• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

霧島のブログ一覧

2021年03月25日 イイね!

GRヤリスを試乗してきまして、

 桜の花も開き始め、すっかり春めいてきた今日この頃。今さらと言えば今さらですが、トヨタ・GRヤリスの試乗に行って参りました。



 2020年9月4日に発売になったGRヤリス。WRCの覇者となっているヤリスWRCのホモロゲーションモデルとして製造、販売されている車種ですね。フルタイム4WDスポーツとしてはセリカGT-FourやカルディナGT-Four以来、21年ぶり、あるいは13年ぶりの登場となるのではないでしょうか。

 また、昨今のトヨタのスポーツカーはZN6型86だったりA90型GRスープラだったり、他社との共同開発モデルばかりだったのですが、これは本当に久しぶりの純粋なトヨタ製スポーツカーでもあるはずです。なお、WRCに参戦してるアレはどう見てもトミー・マキネンのファクトリーに開発を丸投げしてるようにしか(ry

 しっかし。このエコカーだのハイブリッドだの電気自動車だの自動運転だのが世界の潮流でありトレンドとなっているこの御時勢にですよ。ハイパワーターボのフルタイム4WDのMT車、それも3ドアハッチバックなんてトンチキな(褒めてる)クルマを出してくるなんて。

 しかもよりによってトヨタから出たワケですよ。気でも狂ったんでしょうか(万歳三唱。ほんと、現トヨタ社長の豊田章夫さんの存在ありきなクルマですね。



 これがGRヤリスに搭載される1600cc直列3気筒ターボエンジン、G16E-GTS。最高出力は272ps、最高トルクは37.7kg!? テンロクエンジンですよね!? ばかなのしぬの?

 なお、このエンジン。エアインテークが2本あって、低回転と高回転で自動的に切り替わるらしーですよ。しかもこの時代に「手組み」で、きちんとテストやらもしてあってナラシ運転も不要らしーです。どうしちゃったんですかトヨタさん(白目

 インタークーラー(前置き!)強制冷却の為のウォータースプレーもばっちり装備。作動させると5秒毎に水が噴射され、合計15秒作動するらしーっす。なんすかこれ、90年代のラリーカーですか??



 それはともかく早速試乗です。張り出したブリスターフェンダーがたまらない。運転席に座ってサイドミラー見るたびに「ぷりん」としたフェンダーが見えて面白いです。ちなみにコレ、ボンネット、リアハッチ、左右ドアはアルミ製で、ドアの開け閉めがびっくりするぐらい軽いです。

 営業さんと友人を含めて、大人3名乗車での試乗スタート。テンロクのハイパワーターボなので低速トルクはスカスカかなーと思いきや、クラッチ上げただけでスッと動き出してくれます。この辺りはトヨタですね。なお、クラッチミートのポイントは、トヨタにしてはちょっと上気味ではありますが、86ほどじゃない。

 走り始めてギアチェンジ。アクセルを離してクラッチを切ると「パシューン」とブースト圧の抜ける音。往年のブローオフバルブみたいな派手な音はしないのですが、「これこれ、これでこそターボだよね!」という感じです。

 試乗は街中、あるいはその郊外が基本なので、4000回転以上はほぼ試せていないのですが、3000回転超えるといい感じでパワーが出てきます。エンジンサウンドは直3なのでお世辞にも上品ではないです。が、「ホゴォッ」という音が下品で下品で(笑)、ワイルドでめちゃいい味出てます。だいしゅき(はぁと

 シフトフィールは昔懐かしで「ゴクッゴクッ」という感じで入ります。ショートストロークではあるのですが、ホンダやマツダみたいにカチリカチリと入るアレではありません。いかにも剛性と信頼性のあるミッションだなと。なお、シフトノブそのものは500gぐらいあって、めっちゃ重いらしいです。

 また、ステアリングのレスポンスも極めてクイック。ちょっとステアを切ればキビキビ左右に振れてくれます。

 ボディ剛性が高く、ボディがひとつの剛体として機能しており、「剛性がある感覚」というのが逆に分からないレベルです。つまりボディがヨれないんですね。サスペンションも、ダンパーが細かく仕事してくれます。マツダのそれに近いかもしれません。

 前後のトルク配分は60:40が基本。スポーツモードで30:70。トラックモードで50:50。スポーツモードに切り替えると、リアから蹴り出されるフィーリングが街乗り程度でもよく分かります。とても好みでございました。

 ただ……アクセルに違和感があります。最近のクルマは基本的にどれもそうなんですけれど、アクセルペダルとスロットルがワイヤーで直結されているわけではなく、電子制御されてるんですよね。

 つまり、アクセルを1cm踏んでも、1cm分にはスロットルが開いてくれない。なのでパーシャルのそのまた下の、ほんと微妙なスロットルのオンオフが思い通りに機能してくれません。

 アクセルを強めに踏み込んでも本当にマイルドです。トヨタ的な味付けと言えば味付けですね。ゼロからスタートの時、クラッチ合わせる際に「あー、なんだか色々と介入してそう。クルマが自分で回転上げてくれてそう……」みたいなフィーリングもあります。iMTはオフにしていても。

 ぶっちゃけ。カタログスペックの割には過激さはナイです(街乗りではね)。それこそ昔のEP82型スターレットGTとか、SW20型MR2の方がよっぽど面白いです。重ねて言いますが、街乗りでは。あと、ステアリングのレスポンスもそれを愉しみたいなら86の方がやはり良いかなと。



 ちなみに最近のハイパワーターボとして考えると、FK8型シビックタイプR(2000ccターボ、320ps、40.8kg)と比べたら、まあシビックの方が過激だし、上質ではありますね。

 ゼロヨンだかゼロヒャクだかはGRヤリスの方が上らしいですけれど、エンジンの殺人的な吹け上がりは、やはりVTECのシビック。サスペンションもシビックは1/500秒単位で減衰力が常に変動するとか言うオドロキの仕様なので、足回りの質感もやはりシビックでしょう。まあ、GRヤリスよりも、最低でも+130万円~ですからね……クラスが違う。



 ディーラーの中であれこれとお話タイム。これが噂のGRガレージですね。って、あれれー、おかしいぞー? あ、ありのまま今起こったことを話すぜ! 俺はトヨペット店に来たと思ったら「日産マーチNISMO」に乗っていた。な、何を言ってるのか分かんねーと思うが(以下略

 見たところ聞いたところ、GRの認定中古車だそうなのですが、だとしてもディーラーの店内にこういうのを展示しちゃうあたり、最近のトヨタは寛容になったんだなとつくづく感じます。いい傾向だと思いますよー、(マーチニスモのペラペラクラッチとグニャグニャシフトで遊びつつ(おもしろい



 こちらがGRヤリスのカタログです。めっちゃ分厚くてめっちゃ立派なカタログです。ページを開くとエンジン、ボディ、サスペンション、4WDシステムの写真や主要還元表、技術説明がズラリ。そうそう、こういうですよこういうの。我々、クルマオタクが求めているのはまさにこういうのです。

 それだけには飽きたらず、アクセサリーとして強化クラッチに強化デフ、ロールバーとかまで用意されたりしてるワケですよ。このお店だけかもしれませんが、純正だけではなく、社外品のプロジェクトμのブレーキとかも選べるとか何とか(86でレースに出てる関係のようで)。素晴らしいですね(涙を流す



 GRヤリスのグレードとしては最上級の「RZハイパフォーマンス(456万)」、「RZ(396万)」、CVT・NA・FFモデルの「RS(265万)」の3つがある……とウェブサイト上にも書かれているのですが、よーくよーく調べると競技車としての改造を前提としたモデル「RC(330万!)」も存在しています。トヨタ公式サイトでは一切出てこないし(GRのサイトにしか載ってない)、カタログでも最後のページに1枚写真が載っているだけです。

 このRC。エアコンなしオーディオなし。ブレーキは18インチから16インチにグレードダウン(ラリーカーとして小径ホイールを履くことが前提)。ステアリングのギア比も違うらしく、RCだけ最小回転半径は6mもあるらしいです。

 でもRCは+4万円ちょいという破格でで18インチブレーキとホイールをつけられて、最小回転半径も元の仕様通りに。エアコンも当然のことながらオプション(12万ぐらい)で選べます。ヘリカルLSDはRZハイパフォーマンスにしか設定されませんけれど、350万弱スタートで、GRヤリスとしてのスペックのほぼ全てを手に入れられるという超お買い得仕様。コストパフォーマンスの極めて優れたとても素敵なモデルです。ウォータースプレーも+1万ぐらいなんでしたっけ。

 GRヤリスのRC。本当に心がグラッと来ています。見積もりして貰ったら、まあ370万ぐらいですね。この時代、このスペックのマシンが400万割るってちょっとあり得ないでしょう。安すぎです……。安すぎて売りたくないから、これカタログにあんまり載せてないんじゃないの!? というレベルです。

 ちなみに試乗に行ったディーラーでもRCは1人ぐらいしか選んでないとか。一方でRZハイパフォーマンスにオプションゴテ盛りで600万コースに到達した人もいるそうで。

 SW20を手放す気はない、ないが! これは本当に買う価値アリだと思います。ちょっと本気で考えようかなーと思ったり思わなかったり。けっこう心が動いています。うむ……

 うむ……


Posted at 2021/03/26 01:00:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2014年09月15日 イイね!

秋のFiesta

 9月に入り、急に涼しい日々。と思ったら、日中はやっぱり暑かったり。でも早朝は寒いぐらい。

 まぁまぁ、それでも過ごしやすい気候なんじゃないでしょうか。車に乗ってても、基本エアコン要らないですしね。

 そんな感じの今日この頃ですが、久しぶりにMR2のメンテナンスでも。今回はバッテリーの交換です。今のバッテリーは正直に言えばⅤ型を買ってからずっと使ってるので……最低でも4年ぐらい換えてないんですよねえ。

 別にエンジンの始動が悪いとかどうのこうのっていう不調は感じてなかったのですが。最近のバッテリーは徐々に徐々に劣化の症状が出てくるのではなく、ある日突然死ぬ。なんて聞かされ続けて来たので、そろそろ換えておこうかと思いまして。

 秋はちょっと遠出も多くなりそうだし、これから寒くなったら暖房も使い始めるでしょうし。出先で突然エンジンが掛からなくなったらシャレにならんので……ということで交換しとくことに。




 近所の量販店とホームセンターを何件か周って、新バッテリー探し。ちなみにSWの標準は55D23L。このクラスとしては、やたらでっかいバッテリーが搭載されてるんですよねSW20は。周りの90年代のスポーツカーに乗ってる人に言ったらビックリされます。

 だってSW20と同じエンジンのST202セリカですら標準で34B19Lとかですよ?GT-FourのST205は、55D26Lですけど……。なんだろ?SW独特の電動油圧パワステとかいう謎の機構が関係してたりするんですかね……?

 ああ、そう言えば余談ですが……。某社のクルマはオルタネータの容量が全然足りてなくて……。なのに最近はナビだのなんだのと色々と電気系に負荷が掛かる。結果あれやこれやで電気系が不安定となったりうんたら。確かに某社のクルマは、新車同然の車体でも片側だけバルブ切れしてるのをしょっちゅう見ますねえ……

 それにしても、このD23Lってサイズのバッテリーは地味に高いんですよねえ……10000円を割ってるの見たことないですよ。ホームセンターで税抜9800円とか言うのがあったんですが、メイド・イン・半島だったので、やめました。何となく。深い意味はない、たぶん。

 しかし、黄色い帽子とか言ったらメイド・イン・ジャパンと書いていても、安いものには製造元が表記されてなかったり……で、なんだかなあ……なので、それも避ける。

 かと言って、パナソニックのCAOSとか入れるのもオーバークオリティ感がハンパないですし……。ああ、基本的にオーディオとか電飾とかは一切使わない人なので、75とか100とか別に要らないです。そしてあれこれ考えた結果、自動後退で見つけた神戸電機製のKAシリーズ55D23Lにすることに。



 まあ……製造元不明のノンブランドバッテリーですら24ヶ月4万km保証を謳う中、12ヶ月2万kmとかいう短い期間・距離でしか保証の表記がなされてないのが逆に潔いんじゃないですかね。まあ……パナのカオスでも一瞬でダメになったって人もおられましたし……ものは試しですわ。

 交換は自分でやろーかなーと思ってたんですが。受付で聞いたら工賃500円の廃バッテリー代無料(←廃バッテリー代って概念も、どーなのかなーと思うんですがね……廃車代とかも然り)ってので、「ネタ」で作業して貰おうかなと。


 作業を頼んで、店内で待ってたらアナウンスがあったのでピットへSW20を移動させる。ピットにて「後ろから突っ込んで下さい!」とか言われた時点で「あっ、(察し」って感じですかね……w だって他の車はみんな前向きで突っ込んでボンネット開けて作業してますもの。

 「作業に、しばらく時間がかかります!」とは言われたのだけど、どーせ分かんないんだろーなーと思って、ちょっと離れた場所からじーっと見てたら、案の定右往左往してる。どうやらエンジンフードの開け方が分からんみたい。仕方ないので助け舟を出しましょうね、そうしましょうね。

「エンジンフード、どうやって開けるんですか……?」
「あー、やりますよ」

 霧島のSW、ちょっとエンジンフード開放のレバーにクセがあるので……これは自分でやった方がいいんですよ。なお、ちゃんとリアエンジン車ってのは把握しておられた模様。そして無事にエンジンフードが開きました。

「バッテリー、ひょっとして前ですか……?」
「そーですよー」
「ちなみにAWはどっちですか?」
「AWのバッテリーは後ろですよ」

 やっぱり分かってなかった。あ、でもちゃんとAWSWっていう型式は把握してたみたいなので、充分合格点なんじゃないですかね。と言うわけでフロントのボンネットを開けてあげる霧島さん。

「すみません、バッテリーどこですかね……」
「あー、やりますよ……」

 ボンネット内の荷物を全部引っ張りだしーの。スペアタイヤを外しーの……。はい、ようやくバッテリーが出て来ましたね。



 ここからは整備の人にお任せ。おかね払ってるのですから、お仕事もして頂きましょう。ネジとステーを外して、バッテリーを引っ張り上げ……引っ張り上げ……引っ張り上げ……られない……

 SWのバッテリーはすっごい奥まった所にあるんで、持ち上げるのが大変なんですよねえ。見るに見かねた霧島さん(四苦八苦する様子を横で眺めながら2828してたらしいw)

「いいか……よく目に焼き付けておけ……。SWのバッテリー交換は……こうやるんだぁ!」

 ボンネットに足を突っ込んで、バッテリーを高々と持ち上げる!まあオーナーじゃないと出来ませんよね、こんなのは……



 ちなみにこれが使ってたバッテリー。古河バッテリーっていう会社のものだったそうな。4年以上、お疲れ様でした。ものすごいよくもったバッテリーだったなあ……覚えとこ。

 これはスーパーライブサウンドシステム非搭載車ですし、そもそも霧島は車内で全く音楽とか聞かないですし、それで負荷が少なかったっていうのも理由かもですけどね。他にも、エンジンとバッテリーが異なる位置にあるので、熱やら何やらでバッテリーへの負担が他車種より格段に少ない……なんてのもあるのかな?(適当

 あとはネジを締めて貰って、無事に(?)バッテリーの交換は完了。作業の半分ぐらいは自分でやったような気がするのは、気のせいです。



「次からは間違えません!」

 素敵な笑顔の整備士さん。うん、頑張ってw たぶんこの先、MR2なんていじることはほとんどないだろうけどw

 ……え?整備の人が困るのを見て面白がってたんじゃないかって?やだなぁ~、ガソリンスタンドや量販店に行って、ウォッシャーだのなんだのと声をかけてくる店員さんにちょっといじらせてみて。助けを求めてくるのをニヤニヤ眺めるのはSWオーナーの特権……じゃなくて。客と店が互いに育て合うことこそが、この世界ではとっても大切なことなのですよ(キリッ

 まあ……この自動後退はですね……。今から10年ほど前には地元のSW乗りの人の旗振りで、MR2のオフ会とかをやらせて貰ってたりもしたらしいので……MR2に乗ってる人間としては感謝せんといかんお店なのですよ。昔は関西でもMR2のオフ会とかやったら、何十台も集まったって言うんですから、信じられませんよねえ……


 そんな自動後退がどうのこうのってのは、もうどうでもよろしい。バッテリー換えた所でエンジン始動が良くなったか?なんてことも全く感じられなかったけど、それもいいでしょう。そんなことよりも9月14日の日曜日は、三重の鈴鹿~四日市方面へ行って来たのですよ。

 もちろん夜勤明け。家までたどり着いて、2時間ほどSWの中で寝落ちってましたが何か?目が覚めて、なんとかSWから這い出してシャワーだけ浴びた後、フリクション=サンを拾って名阪国道を東へ走る。つか連休の名阪危なすぎワロエナイ。関トンネルに入った直後に急停車するあほがいて、しぬかとおもった。

 魅惑の名阪国道フルコースの後、国道1号線を鈴鹿方面。鈴鹿サーキット近くの「集合場所」へ。



 な、なんとか時間には間に合った……。そして集合場所にてHPK.Claesさんと合流。どもです~、去年10月の奈良モーターフェア以来ですかねえ。しばらく見ない内に、ランサークーペ……もといミラージュ・アスティもあれこれ変わってるようでw 鹿の急襲を受けたりバードストライクやらに見舞われたり色々とあったようですが、とりあえずは元気そうで何よりです!?

 そう言えば、奈良モーターフェア。今年は10月12日&13日なんですねえ……。東方紅楼夢とモロに被ってるじゃないですかーっ!やだーっ!

 今回はですね……Claesさんの近所(?)におもしろいクルマが入ったらしく。その試乗に行こうぜ!ってことで声をかけて頂いたのですよ。

 一旦、Claesさんの新居にお邪魔した後、三人でアスティに乗って四日市方面へ繰り出す。しかしアスティ……大人が3人乗ってもスイスイ走るんですよねえ……確か世の中には3人乗ったらひぃこら言う2000ccのヌポーシカー(しかも現行車種)があったような……(汗)

 やって来たのは四日市の日永近辺。イオンの発祥地と言うことだけあって、あちらこちらにイオン系店舗が乱立する国道1号線界隈。そして立ち並ぶ自動車ディーラーの数々。その一つであるフォード中部の四日市店へ……

 乗りつけるなり、笑顔で出迎えてくれる営業さん。Mr.Claes、しっかり顔覚えられてるやんw というかフォードの営業さん、みんな良い方ばかりでしたわ……外車って売るの大変だろうしね……。ということで、我々の主目的は次のクルマなのですよ。



 フォード・フィエスタ!1970年代より販売されている小型ハッチバック。日本市場では一時、ラインナップから消失していたようなのですが、2014年2月から再導入されることになったようです。とは言え日本では、数あるグレードやモデルの中から、一つだけしか売られてないみたいですがね……

 なお、フォードと言ってもこれは欧州フォード製でですね……北米ビッグスリーのフォードとは別会社って感じなのです。なので、いわゆるアメ車とはまた趣を完全に異にするヨーロッパ車なのですよねえ……ていうか初・外車っすよさりげに……(確か)



 フィエスタと言えば……最近は某・靴屋のおじさんのおかげでえらい有名になったような(笑)ああ、ケン=ブロックのフィエスタ。あれはフィエスタに良く似た何かです。

 もともとフィエスタは1000~1600ccの直3or直4エンジンを横置きにしたFF車なのですが……あのフィエスタは何をどうやったのかエンジンを縦置きにした挙句、AWD化!おまけに650馬力出てるとか言う魔改造マシンです。オリジナルのフィエスタとの共通点ですか?タイヤが四つあることぐらいじゃないですかねえ……(白目)

 ……え?世の中にはFTOのV6エンジンに換装しようとしてるミラージュがいるって?しかも加工が必要ない?エンジンマウントが共通だから簡単だって?それどころかランエボのエンジンやら駆動系やサスキットやバンパーやらフェンダーやらトランクやらの各ボディパネルをちょいちょいと移植したミラージュ・エボリューションが存在するって?
 
 やだなぁ~そんなことあるわけないじゃないですか~www いくら恐ろしいぐらいまでの部品の共用化を推し進めたかつての三菱でも、さすがにそこまではwwwそこまで……は……(乾いた笑い)


 で、フィエスタ。さっそく試乗しようとしたのだけど……試乗車が別の所に出払ってらしくて、今はないらしい。なんか人気らしいんですよ、フィエスタは……やっぱりジムカーナのせいですかねえ……。そういや東海圏でも、こないだセントレアでケン・ブロックのショーがあったらしいですね。その辺はClaesさんのブログが詳しいので、そっちを参照してくらはい。

 フィエスタの試乗車は夕方に戻ってくるらしいので、とりあえず代わりに別のクルマに乗ろうってこーとでー。こちらのクルマの試乗を頼みました。



 フォード・エコスポーツ。こちらは2003年より製造されている、フォードの小型SUVですね。こちらも本来はエンジンいろいろ、ミッションいろいろ、駆動方式いろいろ……なのですが、日本で販売されているのは1500cc自然吸気、6速DCTのFF車のみです。

 ブラジルのフォードで開発され、中国やタイなどで生産されている車種で、中南米では大ヒットとなった車種らしいですよ。

 全長4195mm、全幅1765mm、車重1270kgということで、かなりの小型車ですね……。参考までに書いておくとSW20型MR2で、全長4170mmの全幅1695mm、車重1220kgです。さすがにホイールベースは、エコスポーツの方が広いですけどね。

 ぱっと見た感じ、昔日本で流行ったシティ型オフローダーってやつかなあ……という様相なのですが、悪路走破性もなかなかの、なかなからしいですよ?さすがに試せないですがね……

 「20分ほど、自由に乗って来て下さい」という営業さんのお言葉を頂いたので、三人で交代で試乗開始。なお、方向指示器を出そうとしたフリクション=サンがのっけからワイパー動かしてくれたのは言うまでもありませんw 霧島さんですか?やだな~霧島さんは一度もワイパーなんて動かしませんでしたよ?

 で、乗った感じなのだけど……。うん……普通だね……。1500のNAってのもあるだろうけど、別にそんな加速がいいとも思わないし、まったりしてるし……。じゃあDCTの制御が素晴らしいか?って言われてもそんなこともない。

 「DCTはガタガタするけど、ダイレクト感があっていい」みたいに言う方もおられますが、普通のATやCVTとの違いが全く分からないですねえ……

 国道1号線から国道23号線へ。海山道一の交差点で信号を待ってたら……目の前を一台のMR2が通り過ぎてゆきました。Ⅴ型ウィングを装着したイエローのSW……

 えーとですね、SWのⅤ型にイエローはないのですよ。つまりわざわざⅤ型羽根を塗りなおして装着してるわけですが……。そんなことしておられるのは霧島の知る限り、一人しかおられないんですよねえ……。うん、やっぱり三重県にお住まいのYellow Challengeさんだった模様。まさかの(笑)ていうかお見かけしたの何年ぶりだったんですかねえ……

 さてはて。霧島もエコスポーツ運転したんですが……。ふわふわしてるステアリングの軽さは、まあいいのですよ。直進安定性の素晴らしさもグッド。だけど、別に特筆すべき事項って何もないなあ……って感じですかね……。外車だからってサスペンションが素晴らしい!ってのも全くないですし。これならマツダやスバルの方がまだ……

 普通も普通。だが、色々とアレな点はありまして……。内装パネルがチープ過ぎるんですよね……。いかにもプラスチックって感じの黒いダッシュボード。光の照り返しが凄いし、フロントシールドへの映り込みもこれまた酷い。ああ、メーターパネルの“ひさし”をつまんで揺すったら上下に揺れます。折れそうです。これはひどい。極めつけに、手で触ったらネチャネチャします。これはひどい。これはひどい。

「この内装、軽トラの方が上質じゃね?」
「まさかス●ルの内装が素晴らしいと思う日が来ようとは」
「信じられるか?これで本体価格250万なんだぜ……?」

 三者三様、内装についての大クレーム大会。開発はブラジルとは言え、さすがにこれの販売許可を出しちゃうのはどーかと思うぞ……?中南米ならまだしも、日本じゃあ……ね……

 いや、乗り心地はいいんですけどね……デザインも……なのだけど。「内装の質感なんて関係ないぜ!良さは乗ってみれば分かる!」っていうのも全くないんですわ。燃費がいいとか、値段が安いとかも当然ない。むしろ高い。うん、なんだかなあ……っていうのが率直な感想でした。はい。


 その後、ディーラーに戻って一度Dを撤退。アスティに乗って鈴鹿方面へと戻る。ていうか鈴鹿市って公共の建物がすごい金かかってるよね……学校しかり市役所しかり。これがホンダマネーってヤツなんでしょうねえ(粉蜜柑)

 お昼は、ブラジル系の食料品店で購入。鈴鹿は出稼ぎに来る日系ブラジル人の方たちが多いようで、そういった方向けの店がいくつもあります。伊賀上野にもいくつかありましたね。そこでハンバーガーと謎の果物のジュースと、こんなものを購入。



 ブラジルのコロッケらしいっす……。日本とブラジルじゃ、コロッケの概念がだいぶ違うみたいですね。日本みたいに衣をつけて揚げる……ってのがないっぽい。これなんかはパンと肉まんの間の子みたいな感じですがね。鶏肉が入ってて食べ応えありました。

 昼食後は、ForzaでTopGearテストトラック走ったりあれこれして(夜勤明けの霧島さんは途中で寝落ちってたw)、夕方になったらDへ向けて再出発。



 ついにねんがんの、ふぃえすたにのることができたぞ! 改めまして、フォード・フィエスタ。全長3995mm、全幅1720mm、全高1475mm、ホイールベース2490mm、車重1160kg。

 無鉛プレミアム1000cc直列3気筒ダウンサイジングターボの「エコブースト」エンジンに、セレクトシフト付電子制御6速パワーシフトオートマチック……つまり6速DCTを組み合わせる。

 営業さんも合わせて4人で乗り込み、試乗に出発。今回の一番手は霧島でして、Dの敷地から出る時に思いっきりワイパーを動かしたのはナイショだ!いいか!?絶対に秘密だぞ!?

 そして夜の四日市に繰り出すフィエスタ。その感想は……なにこれすごい。「しょせん1リッターのコンパクトカーだろ……?」なんて思ってたんですが、すんごいスムーズに鋭く加速する。え、これホントに1000ccあんの?最大出力100ps、最大トルク17.3kg?絶対嘘だ。

 そりゃー背中を蹴っ飛ばされるような暴力的な加速はありませんけどね……ゼロからの加速はもちろん、中間加速でも全くもたつかないんですよ。しかも大人4人乗ってるんですよ?これ。ギア比……そしてDCTの制御がいいんだろうな、これ……

 重量物300kgを乗せての、この加速。ブレーキも効く効く。初期制動が強い味付けってのもあるのでしょうが、ブレーキに全く不安を感じない。もうちょっとまろやかでもいいぐらいっすよ。

 ステアリングの味付けも秀逸。少し固めのフィーリングがいい感じですよ。直進安定性?素晴らしいの一言ですよ。これなら伊勢湾岸道はもちろん、悪名高い名阪国道だって余裕で走破出来るでしょう。ああ、内装の質感も上質です。ひさしがグラグラするなんてことは絶対にない。なんだったんだあのエコスポーツのアレは……

 4人乗車でコレなら、1人乗ったらどんだけ走るんですかねフィエスタは……。欧州車の底力、確かに見ましたわ……これは欲しい。どこぞの2000ccなFRより断然よく走りますぜ……これ……。是非とも日本未導入の6速MTモデルに乗ってみたかった。



 お値段は車両本体価格235万円。このお値段だと200万のアクアより割高ではありますね……。1800ccのオーリスRS6速MTあたりとドッコイって所ですか……。ちなみにヴィッツの1000ccモデルの一番上のグレードだと145万、ヴィッツRS5速MTで189万です。

 そんな感じの日本市場において、あえてフィエスタを選ぶ理由はあるか……?って言われると難しいかもですね……。後々の整備費用やら信頼性やらは耐久性を考え出すと、これはもう……

 ただ、楽しさや走りの良さってのを重視するならフィエスタは十二分にありでしょう。この手のクルマは、お金持ちのセレブのマダムのセカンドカー……って位置づけですしね……日本だと。



 マスタングかわいいよマスタング。空力なんて全く考えてなさそうなデザイン、これぞまさにアメリカン・マッスルカーですよね~。

 フィエスタの試乗を終えて、ディーラーを撤収。営業さんも夜遅くまでありがとうございました~。いや本当に楽しかったですよ、フィエスタは!Mr.Claes、声をかけてくれてありがとう~


 時間は19時。ディーラーを後にして、晩御飯を食べる場所を求めて右往左往してたらですね……1号線の日産の前あたりで、これまた黄色のSW20が走り去って行ったんですよね……

 痛いステッカーをちりばめた、あの黄色のSW……今度はドライバーの人の顔もしっかり見えたw どう見ても愛知のじぇにたんさんですw 何やってんすかwww まったく、どこで誰を見かけるか分かんないもんっすわぁ……



 結局、鈴鹿のイオンのフードコート(これまた懐かしい……年始の鈴鹿マイカーランオフで御飯食べた所だ……)でラーメン食べた後、Claesさんの家へ戻ってバーンアウト大会w

 「被害総額を競う」モードで。霧島さんが、他車にぶつかりに行く前に、突如後方画面外から出現した他車にぶつかられてゲームオーバーったり。はたまた全力で突進しながらも、全てスルーして通り過ぎてしまうという、いまだかつて誰も見たことのないような結果を叩き出したことは極秘事項である。

 そんなこんなで時間も22時過ぎ。みな次の日に響くっていうので、さすがにこの辺でお開きに。

 そっからはこれまた名阪国道をえっちらおっちら取って返して。加太のあたりでアストンマーチンにブチ抜かれたり、伊賀のあたりで、130km/hでスラロームしてくるムーヴに追い抜かれたりしながら奈良へ戻りましたとさー。

 みなさん、お疲れ様でした~!

Posted at 2014/09/15 14:03:43 | コメント(8) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2014年06月21日 イイね!

ご注文はけいとらですか?

 も う す ぐ ラ ブ ラ イ ブ ! が 最 終 回 で す ね (真顔

 ラブライブ!ですよラブライブ!キリシマ=サンのたった一つの生き甲斐だったラブライブ!ですよ。それがもうすぐ終わってしまうんですよ、どうしたらいいんですか!?(切実

 ラブライブ!……そう……電撃G'sマガジンの読者参加型企画として始まったラブライブ!ですよ……電撃読者参加型企画と言えば……そう、もうお分かりですね?あの伝説のシスタープリンセスの流れを汲む作品と言えなくもないんですよ。しかもノベルス版はシスプリの時と同じく櫻野公子と来れば、我々世代はもう落ちるしかなかったんですよ……ラブライバーであることを……強いられているんだ!(集中線)

 内容はアイマスに比べて昭和テイストてんこもり。なんかもー楽曲とか聴いてたら、80~90年代前半ぐらいを想起させるような曲がマジで多いんですよ。「微熱からMistery」とか!「青い珊瑚礁」とか!「硝子の花園」とか!もうタイトルからしてものっそい80年代臭じゃないですかーっ!やだーっ!

 海未ちゃんマジかわいい、ことりちゃんマジ天使。にこにーマジらぶにこ、真姫ちゃんマジ誘惑リボン。

 昨年の秋頃から生き甲斐を無くしてしまっていた霧島に生きる意味を与えてくれたのはラブライブ!でした。そう……私の今未来ラブライブにある……!願いが弾けるのですよ!



 ・8・ ・8・ ・8・ ・8・ ・8・

 そのラブライブ!が……ラブライブ!が終わってしまうなんて……こんなのぜったいおかしいよ。

 そんなこんなで悲しみに囚われて泣くだけの霧島なわけですが、ついこないだはMR2をメンテナンスに出して来ましてですね……。とりあえずエンジン下回りのオイル滲みの修理(シール類の交換。上は前にやった)と、O2センサーの交換(触媒も変えたかったけど、もうモノがない)。あとエアコンガスの補充と、オイル交換って所ですかね……

 もちろんそれらの作業がすぐには終わるはずもなく……という訳で絶賛代車生活中でございます。そして今回の代車は……コレだッ!



 アイエエエッ!軽トラ!?軽トラ!?ナンデ!?!?!?

 ……大東亜戦争の頃。当時の合衆国大統領であるフランクリン・ルーズヴェルトは海軍将校に次のように尋ねたと言います。「いつ日本を占領できるかね?」。そして将校はこう答えたと言います。「だめです。日本には軽トラがあります」、と……

 そう……日本が世界に誇る軽トラック……中でもキング・オブ・ケイトラと言われるスズキ・キャリィですよ。昔、エブリィのターボに乗ったことあるんですけど、キャリィは初めてなんですよ。

 いやぁ……代車は色々とあったらしいんですけど、

車屋さん 「代車、何がいい?」
霧島 「カローラで!(唯一の普通車)」
車屋さん 「あれは大事なのだからダメ」
霧島 「じゃあ軽トラで」
車屋さん 「おk」

 ……ってな感じで軽トラなのですよ軽トラ。いやだって唯一のマニュアル車でしたもん。



 ただ、MT車なのはいいんですけどねコレ……なんつーかもうクラッチが……クラッチがね……。うんもうこれスイッチだ。しかも踏み始めは重く、中間は軽く、踏み終わりは重いという謎のフィーリング。ああ、この瞬間がスズキだね……

 「クルマの味付け?何それおいしいの?クルマなんて走ればそれでいーんだよ!」と言わんばかりなんですよ。トヨタとかダイハツのに比べたらこれはひどい。人間の身体感覚ってものをもうちょっと研究して欲しいもんです。86/BRZも大概でしたけどね……

 ただ、ステアフィールは結構いいんですよスズキのくせに。そりゃもー初代ワゴンRとか二代目ワゴンRとかエブリィとかのパワステは酷かったもんです……軽ければいいってもんじゃねーんだよ!ってマジギレしそうな勢いで。

 なのにこのキャリィはやたらといい感じだから「おかしいなー」と思ったらノンパワステだったよ……そりゃいいわ!しかもフロントミドシップに近いFRだから、パワステ無い割にはけっこう扱いもいいしね。これはハイゼットトラックのノンパワステよりいいかも!?

 で、足回りは……これも意外といいんですよ、不思議なことに。特にフロント周りはいいと思いましたよー。けっこうちゃんと動いてくれるんですよ。軽トラだからガチガチに固まってて、全然ストロークしないのを覚悟してたけど、乗り心地とかも結構いいですよ。少なくともMR2よりは断然いいです(ぇ



 ただ、リアがかてーわ、やっぱこれ……フロントと違って全然ロールしてくれません。いやそりゃ軽トラなんだから当然なんですけどね……。でもリアの軽さも相まって、アクセル踏んでもリアに荷重が乗ってくれねーんですよ……。おかげでリアが不安定な感じがあってコワイ!



 小回りは……あんまり利かないねぇ……今まで乗った軽自動車の中でダントツの利かなさです。MR2の方が小回り利くんですけど……ホイールベースとかもMR2より短いはずなんですがね……ノンパワステだから、慣れてないだけかな?



 当然ウィンドウはクルクルウィンドー。集中ドアロック?何それおいしいの?あと、ワイパーのLowがやたら速いです。そりゃもうLowでMR2のミドルっすよありゃ……



 日差しが眩しいからサンバイザー降ろそうとしたら、助手席には付いてないし!



 いつも代車に乗る時の楽しみである、ラジオの「ならどっとFM78.4Mhz」を聴こうと思ったら、AMラジオしか付いてないし!


 なんか大量にスイッチを装着するスペースが無駄にあるし!

 ……などなどと突っ込み放題のクルマなわけですよ、このキャリィ。



 あ、でも見てください。この広い背中を。軽トラの荷台……。それは一、それは全。それはα、それはΩ。無限に広がる宇宙空間なのですよ……!

 かつて愛知県に三人の軽トラ乗りがいたと言います。ある日、誰かがその三人に問いかけました。「君たちは何を運んでいるの?」と。

 一人目の軽トラ乗りは、「仕事の荷物を運んでいる」と答えました
 二人目の軽トラ乗りは、「農作物を運んでいる」と答えました。
 三人目の軽トラ乗りは、「この国の未来を運んでいる」と答えました。

 ……そして三人目の軽トラ乗りは後に天下を取るに至ります。そう、これがかの有名な豊臣秀吉のエピソードですね(騙



 まぁまぁ、でも。このキャリィ……造りはいかにも安物!って感じですし、パワーもホントないんですけどね……これまたキビキビ走って面白いんですよ~。もう乗ってる間中ニヤニヤが止まりませんよ!?硬いサスでどっかんどっかん跳ねまくりますしね!まさにこころぴょんぴょん!ですよ!

 ……これまた面白いクルマに出会いました。ならば、この限界性能とやらを……その走破力の可能性を再検討してみたくなりませんか?なりますよね?ええ、ならないはずがないでしょうそうでしょう?私たちは……でしょう?

 ってなことでー。いつも通りにフリクション=サンに声をかけての走行テスト。まずは街中でのインプレッション……。いやぁ視点が高い!ビックリするほど高い!いつもMR2に乗ってると、周りのクルマが全部壁に見えるんですけど。キャリィに乗ってたらありとあらゆるクルマを睥睨できるんですよ!オデッセイあたりなら余裕で見下せます!(そうじゃない

 今までMR2だと見えてこなかった景色が見えてきます!世界が広がります!こんなにも宇宙は広かったのかと目が覚める思いです!まさしくこれはオープン・ユア・アイズ!

 そして市街地での走行テストを終えて……次のテストフィールドは……そう。高速走行テストです!



 舞台となったのは奈良県随一の超高速コースこと、京奈和スピードウェイ……。ひたすら直線が続く道路でして、ここで最高速トライを行う者もいるのだとか!?知り合いのライダーの人がX00km/h出したのはナイショです。

 工事中の郡山南インターから乗って、いざテスト開始。いつもは横風がものっすごいんですけど、今日はなんと無風だ!



 ぶちっぶちっと何かが千切れるかのような感触のギア。シフトフィールって言葉をスズキに教えてあげたい(無茶言うな)。ギアを3速に叩き込んで加速開始。そして4速、5速へ……。スズキが誇る銘機・F6Aエンジンが咆哮をあげ、トランスミッションが唸りを上げる!

 MR2に負けず劣らず、やかましい車内。ラジオ(558khz・ラジオ関西)が全く聞こえませーん!スズキはもっと防音と防振を研究すべきじゃないかな!?かな!?あと遮熱もね!どんどん熱が室内にこもって来るんですわコレ(だから軽トラに何を求めているのかと)

 厚く立ちはだかる空気の壁がボディを押し戻そうとする……。いやあ……スピード伸びないねぇ……途中で加速止まりますよ。上り坂だとそりゃもう全く伸びない。下りなら+5km/hぐらい乗るかな~って感じですかね。やっぱ空力って大事だね!(たぶんそこじゃない

 しかしそれにしてもこのミッション……3速と4速が離れまくってるんですよね……。シフトダウンする時、ウォンウォンウォン!っと三回ぐらい煽らないとスムーズにクラッチ繋がらんのですが……

 でもまあ、これなら何とか高速道路も走れるんじゃないでしょうか、たぶん右車線は走れませんがね……京奈和の制限である80km/hまでしか出してませんケド。とりあえずオーバーヒートしたりは全くしなかったのでヨカッタヨカッタ。K6AよりF6Aの方が信頼性高いんじゃね?

 なお、直進安定性(高速・低速ともに)については「キャリィ>>>>>>>>>>>>SW20」であることは言うまでもありません。いやぁ~キャリィは楽チンっすよ~(白目

 こうして無事に高速走行テストを終えたのはいいんですが……キャリィって高速道路を走るクルマじゃないよね~っていうことで……次なるプルービング・グラウンドにキャリィを持ち込むことに。次なるステージは……そう、いつもの山道、ワインディングチェックですよ!(←だーかーらー!



 これまたよく走っている柳生~布目~針のワンディングロード。適度なクネクネとアップダウンが愉快なコースですよ。

 なんつーかうん……コワイ!あんまりコケそうな感じはないんですがね……ブレーキ残してターンインするとリアが吹っ飛びそうだし。じゃースローイン・ファストアウトで軽くアクセル踏みながら回ったら?ってやったら今度はアンダーアンダーアンダー。何コレムズイ。FRってこんなに難しいの!?(たぶん違う



 普通に走ってる中でも、左足ブレーキ併用しないと安定しないんですがコレ……リアに荷物載せたらもうちょい安定するのかな……?アクティとかサンバーならどうなんだろ?

 ……ところで。噂では、九州にはコレでガケ道をバキューンするお方がおられるとかなんとか……。横に乗った人たちは口をそろえて「ソーマト・リコール」したと震え声で語るとか何とか……

 え?軽トラはリアを滑らせながら走った方が速い!?やめてください、しんでしまいます(マジ泣き)



 で、残念ながらワインディグ。ひたすら前を色んなクルマに塞がれてたので安全運転以外にしようがなかったよ……Oh....

 さすがにちょっと疲れたので休憩。久しぶりの針テラスなのぜ……ん?針テラス?針テラス……ということは……?



 んんw名阪国道しかありえませんぞwwww

 そう、日本で一番死亡事故が多い道路と言うことで超有名な名阪国道……むしろ事故が起こらない日はあるのかと。ああ、秋にはいつもここで運動会が行われるらしいですね(なぜか大分と愛知の方を見ながら)

 その名阪に針ICから合流……おーっと!加速車線に覆面パトカーだ!セレナ・ハイウェイスタ-がマッポから熱烈なサインを求められているぞ!?せっかくの土曜日が……ホリディが台無しだぞ、お父さん!アイエエエエッ!

 ていうかですね……合流できねー!無理!アカン!MR2なら余裕だし、プレオマイルドチャージとかでも余裕だったんだけど、このキャリィじゃ無理!初めて名阪の合流車線で止まりました。名阪の合流マジ命懸け……



 なんとか合流はできたものの、いやムリっす。右車線走るとかマジムリっす。10トントラックに押し潰されます。ひたすら左車線走るッス。オメガカーブ?もうのーんびり下ってますよ、そりゃもう亀めいてゆっくりです。実際安全です。



 ……名阪国道を天理東ICで降りて、下道を通って奈良市内方面へ……。関西はちょうど田植えの時期。水田のあぜ道の至るところに白い軽トラが止まって、麦わら帽子のおじいちゃんが農作業に徹してる……

 いやぁ……いいねぇ……やっぱ軽トラはこういうのがよく似合う。田んぼにあってこその軽トラですよ。決して最高速トライしたりとか峠でヒャッハーしたりとかはしてはいけない。ましてや強化板バネ入れたり、ワイドボディ化したり、ワゴンR用ターボエンジンを載せたり、カプチーノ用LSDを入れたりはしてないけない(強い戒め

 でも軽トラはいいよね……軽トラは心を潤してくれる……。心だけではなく日本人の食卓を潤してくれますよ……一家に一台は軽トラ欲しいよね……駐車場代さえなければ欲しいんだけどね……(一気に現実に戻る)

 どうかこれからも、日本の軽トラに弥栄のあらんことを。

Posted at 2014/06/21 20:32:25 | コメント(10) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2014年02月28日 イイね!

久々のトヨタテクノミュージアム

 ……今週の月曜火曜は珍しく連休だった。突如降って湧いた連休。前日の晩まで単発の休みだと思ってたから全く予定も立てておらず……とりあえず月曜日は、ならまちに繰り出して、アニメイトで東方鈴奈庵の2巻を買ったり、6年ぶりぐらいに餅飯殿近辺の古書店街を巡ったり、色々と。

 その後、クルマで奈良市内を適当に走り回って、いつものキタムラで中古カメラ漁り。そちらでは特に何も収穫もなく、再びSWに乗って撤収を開始。んで、しばらく走ってると、なーんか後ろのクルマがパッシングしてくる……



 アイエエエ!トッポ!?トッポBJナンデ!?

 ドーモ、フリクション=サン。キリシマです。おうふ、ふりくしょんさんのトッポBJだったYO……。割と近所に住んでるのだけど、こうしてお互いに自分のクルマに乗ってる時に遭遇するのは初めてっすなぁ。

 せっかくなんで、とりあえずファミレスに入ってグダグダ駄弁ってまして。連休でヒマだし、どっか行こうぜってな感じで話してまして、「そうだ、名古屋へ行こう」ってことになったとかなんとか。


 翌日、朝の9時20分に奈良を出発。久々の名阪国道フルコースかーらーの、東名阪→名古屋高速で、名古屋へGoGo。



 やって着ました名古屋県(ぇ。名古屋駅すぐ近くにある、ここは産業技術記念館“トヨタテクノミュージアム”ですよ。名前の通り、トヨタ系の博物館ですよ。ここに来るのはセラ・ガルウィング・フリークのオフ会に潜入した時以来なので……2年と4ヶ月ぶりだそうな。

 もっと厳密に言うなら、2012年3月の東方名華祭が、この近くのサンライフ名古屋で開催されてたので、その時にも少し立ち寄ったんですけどね。

 SGFの時に初めてここに来て、その展示物の面白さにヒャッハーしてまして、写真も色々と撮って来たのだけど、当時は一眼レフの使い方ってのがよく分かっておらず、写真も手ブレ連発で全く使い物にならなかった……てなことで、いつかリベンジで来たいと思ってたのですよ。ようやく来れたのぜ……


 産業技術記念館。元はと言えばこの建物は、明治44年に豊田佐吉が設立した豊田自動織機の栄生工場だったそうな。そしてそれを産業遺産として保存しつつ、繊維産業と自動車産業の技術の発展の歴史をテーマとした博物館として再構成したものだそうで。

 大きく分けると、「繊維機械館」と「自動車館」の二つから成るトヨタテクノミュージアム。ぶっちゃけ、全部観てると、いくら時間があっても足りません。長久手のトヨタ博物館と比べたら、もう次元が違いますよ……。前回も、自動車館だけでいっぱいいっぱいでした。とりあえず今回は、繊維館の方から入ったけど、もう早足で通り過ぎて、自動車館方面へ。



「シボレーを分解・調査することから始まった」

 豊田佐吉の発明した自動織機によって、豊田自動織機は日本を代表する大会社にまで成長する。そして、発明王と呼ばれた佐吉が作りたくて仕方のなかったもの……それは飛行機と自動車であった。

 1933年(昭和8年)、佐吉の長男である豊田喜一郎が、豊田自動織機に自動車部を設立。まずはオートバイ用のエンジンを入手して、それを研究、調査、複製することから始められる。続いて、米国のゼネラルモータース製のシボレーを入手。これを分解、スケッチ、材質調査、再組立を繰り返すことによって、自動車作りの基礎研究が進められることとなった。ちなみに写真の、メガネの人が豊田喜一郎ですねえ。



 当時、自動車と言えばGM、そしてフォード製のものが日本国内を席巻することとなっており、日本車などというものは実質的に存在していなかった。だが、いつまでも外国メーカー、そして外国車を取り扱う商人に暴利を貪らせるわけにはいかない。そして何より、自動車産業を育成することは、国内全体の産業工業技術のレベルを引き上げることに繋がり、安全保障上においても非常に重要なことであった。

 政府も国産車の開発と量産を奨励するようになり、二つの会社を国産自動車メーカーとして認定することとなる。その一つが横浜に拠点を置く日産自動車、そしてもう一つが愛知に拠点を置く豊田自動織機・自動車部であった。

 稀代の実業家・鮎川義介は、経営破綻の危機にあった久原鉱業(現・日鉱金属)を日本産業と名を改め、再生することに成功。さらに多くの企業を傘下に治めることによって日産コンツェルンと呼ばれる大財閥を形成するに至る。そして昭和8年、日産は日本自動車工業(現・いすゞ)よりダットサンの製造権を無償で譲り受け、ダットサンの量産体制確立を図ることとなる。

 多くの資本家たちの出資とによって成立し、政府とも強く太い繋がりを持つ“国策企業”日産自動車。一方で豊田は、どれだけ大きな会社に成長していたとは言っても、あくまでも豊田一族の手による、三河の田舎の私企業に過ぎなかった。「失敗すれば、これまで豊田が築いた莫大な資産は全て失われ、豊田は確実に潰れる」。多くの反対と反発が沸き起こる中、豊田の自動車開発は始まった。



 1934年(昭和9年)には、A型エンジン第一号が完成。翌1935年には、乗用車・A1型が完成する。喜一郎が作りたかったのは当然のことながら乗用車であった。だが満州事変の激化により、軍部からトラックの生産が強く要求されるようになる。

 これを受けて豊田は、一旦は乗用車の開発を中断し、同じコンポーネンツを用いたG1型トラックの開発を推し進めることとなる。同1935年にはG1型も完成し、それと同時に量産も行われることが決定する。だが、このG1型は非常に脆弱な代物で、完成発表会へ向かう道中で、故障・破損が頻発する有様であった。



 ……とまあ、トヨタの自動車開発史も色々とあるのだけれど、これを書き出すと、それこそ本が一冊書けてしまうんで、この辺にして。展示物でも見ていきましょうかね。まずは、こんなコーナー。



 トヨタの歴代主要(?)エンジンのカットモデル。トヨタ(トヨダ)がシボレーを真似て初めて作った直列6気筒のA型エンジンに始まり、戦後に開発した直列4気筒S型エンジン。初代クラウンのR型エンジン、初代カローラのK型エンジンなどなど……。全てではありませんが、電気仕掛けで内部が作動する様子も見られるようになってます。
 


 U型エンジン。排気量697cc、空冷水平対向2気筒で、28ps・5.4kgmを発揮。1961年発売の初代パブリカに搭載されたエンジンであり、これを積んだトヨタスポーツ800などは有名なのではないかと。水平対向エンジン+FRレイアウトのスポーツカーというコンセプトは、現代の86/BRZに受け継がれたとか何とか。まー、トヨタはことあるごとに2000GTとヨタハチを持ち出したがりますけどね……

 決して高出力のエンジンではありませんでしたが、大人が一人で持ち上げられるぐらいの重量しかなく、レースにおいても、数十分でエンジンを換装できてしまったとか何とか。



 3A-U型エンジン。1500cc水冷直列4気筒エンジンで、1979年に登場したAE70系4代目カローラ/スプリンターや、初代ターセル/コルサに搭載されました。

 当時はFRが主流でしたが、この直後よりトヨタは一気にFF化を推し進めるようになり、1600ccクラスにおいては、この3A-UをベースとしたFF用ユニットが開発されることになります。その代表例が、いわゆる4A-Gエンジンなわけです。当初はFF用とFR用が混在してましたけどね。



 1G-GTEU型エンジン。2000cc直列6気筒エンジンで、日本で初めてツインターボを装備したエンジンです。G型エンジン自体は1981年の6代目クラウン後期型より登場しており、2005年頃まで採用され続けたロングセラーエンジンです。

 この1G-GTEUは、1985年のマークⅡ/チェイサー/クレスタに搭載されたものであり、185ps・24kgmを発揮することになります。

 展示されているカットモデルは電気によって作動し、タービンの回転音がとってもナイスデース。



 そしてこれ!幻のトヨタ製ロータリーエンジン!ロータリーは従来のようなピストンやシリンダーを持たないタイプのエンジンであり、軽量小型低振動なエンジンということで注目を浴び、後に唯一市販化に成功するマツダのみならず、トヨタや日産も研究開発を行っていました。



 解説は見ての通り。ちょっとこれ以上に詳細なことは不明ですね……。知っての通り、ロータリーエンジンは非常に燃費も悪い上に、エンジンオイルを消費したりと色々と問題が山積みなエンジンだったわけですが……この解説によると、なんとトヨタはオイル消費の問題を、実用化できるまでにクリアしていた模様。ただし、燃費の問題によって開発は中止された、と。

 トヨタ基準での「実用化」ということを考えたら、コレ、さりげにマツダ製のよりクオリティが高かったんじゃないかなと思うんですが、どうですかねえ? つーても、トヨタだって直噴のD-4みたいに不具合が頻発したり、ZZ型でオイルを食ったりと、問題を抱えたエンジンも多いので何とも……ですけどね。トヨタ本社とかに行ったら、たぶん史料も残ってるんだろうなあ……見てみたい。



 1982年に登場した、トヨタ初のエンジン横置き型FF車、カムリ/2代目ビスタのシャシー。エンジンは初代の3Sじゃないですかね?

 トヨタの中型クラスとしても初のFFであり、国産のDOHCエンジン横置きFFとしても国産初だったとかなんとか。よーするに、これをそのままリアにまで平行移動させてミッドシップにしたのがSW20シリーズなわけっすなぁ……何度も言いますが、「MR2はバックしたセリカ」ってのは間違いです。



 そしてコチラ。そのカムリ/ビスタを初めとして、セリカや2代目MR2などに採用されたトランスミッション。エンジン横置きFF車用のミッションで、S型エンジン用ってとこですかね。うん、なんかもう見慣れたミッションっすわw



 内部構造、うん、よく分からん! とりあえず二本のワイヤーを使ってコントロールするってのが、独特なんでしたっけコレは。んで、ワイヤーの先にあるブッシュがヘタって来て、ミッションの入りが悪くなる、と……

 このミッション。5速からリバースに入れようとすると引っかかって入らないのですが、これは走行中に5速からリバースに入れ間違えないようにと、設計上でそう作られてるんですよね。そして、その仕組みを作ったのが、JZA80型スープラ開発主査の都築功さんです、確か。



 日本初のデジタルメーターとなった、2代目ソアラのメーター。いやぁ時代を感じますねえ。よろしくメカドッグを思い出すとか何とか。横浜はカオスの街、そしてターボは万能、はっきりわかんだね(ぇ

 採用されたのはソアラが初ですが、実はこれは初代MR2開発の過程で生み出されたものなんですよね。結局はコストの関係でAWに実装されることはありませんでしたが、2代目ソアラ、そしてAE86型カローラレビン/スプリンタートレノ、A60型セリカXXなどなどに採用されることになりました。はい。



 日本初のハイブリッドカーである、プリウス。プリウスって確かまだ開発費を回収できてないんでしたっけ……。そもそも初代プリウス自体、売れば売れるほど赤字になるクルマじゃなかったっけね……確か何千億円か。

 それを尋ねられた時、プリウス開発を指揮した和田明広副社長は「たったそれだけの金額で、市場で『実験』して貰えるんだからいいじゃないか!」というようなことを述べたとか何とか。どう考えるかはあなた次第!(ビシッ



 初代、二代目、三代目のプリウスのバッテリーとパワートレーン。1997年登場の初代プリウスの最高出力は74kWで、燃費は28.0km/L、販売台数は12.3万台。まだまだイロモノの域を出ず、ガソリンエンジンとモーターの制御バランスも拙くて、ドッカンターボのようなフィーリングだったとか。なお、九州にはフルエアロ&GTウィングを付けた初代プリウスが(ry

 2003年登場の二代目は、バッテリーの小型化に成功しつつも最高出力は82kW、燃費は35.5km/L、販売台数は119.2万台! この頃からですねえ、エコカーエコカー言い出したのは。二代目プリウスも初期の頃はまだまだクセの強いクルマだったらしいですけど、途中からだいぶ改善されたとか何とか。

 2009年登場の三代目は……パワートレーンのサイズはほぼ変わらず、最高出力は100kW、燃費は38.0km/L。そして販売台数は……185万2千台……だと……?なお、台数はまだまだ増える模様。

 80~90年代のスポーツカー好きの人らにはプリウスを毛嫌いする人が多いけど、プリウスもけっこう面白いクルマだと思うんですけどね……



 そしてこれ! 博物館の中に工場が再現されてるのですよ。戦前のトヨダAA型の組み立てに始まり、材料のプレスや、各パーツの溶接、接合、エンジンブロックの輸送システム、塗装、シャシーとの組み立てなどなど……ちょっとした社会見学っすな。



 ダンリー社製の600tプレス機。実際に作動してる光景が見られるのですが、そりゃもう博物館全体に振動と轟音が響き渡るのですよ。

 実際の現場には、2000tプレス機ってのがあったり、確かさらにその上を行く圧を実現したプレス機もあるんでしたっけね……



 メインボデー組付自動溶接機。メインの骨組みに、ルーフやフェンダーなどのパネルを上方、そして左右から同時に取り付けて溶接し、モノコックボディに仕上げるシステム。つか、これだけ複雑な機械をよく作るもんだ……そっちの方が驚きっすわ……

 そういえば、これとは別にスポット増自動溶接ラインってのがありまして……その溶接ロボットのアームには「KAWASAKI」の文字が……カワサキか……カワサキか……


 ……とまあ、他にも色々とある……ていうかあり過ぎて困るぐらいに展示物があるのだけど、この辺で。気がついたら普通に3時間ぐらい自動車館を見て回ってましたわ……これにプラスして繊維館を見てたら、普通に6時間コースですわ……。なお、この時、どこぞの会社の新入社員っぽい連中が研修で見学に来てましたが、一瞬でいなくなりましたとさ。モッタイナイ。

 とりあえず腹も減ったので、トヨタテクノミュージアムを撤収。どこかで、きしめんと味噌カツでも食おうってことで名古屋駅の地下街で迷子になったり色々と。結局は名古屋駅西口のエスカできしめんを食っておりましたとさ。

 久々の名古屋行きってことで、本当は大須にも行きたかったし、中古カメラ店も回りたかったのだけど、そこまでは時間がなかったのぜ……つーか、トヨタテクノミュージアム自体、まだまだ回り足りないぐらいっすわ……

 さーて、名古屋。次はいつ行けるやら……


Posted at 2014/02/28 14:24:31 | コメント(3) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2013年09月27日 イイね!

ぶらり九州ひとり旅 ちゃんぽんと……ヴィッツ!?



 2013年9月22日、午後4時頃。北九州は小倉、西日本総合展示場。霧島は無事に大⑨州東方祭8への参戦を終えて会場を離脱したわけですが、帰りの夜行バスの出発時間が夜中の10時ということで……ヒマーでヒマーを持て余してたわけですよ。

 とりあえず西日本総合展示場周辺をぶらぶらしてみるけど、なーんもない……ベスト電器に入ってみたけど、やっぱり面白いものは何もなく……。福岡市内の天神ってとこまで行ってみようかとも思ったけど、小倉からだと遠いみたいだし……とりあえず、あるあるCityとかいう面白そうな店(?)があったんで、そこを物色した後ネカフェで時間でも潰そうかと思ってたら、大分のゆーさくさんから通信が入る。

 そこで色々と話してた結果、「龍剛さんの所は電車で行ける。しかもそんなに遠くない」ということが判明致しまして……マジで? なんかもう、小倉からだと電車とバスを乗り継いで2~3時間ってイメージがあったのですよ(汗)



ゆーさくさん 「お気をつけて(笑)」

 ……色々とひっかかるような気がせんでもないが、てなことでJR小倉駅。全く知らない地名やら駅名やらがいっぱい(汗) 九州だけでなく、関門海峡を越えての山口方面へも電車が出とるのね……。とりあえずゆーさくさんから教えてもらった駅名を探して切符を購入。ホントだ、そんなに遠くない。

 しかし九州の電車っておもろいね。駅員さんがフェラーリのバッグ持ってたり(近鉄だと会社指定のバッグ)、一つのホーム内で、先発電車のすぐ後ろ(ほんと数十センチ後ろ)に次の電車が待機してたり。極めつけは普通列車にトイレがある……だと……?

 トイレのある電車なんて関西じゃ近鉄特急ぐらいしか見たことないよ……あとは新幹線ぐらい。奈良県で分かりやすく例えるなら、大和西大寺駅行き各駅停車にトイレがあるんすわ……

 地元福岡のコスプレイヤーさん曰く、「それが当たり前だと思ってました」とのこと……さすが修羅の国は一味も二味も違うぜ……ッ!



 小倉から大分方面へと向かってひたすら南下。電車に揺られつつ窓外を見てたら、意外と景色は京都府南部と変わらないなぁ……と。うんまぁどう考えても奈良よりは小倉近辺の方が都会ですしおすし。

 そうして小一時間ほど電車に乗ってたら、見覚えのある景色が見えてくる。目的の駅に到着。ホームに降り立ち改札へ……ってあれ?自動改札じゃないの!? 切符を駅員さんに渡して……って、入場の検札も、ハンコですかそうですか。いや、それ言い出したら地元にあるJR西木津駅なんて無人駅だけどね(汗)



 龍剛さんのドライブイン龍馬。ここに来るのは2月3日以来だから……もう7ヶ月以上前の話なのか……時が経つのは早いとかなんとか。前回はここまで来るのにはゆーさくさんのEP3、ここから撤収するのには貧坊さんのカプチーノで送って貰いましたっけ。あの時はありがとうございました。

 久々の龍馬。ここのおススメはから揚げちゃんぽんってことだそうで。朝のマクドから何も食べてなくてお腹減った。とりあずちゃんぽん定食を注文。龍剛さんにもご挨拶。

 顔を見るなり「お、霧島くん」と、龍剛さん。一度しかお会いしたことないのに、ちゃんと顔まで覚えて頂いていて恐縮でございます(汗)



 店内にはクルマの写真がいっぱい! これでもまだ一部なんですよねえ。さすが九州のクルマ好きが集まる店。軽自動車からGT-R、フェラーリまで何でもござれ。

 店内に置いてある雑誌やコミックも、当然自動車関係が多いっす。



 先日、軽自動車の耐久レースに出場した時のものなのでしたっけ。これは、結局、幻となった貧坊さんの勇姿(笑)

 貧坊さんも今日に限って、「仕事で遅くなる」とのことだそうで……Oh...。ひょっとしたら久々にお会い出来るかもと思ってたのですがorz



 ちゃんぽん定食。唐揚げ2個入り! ここの唐揚げはホントに美味しいですよー。そこらのブラジル産のを中国で加工して冷凍輸入ってのとは違いますよ。荷物が荷物だったのでお持ち帰りできなかったのが残念なところ。

 野菜たっぷりの熱々ちゃんぽんを食す。一週間近く経った今でも、舌に味が残ってます。いやもうほんとにお腹空いてたんですよ……ごちそうさまでした!


 そして食後は……今回も、恐れ多くも龍剛さんの横乗りを体験させて頂くという(汗)



 前回はSW20のⅢ型ターボだったのだけど、今回はヴィッツRS。しかして、コーナリングはSWより早いとか何とか(滝汗)

 ナビシートに乗り込むと、左手でセーフティバー、右手でドアポケットをしっかり握り、左右両足をしっかりニースペースに踏ん張らせ、腹の底にグッと力を篭める。時刻は18時ぐらいだけど、やはり九州は日の入りは遅い。まだまだ明るい国道をヴィッツは走る。

 その車内、「女とは何ぞや!?」みたいな話を龍剛さんから聞かせて貰ってましたよ。いやまぁ霧島、大⑨の後は女の子と食事の約束が入ってたのだけど、ドタキャンされて行き場を無くして、龍馬にやって来たんすよねえ……

 国道を右折して、ヴィッツは県道へ。さあ……来るぞ、来るぞ……ッ! セーフティーバーとドアポケットをギュッと握り締める。右折した瞬間、ヴィッツは猛然と加速を開始ッ! さすがに1500ccのNA・FFということなので、SWのターボみたいな暴力的な加速ではないけど、ってちょいまってこのスピードでコーナー、ブレーk アイエエエエエエッ!

 夕暮れのカントリーロード、ドエライ勢いでヴィッツは駆ける。え、ちょっとまってこれヴィッツだよね?いくらRSとは言え、ヴィッツだよね?タイヤもハイグリップとかじゃないよね?なんでこんな速く走れんの? スピードメーターこれ壊れてるよね?よね?そうだと言ってよバーニィ!

 コーナーが迫る度に絶叫したい衝動にかられる。いやでも今回は前回と違って心の準備ができてるから何とか耐えられるッ!(精一杯の強がり) 右へ左へ、でももう寄り切られる寸前。目の前に迫る交差点。よし、ここでちょっと休憩できる……あれ? 減速は?減速は?減速しない? こんなスピードで曲がれそうな交差点、目の前のどこにもないよ?ブレーキは、アァアアアアアアアアッ!

 い、今タイヤ滑った! リアタイヤ滑ったよ! てか、なんであんな速度で、あんな狭い交差点が曲がれるの?なんでアンダーでないの?どうしてあの勢いで直角に曲がって転がらないの!? ニュートンが逃げたぞ、追え!

 ……世の中は、物理法則よりも速く走れるとんでもない人がいる模様。必死でしがみついてる霧島の横で、龍剛さんは涼しい顔。「やっぱヴィッツはダメ。ほらもうブレーキがフェードした」。けむり! 煙出てる!ブレーキから! 確かこれ弁当配達用のクルマじゃなかったでしたっけ!??

 「そう……これは夢……これは夢なんだ。 ぼくは今、夢を見ているんだ。目が覚めたとき、ぼくはまだ12歳。起きたらラジオ体操に行って、朝ご飯を食べて、涼しい午前中にスイカを食べながら宿題して、午後から友達とプールにいっておもいっきり遊ぶんだ・・・」

 ふと気がついたら龍馬に戻って来てました。どうやらイベント疲れもあり、龍剛さんの「セーフティドライビング」の中で思わず眠ってしまっていた模様。そうだ、きっとそうなんだ(ぇ

 ……しかしおかしいな。快眠してたはずなのに、さっき食べたちゃんぽんを戻しそうなのは何故だろう? ……何故だろう!?

「お気をつけて(笑)」

 ……そーいや誰かが言ってたなぁ(汗)

「ヴィッツはMR2に比べた加速が全然。でもMR2もZに比べたら全然。でもZもGT-Rに比べた全然」

 ……あのー、龍剛さんがGT-Rに乗った日にはどんな走りするんですかい……(本気の怯え)。貧坊さん曰く、「俺、初めて公道で○00km/h出す人見ました(震え声)」って言ってたっけ。あれ? あの時はZでしたっけ。

 その後も色々と貴重なお話を聞かせて頂きまして……。「スキーへ行った時、マイクロバスを借りてねえ。女の子が『私、もうバスに乗れない』とか言い出して。かなり後で会った時、一言目に『……私、まだあれからバスに乗ってないから』とか言ってた」とか何とか……うん、なんか貧坊さんも高速バスツーリングについて何か語ってた気がする(汗)

 いやでも気合入った! ありがとうございます! ちょっと食事がポシャってクサッてたんですけどスッキリしました! やっぱクルマが一番だよね!!



 霧島は20時の電車で小倉に戻るってので、龍剛さんが駅まで送ってくださいました。何から何までありがとうございました。ちょっと自分はこれから先が不透明なんで、どうなるか分からないですけど、次に来れるなら来年2月にまた来ます!

 ……しかし電車、30分に一本しかないなぁ……(汗



 ガタゴト電車に揺られてウトウトする内に、再びの小倉駅……。最近は自分の周りがバタバタしまくってて、陰鬱なことも多く、大⑨も本当はどうしようか迷ってた部分があるんだけど、いやほんとに来て良かった……。

 九州は楽しいよ!? 九州の人たちはみんな本当にバイタリティに溢れてると思いますもん! 関東、東海、関西と全国のイベントを周って来たけど、九州の人たちが持つ活力はどこにも負けてないですよ!



 時間は22時。まもなくバスがやって来る。大⑨州帰りの人たちがあっちこっちで見受けられる小倉駅北口。メーテル&一郎、それにハーロックともお別れだな……

 九州、また来るのぜ……さよなら、また会う日まで……



 小倉駅から10時間。ようやく再びの京都駅。もうすっかり日は高い。ここから家までさらに一時間。旅は、まだ終わらない。
Posted at 2013/09/27 14:48:55 | コメント(4) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記

プロフィール

「@辺境伯 通勤快適(?)仕様なので、距離がどんどん伸びます。じゃんじゃか傷んできます……」
何シテル?   01/30 16:31
こんにちは。基本的にはぐれ者です。 一般に広く受け入れられて支持を得ているようなものよりも、マイナーなものや、世の中から認められないもの、あまり人気のない...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

17万kmを超えて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/04/30 22:55:21
アスク・スポーツ 
カテゴリ:チューニング&パーツショップ
2011/11/07 17:09:24
 
トヨタテクノミュージアム 
カテゴリ:トヨタ
2011/09/24 22:39:02
 

愛車一覧

トヨタ MR2 トヨタ MR2
〓詳細〓 ・車種:トヨタ MR2 ・型式:SW20 ・年式:平成10年5月登録 (Ⅴ型 ...
トヨタ MR2 トヨタ MR2
〓詳細〓 ・車種:トヨタ MR2 ・型式:SW20 ・年式:平成8年4月登録 (Ⅲ型) ...
その他 その他 その他 その他
弟の東京土産……って言っても、普通に奈良でも売ってる一品。 日記用の画像保管庫です。

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation