
一昨日の話です。
休みで家に閉じこもってるのも何なので、解体屋に行って参りました。
京都府南部に、八幡市という街があります。古くからクズ鉄や古紙回収、自動車の解体業者などが林立しており、近くにはKTCで有名な京都機械工具の本社もございます。また、工具専門店はもちろん、オートバックス・走り屋天国セコハン市場やアップガレージなど、DIYをする人たちや走り屋さん御用達の店も数多く存在します。
今回の目的は、予てから購入を考えているフロアジャッキやにトルクレンチ。そして、MR2のバンパーリテーナーの確保であります。
まずは、工具専門店『アストロプロダクツ』へ。
アストロプロダクツ。品揃えは良いのですけど、置いてある工具の9割方は、アストロプロダクツ自身のブランド工具でしたね……。他は一応、京都機械工具のお膝元ということで、申し訳程度にKTCが置いてあるくらい。(KTCの最高級工具『ネプロス』の工具セットとか初めて見ました!) しかし、アストロプロダクツの工具。どうなんだろう? 値段は安いのかもしれんけど、やっぱ中国製っぽいですね……。フロアジャッキも、16800円くらいでしたけど、めっちゃ『Made in China』の文字が……。下手すると3000円を割り込んでる小型フロアジャッキとかあったな……生産国不明で。
……まぁ、とりあえず、今日は下見ということで。
次に、セコハン市場とアップガレージへ行ってみる。両店とも、タイヤやホイール。車高調にバンパー。マフラー等が所狭しと並んでます。え? MR2のパーツですか? そんなんあると思うてか!(笑)
……残念ながら、MR2対応のパーツはカケラも見当たりませんでしたorz ロードスターやシルビア。インプレッサなんかは沢山あったんですけどねー。敢えて言うなら、MR2にベストマッチと言われるスカイラインGT-R純正ホイールが置いてあったぐらいかな(笑)
ちなみに、アップガレージでは、『中国製タイヤ』『中古ETC」『ナンバープレートカバー』の買い取りをやめたそうな……。まぁそりゃそうだろうね。
大したモノも見つからず、解体屋・『おばあちゃんのお店』へ。
おばあちゃんのお店には、今年の1月にⅢ型のSW20が入荷しており、霧島のMR2に装着されているバンパーも、それから頂いてきたモノでございます。ただ、その時。時間と手間の問題でバンパーリテーナーを諦めて来たのですが、結局、MR2の修理後、どうしてもバンパー周囲の歪みが残り、それをキレイに直すには、無傷のバンパーリテーナーが必要ということらしいので再び捜しに参りました。
結論を先に行ってしまうと、残念ながらSW20はもはや残っては居ませんでした……。でも、折角来たので色々と探してたらスターレットの姿が。弟に連絡したら、『リアのランプの球だけ貰っといて』とのことでしたので、6つ、電球を頂いて来ました。計100円也。
やはり平日ということで、お客さんも少なく、明らかに日本語じゃないよね的な言語を話している方々やら、明らかに肌の色が我々と違うよね的な方などばかりでした。
ちなみに解体屋で見つけた面白い車輛としてはこんな感じです。
日産のレパードですね。年式などは調べてないので分からないですが、結構古そうな感じです。ていうか初めて見ました……。確か、みん友のアルティマさんが昔乗ってたって仰ってたかな?
軽トラックの海。軽トラックがこれでもかこれでもかという位に並べられています。画像なんてほんの一部です。端っこにあった走行8万kmのキャリィのキーを回してみたら、フツーにエンジンかかりました。……ちょっと一台、マジで欲しいかも。
言うまでも無く、ホンダのビートですね。エンジンからミッション、幌まで、完全に抜き取られてました。残ってたのは純正のステアリングくらい。
ふと見ると、おばあちゃんと黒人さんがなにやら揉めてるし。
おばあちゃん『あんた、どっから来たん?』
黒人さん『(言葉が)ワカラナ~イ』
しゃあないから霧島。英語なんて話せないくせに
霧島『Where are you born?』
黒人さん『Dubai! Dubai!』
霧島『ドバイらしいで~』
おばあちゃん『ドバイか~。ドバイは景気ええんやってな~』
黒人さん『Do you speak English?』
霧島『At little……(汗)』
『A little』が正解ですね、ホントごめんなさい。どうせ英語なんて話せませんよ~。で、話聞いてたら、どうやらシートを一台分欲しいらしい。黒人さんについて行ったら、ライトエースノアの所へ行って、これのシートとフロアマットくれ。とのこと。
おばあちゃん『シート1台分セットで10000円!』
黒人さん『???』
霧島『Ten thousand Yen.』
黒人さん『ヤスクシテクダサ~イ!』
……それは知ってるのかい!! まぁそんなこんなで、通訳モドキをしてたら雨が降って来たのでさくさく帰りました。
しかし、霧島。解体屋でに居並ぶ車という車達をみて、いつも思います。もし、クルマに心というものがあるのなら、彼らは幸せだったのだろうか、と。
主を失い、解体屋に運ばれ、身体の一部をもぎ取られ、クズ鉄へとなりゆくのをただ待つばかりの車達……。彼らは、存分にその生涯を走りきることが出来たのだろうか? と。
こういう考えは、古来よりアニミズムをその信仰のドグマとしてきた日本人だからこその想いなのかもしれません。クルマだってしょせんは道具。物体に過ぎません。しかし、その道具だって、使って使って使い切らなければ報われないのではないだろうか。
そして今、目の前に並ぶクルマたちは、報われたのだろうか。
もう2度と走ることはないであろうクルマたち。温かく柔らかな春雨の降る中、そんな寂寥と哀愁を背に、帰路につきました……。
おまけ
で、帰ってから。高の原のイオンに行きまして。
駐車場を右往左往していると、どこかで良くみたテールランプに、どこかで良く見たリアスポイラーのクルマが……
大爆笑。京都ナンバーなので、ひょっとしたらみん友のシロスケさんかとも思いましたが、さすがに違いました。Ⅲ型のGT-S。それにⅤ型のリアスポイラーを付けてましたね。
しかし、このSWのホイール。SSRの5本スポーク履いてますが、これと全く同じホイール&Ⅴ型のリアスポ。ヤフオクで落札し損ねた記憶があるぞ……!?
まさか、まさか、ね!?(汗)
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解体屋 | 日記
Posted at
2010/04/03 21:11:04