
先日、「セラの系譜」が一通り書き終わりまして……
思った以上にセラ乗りの方、あるいはセラ乗り以外の方からも好評を頂きました。セラ乗りでも無いのに、セラについて語るのは如何なものかなとも思ってましたが、とりあえずほっとしてます。
元はと言えば、自分が読みたい物をまとめただけなのですけれども、「セラが好きになった」とか「セラに乗りたくなった」とか言われたらやっぱり書いた甲斐もあったかなと思うし、何だかんだで嬉しいもんです。
とは言えど、やっぱり自分はMR2に乗ってるもんだから、セラの「あるある」的なネタはあんまり書かんようにしてたのですよ……
でもまぁ折角なんで、今回はお礼と言うことで自分が知りうる限りのセラのネタでもまとめておこうかと。
・「挨拶」
「今日のダンパーの調子はいかがですか?」
「今日のエアコンの調子はいかがですか?」
これがセラ乗り達の間の挨拶であると言う(大嘘
まあそれ程故障し易い部品と言うことである。これをMR2に直すと「今日のパワステの調子はいかがですか?」となる。(これも大嘘
セラの基礎知識として、これだけ知っておきたいネタ。
・「ギロチン」
重量のあるガルウィングとリアハッチを支えるセラのガス封入ストラットダンパー。 このダンパーがヘタってくると、ドア&ハッチを全開にしても徐々に徐々に自然落下してくると言う……
重いガラスが面積の多くを占めている為、その衝撃たるや想像を絶するものである。これらのガルウィング&リアハッチアタックは、セラ乗り達から「ギロチン」と呼ばれて恐れられているとかなんとか。
ちなみに霧島は、昔、解体屋で70スープラのボンネットを開けて中を見てた時に、ギロチン喰らいかけました(滝汗)
・「ダンパーの支点移動」
そんなセラの生命線とも言えるダンパー。それに由来する、数多の犠牲者を生みだした「ギロチン」。
愛車の経年劣化と共に散って行った仲間たちの屍を超えて、遂にセラ乗りたちはダンパーへの負荷を軽減し、長持ちさせる奥義を生みだした。それが「ダンパーの支点移動」なのである。
具体的にはガルウィングのダンパー下部の取付位置を少しずらして角度を変更。これによってフリクションを発生させることによってダンパーへの負荷の軽減を図るものである……とはよく聞く(?)のだけれども、実際にどんなもんなのかはワカメ。
ちなみに新品ダンパー1本3万円也。セラの中古車は基本的に安いけど、購入を考えるならコレは考えた方が良いかも。
まぁ維持費と保険の安さでペイ出来ると思うけどね、永く乗るつもりならば。シ●ビアとかR●-7なんてどれだけおけねがかかることやら……
・「エアコン」
セラの生命維持装置……それがエアコンである。
ルーフ全体が透明なガラスとなっているセラ。それはつまり、太陽光線をほぼ無条件に透過してしまう構造であると言うことであり、乗員は夏冬問わず直射日光に晒されることになる。
もし、周囲にセラ乗りが居るならば――あるいはセラ乗りと話す機会があれば聞いてみると良いだろう、「暑くないですか?」と。「“熱い”」と答えてくれるはずである、間違いなく。
もし運が良ければ、夏場、駐車場などでエンジンをかけて冷房を入れて休憩しているのにも関わらず。ガルウィングが半開きにされ、外の空気を取り入れようとしている。またはガルウィングをパタパタさせて少しでも風を取り込もうと涙ぐましい努力をしているセラとセラオーナーの姿を目撃することが出来るだろう。(て言うか見た……)
エアコンの存在なくして、セラに乗ることは有り得ない。冬でも冷房が必要となると言う。
セラのエアコンは、他車種に比べて大きめの容量が確保されているが、それでもエアコンへの負担は大きいらしく、初期の頃のエアコンは「よく壊れる」とかなんとか。
エアコン修理費=約20万円也。整備性最悪のMR2ですらトランスミッションが交換できるよ、工賃込で(汗)
・「日除け対策」
そんな「走るビニールハウス」=セラ。当然のことながら、セラにとって日除け対策は重要なモディファイ要素となる。
ルーフ、リアハッチへの紫外線カットフィルム装着はもちろんのことである。しかし、フロントガラスへのフィルム装着は当然のことながら御法度である。
だがしかし、そんなセラのフロントガラスにも福音が訪れた! それがUV&IRカットガラス「クールベール」である!
紫外線だけでなく赤外線までもカットするという「クールベール」。これを取り付けた時の効果は絶大だそうな……
しかも「クールベール」を開発したのはセラのグラッシーキャビンを製作した旭ガラスだ!
・「全塗装」
メタリック系カラーでラインナップが埋め尽くされているセラのボディカラー。
発売から20年が経過する今、いくら国産随一の塗装クオリティを誇るトヨタ製と言えども、経年劣化によるボディ退色は防ぎようが無い。
そこで上がって来るモディファイプランの一つが全塗装。セラのボディは通常のクルマと違ってガラスが占める面積が大きいので下地処理にかかる手間暇が少なく済む=工賃が安いと思ってたら、しっかり普通車と同じ金額を請求されたでござるってのは時々聞く話。
・エンジンコンバート01 「4E-FTE」
嗚呼、ガルウィングの神よ。セラにさらなるパワーを与えたまえ……!
セラに搭載される自然吸気1500ccハイメカツインカムエンジン「5E-FHE」は最大馬力は110ps、最大トルクは13.5kg。パワーウェイトレシオは8kg台と決して悪くはないのだが、さらなる「Powerrrrrrrrrrrr!!」を求めてしまうのが人情と言うもの。それはもちろんセラにおいても例外ではない。
「トヨタにも『危険なクルマ』が2台有。1つはMR2、1つはスターレットのターボモデル」なんていうのは知る人ぞ知る伝説である。
セラがスターレットをベースにしていると言うのは周知の事実。ならばスターレットGTのターボエンジンをセラに搭載してしまえ! と思い立ってしまうのが、泥沼セラ魔改造への第一歩であろう。
「FFレイアウト+ターボエンジン」と言う禁断の組み合わせを誇るスターレットGT。EP71型の「かっとびスターレット」の頃から、そのじゃじゃ馬&ドッカンターボっぷりは有名である。
「青春のスターレット」と呼ばれるEP82型スターレットのターボエンジンは、いささかマイルドな特性になってはいるものの、1300ccエンジンながらも130psを発揮するトンデモエンジンを積む一台である。しかもEP82の車輛重量はたったの830kg! そんでもってトヨタクオリティによる使い勝手の素晴らしさも兼ね揃えてるんだから最強の一台である。
いくらグラッシーキャビンが重いとは言え、このEP82に+60kgの重量でしかないセラにEP82の4E-FTEを載せた時のフィーリングや如何に……!?
ただ、単に載せ換えただけでは思った程は速くならないと言う噂もチラホラと……。実際、スターレットのターボはブースト圧の「High/Low」切替スイッチとかもあるからねぇ。色々と難しいんじゃないかな?
でも強化アクチュエーターをつけた時の4E-FTEは、ブーストモード「Low」でもその加速は鬼。強化アクチュエーターを使わずとも、ホームセンターで買って来たワッシャーをアレコレ嵌め込むだけでアクチュエーター「強化」を行うと言うコスト100円裏技も……(ボソ
・エンジンコンバート02 「4A-GE」
嗚呼、ガルウィングの神よ。セラにさらなるパワーを(ry
近年、スターレットのターボのエンジンに替わる、新たなセラ用(?)パワーユニットとして脚光を浴びているのが「4A-G」である。
トヨタの1600ccDOHCエンジン「4A-G」。これを搭載するAE86型カローラレビン/スプリンタートレノはあまりにも有名である。ちなみにハチロク開発スタッフの一人がセラ開発主査の金子幹雄技師だったことはナイショ。
この4A-Gを、5速MTどころか。AE111型の「黒ヘッド」に加えて6速MTも一緒にコンバートしてしまえ! ってのがセラにおける究極のエンジン換装ではないかと。ちなみに黒ヘッドはNAでも165ps叩き出すので、スターレットGTよりもパワーがあります。AE101のスーパーチャージャー仕様なら170ps、これに載せた変えた人は聞かないけどね……
とは言えど、その載せ換えは一筋縄でいくハズも無く。エンジンマウントからドライブシャフトまで、ワンオフで製作するどころかフレームを切った貼ったせねばならないと言う噂もあり、これをやったクルマ屋さんが「もう二度とやりたくない」とうめくとか何とか。
まぁ詳しくは、やった人かクエストパワーに聞いてくれい。個人的にはセリカの3S-G「赤ヘッド」を載せたい所。
・サスペンション(流用)チューニング
馬力を上げたら、次にやらねばならぬのが足回りの強化である。
基本的にシャシーがスターレットなので、スターレット系からの流用が可能。スターレットは学生ジムカーナや学生ダートラで現役バリバリで大活躍のボーイズレーサーでもあるから、チューニングパーツにも困らない……かなぁ!?
スターレット、ターセル、コルサ、カローラⅡ、サイノス、ラウムあたりから流用が可能。ただし、年式とかマイチェンで細かい適合の可能不可能があるっぽいので、スターレット系に強いチューニングショップに聞くのが無難かと……
・リアブレーキのディスク化
セラ乗り垂涎の的、それがリアのディスクブレーキである。
セラは基本的にリアブレーキはドラム式である。ただしABS装着車のみディスクブレーキ仕様となる。リアディスクのブレーキ化……これもやはりスターレット系からの流用がメインとなるか。
・セラの特別仕様車
生産台数自体が少ないセラにも特別仕様車が2台ありました。
「セラ一周年記念特別仕様車 スペシャルパッケージ」、
「セラ アムラックス特別仕様車」の2台です。
平成3年5月のマイナーチェンジにおいて、セラ一周年を記念して250台限定で作られたのが「スペシャルパッケージ」。「匂い」を発生させるエアファンタジーや、特別仕様のオーディオ。熱線反射コーティングが施されたドアガラスなどが採用されていたそうです。
平成4年11月、トヨタの新宿ショールームである「アムラックス」の2周年を記念して生産されたのが「セラ アムラックス特別仕様車」。99台限定生産らしいですが、実売は19台と言う噂。
「アムラックス仕様」=通称「アムセラ」は、「ジェンティールグリーントーニング」と言うツートンカラーの専用ボディカラーを採用。ダークグリーンマイカとブルーイッシュグレーメタリックのツートンだそうです。(MR2の「ブルーイッシュグレーアージェンタムマイカ」とは別色)
他にも、特別色のホイールキャップや特別柄のフロアマット、シートなどが採用されていたらしいです。なお、アムセラはAT車しかなかったとか……
あの「MRスパイダー」もが裸足で逃げ出すぐらいの超希少なアムセラですが、あまりにもマニアック過ぎて知る人がおらず、たまに投げ売りされてるのが市場で見受けられます。
なお、アムセラのボディカラー名を聞いて、「シャーウッドトーニング」とか「スパークルウェーブトーニング」とか「スタイリッシュナイトトーニング」とか「プラチナホワイトトーニング」とか「ソニックシャドートーニング」とかを思い出した人は間違いなくMR2乗り。
・「ソルブレイン」
犯罪が高度化した時代。人の命と心を救うために、自らの青春を賭けて立ちあがった若者たちがいた。それが特装救急警察である!
祝! ソルブレインDVD化!
平成3年1月~平成4年まで放送された特撮番組、それが「特救指令ソルブレイン」である。ソルブレインは前年に放送されていた「特警ウィンスペクター」の続編となる作品であり、日曜朝のメタルヒーローシリーズ第10作にあたる。
この「ソルブレイン」に登場する「ソルギャロップ」と言うメカのベースが紛れも無くトヨタ・セラである。
『水素燃料を用いた高性能タービンエンジンを搭載し、最高巡航速度は時速600キロ、瞬時最高時速は780キロ』(Wikipediaより)
とのことで、セラにあるまじき超高性能マシンである。誰か、これのレプリカ作って下さい。
ちなみに。第7作の「世界忍者戦ジライヤ」では31型フェアレディZが。第8作の「機動刑事ジバン」ではポンティアックファイヤーバードトランザムが。第9作の「特警ウィンスペクター」ではシボレーカマロが。第11作の「特捜エクシードラフト」ではC4コルベットが。
第13作の「特捜ロボ ジャンパーソン」ではC3コルベットが。第14作の「ブルースワット」ではスズキ・キャラ(車輛協力がスズキだから、マツダのAZ-1ではないっぽい!)が使われているのであるが、相当コアな特撮ファンにしか全く分からないネタである。
ちなみにウィンスペクターにはFC3S型RX-7とかも出てました。
「ソルブレイン」をリアルタイムで見てた幼少時代……何故に霧島がセラ乗りにならなかったのか時々不思議……個人的にはジバンのレゾンが大好きだったけどね!
・飲料水「Sera」
1998年に発売された飲料水、それが「Sera」である。
りんご果汁、ローヤルゼリー、緑茶抽出物、カモミール抽出物などによって構成される清涼飲料水であり、ペットボトルと缶ジュースで発売された。
今も流行りのカロリーオフ飲料であり、飲めばしつこくない甘さが喉を潤してくれたとかなんとか……
「Sera」については下記を参照。
http://ww1.tiki.ne.jp/~robby/water_main.htm
http://gaden.net/sanjou/0/06sera.html
・セラのコマーシャル
確認出来る限りでは二つあります。
使用されている曲は、T-SQUAREの「Go For it」。収録アルバムは不明。
この曲は、青森放送『あおもりTODAY』。KBS京都ラジオ『青春ベジタブル』。OHK『フラッシュトゥデー』。などでも使われたとか何とか。
このCMが撮影されたのは早朝の神戸ポートアイランド。セラ独特のボディカラーによって、光の加減で色合いが変わってしまう為に、空に祈りながら撮影が行われたそうな。ドアの開閉はピアノ線によるものです。
そして、もう一つがコレ。使用されている曲は吉川晃司と布袋寅泰のユニット・「COMPLEX」が歌う「BE MY BABY」。COMPLEXのデビューシングルであり、オリコンウィークリー一位を取った曲らしいです。J-popは知らん。
ちなみにこの曲は2009年にbBのCMソングとしても使われてます。
bBもヴィッツベースだから、セラとは親戚とも言えるんだけどね……
・セラの兄弟たち
「世界は一家族、人類はみな兄弟」
15000台強と、悲しいぐらいに売れなかったセラ。しかし、そんなセラにも血を分けた兄弟たちが大勢いる!
「スターレット」・「ターセル」・「コルサ」・「カローラⅡ」・「サイノス」・「ラウム」。
これらスターレットベースのクルマ達は、まごうことなきセラの兄弟である。流用チューンも、彼らからの譲渡が基本となる。意外なことに、特にラウムとセラは深い縁のあるクルマなのであるが、それは後述。
セラ乗り達は、これらスターレットファミリー(特にサイノスあたりと)とすれ違うとなんだか嬉しくなるとか言う噂もあるが、向こうも同じように思っているかどうかは全くの別問題である(爆)
なお、スターレットの後継であるヴィッツを見て「ヴィッツ」→「スターレット」→「セラ!」という連想が出来る人は重症なので早いとこセラに乗り換えて下さい。え? お前ぐらいだって!?(汗)
・セントラルの「兄弟」
「トヨタのクルマには個性が無い」
これはトヨタ車を批判する際の常套句である。しかしながら、そんなトヨタの中において、異色にして異端。例外とされているクルマが2台ある。その1台は、もちろん「セラ」。そしてもう1台が「MR2」である。
そしてMR2は、開発室がセラの隣だったり、セラタイプガルウィングの試作車ベースとして使われたり。東京モーターショーではセラの隣に展示されたり。生産も同じセントラル自動車だったり、セントラル自動車のテレホンカードにはセラとMR2が一緒に写っていたりと、セラの傍には常にMR2の存在があったのである。
セラとMR2は、血の繋がらない「兄弟!(清水健太郎風)」と言える間柄なのである。
間柄なのではあるが、このことを知らないセラ乗り&MR2乗りの方が多いのは言うまでも無い。この事を知るセラ乗りの間においては、MR2を見るとちょっと嬉しくなるとか何とか言うけれども、MR2乗りで、そんなマニアックなことを知ってる人は皆無である(爆)
ちなみに。関西の方で、セラに乗ってる人とMR2に乗ってる人が結婚しちゃったって話は、セラ乗りの世界でもMR2乗りの世界でも有名な話。
・同じ釜の飯を食ったクルマたち
むかしむかしは1970年代のことである。初代「セリカ」と言うクルマがありました。
このセリカには市販車で初とされる(トヨタ2000GTを除く)5速マニュアルトランスミッションが搭載されておりました。この時、セリカの5速MTを担当した人物こそ、後にセラ開発主査となる金子幹雄技師でありました。
そして金子技師と共にセリカの5速MTを担当した人物で都築功技師と言う方がおられまして。この都築技師が何をした人かと言うと、セラの試作に使われた初代「MR2」の駆動系開発。4WDターボ化されたグループB仕様MR2=「222D」の開発、280psを発揮する「JZA70型スープラ」の開発、トヨタがスポーツカーと呼んだ数少ないクルマである「A80型スープラ」の開発。さらには「bB」「ファンカーゴ」「ラウム」の開発主査も務めたのでございます。
つまり「ラウム」と「セラ」は同じ釜の飯を食って育ったと言えなくも無いわけですね。型式名も「EXZ10」と「EXY10」で似てますし(笑)
あと、セリカ開発主査の長谷川龍雄技師は、スターレットの御先祖である「パブリカ」の開発主査も務められたお方でございます。言わばセラのお爺さんにあたりますね。
他にも、セラ開発主査の金子幹雄技師が「ハチロク」の開発にも関わったってのは知る人ぞ知る話……まぁこれを知ってるハチロク乗りがどれぐらいいるのかは知らないけれども(爆)
……とりあえずこんなもんですかね? これだけ知ってたら、セラ乗りの人に会った時に会話に困らんと思いますよ、たぶん(汗)
「未知への翼」、SERA。バブルの喧騒が過ぎ去ると共に忘れ去られて言った名車である。
SERAとSERAを愛してやまない者達に、弥栄のあらんことを!
関連リンク:
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「セラの系譜」 第01回 ~ヤング・プロジェクトの誕生~
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「セラの系譜」 第02回 ~ライブ&パフォーマンス~
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「セラの系譜」 第05回 ~Y3プロジェクト・エクステリア篇~
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「セラの系譜」 第07回 ~セラよ、翔べ!~(最終回)