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2010年01月31日 イイね!

備忘録 10 「SW20」 ~2代目MR2の登場~ その6(最終回)

備忘録 10 「SW20」 ~2代目MR2の登場~ その6(最終回)1984年6月8日に、日本初の量産ミッドシップ車であるMR2(AW型)が発売されてから、5年――

数々の困難、葛藤。事故と苦難。昭和と言う激動の時代を乗り越えた平成元年の1989年10月17日。遂に、2代目MR2=SW型がその姿を現したのである。






※画像は、当時のカタログに掲載された『Midship Express』のピンナップ。動画は、SW20型MR2のプロモーションビデオです。ただし、動画は、全てがトヨタが作成したオリジナルのままであるのかは不明です。


~MR2 SW20の登場~

先代のAW型MR2は、自らをスポーツカーとは呼称せず、あくまでもミッドシップ・ランナバウト。即ち、『小型でキビキビ走るミッドシップのスポーティカー』と位置づけていた。

しかし、SW型MR2は、それとは打って変わり、『日本一速いスポーツカー』を目指して作られたクルマである。同じく1989年に発表され、翌年に発売された日本初のミッドシップ・スーパーカーであるホンダ・NSXや、日本初の量産ミッドシップ4WD車となるはずだった日産・MID4も、未だ開発中の段階であり、SW型MR2は日本初のミッドシップ・スポーツカーとして華々しく登場した。

トヨタ自身、SW型MR2の広報活動として、様々なイベントを企画。開催した。

まずは1989年10月17日。時刻は午後3時30分。東京はレールシティ汐留において、SW型MR2の発表会を大々的に行った。

薄曇りの天候の中、巨大なテントと、4m×3mの200インチ大型ビジョンを設置。スタッフは皆、『New MR2』のロゴをあしらった赤のブルゾンで身を固め、司会者には大石吾朗氏を起用。豊田章一郎社長も自ら挨拶を行い、黒沢元治氏の息子であり、トムスのグループAで活躍していた黒沢琢弥選手と、元F1ドライバーであるパオロ・バリラ選手によるSW型MR2のデモランも行われた。

なお、その日は芝の東京プリンスホテルにて開催されていた日産・インフィニティQ45の発表会場から、観光バス3台で報道関係者を移送するなどもトヨタは行った。

そして、10月17日から12月17日までの2ヶ月間。大型トレーラーが牽引するガラス張りコンテナに真紅のSW型MR2を積載し、計3台のトレーラーが全国のトヨタオート店、ビスタ店を巡行するという、『Midship Express JAPAN TOUR』と題する前代未聞の企画も行われた。このトレーラーは10月17日の発表会にも、もちろん登場しており、SW型MR2のコマーシャルにも使用されている。

↓MR2(SW20型)のコマーシャル↓




※使用されているBGMは、高橋幸宏の『FAIT ACCOMPLI』です。


また、10月21日から11月19日まで。全国8会場で『ニューMR2エキサイティング・フェスティバル』が開催された。さらには成城・明治学院・大東文化・一橋・青山学院・立教・成蹊と、7つの大学の学園祭と共同で『大学学園祭ミスMR2コンテスト』を行い、12月3日の『MR2スーパー・エキサイティング・フェスティバル』で決勝戦を行うなど、多額の金銭と時間、人間を費やしたイベントの数々が行われた。


~SW20の走行性能とその評価~

完成したSW20・MR2のデータは、下記の様なものであった。

全長×全幅×全高:4,170mm×1,695mm×1,240mm
ホイールベース:2,400mm
車重:1,240kg
エンジン :『3S-GTE』2.0Lターボ
最高出力:225ps(165ps)
最大トルク :31.0kg(19.5kg)

※データはターボモデル『GT』のもの。カッコ内はNAモデルのデータ。

なお、参考までに同クラス車種のデータを記載すると

・マツダ・RX-7(FC3S)

全長×全幅×全高: 4,335mm×1,690mm×1,270mm
ホイールベース: 2,430mm
車重:1,230kg
エンジン: 『13B』ロータリーターボ
最高出力:215ps
最大トルク:28.0kg

・日産・シルビア(S13後期)

全長×全幅×全高:4,470mm×1,690mmmm×1,290mm
ホイールベース:2,475mm
車重:1,120kg
エンジン: 『SR20DET』2.0Lターボ
最高出力: 205ps
最大トルク:???kg

全長×全幅×全高=3,950mm×1,665mm×1,250mm。ホイールベース=2,320mm。車重1,020kgのAW型後期モデルと比べれば、ボディサイズは全体的に拡幅されてはいるものの、同クラスの車種に比較すれば、一際コンパクトな仕上がりとなっている。車重は他車種と比較して若干重めとなっているが、この車重の重さは、隔壁の多いミッドシップの泣き所でもある。

最大出力の225psとは、2Lエンジンの出力としては世界最高のものであった。そして0→400加速では13.9秒。筑波サーキットを1分9秒台で駆け抜ける新型MR2は、有馬和俊技師の想いの通り、2リッタークラスとしては『世界最速』のスポーツカーとなったのである。

ただ、このSW型MR2(通称・Ⅰ型)は、有馬和俊技師の不安通り、その足回りの弱さ、ボディ剛性の不足などから、非常にピーキーな運動特性となってしまい、『すぐにスピンする』『欠陥車』『危険なクルマ』というレッテルを貼られることになってしまう。当時を知るプロドライバーも、『乗る時はいつもヒヤヒヤしていた』と述べたり、日常でも『交差点でスピンした』という話も存在する。

※ただし、このⅠ型に対する評価は賛否両論あり、『いくらチューニングしてもスピンする』という意見もあれば『少し足回りを弄っただけで高い性能を発揮する』という意見もあります。また、『危険』と切り捨てる人もいれば、『MR2で一番楽しかった』と言う人も居ます。いずれにせよ、Ⅰ型は高い性能を持ちながらも、それを乗りこなすには、かなりの腕前を必要とした、ということではないでしょうか。

それらの世間からの酷評もあり、SW型MR2は2年後の1991年12月にマイナーチェンジを実施。通称・Ⅱ型へと進化する。ここでは、特に足回りに関して大々的な見直しが行われ、ホイールサイズも14インチから15インチへとインチアップ。Ⅰ型を大きく上回る走行性能と、Ⅰ型から180度転換した好評価を得ることとなった。

その後もSW型はマイナーチェンジを続け、Ⅲ型ではさらなる馬力と、高速走行を視野に入れた仕上がりとなり、最終型のⅤ型では、可変バルブタイミング機構=VVT-iを装備したBEAMSエンジンを搭載し、NAモデルでも200psを発揮するまでになった。

MR2は、トヨタの評価ドライバーの中でもトップに位置するマスタードライバーの称号を持つ成瀬弘氏をして、ストラット式サスペンションの持ち主としては世界一と言わしめる程であった。しかし、年月を重ねる間、同クラスにスバル・インプレッサや三菱・ランサーエボリューションなど、280psを発揮するような2.0Lターボ車が登場し、もともと足回りやシャシー設計。ボディ剛性などに弱点のあったMR2は、馬力合戦、開発合戦などの負のスパイラルに陥ることを避け、1999年8月にその幕を降ろします。そして、MR2は、本来のコンセプトであった『ミッドシップ・ランナバウト』。決してパワーと速さだけがクルマの楽しみではない『Fun to Drive』をモットーとしたオープンモデル『MR-S』へと姿を変えることとなりました。


~スポーティからスポーツへ。トヨタの挑戦~

今や米国のビッグ3を抜き、名実共に世界一の自動車メーカーとなったトヨタは、昔から、AE86型スプリンタートレノ/カローラレビンやAW11型MR2などの『スポーティーカー』を作っても、『スポーツカー』を作ることは決してありませんでした。

『トヨタのクルマには個性がない』とは、トヨタを批判する際に良く用いられる文言です。しかし、トヨタがあるクルマを、ある一定のそこそこ高いレベルで開発し、さらにはローコストで仕上げるという能力に関してはあらゆる自動車メーカーでも群を抜いていることは紛れもない事実です。

SW型MR2が登場し、A70型スープラが販売されていた当時、黒沢元治氏は『トヨタは一度、ギンギンのスポーツカーを作ってみればいい』と述べました。

その後、実際。SW型MR2をその先鋒として、トヨタが『スポーツカー』開発に取り汲んだ時代が確かにありました。そして、そのフラッグシップとなったのが、セリカの上級モデル=セリカXXの流れを汲み、『グランドツーリング』から一転して『スポーツカー』となったA80スープラでした。スープラは、日産・スカイラインGT-Rやマツダ・RX-7(FD3S)、ホンダ・NSXの様に特殊な4WDシステムも、ロータリーエンジンも、ミッドシップレイアウトも搭載することなく、ベーシックな直列エンジンとFR駆動形式だけで、国産最強クラスにまで上り詰めました。

※ただし、MR2はSW型においてもカタログ上で『スポーツカー』を名乗ることはありませんでした。


日本には、ホンダや、日産、マツダなど、その独自、独特の技術、機構を持って『世界一』の称号を手にした個性的なスポーツカーを開発して来た国産自動車メーカーが数多く存在します。

しかしながら、スポーツカーの至高であり理想であった『ミッドシップ』を実現させたのは、そのいずれでもなく、『スポーティー』に徹して来たトヨタでありました。

ミッドシップには、日常における使い勝手の悪さという、市販上の大きな欠点があります。この欠点を可能な限り克服しつつ、さらにスポーツカーとしての性能を兼ね備えるというのは非常に困難な作業であり、これを達成するには、非常に絶妙で、優れたバランス感覚が求められます。そして、そのミッドシップ車を現出せしめたのは、バランスを考慮したクルマ造りにおいて極めて高い能力を持っていたトヨタでした。

MR2以降、ホンダのNSX、ビート。マツダのAZ-1/スズキ・キャラなどのミッドシップ車が発売されましたが、NSXはその性能の高さはあっても、極めて高価なものとなってしまい、ビート、AZ-1はスポーツカーではない『軽自動車』となりました。さらには、日産のMID4のように、市販に至らないクルマもありました。

そんな中、MR2は、販売台数10万台を超え、世界で最も売れたミッドシップ車となったのです。

もちろん、MR2がマイナーなクルマであることは否めません。しかしながら、安価で庶民にも手が届き、そして同時に速さを追求することも出来るミッドシップとして、その存在は唯一無二のものとなりました。

たかがトヨタ。されどトヨタ。決してスポーツカーの雄とは言えないトヨタが、このようなクルマを開発し、市販していたという事実は、もっと評価されるべきことではないでしょうか。


そして2009年。ライトウェイトスポーツカーが絶滅してしまった2000年代において、トヨタは二つのクルマを発表します。未発売ではありますが、一つは『FT-86 Concept』。そしてもう一つは『レクサスLFA』と呼称されています。

『FT-86 Concept』は、日産のS15シルビア以降、途絶えてしまった『FRスポーツカー』をコンセプトとしたものであり、『クルマ本来の運転する楽しさ、所有する歓びを提案する小型FRスポーツ』と位置付けられています。

また、『レクサスLFA』は、台数限定のクルマでありながも、最高速度300km/hオーバーの性能を発揮する、NSXをも超える性能と価格を備えた国産の『スーパーカー』でした。

スポーツカーにとって最も重要なファクターであるものは『トータルバランス』と言われます。スポーツカー、スーパーカー全滅の今の時代に置いて、トヨタがこのようなクルマを発表するというのは、別に不思議なことではなく、考え方によっては『トヨタだからこそ出来た』なのかもしれません。


そして、それら、トヨタのスポーツカーの魁となったのは、間違いなくSW型MR2でした。

SW型MR2。それは決して広く受け入れられるスポーツカーとはならなかった。

しかし、発売から20年が経過した今も、そのパーソナリティを超えるクルマは存在しない。




参考文献:

・「日本初ミッドシップ トヨタMR2とトヨタスポーツ」/岡崎宏司(新潮文庫)

・「トヨタテクニカルレビュー」Vol.47/オーム社

・「CG CAR GRAFFIC」1983年12月号/二玄社
・「driver ドライバー」1985年10月20日号/八重洲出版
・「CARトップ」昭和59年6月号/交通タイムス社
・「CAR and DRIVER」1990年1月10日号/ダイヤモンド社
・「ベストカー」号数不明(グループS仕様AWとMID4の記事について)/三推社
・「Best MOTORing」1990年1月号/講談社

・「ベストカーガイド増刊 オールアバウト TOYOTA MR2」昭和59年8月/三推社

・「CARトップ ニューカー速報No.23 MR2」/交通タイムス社
・「CARトップ ニューカー速報No.74 NEWスープラ」/交通タイムス社

・「モーターファン別冊 ニューモデル速報 第78弾 新型MR2のすべて」/三栄書房
・「モーターファン別冊 ニューモデル速報 第257弾 MR-Sのすべて」/三栄書房

・「J's ネオ・ヒストリックArchives『TOYOTA MR2&MR-S』」/ネコ・パブリッシング

・「I LOVE A70&80 TOYOTA SUPRA」/ネコ・パブリッシング

・「ハイパーレブ Vol.21 トヨタMR2」/ニューズ出版
・「ハイパーレブ Vol.50 トヨタMR2 No.2」/ニューズ出版
・「ハイパーレブ Vol.63 トヨタMR-S」/ニューズ出版

・「タツミムック チューニングトヨタ MR2&MR-S VOL.1」/辰巳出版
・「タツミムック チューニングトヨタ MR2&MR-S VOL.2」/辰巳出版
・「タツミムック チューニングトヨタ MR2&MR-S VOL.3」/辰巳出版


・「MR2 AW10/11」前期型カタログ
・「MR2 AW10/11」後期型カタログ

・「MR2 SW20」Ⅰ型カタログ
・「MR2 SW20」Ⅱ型カタログ
・「MR2 SW20」Ⅲ型カタログ
・「MR2 SW20 ビルシュタインパッケージ」カタログ
・「MR2 SW20」Ⅳ型カタログ
・「MR2 SW20」Ⅴ型カタログ

・「MR-S」前期型カタログ
・「MR-S」後期型カタログ
・「MR-S Vエディションファイナルバージョン」カタログ


参考サイト:

・「ウィキペディア」
http://ja.wikipedia.org/wiki/

・「TOYOTA MR2 CLUB JAPAN」
http://homepage3.nifty.com/midship/

・「MR2ちゃんねる」
http://mr2.jp/

・「ダイエーモータース」
http://www.daie-motors.com/

参考動画:

・ベストモータリング1990年1月号より。中谷明彦氏によるⅠ型インプレッション。
【ニコニコ動画】SUPERミッドシップ New MR2

・ベストモータリング1991年7月号より。
【ニコニコ動画】トヨタはなぜスポーツカーを造らない!? 1/3
【ニコニコ動画】トヨタはなぜスポーツカーを造らない!? 2/3
【ニコニコ動画】トヨタはなぜスポーツカーを造らない!? 3/3

・ベストモータリング1992年3月号より。Ⅰ型とⅡ型の比較走行ほか。
【ニコニコ動画】NEW MR2 徹底全開フルテスト!! 1/3
【ニコニコ動画】NEW MR2 徹底全開フルテスト!! 2/3
【ニコニコ動画】NEW MR2 徹底全開フルテスト!! 3/3

・ベストモータリング1994年1月号
ネット上の動画の存在は不明。Ⅱ型とⅢ型の比較走行が行われています。


その他。MR2の歴史に関連する霧島のブログ:

備忘録 01 「SV-3」 ~トヨタ・プロトタイプMR2開発秘話~ その1
備忘録 02 「SV-3」 ~トヨタ・プロトタイプMR2開発秘話~ その2
備忘録 03 「SV-3」 ~トヨタ・プロトタイプMR2開発秘話~ その3
備忘録 04 「SV-3」 ~トヨタ・プロトタイプMR2開発秘話~ その4(最終回)
備忘録 05 「SW20」 ~2代目MR2の登場~ その1
備忘録 06 「SW20」 ~2代目MR2の登場~ その2
備忘録 07 「SW20」 ~2代目MR2の登場~ その3
備忘録 08 「SW20」 ~2代目MR2の登場~ その4
備忘録 09 「SW20」 ~2代目MR2の登場~ その5
おめでとう! MR2(SW20)発売20周年!!


※霧島の備忘録。「SW20」 ~2代目MR2の登場~は、今回で終わりです。貴重な資料を提供して下さった方、当時のことを教えて頂いた方、コメントを下さった方。そしてこれを読んで頂いた方々へ、最大の謝辞を申し上げます。ありがとうございました。

Posted at 2010/01/31 19:51:16 | コメント(4) | トラックバック(0) | 備忘録・MR2の歴史 | 日記
2010年01月28日 イイね!

街中で見かけるクルマのハナシ

本日、関西は午前中、結構ひどい雨天でした。

そして霧島。朝っぱらから豪雨に打たれる中、基礎工事の真っ最中で地面がドロドロな住宅建設現場に一人で立たされると言う惨劇(笑) フツー、こんな天気なら工事は中止でしょ!

そして、いきなりですが、爆笑です。電子レンジが壊れました。

感想を一言。めっちゃ不便です。

おかげで今日は冷飯食いで御座いました。いつもなら『ゆかりんズライス』……もとい、『サ●ウのごはん』+レトルトパックの組み合わせにより、3分で食べられるカレーライスが20分かかると言う……。

でも、レンジでチンするより、時間をかけてボイルした方が、レトルト品は断然美味しいということを今さら知りました。


それはともかく。霧島は街中で突っ立ってるのが仕事であり、退屈&寒いのがなかなかの苦行ではありますが、一日中、クルマの往来を眺めて居られると言う特典がございます。

基本、奈良市内のどこかではありますが、どこへ行ってもイヤという程に見かけるクルマと言えば、やっぱりプリウスですね。しかも新型が旧型に負けない位に見かけます。納車うんヶ月待ちとか嘘ですよ! え、インサイトですか? 残念ながら、あんまり見かけません(笑)

レアなクルマなら、ホンダネットナラが100台(?)限定で販売。即完売したという阪神タイガース仕様のフィットとか、一回だけ見た事あります。あれ、見た時は噴いたなぁwww

スポーツカーで言うと、場所にもよりますが、奈良市内の大通り、交差点ではスカイライン&スカイラインGT-Rをしょっちゅう見かけます。しかも34型ばっかり。他にもコルベットなんかもよく見るし、奈良市在住の方々は、結構みんなお金持ちが多いようでございます。

あと、ロードスターは、NAを中心に、NB、NCもかなりの台数を見かけますね。クルマで走ってても見かけない日、すれ違わない日はないですし、いかにロードスターが多くの人に愛されているかがよく分かります。

ちなみに。肝心要のMR2ですが、ハッキリ言って全く見かけません! 街中を走ってても一週間に一回見たらいい方!! ハチロクの方がよっぽど見かけます。MR-Sなら一日一回は見るんですけどね~。AW型とか、走ってるのも停まってるのも見たこと無いです。(京都へ行くと時々見ますが……)

その割には、霧島の家の近所。半径500メートル以内には、SW20がⅡ型、Ⅲ型、Ⅳ型と、霧島のⅢ型を含めて4台確認されています。実際に走ってる所は見たことないですけどね。

そう言えばこないだ、家の近所の片側2車線の幹線道路を走っていたら、後ろにピタッとつくクルマが……。センターミラーを見ると、どこかでよく見慣れたフロントマスク。どこかでよく見慣れたリトラクタブルヘッドライト……

しばらくすると、そのクルマが追い越しをかけてきて、霧島のMR2に並んで来ます。なんと、SW20! しかもカラーは同じスーパーホワイトⅡ! むこうの運転手さんが、すっごい嬉しそうな笑顔でこっちに手を振ってるし(笑)

SW20とすれ違うことは時々ありますが、カラーまで同じというのは初めてでしたね。型式はⅢ型かⅣ型かは不明でしたが、たぶん、近所に停まってるⅣ型だったと思います。しばらく一緒に並んで走った後、分岐で別れました。

なんつうか。路上で自分と同じクルマであるMR2とすれ違うと、ものすごい仲間意識みたいなものが湧き上がってきますね~。

ミッドシップというマニアックなクルマに乗っているというシンパシー。MR2とすれ違う時は、いつも軽く手を上げて挨拶するようにしてますし、逆にむこうから先に挨拶してくれることも少なくないですね。MR-Sでも、向こうから挨拶してくれる人がいます。……MR-S相手だと、挨拶しても無視されることの方が多いですけど。え、NSXですか? あんなのもはや別次元ですよ(笑)

でも、プリウス同士とか、ヴィッツ同士とか、フィット同士とか、ミニバン同士では、こういう感覚は薄いんだろうなぁと勝手に思ってます。

省エネ、環境への配慮、エコ、燃費……。時代という逆風の中、今日も彼らはスポーツカーという相棒と共に駆けていることでしょう。

日本のスポーツカーに栄光アレ!
Posted at 2010/01/28 22:52:55 | コメント(7) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2010年01月25日 イイね!

事故。その後の経過

今現在、霧島が常駐警備で入っている工事現場内では、大工さんやら職人さんやらのクルマがごった返しており、工事も大詰めとなった最近では、場内整理の為、あっちこっちへと警備員である霧島が、クルマを動かすことが多くなって来ました。まぁ……他人のクルマだし、動かさずに済めばそれが良いのですが、そういう訳にも行きません。

動かすのは大抵はハイゼットやキャリィ、エブリィなどの軽トラや軽ボックスが中心。タウンエースノアや、1.5tトラックを動かしたこともありましたね。(つっても、せいぜい10メートル移動させるくらい)

今日は結構急勾配の坂道で、MTのハイゼットを動かしたのですが、クラッチ合わせが上手くいかず、ズルズルーッと後ろに下がり、結構、ていうかマジで危なかったですorz。後で見たらホイールスピンの後とか付いてるし。(MR2でもやったことないのに!)

小回りは効くし視線も高いけど、軽トラって案外、運転し辛いです。クラッチミートの位置が全く分からんし、パワーも無いので、坂道からの発進が怖い怖い。しかもペダルがやたらと軽い上、取り付け位置も分かりにくく、ブレーキの場所がたまに分からんくなると言う恐怖。

基本、自分のMR2だったら大抵の坂道ではサイドブレーキ使わなくてもほとんど下がらず発進出来ますし、自動車学校出てからサイド使って坂道発進とかしたこと無いです。でも、軽トラだと無理! ぶっつけ本番で、初めて公道でサイド使って坂道発進しましたよ……

まあ、要は慣れなのかな、と思いますが、事故の後なので慎重に行こうかと。


それはともかく、本日。保険会社の方から連絡がありました。

担当の方の話によると、先方の方は外傷も無く、ムチ打ちも比較的軽度だとのこと。クルマの方は修理費が30万円程かかるとか……。車種はセレナ。日産のレッドステージで修理するそうです。
オカマ掘った形なので、バンパーは完全に破損。たぶんハッチゲートも壊れてるはず。御家族の方に電話で連絡を取った所、スライドドアが開けても勝手に閉まって来る、とのこと。フレームも少し逝ってるだろうな……。

一応、保険会社の人の立会の元で算出した見積もりだそうですが、実際には高めに見積もってあるだろうな。

そういや事故後、被害者の方と一緒にディーラーに行った時、営業の人が、

『いっそのこと(保険金で)エクストレイルに買い換えません? 別に悪いことするわけじゃないんだし』

と、そそのかしてましたね、霧島の目の前で。

……そりゃ霧島が一方的に悪い訳なので、何されても文句は言えませんが、30万円の物理的損害が200万にも300万にも化けたら保険会社の人も叶わんだろうなぁ……。

ちなみに。修理ついでに保険金で勝手にカーナビとか付ける輩もいるそうです。さすがに、なぁ……。


他にも。霧島が前に務めてたのは整骨院ですが、やはり、交通事故でムチ打ちになり、通院されてくる方もたくさんおられました。

ただ。中には絶対安静を申し付けられながらも、毎日毎日ジムに通っては激しい運動をして、治らん治らんまだ痛いと言っては、毎日毎日。半年以上も、もはや慰安目的で整骨院に通ってくるオバちゃんとか居ましたね。もちろん、保険で全額下りるから、『治療費』は全てタダ! ……あれは流石に酷かった。今でもたぶん通ってるんでしょう。ヘタすると裁判になりますよ、マジで。

なんつうか、人間の汚い部分も垣間見た気が致します。まぁ、霧島がマヌケなだけですが。


また、次回の保険料ですが、霧島は3等級下がって、17000円くらい上がるそうです。今で確か6万円割ってるから、8万弱って所かな? 他の所に乗り替えたらもっと安くなるでしょうが、どうしようかな……

まぁ、そんなこんなでございます、はい。

P.S.

ちなみにMR2の修理代ですが、必要パーツは手に入りましたし、福沢さんが10人居れば、充分お釣りが出そうな感じです、はい。

Posted at 2010/01/25 22:16:52 | コメント(6) | トラックバック(0) | 事故 | 日記
2010年01月24日 イイね!

解体屋にて、バンパー入手!

解体屋にて、バンパー入手!事故から一日が経ちました。

とりあえず、いつまでも落ち込んでいられないので、壊れた部分のパーツを探しに八幡の解体屋へ行って来ました。

MR2に限らないでしょうけど、リアバンパーと違い、やはりみんなよくフロントを潰すからか、フロントバンパーはなかなか出回っておらず、中古パーツの業者でも新品の8割の価格であると車屋さんから言われ、八幡で手に入るならその方が絶対に安いとのことでした。

2週間ほど前八幡の解体屋街にある『おばあちゃんのお店』にⅢ型・、黒のSW20が入荷したのを憶えていたので、まだパーツが残っていることを祈りつつ、弟のデルソルで向かいました。

行ってみると……ありました! まだ。

1月8日の段階では、リアの左右テールランプとマフラー、泥除けが無くなっていた程度でしたが、本日の段階で、左フロントと右リアのタイヤ&ホイール。左右フロントフェンダー、内装の純正ナビ、オーディオ、ダッシュボード、シフトノブ、コンソールボックス、フォグランプがもぎ取られていましたが、バンパー&ウィンカーはまだ残っていました!

おばあちゃんに『バンパー、おくれ。ウィンカーも』と言うと、『5000円!』とのこと。オークションで買い集めたら、最低15000円位は掛かる品物です。ラッキー♪

バンパーの下のボルトやら、嵌め込み式のピンを外したりやら、整備書が無いので行き当たりばったりで解体してたら、なんとか外れました! あと、バンパー内部の金属パーツも頂いて参りました。

多少のキズや塗装の剥げはありますが、どうせ塗り直すから問題なしです。


まー、あとはそれをどうやって運ぶかが問題ですが、さすがデルソル。その積載量はハンパない!





デルソルが傷つかないよう、緩衝材としてフロアマットもいくつか頂きました。オマケしてくれるかと思いましたが、残念ながら、『1000円!』とのこと……。ちなみにこのマット。MR2に載ってた純正2枚と、さらにその上に被せられていた社外品2枚の計4枚です。これも、もう無くなってるだろうなー、と諦めてましたが、残っていました。

でも、ちょっとだけボディを擦ってしまってキズが付いてしまいました。すまん、弟よ。今度、コンパウンドで磨いておくわ。

デルソルのリアウィンドウを開けて紐で括りつける。なお、写真内でリアスポイラーに載ってるテープは、回収するのを忘れてそのまま出発。どこかで落としてきました……orz

そんなこんなで、この寒空の中、オープンルーフにして帰ってきましたとさ。


すまんな、立派に一生を走りきった名も無きSWよ。キミの一部。使わせて貰うよ? そして霧島のSW。不甲斐ないオーナーでゴメンよ。前以上に奇麗にしてあげるから、な? もう少し待ってておくれ。

Posted at 2010/01/24 19:24:24 | コメント(6) | トラックバック(0) | 解体屋 | 日記
2010年01月23日 イイね!

【盗難情報】 34型スカイライン 4ドア・ブラック 【情報求む!】

この記事は、車が盗まれました。について書いています。

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みんカラユーザーである ER34SKY さんのスカイラインが盗難にあったそうです。

現在、多くの方々が、情報頒布、ならびに情報提供を求めるため、ER34SKY さんのブログをトラックバックをされています。

クルマの特徴は下記の通りだそうです。なお、写真に関しては、上の ER34SKY さんのブログに掲載されています。

クルマの盗難。絶対に許せません。皆さんもどうぞ御協力下さい。

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盗難時間 1/22の深夜~1/23の昼の間

盗難場所 兵庫県尼崎市武庫之荘

車はER34改&RB26DETT仕様の4ドアです

ナンバー 三重 334 め 34

色は黒 (全て真っ黒です)



特徴はホイールにTE37 19インチのメッキが入っています。
フロントはフルGTR仕様。
サイドはC-WEST
運転席側に白のみんカラ関西スカイラインのステッカー
リアはボメックスの2ドア用。ダクトが付いています。
トランクにGTS-Rのエンブレム
ウインカー使用時がハイフラ状態です。

内装は左右赤のレカロ
メーターはトミーカイラのデジタルメーターです。


フロントにハセミのリップ


足回りはオーリンズの別タンGTR用です。
ブレーキは金のブレンボです。


リアバンパー横にダクトがあります。


トランクにRB26のエンブレムとGTS-Rのエンブレム
光物は全てLEDです。


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絶対に見つけ出しましょう!



Posted at 2010/01/23 22:23:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | その他 | 日記

プロフィール

「@辺境伯 通勤快適(?)仕様なので、距離がどんどん伸びます。じゃんじゃか傷んできます……」
何シテル?   01/30 16:31
こんにちは。基本的にはぐれ者です。 一般に広く受け入れられて支持を得ているようなものよりも、マイナーなものや、世の中から認められないもの、あまり人気のない...
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トヨタ MR2 トヨタ MR2
〓詳細〓 ・車種:トヨタ MR2 ・型式:SW20 ・年式:平成10年5月登録 (Ⅴ型 ...
トヨタ MR2 トヨタ MR2
〓詳細〓 ・車種:トヨタ MR2 ・型式:SW20 ・年式:平成8年4月登録 (Ⅲ型) ...
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弟の東京土産……って言っても、普通に奈良でも売ってる一品。 日記用の画像保管庫です。

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