃、霧島の預かり知らぬ所で霧島の名字も変わってるかもしれません。
家を飛び出した霧島は、MR2に乗ってひたすら国道24号線を南下。最高速トライも行われており、その横風の強さで有名な、郡山~橿原間で無料開通している京奈和自動車道ではアクセルベタ踏み。何キロ出てたか?知るか、そんなもん。
橿原で降りると開放倉庫橿原店を物色。気晴らしにフィギュアでも買おうかと思いましたが、前はあった『バスむすめ』の在庫が激減しており、お目当てのものは見つからず。
しょうがないので、次は天理へと向かい、名阪国道に乗りました。
名阪国道とは、西名阪自動車道と東名阪自動車道をつなぐ『一般道路』で制限時速は60km。その勾配と曲がり具合は、高速道路の建設基準ギリギリと言われるΩカーブで有名な所です。制限時速は60kmというのは有名無実で、100km出して走ってても後ろから突進してくるトラック&一般車に煽られまくり、交通事故の多さでは全国の国道でぶっちぎりナンバー1という、悪名高き国道であります。
天理インターから名阪に入り、一応、覆面に気をつけながら高低差240メートルのΩカーブを右車線に入りっぱなしで駆け上がっていく。さすがはミッドシップ。登坂加速性能は伊達じゃない。中央分離帯の各所に残る生々しい交通事故の痕跡を脇目に見ながら針テラス方面に向けてアクセルを踏んでると、センターミラーに後ろから迫ってくるスポーツカーの影が……。小さくてよく見えないが、フロントガラスに張られた遮光フィルムに描かれた『NISMO』の文字。そして特徴あるブルーのカラーリング。『まさか34GT-Rか?』と思いつつ、シフトダウンしてアクセルを踏む。加速してみても、煽って来たりくっついて来たりもせず、一定の距離を取りつつ後続してくる謎のスポーツカー。スピードメーターは、名阪としては普通だが、Ωであることを考えたら少し速いかな、という数字。Ωを登り切ったあたりの直線に入り、勾配が緩んできた辺りで『自動車速取締り機設置』の看板が見える。『このあたりが潮時かな』、と思って左車線にレーンチェンジ。後ろはこちらが譲ったと思ってくれたようで、あっと言う間に追い抜いて行きました。ちなみに車種はS15シルビアでした。ターボの加速はやっぱ凄いわ。その後、もう一度右車線に変更して東へと。針で降りようかと思ったが、そのまま名阪上野ドライブインを目指すことに。
ただ、一つ気になることが。
『オービス……引っかかってないだろうか……』
前ばっかり見てて、どの辺にオービスがあるのかは気付かんかった。道を譲って再加速した後、どうやらオービスがもう一つあったらしい。基本、名阪ではメーター読み120km。実測110kmでないとオービスが作動しないらしい。スピードメーターをちらっと確認した時は、100kmちょっと超えてた……かもしれん。光った記憶もないから、たぶん……大丈夫だと思うがな……。前の15シルビアは引っかかったかも知れんけど。
名阪のオービスは『死んでる』『ダミー』という噂もありますが、こないだ知り合いが名阪でオービスにやられ、来年の年始まで免停を食らったばっかり。
とりあえず、おかげで少し頭が冷えました。
針を通り過ぎ、大内インターを目指して走ってると、目の前に一般車。煽ってると取られるのも嫌なんで、少し車間を空けてぼーっ走ってるとと、いきなり響くクラクション。ハッとして確認したらすぐ後ろ。1車身か2車身くらい後ろに軽トラックがついて猛烈に煽って来てる。『そんなに遅かったか?』と、メーター見たらそれでも90km。制限速度のおよそ1.5倍。まぁ、覆面だって、名阪ではこれ位ならよっぽど気が向かないと取り締まらんだろうけど。ていうか、前に車がつっかえてるの、見れば分かるだろうに、と左足でブレーキフェイントをかましてみるが全然動じてくれない……。名阪ではトラックが猛烈に煽って来る、クラクションを鳴らしてくる、と聞いていたが、実際に慣らされたのは初めてでした。でも、免許取って一年半経った位の時、初めて名阪を走った時はカルチャーショックだったなぁ……
とりあえず後ろは放っといて、そのまま大内で降りて、名阪上野ドライブインに入り、帰りは国道163を走って木津に帰りました……。
寒く冷たいのは11月の風。そして、世間と懐。温かいのは名阪上野ドライブインで食べた伊賀牛コロッケだけでした……
その後、家はどうなったかって? もうシラネ。どうにでもなれい。
参考:名阪国道↓
http://wiki.chakuriki.net/index.php/%E5%9B%BD%E9%81%9325%E5%8F%B7(%E5%90%8D%E9%98%AA%E5%9B%BD%E9%81%93)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E9%98%AA%E5%9B%BD%E9%81%93
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Posted at
2009/11/05 20:49:05