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霧島のブログ一覧

2012年11月26日 イイね!

コスプレとマグロがどうとかこうとか

コスプレとマグロがどうとかこうとか 11月も残り一週間ですかそうですか。

 風邪を引いたりノートパソコンがぶっ壊れたり。フォーカシングスクリーンとペンタプリズムのスキマに塵が混入したりと散々だった10月11月。世間的には連休だったんですかね? 連休の実在性については、大いに議論されるべきだと幼少から今に至るまで本気で主張したい今日この頃。なんか奇跡的に2連休が貰えてたので、今日は和歌山の方まで行ってきましたよ。

 夜勤明け。クソ寒い中でシャワーだけ浴びて、6時45分に木津川を出発。外気温が1~2度と表示される中、国道24号線をひたすら南下。京奈和自動車道の無料開放区間に乗って、郡山から橿原。再び部分的に完成した区間に乗って橿原から御所。五條から、さらに京奈和に乗って、和歌山方面へ。

 てか、もういい加減に完成させようぜ……? 調子のいいことばっかり言うだけ言って、やるやる詐欺は、もう結構。

 出発してから1時間後、和歌山県に突入。さりげに初和歌山ですよ。紀北かつらぎICから、紀ノ川沿いに西へと向かい、目指すは海南の和歌山マリーナシティ・ポルトヨーロッパ。



 着いた着いた。だいたい2時間ちょっと。和歌山県に入ってからの方が長かった(汗) 距離的には名古屋よりも近いのね。大阪経由で高速を使えば20~30分ほど所要時間を短縮できそうな感じだけど、簡単に調べたら高速料金だけで片道4000円じゃあねえ……

 駐車料金は前払い1000円。平日だと500円なのに、土日祝だけ2倍とか、足元見すぎだろjk。それはともかく、何で和歌山まで来たかって言うと、ポルトヨーロッパでコスプレイベントがあったのですよ。霧島がお世話になってるレイヤーさんで、よくポルトに行っておられる方がおられまして……「ロケーションが最高!」とのお話をお聞きしたので、それならちょっと行ってみようかと思い立ったのですよ。

 開場は10時からってことで、1時間ほど待ち時間がある。その間、ぶらぶらとマリーナシティを歩いて周ってみたりなんかして。



 ウッヒョー! プロデューサーさん、海ですよ海! 奈良県生まれ奈良県育ちの人間からすれば、幾つになっても海を見ると、ものすっごい不思議な気分になる。

 天気もよくて、海も真っ青。大阪や三重、名古屋の海とは全然ちがうねえ。海の向こうに見えるのは、淡路島か、それとも四国か……? 近畿地方は、ここ最近で一番の冷え込みを見せているというのに、朝早くから釣り人たちでいっぱい……でも、釣れてる人は全く見なかったけどね。

 あれこれ露出決定も兼ねて、テスト撮影をして周ってたら、時間は10時。ポルトヨーロッパが開場となる。



 ポルトヨーロッパの西エントランス。コスプレ登録もここで行われてるってことで、キャリーを引いた人たちがわんさかと……。いつもここでコスイベントを主催してるはCandy Popっていう和歌山のメイド喫茶。和歌山にメイド喫茶なんてものがあることにオドロキだけどねえ……

 入場料は1400円。たけぇ……。なんか和歌山市内を中心に展開してるスーパー・オークワのクレジットカードを持ってたら、入場料が無料になるとかなんとか。つうかオークワって本社が和歌山だったのね……グンマーがヤマダ電機の本拠地っていうのに負けないぐらいの衝撃。

 カメラやる人間は登録無料&登録不要ってことで、チケットだけ買って、そのまま入場。


カメラ:PENTAX K-5Ⅱs
レンズ:SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
ISO:100
F値:9
SS:1/200
焦点距離:18mm
モード:絞り優先

 見えてくるのは地中海の国々の街並みを模した建造物群、ここがポルトヨーロッパ。1994年に開業した施設で、人工島「和歌山マリーナシティ」の上に作られた、半分は遊園地、半分はテーマパークとなっているリゾート施設。まあ……周囲のホテル群といい、開業した時期といい、なんかもう思いっきりバブルの時代の遺産っすね。当時はこういうのが流行ったんでしょうね、志摩スペイン村・パルケエスパーニャとか。



 90年代のリゾートブーム&大河ドラマ「八代将軍吉宗」の放送も手伝って、和歌山は多くの観光客を集めることに成功したそうな。意味不明に投資しまくって潰すに潰せなくなった志摩スペイン村と違って、適度な規模で経営したことも成功の一因なんだろうけども。



 そしてまた、ポルトヨーロッパの特徴として、こんなのがあるのですよ。

 ポルトヨーロッパは、写真撮影を意識して建造されたテーマパークってことで、園内の各所に、このような撮影台が設置されてます。ここにカメラを置けば、手軽に記念写真がフレーミングできてしまうというワケですよ。



 そんな特性も手伝ってか、ポルトヨーロッパは写真・カメラのテクニック解説本などでの作例に時々、登場してるようです。

 今日も見てたら、50ぐらいのおっちゃんが、フィルムカメラを持った20ぐらいの若くて綺麗なおにゃのこたちを引き連れてなんか撮影会みたいなのやってましたよ。ありゃ間違いなく写真教室かなんかだな……

 霧島は、基本的に趣味は一人で追求するものだと思ってるので……ああいう集団行動でワイワイやるのはちょっと……ですねえ。だから霧島は、カメラは完全独学で、誰かから教わろうっていう気が皆無。加えて、カメラ仲間みたいなのも作らないようにしてる。

 知ってるか?カメラオタってのは、クルマオタなんて比べ物にならないぐらいに厄介な連中なんだぜ……?


カメラ:PENTAX K-5Ⅱs
レンズ:SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
ISO:400
F値:10
SS:1/400
焦点距離:18mm
モード:絞り優先・ハイパーダイナミックレンジ撮影(手持ち)

 この場所なんかは人気スポットのようで……「ピアッツァダンテ」。モンテ・カルロの文字を見れば分かるように、イタリアを街並みを再現しようとしてるんですね。

 ただ、四方を建物に囲まれてるので、日差しが差し込みにくく……綺麗に写真を撮るのはちょっと難しいんじゃないかと。霧島も、HDRとか久しぶりに使いましたよ。三脚は未使用ですけど、イイ感じです。本当は、Photoshop Lightroomあたりでシャドウを持ち上げてやれば、もうちょっと綺麗に仕上がるハズ。



 建物のテラスより、ピアッツァダンテを望む。ここは馬場信幸の名著「デジタル一眼レフ ストロボテクニック 工夫とワザ!」にも使われた場所そのものっすね。

 ただ、どうしてもここでポートレートを撮ると、モデルの人がほぼ間違いなく影になってしまうので……日中シンクロは必要不可欠でしょうねえ……

 こんな感じで魅力的な撮影スポットが数多に存在するポルトヨーロッパ。普通に写真を撮ってても面白いっちゃ面白いんですけど、やっぱり何か物足りないねえ。何が足りないかって? そりゃ決まってんじゃないですか。Topgearのジェレミーなら、手を叩いてこう言うでしょう。

 “Girls!!” (美女!)

 ……と。

 うん、そうですよね。せっかくコスプレイベントとかやってますもんね。ポートレート撮るなら、野郎を撮るよりも、かわいいおにゃのこ撮らせて貰った方が撮ってる方も、そりゃ楽しいもんね。んじゃ、一枚。



 かわいい女の子だと思った? 残念! ダースベイダーでした!

 いやでもすんごい造りが良かったですよ。ちゃんと呼吸器の「コホー」ってのまで手製で再現されてるという……。

 時間も11時を周って、着替えとメイクを終えたレイヤーさんたちが、あっちこっちで撮影会を始めてる。もう、ピアッツァダンテなんて、一般人は入場不可レベルですよ。でも、既にポルトヨーロッパでコスプレイベントが開催されてるってのは周知の事実のようで、なんかもう普通の光景として受け入れられてる(汗) 普通のお客さんも、レイヤーさん撮ってたりするし。そりゃあ、カメラの撮影登録なんて出来ないわなぁ。



 隊長! クライシス帝国海兵隊長のボスガン隊長じゃないですか!

 RX世代の我々にはドンピシャですよ。背も高くてカッコいいのなんの……。いやぁ……なんかやたらとクオリティの高い仮面ライダーの一団が併せをやっておられまして……子供たちとか大喜びで一緒に写真撮ってもらってましたよ。

 たぶん一般の人らからは、ヒーローショーなのかコスプレイヤーなのか区別がついてないと思われ……

 ん? 男はいいから女の子を見せろって!? しょうがないなぁ……じゃあ一枚だけ……



 うん、こういうドレスがポルトヨーロッパにはよく映えるね! ヨーロッパ風衣装の貸し出しとかもやってましたっけ。

 レイヤーさんは、ボーカロイド、マクロスフロンティアあたりが多かったかな。あとは黒子のバスケとか。なんでアレ、あんなに人気あんねん……(汗) ローゼンメイデンの翠星石・蒼星石姉妹とか、水銀燈の人とかもすっごい良かったね!

 でも、あんまり知ってるジャンルが無かったので、コス写真はあんまり撮ってない……。そもそも、ああいう撮影重視のイベント会場では、霧島みたいな野良は、基本的に出番がないしね。まぁまぁ、新しく導入したK-5Ⅱsと、シグマ製ストロボEF-530 DG Superの実戦投入テストも兼ねてましたから……そう、冬コミに向けてのデータ収集ですよ。

 あと、景色はいいのですけど、やっぱり作品やキャラを選ぶロケーションかも!?です。東方なら紅魔系とか。しかし東方系は今回ゼロやった……ゼロやったんや……! 霧島にポルトを教えてくれたレイヤーさんは、新衣装で咲夜さんを投入したそうですけど、今回は用事で来れなかったと言うorz

 そうそう。初めてK-5Ⅱsで人間撮りに挑戦したわけで。黒いレースのフリフリが大量についた衣装のレイヤーさんとか撮らせて貰ったけど、モアレなんて全くでなかった。



 昼も過ぎた頃には、ポルトヨーロッパは家族連れでいっぱい! 併設された遊園地もフル稼働状態。

 いいね、やっぱり遊園地は。学生時代の最後の年、霧島は遊園地でバイトしてたんですよ。奈良は生駒の生駒山上遊園地。あの賑やかな空気と、人見知りしないスタッフたちの気立ての良さ……今でも遊園地でバイトしたいって思うぐらいですよ。ああでも、USJは最悪だそうですよ?

 つうかポルト。スカイランドいこまみたいに、たぶん閑散としてるんだろうなぁ……なんて予想してたのですが、完全に予想が外れた。大盛況も大盛況でしたよ! 駐車場も満車状態。地元の人から愛されてる施設なんですねえ……


カメラ:PENTAX K-5Ⅱs
レンズ:TAMRON 28-200mm F3.8-5.6 AF ASPHERICAL LD
ISO:400
F値:9
SS:1/400
焦点距離:85mm
モード:絞り優先・マニュアルフォーカス・ドライブモードHigh

 さりげに撮ってて楽しかったのが、このウォータースライダー「ハイダイブ」。AV優先モードで露出はプラマイゼロ。フォーカスはマニュアルで置きピン。ISOを高めにしてシャッタースピードを稼ぎ、高速連射モードでバシャバシャ撮りまくってました。

 やばい、これだけで一日潰せるわwww 動き物を撮るのも楽しいもんですよ! 動態追従はちょっと試してないけども。ああ、もうちょっと露出をプラス方向に持っていっても良かったなぁ。


 あれこれ撮って周った後、一旦ポルトを出て、隣の黒潮市場へ。和歌山マリーナシティは、遊園地や釣りスポットだけではなく、地元和歌山の名産特産品の販売施設も充実してるんですよ。

 中でも海産物を扱う黒潮市場は一際多くの人を集めている。そして、その目玉と言えば、一日三回催されるマグロの解体ショーなワケですよ。



 これが、本日水揚げされた最高級のクロマグロ。体長は軽く1メートル。体重は50kg。お値段は50万円で取引されるとかなんとか……。あれ?霧島のSW20とどっこい……だと……?

 包丁でバンバン叩いて尻尾を切り飛ばした後、あっと言う間に頭を切り離す。そして背中、腹とみるみるうちに巨大なマグロが捌かれてゆく。



 ISOを3200にしたけど、やっぱりソレでもシャッタースピードが追いつかん。写真は背骨を外してるところ。この背骨周りの肉もおいしいらしーですよ? ただ、解体場でしか食せなくて、市場には出回らんとのこと。試食やってたけど、食えなかったよ……Oh......

 時間にして15分って所かな? 解説を交えながらでソレなんで、たぶん5分ちょっとあれば、一尾が完全に解体できる模様。

 捌かれたマグロは、その場で刺身にされて、即売にかけられます。



 これが目の前で解体されたマグロの大トロ、3貫1000円。ちなみにコレでも市場価格の3分の1だとか何とか。ホントなら100g2000円でしたっけ?

 霧島も食べたけど……何コレヤバイ。脂の乗りがものすごいんですけど……やっぱりそこらのコンビニ寿司のとは違うわ(そりゃそうだ)。

 つか、霧島。まともに寿司って食ったことないんですよねぇ。去年、羽田空港の寿司屋で、某K沢M治さんにおごってもらったのが初めての唯一の外食での寿司で、カウンターのも回るのも全く行ったことが無い。肉よりも魚派なんですけどね!


 大トロを食した後、再びポルトヨーロッパに戻って、再び写真を撮ったり撮らせてもらったり。動物ショーのミミズクやらフクロウの芸を見たりなにやらして、14時半には撤収。まあ……帰りは帰りでなら県内の道路が全線渋滞で、3時間以上かかって疲れたのなんの。



 ポルトヨーロッパ。次に来るのは春かな!?
Posted at 2012/11/26 03:20:59 | コメント(4) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2012年11月20日 イイね!

紅燃ゆる、秋の吉野

紅燃ゆる、秋の吉野 風邪を引いてました。ほとんど一週間ぶっ倒れてたっけ(汗)

 夜勤はダメだね。身心はラクなんだけど、やっぱり見えないところで身体のバランスとか自律神経とかの制御が狂ってきてるっぽい。一度体調を崩すと、症状が酷い&長引いて治らない治らない……。やっぱり人間は、朝起きて夜眠るように出来てるとつくづく思ったわ……

 その辺も色々とあるんですけど、もう11月も半分終わりましたよ。色々と(#^ω^)ビキビキが止まらない今日この頃。昨日は久しぶりに吉野へ行ってたのですよ。

 朝の9時半、ふりくしょん君を拾って、国道24号から京奈和自動車道。橿原から169に乗って明日香村を抜け、大淀、そして吉野町へ。



 「ニワカは相手にならんよ!」チョウテンマデアトーヒトイキー

 吉野へ来るのは5ヶ月ぶりぐらい。6月に「咲 阿知賀編」の聖地巡礼に来て以来ですね。到着したのは11時過ぎで、2時間弱かかってる。やっぱり吉野は遠いなぁ。名古屋の方がヘタしたら近いぐらいですよ。

 ここ一週間、関西は雨続きの天気だったのですけど、その日は上手い具合に晴れてくれてましたよ。クルマの中だと暑いぐらい……



 奈良県最果ての近鉄の駅の一つである吉野駅も久しぶり。駅前にコンビニが無いのは相変わらず……。6月は駅前とか、人っ子ひとりいなかったのですけど、なんかやっぱり紅葉の時期っていうことか、観光客のおじーちゃんおばーちゃんたちがゾロゾロと駅から降りてくる……今なお自動改札じゃないのはヒミツ。

 駅前であれこれ写真撮ったりしながら、よもぎソフトなるものを食べてみる。霧島は、よもぎ・さくら・普通のソフトの三色ソフトなるものを食べてましたよ。よもぎは、なんていうかよもぎの味。さくらはチェリーかね? 結構おいしかったですよ。

 食べ終わったら、再びSWに乗り込んで、吉野の山を駆け上がる。やっぱり観光シーズンだねえ……クルマもそこそこ走ってるし、山中を歩いてる人たちも多かった。春季は通行止めになる旅館街だと、別に狭くて離合がし辛いうんたらってのは大したことないのだけど、人が多くてトロトロしか走れない……

 吉野を一周して、下千本駐車場へ。ここは桜の観覧期は有料なのですけど、それ以外は無料……。駐車場にSWを置いてあれこれ見て回ってたら、こんなクルマが走って行きましたよ。



 咄嗟のことだったので、シャッタースピードも遅くて像が流れてしまった……。ふりくしょん君が言うには、ドイツのキューベルワーゲンって言うらしいですよ? 第二次世界大戦中、ドイツがフォルクスワーゲンタイプⅠをベースに作った軍用車両だとかなんとか……

 70年モノのクルマっすねえ……こんなのよく残ってたな。いやむしろ、日本にあることが不思議……。というかグランツーリスモ5に収録されてるってのもビックリですよ(汗)



 標高はおよそ300m。山間部は赤・黄・碧に染まっている。つっても、針葉樹林(吉野杉)が多いので、そんなに言うほど紅葉がスゴいわけじゃないですよ。基本、山間部は紅葉を見るにはもう遅かったんでしょうね……たぶん京都とか行ったら、これからが旬のハズ。

 K-5Ⅱsを取り出して、あれこれ撮影に挑戦してみるけど、山あいってことで、光の方向とかも、そんなによろしくない。道を行く人たちの中にはカメラを持ってる人も多かったけど、あんまり一眼レフを持ってる人はいなかったな。

 ニコンの4ケタ、あるいはキヤノンのKissシリーズが少しいたぐらい。あとはペンタックスのK-rかK-xのホワイトモデル。それに、バッテリーグリップ一体型のプロモデルが一人いたかな。9割はコンデジかミラーレス。吉野が紅葉を撮るには適さない場所だってことを、みんな知ってたのかもしれん。



 なーんとなく、交換レンズを使ってみる。ペンタックスFA80-320mmのズームレンズで撮った、吉野山ケーブルカー。

 昭和元年頃に建設計画が持ち上がり、昭和4年より運行を開始。大戦中は、鉄材の供与要請があったものの、それを拒否し、80年が経過した今なお、鉄塔は開業当初のものだとか。

 晴れの屋外ってことでISOは80に設定してたのだけど、やっぱりソレだとシャッタースピードが足らなかった(汗)



 そのわりには露出がオーバー気味で、うまいこと色が乗らない……。これはこれでフィルムっぽい写りで面白いっちゃ面白いかもだけどね。

 ただ、桜の葉はもう散ってしまっているし、やっぱり葉の無い木が写りこんでしまうのも、寂しいもんですよ。



 中千本方面へと上っていくと、旅館街に入ってゆく。時間は12時を過ぎて、どんどんケーブルカーから人が降りてくる。観光バスによるツアーも多かったね。 奈良なんて来たって何も無いのにね



「バスはー?」
「あと3分!」

 そして5ヶ月ぶりの銅の鳥居(かねのとりい)。「咲 阿知賀編 episode of side A」の第一話冒頭で、和(のどか)、穏乃(しずの)、憧(あこ)の3人が出会った場所ですよー。

 ちょうどバスも来てますね。このバスも阿知賀編の最初に出てました。

 色々とカメラの設定も試してみたけど、風があって木々が揺れるので、どうしても被写体ブレをしてしまう……。てなことでISOも200にして、シャッタースピードも1/100以上の領域で撮影してみたらいい感じ?


撮影:PENTAX K-5Ⅱs
レンズ:シグマ 18-50mm F2.8 EX DC
ISO:200
F値:9
SS:1/125
焦点距離:31mm
モード:鮮やか
シャープネス:ファインシャープネス+1

 金峰山寺の蔵王堂ですよ。蔵王堂の屋根の影になってる暗い部分と、空の青さのバランスを取るのに地味に苦労した……。影の部分を明るくしようとすれば、空が白トビして。空の青さを出そうとすれば、影が真っ暗になってしまいますから……

 写真ってのは、数あるジャンルの中でも人間を撮るのが一番難しいとされているわけですけど、風景は風景で、動態は動態で、小物は小物でってことで各々にノウハウが全く違うなぁと改めて思わされました。


撮影:PENTAX K-5Ⅱs
レンズ:シグマ 18-50mm F2.8 EX DC
ISO:1600
F値:9
SS:1/60
焦点距離:50mm
モード:鮮やか
シャープネス:ファインシャープネス+1

 そしてこちら。仁王門の金剛力士像・阿形。コレはコレで、顔の部分はめちゃ暗で、身体の部分は明るいと、これまたバランス取るのが難しかった……

 霧島は人間を撮ることが多いので、jpeg撮りの設定でシャドウの部分を思いっきり持ち上げるように設定してるのですよ。でもこの写真だと、ハイライトをもっと落とし込めばいい感じに腹筋も表現されたと思うのですよね……Photoshop Lightroomとか使えば、もっと綺麗に仕上がると思うけど、めんどくさいのでやんない。


撮影:PENTAX K-5Ⅱs
レンズ:シグマ 18-50mm F2.8 EX DC
ISO:1600
F値:9
SS:1/60
焦点距離:45mm
モード:鮮やか
シャープネス:ファインシャープネス+1

 もう一体の吽形。なんやかやで写真ってのは結局のところ、「光」だと痛感する。人間ひとりが相手なら、ストロボ焚けば、それなりになるんだけど、こういうデッカイ対物写真だと、そうはいかんのですよね……そりゃあプロなら、大規模な照明を持ち込むかもしれませんが……

 しかしK-5Ⅱs。ISO1600でも、あんまりノイズが分からないなぁ。この辺りはやっぱり、進化してますねえ。

 画素数的には、フルサイズ1000万画素ちょいぐらいが一番バランスが良いとされてるそうで。すると、APS-Cサイズだと500~600万画素がベスト。でも、K-5ⅡsはAPS-Cで1600万画素。ニコンのD800Eでもフルサイズ3200万画素なんですよねえ……

 
撮影:PENTAX K-5Ⅱs
レンズ:シグマ 18-50mm F2.8 EX DC
ISO:200
F値:9
SS:1/80
焦点距離:18mm
モード:鮮やか
シャープネス:ファインシャープネス+1

 写真と言うのは露出が全て。露出は、ISO・F値・シャッタースピードの3によって決定されるワケです。ISOとは撮像素子の感度のこと。ISOが高ければ高いほど、少ない光で明るい写真が撮れるようになる、ただし、画像にノイズが乗っかってくるので高感度は使わなければ使わないにこしたことはない。それでも、競技場で望遠でスポーツ取るとかだったら、シャッタースピードを稼ぐためにISO6400の領域へ踏み込まんとダメだけどね。

 F値とは、絞りの大きさのこと。絞りを絞れば絞るほど、F値が大きくなって、ピントの合う領域(被写界深度)が厚くなる。逆に絞りを開放すれば、ピントが薄くなって、背景を強くボカす画が撮れる、と。そして、F値が大きくなると、光の量が減ってしまうので暗い写真になってしまう、と。これを防ぐには、シャッタースピードを遅らせるか、ISOを上げてやるかせんといかん。

 シャッタースピードは露光時間。どれだけの時間、撮像素子に光を当てるかってこと。低いISOで眺めのシャッターを切れたら理想だけど、現実には手ブレの問題があるので、1/30ぐらいが限界だと思う。それより遅い時間で撮ろうとするなら三脚が必須ってとこですかねえ。

 この三つの調整は、フィルムの時代からカメラがオートでやってくれるっちゃやってくれるのですが……やっぱりオートはそれなりの精度でそれなりの写真しか撮れないので……人間がマニュアルで設定を決めてやらんといかんのですよ。

 コンデジなんかは完全オートマチックで撮ることを前提とされてるけど、一眼レフはマニュアル or セミオートが大前提。デジイチもスポーツカーと同じくオートかマニュアルかで泥沼論争になったりするけど、セミオートで撮ってる人が一番多いかな? 霧島は完全マニュアル派ですが。

 デジイチを使おうと思うなら、それ相応の知識と技術が必要で、それなりに勉強せんといかんし経験も積まんといかん。デジイチに手を出すってそういうことですよ。なんとなくでカッコいいからっていう理由でデジイチに手を出す人も多いけどね……そしてプログラム任せで撮ったら手ブレ&アンダーの連発、と。なかなかムツカシイんですよ。



 金峰山寺からしばらく登って行って、中千本の手前あたりにあるのが吉水神社。建立は7世紀で、およそ1300年前。元はといえば、このあたりで修行する行者たちの僧坊だったそうです。

 この吉水神社、南北朝時代に吉野へと逃れた後醍醐天皇が身を寄せた場所でもあるそうで「南朝皇居」であったそうです。他にも源頼朝に追われた義経が匿われたり、天下人となった豊臣秀吉が滞在したりと、多くの歴史的人物たちに縁のある神社で、重要文化財の宝庫だとか何とか。

 建物の中は有料だったので、前庭までしか入ってないですけどね! なお、この坂はクルマで上れます。上りたくないけど、クラウンのワゴンが上っていきましたよ。恐ろしい……



 吉水神社より「一目千本」の景色。すなわち、春には千本桜が同時に視界へと入ってくるビューポイントだそうです。

 この場所から吉野の桜を観た豊臣秀吉は「絶景じゃ! 絶景じゃ!」と大はしゃぎしたそうな……でも、秋に見ても大して面白くないけどね(ボソ

 とりあえず、ハゲ山になってる部分が全部桜だって思っとけばよろしい。


撮影:PENTAX K-5Ⅱs
レンズ:シグマ 18-50mm F2.8 EX DC
ISO:200
F値:2.8
SS:1/2500
焦点距離:50mm
モード:鮮やか
シャープネス:ファインシャープネス+1

 そりゃあ出来ることなら春の吉野も来てみたくは思うのですけど、人大杉でやってられんのが目に見えてるんですよね……吉野まで電車で出るのもメンドっちいし。でも、クルマで来たら渋滞で進まんだろうし……

 まもなく吉野にも雪が降る。冬の吉野ってのも乙なもんでしょうけど、さすがのその時期にSWで吉野に来る勇気はないなぁ……

 12月から、「咲 阿知賀編」の準決勝スペシャルエピソードが放送されるから、それに期待ってことでー。



Posted at 2012/11/20 21:43:49 | コメント(4) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2012年11月09日 イイね!

久しぶりの八幡

久しぶりの八幡 ノートパソコンがお逝きになられました。買って一年ぐらいでした。つい何日か前までは快調だったのにねえ……orz

 どうやら、こないだ新規に投入したペンタックスK-5Ⅱsの画像データとの相性が非常に悪かった模様。画像をいじると、しょっちゅうフリーズして電源を直接落とさないとどうにもならんくなってしまってた。セーフモードとか、通常起動だけで固まるんだもんねえ……。そんな感じで、何度も電源OFFと再起動を繰り返してたら、お亡くなりになられましたよ。Oh......。カメラの問題さえなければ、あと2年ぐらいは余裕だったと思われ。怖い怖い。

 まぁまぁ、ヤフオクで39000円で買ったミドルクラスの新品未使用品だったし、元はなんとか取れたと思う。大事なデータも、ほとんど救出し終わった後だったしね。ネットから集めたおもしろ画像が飛んだのは痛かったけれど……

 直してもよかったのだけれど、HDDもダメージ入ってるだろうし、たぶんそれなりに諭吉も飛ぶと思うんで、しょーがないので新しくノートパソコンを買いましたよ。CPUはCore i5からCore i7に。メモリは4GBから8GB。グラフィックスチップもちょっと良くなって。今のところは安定してますかねえ。

 ああ、でも。予期せぬ急な出費で、今年はもう遊ぶお金がありませぬ。12月はTMCJのオフやら、名古屋でコミライやらがあったのですけど、霧島はパスします。TMCJも、なんか周りに聞いたら、みんな欠席みたいですしね。今年の遠征は、11月の和歌山、12月の冬コミの二つだけですかね。


 それはともかく今日は、グンマーに向けてカレンダーを発送して来たんですよ。「文明社会には暦というものが存在する」とうっかり口を滑らせてしまったものだから、グンマーの占い師である零鴛さんが、「そいつをよこせ。逆らうと、不思議な力で死ぬことになる」とか脅迫してきたもんですから。


 ↑第八回東方紅楼夢にて。霧島にカレンダーを要求する零鴛さんの図。

 もうパソコンが死ぬのはこりごりです。しょーがないので近所のファミリーマートまでSWを走らせて、メール便で頼んで来ましたよ。送り先を見た瞬間、店員さんの顔が凍りついたのは言うまでもありません。クロネコの配達員さんの無事を祈るほかはない……


 何の因果か今日は休みってことで、どっかへ行こーかなーと考えた結果、なんか走ってる方向が八幡方面行きだったので、解体屋にでも久しぶりに行こうかと。府道22号八幡木津線を北上。三野の交差点を左に折れて、府道251号へ。京田辺の狭い旧道を抜けて八幡市へ……



 旧道はやがて、国道1号線の京阪国道へと交差する。「八幡一ノ坪」、ここが関西最大の解体屋の町、京都府八幡市。交差点の向こうに、山と積まれた解体車が見えてくる。一号線を渡って、府道735号。いよいよ解体屋街へと足を踏み入れる。

 左右の車窓に解体車の集積所と、スクラップ・破砕工場を眺めながら八幡の最深部へ。まずは、例のごとく「おばあちゃんのお店」にクルマを滑りこませる。八幡の解体屋中、最大の規模を在庫車を誇るおばあちゃんのお店、今日は平日の夕方ってことで、お客さんも少ない。

 なにやら奥の方で、どう見ても南米系のおっちゃんと商談してるおばあちゃんを尻目に、あれこれクルマを見て回る。この店は、わりと八幡の中でもマニアックなクルマが見つかる確率の高い店なんですよねえ。



 ST206・カレン。ST200系セリカの姉妹車だねえ。何年か前までは、八幡ではカレンとセリカをこれでもかって言うぐらいに見たのだけど、最近はめっきり減ってしまった。久しぶりにカレンを見ましたね。

 3S-FEか4S-FEかどっちかはちょっと分からんかった。



 フォード・Ka (カァ)って言うんですかね。わりと珍しいクルマのようで、みんカラでも50台ぐらいしか登録されてない。つーか、カァについて調べたら、これのCMが見つかったんだけど、ちょっと酷すぎだろコレ……そりゃ売れねぇわ。てか、そもそも日本でマニュアル車はねえ……



 センチュリーの2代目ですねえ……。センチュリーも解体屋では初めて見ました。外装やら駆動系はほとんど残ってましたけど、メーター周りはゴッソリ取られてましたね。あんなの需要あるのかねえ……

 なお、ボディーカラーは「神威」と言うらしひ……



 日本車史上初にして、唯一のV型12気筒エンジン・1GZ-FE。自然吸気の5000ccで、最大馬力280ps、最大トルク49.0kgを搾り出す名機っすね。本当はカバーを外してご尊顔に預かりたかったけれど……うん、ダンパーが完全に死んでて、ちょっと気を抜いたら食われる。しかも、このボンネット、めちゃ重いよwww

 さすがにこのエンジンを抜き取る猛者はいない模様。ところでコレ、SW20に載りませんかねぇ? 確かV12を載せたMR2ってのが存在したような……。V6もいるけどね。



 運転席のドアのスイッチ類。一つ一つに説明が書いてるあたり、さすがは高級サルーン。しかしコレ、ホントに面白いドアノブしてますね。

 当たり前なんだけど、シートもすんごい上質。クラウンの皮シートなんて、あれに比べたら紙切れみたいなもんですよ。



 センチュリーのエンブレム。鳳凰をあしらったデザインが、日本の高級車であることを誇示している。なんでもこのエンブレム、五回塗装の五回焼付けという、ものすっごい手間ひまがかけられた一品だとか……

 リアのエンブレムは、誰かがモギ取ろうとした痕跡がありましたよ。間違いなく、その内の一人は霧島の弟だわw 霧島も同じことやろうとしたけどね。


 おばあちゃんのお店は、こんな感じ。言うほど、面白いクルマは無かったねぇ。セドリックだかグロリアだか、V35スカイラインだか、日産の高級セダンのバーゲンセールが行われたぐらいだねえ。

 続いて向かいの解体屋。スポーツ系が多い店ですよ。



 SW20のⅢ型GT-S。これも、もう半年ぐらい置いてあるかなぁ。入荷した時は、ボディもピカピカだったのだけど、さすがにずっと雨ざらしってことで、だいぶボディもくすんでしまいましたね。

 前に見た時は、ほとんど丸ごと部品も残ってたのですけど、今回はインパネやらシフトノブやらステアリングやら。エンジンコンピュータも無かった。あと、エンジンフードの開放レバーが、なぜか効かなかった……

 ついでながら。このSWにはユーロ仕様のウィンカーがついてたのですけど、それを頂いたのは霧島ですw 買ったのはいいけど、いまいち使う気が起きんので、そのうちオフ会のビンゴの景品に出品するかも!?



 これも長いなぁ。FC3C RX-7カブリオレ。でも、なんか今回、フェンダーだけピンク色に変わってるし……

 駐車場を見てたら、ピンク色のFCが停まってて、フェンダーだけ黒くなってたんで、それとこれとを入れ替えたんだろうなぁ。なお、奥に見えてるデルソルのパーツをモギ取ったのは、たぶん霧島の弟。だってアレ以外に、このデルソルをハゲタカしそうな人間を知らねーもん。



 分かりにくいけど、S13・S14・R32・R33・R34が写ってる。もはやシルビアとか、逆に需要が無い感じっつーか……

 関西は、もう走り屋さんは絶滅状態だからねえ……



 そして、いつもこの解体屋さんに置かれている180SXに、R32スカイラインのマスクを取り付けた……スカエイティ!? これ、どーすんでしょ……。ずっと置いてあるし、しかもコケ生えてるよ……



 さらに別の解体屋にて、DE3A型FTO。輸出するクルマを置いとくスペースにあるんですけど、もう2年ぐらいこんな調子だね。春ぐらいにMr.Claesと八幡に来た時、クラエスさんが、この車体からあれやこれやとパーツを強奪してたのは懐かしい思い出……。もう丸ごと買っちゃえよw



 京都府警のパトカー仕様のクラウン。警察車両もよく八幡にはありますねえ。白黒クラウンから覆面レガシィ、それにFD3Sのパトカー仕様なんてのも見たことがある。

 でも、基本的に柵の内側に保管されてるので、全然触らせては貰えないのですよ。今回は珍しく、間近で見られた一台。



 コレ、絶対に事故ってるよね……。エンジンは1JZ-GTEっぽいので、11代目のクラウンアスリートっすな。

 ああ……伊勢湾岸道で、コレに追いかけられたトラウマが……ッ!



 今、俺、パトカーの運転席に座ってるよぉ! ……後部座席に座らされたことがあるのはナイショ。さすがに、パトカーならではの内装は全て取り外されてましたねえ。でもスイッチ類を触ったら反応はあった。いや、バッテリー外そうよ……



 あれこれ見てたら、右京署で使われてた車体っぽい。右京で、なんか事故あったっけ……。あと、車内に貼られたエンジンオイルの交換ステッカーから、少なくともこれは38万kmぐらいは走行していた模様。



 「こういうクルマってどうせ5~6万kmで車体を入れ替えるんだろ? この税金ドロボーめ!」って告発できるような証拠があるかと思ったけど、その逆だった。普通車の3倍も4倍も大事に使われてるんやんか。よっぽどのクルマ好きでもここまで乗ってる人はいないなぁ。業務用だから、判断は難しいけどね……



 RX-7 FC3S。FCは八幡でよく見ますねえ……。バブルの頃に買ったはいいけど、ガソリンは食うわオイルは食うわ膨大な金は食うわで手放す人も多いんでしょうねえ……

 パーツの需要も、あるのかないのかまったく分からん!



 トミーカイラのステッカーの貼られたスカイライン。最近、スカイラインがにわかに増えてきたような気がする。32が一番多いけど、33・34・果ては35もチラホラと。

 新しいクルマとか、90年代のスポーツカーってのは解体に出さずに、そのまま中東とかに転売されちゃうことが多いっぽいけど、スカイラインにそこまでの魅力はないということか……? 「GT-Rがスカイラインをダメにした」って言ってた人がいるけど、ある意味では至言でしょうねえ。


 ガソリンとオイルと、エアバッグの火薬の匂いが漂う中を歩いて回る。エアバッグは強制的に爆発させるって、Mr.Claesが前に教えてくれたっけ。助手席のあたりにヒビが入ってるのが多いのは、そのためでしょうねえ。SWもエアバッグ作動でガラス割れたって某氏が書いてた気がする。

 ……時々、明らかに人を轢いただろうってガラスの割れ方してる自動車もあるけどね(ボソ



 懐かしいなぁ、こんなインテグラもありました。この頃からインテはFF最速の一台としての片鱗を見せてたっけね。本格的に最速のライトウェイトスポーツとして君臨したのはタイプRの登場からだけども。

 てか、八幡もスポーツカーが減った……。ちょっと前までは三菱のGTOとか日産のフェアレディ32Z
がゴロゴロしてたんだけど、もうサッパリ無くなってる。



 あれこれ見て回ってる間も、カーキャリアで次々と商品が入荷してくる。どれもこれも、エンジンをかければなんら問題なく走行できる車両ばかり。

 八幡へ持ち込まれたクルマは、十二分に商品価値があると判断されたものは、そのまま海外へ転売。あるいは業者の手によって解体されてネット上で部品単位で売買される。

 大して価値の無いものは、しばらく店頭に並べて、一般のお客にパーツを売買した後、強烈なプレス機でダイス上に固められる。業者によっては、それをクズ鉄として売り捌き、あるいは自社で破砕し、クルマは再び鉄へと還ってゆく。

 ここ何年かで、八幡の規模も随分と小さくなった。あと何年、こんな光景が見られるのだろうね……
Posted at 2012/11/09 20:34:19 | コメント(11) | トラックバック(0) | 解体屋 | 日記
2012年11月05日 イイね!

京都の秋って寒いんですよ

 ついに冬コミの当落が発表になりましたね。ネット上は阿鼻叫喚で悲喜交々な様相を呈しているようで……

 霧島の知人も、受かったり落ちたりで、ある者は絶望の色でソウルジェムを染め上げて、ある者は悲しみのあまりに天を仰ぎ大地を叩き、ある者は締切の修羅場へと追い込まれ、ある者はレッドブルとモンスターエナジーが無ければ生きていけない身体になったりならなかったりあれこれと。

 そう……冬の戦いが始まったのだ……!

 さてはて。冬コミの話も色々とあるのですけども、今日は別のイベントの話でして、昨日は京都の「文々。新聞友の会」に行ってきたのですよ。

 朝の9時、京都行き急行に乗って丹波橋で京阪電車に乗り換え。出町柳行き特急で三条駅に降り立つ。階段を上って地上に出れば、冬の朝日を受けた京都の街並み。風が冷たく、思わず身震いする。朝から忙しなくクルマが行き交いする川端通りを上がって、二条通りで東へ折れる。東大路通りを超えて疏水を渡れば、人の列が見えてくる。



 ここが京都勧業館・「みやこめっせ」。京都市の即売会の聖地ですね。4年前まで、東方紅楼夢もここで行われてたのですよ。今なお、小中規模の同人誌即売会はココで行われています。この時、行われていたのは、創作同人音楽系イベントの「MUSIC COMMUNICATION 6」、射命丸文&天狗オンリーの「第百二十七期 文々。新聞友の会」、稗田阿求オンリーの「第二回 求代目の紅茶会」、秘封倶楽部オンリーの「第二回 科学世紀のカフェテラス」。

 MUSIC COMMUNICATIONと文々。新聞友の会は、4年前から知っていたのですけど、行こう行こうと思って毎年行けず、初めて来れましたよ……。てか、みやこめっせ自体が初めて来れた。毎年、文々。は、なのはやらラノベやら、メガネっ娘オンリーの「メガネクス」やら、複数の即売会が合同で行われる「京都勧業祭」の一環として行われてたのですけど、今年は東方系とMCが分かれたんですねえ。理由は知らん。

 朝の10時。既に長い待機列が形成されている。ざっと見積もっても200~300人って所。みんな寒いのにようやる……。カタログを買ってから列に並べってことで、カタログを買いに一度みやこめっせの三階まで登ってカタログを購入、800円也。



 これが今回の文々。新聞その他の合同カタログ。厚さはそんなにないけど、表紙も上質だし、しっかりした造りですよ。規模はそんなに変わらない(てか、これよりでかい)名古屋のコミライカタログが霞んで見える。

 カタログを買って、列の最後尾へ。思いっきりみやこめっせの敷地の外の歩道に列が形成されていて、霧島が並んだのは疏水の橋の上。ホントによくこんな所でイベントをやるなぁ……と思ってたら、4年前の第四回東方紅楼夢の時は、なんと待機列がみやこめっせの外周をぐるっと一周したそうな……ひょぇぇ……そりゃインテックスに移るわな(汗)

 列に並びながらカタログに目を通す。ちょうど日陰で寒いのなんの……Tシャツに薄手のパーカー一枚は失敗だった。いやだって、京都に詳しいウチの姉に聞いたら、ジャンパー着たら暑いって言うもんですから。騙された。なお、姉貴は姉貴で太秦のコスイベントでフィーバーしてたとかなんとか。

 10時45分頃になって、列が移動を開始。みやこめっせ館内へ。いやぁ、暖かいねぇ……。手がかじかんでヤバかった。この日は、K-5Ⅱsに加えて、交換レンズ2本+ネオ一眼のフル装備をカメラバッグに入れてきてたから、けっこう荷物が重くてデカい。今回はコスプレは不可だったんだけど、せっかくだし京都でいろいろ撮って帰ろうかなと思ったのですよ。

 バッグから、去年の紅楼夢だか何だかでゲットした早苗さんのトートを取り出して戦闘準備。そして11時、入場開始である。沸き起こる拍手、フライングがあったのはご愛嬌。5~10分が経過した後、霧島も会場へ突入。そのまま第一目標へと向かう。

 向かう先は、うにゃ吉先生のサークル・あんずの木。「百合最高!」でおなじみのサークルさんですね。紅楼夢でも最優先目標の一つでしたっけ。紅楼夢から、そんなに日も経っていないのに、新刊を投入してくるという、執筆の速さにはオドロキの一言。配置場所はお誕生日席だったし、ちょっとヤバいかなぁと思ってたけど、無事にゲット。はたて本&あや×さな本、頂きました。

 今回は、ぶっちゃけコレさえ手に入ればそれで良かった。後はのんびり見て回ることに。続いて運営元である京都文々。新聞社のスペースにて、2013年の文々。新聞カレンダーをゲット。



 12人の絵師さんたちによって描かれた、2013年のカレンダー。1000円也。こういうカレンダーって、イラストばっかりが押し出されて、カレンダーとしての視認性が最悪なものも少なくないんですけど、これはバッチリカレンダーとしても使える一品。これはお買い得だぜ! ああ、そうそう。グンマーの零鴛さん、欲しかったらコレ、あげますよん。

 続いて、今回の東方イベント3つの合同企画誌「そして京都で逢いましょう」もゲット。秘封倶楽部は京都だし、稗田阿求の聖地は奈良、天狗ってのも京都に縁の深い存在ってことで、関西の東方スポット紹介を中心にした企画本ですよ。紅楼夢の裏話も、コレに載ってました。

 他に何かビビっとくる薄い本はないかなぁと思って会場をグルグル。そしたら、壁サークルの街角麻婆豆の所に、何やらカメラがたくさん展示されてる。話を聞いてたら、そのサークルさんのお二人は、ものすっごいカメラ好きで、フィルム機も使いこなす方々。かたやオリンパス使い、かたやキヤノン使いの方でしたね。ペンタックス645(初代)とか、初めて触らせてもらったよ……。ウェストレベルファインダーの二眼とかも。中判カメラってホントファインダーが見やすいですね! あと、自作大判カメラにはビックリの一言。

 キヤノンのEOS60Dにでっかい望遠ズームを付けたのも触らせてもらった。やっぱキヤノンやニコンはゴッツイカメラを造るよねえ……ペンタックスもあんなの造って欲しいなぁ。霧島も、K-5Ⅱsを出して、あれこれ見せあいっこしたりしてましたよ。

 で、最終的な戦利品はこんな感じ。



 まぁ、紅楼夢の残弾から予算は出してるので、損傷は比較的軽微だった(!?) ちなみに真ん中のCDが、街角さんの頒布物です。

 時間は12時前。ちょっと早いけど、会場を離脱。その後は京都をブラブラすることに。みやこめっせを出て、疏水沿いに北へと歩いてゆく。疏水っていうのは琵琶湖疏水。明治時代に造られたもので、滋賀県は琵琶湖から、はるばる京都市内へと水を導くためにつくられたのですよ。

 この疏水のおかげで、京都では早くから水力発電が行われたり、日本で初めて市電が走ったりと、首都を東京に盗られて落ちぶれつつあった京都は工業産業都市として発展することになったんですよ。ちなみに当時の議会録には「奈良にはなるな」と記されています。言い得て妙過ぎて、反論できねぇ……orz

 

 夷川発電所にて。奥に見えるのが、琵琶湖疏水を計画・立案して完成に導いた京都府知事の北垣国道男爵の像。京都府の小学校を卒業した人間なら、北垣国道公と、現場を指揮した田邉朔郎技師の名前は叩き込まれたと思う。つっても、琵琶湖疏水の恩恵を直接受けてたのなんて、京都市民ぐらいだけどね……

 発電所の湖にて、なんとなく写真を撮ることに。レンズを18-50mmから、新規に導入した80-320mmの望遠FAレンズに感想。泳ぎ回っているカモ(?)を狙ってみる。



 う~ん……。野鳥を撮る世界では500mmでも標準とかなんとかって言われますけど、その理由がよく分かった。320mmで480mmの画角になるんだけど、ぜんぜん足りないや。

 しばらくバシャバシャ撮った後、再び疏水沿いに今度は西方向へ。再びの川端通り、そして鴨川へと到達する。



 京都市民の憩いの場である、鴨川。その日も、ジョギングしてる人やら、自転車で走ってる人やら、散歩してる人やら……あとリア充どもとかでいっぱい。

 ぶっちゃけ、霧島は京都がキラいです。個人的に、京都にはロクな思い出が無いって言うのも大きいのだけど、京都と京都人の持つ「あざとさ」とか「狡猾さ」とか排他的な空気ってのがダメなのですよ。なんであんなに京都に憧れる人たちが多いのか、正直、理解に苦しむわ。

 ……でもさ、この景色を見てると京都に羨望の念を抱く人たちの気持ちってのも、なんとなく分からなくはないのですよ。のーんびり歩いてたら、こんなに気持ちのいい場所はないですもん。こんなの大阪にも奈良にも神戸にも、東京にだってない。そりゃあ学生時代を京都で過ごせれば、楽しいだろうさ。霧島は、当時から既に京都ギライだったけどもね。

 鴨川に降りて、北へと歩く。丸太町を越え、左手に京都府立医科大を望む。……昔さ、みん友さんに、まる④さんって方がおられたのですよ。某ショップのデモカーだったフェアレディ32Zに乗っておられたまる④さん。日本のあちこちを転々としている中で、京都市にも住んでおられたことがあった。

 その中で、奥さんを亡くし、3/11の震災では津波で家族を流され……そして、自身もまた不治の病に犯されて、京都の病院で療養生活を送っておられた方でした。霧島も一度だけお会いして、横に乗せてもらったっけね。その時に教わった、ちょっとした運転のコツとかは今でも役に立っている。奇跡的に回復の兆候も見えたってことで仕事もしておられるみたいだけど、今頃、どうしておられるのかな……。「いつか再びZに乗る」とおっしゃってたっけね……

 そして鴨川は、やがて二手に分かれる。賀茂川と高野川で形成される三角形、それが鴨川デルタですよ。京都の学生のコンパ会場ってことで有名ですね。「けいおん!」のオープニングでも、この場所が登場してました。ここに来るのは2年ぶりだねえ……



 ……色々なことがあったっけね。大学在学中から働き始めて、毎日、早朝から深夜まで働きづめだった。以降2年間、遊ぶことなんて全く思いもつかない中で走り回る日々。その中で、心身共にボロボロになって、毎日毎日、痛む胃を抑えながら仕事をしていた。

 京都市内で働いていた時も、地獄だったねえ……。人間の悪意と醜さをまざまざと見せつけられたっけ。そして、2年間を共にしたⅢ型を失い、霧島は京都を去った――

 あれから2年。こうしてイベントに毎月のように通って、のんびり写真を撮って回れるような日々が訪れるとは思いもしなかった。稼ぎは少ないし、将来の展望も見えないけど、こんなにものどかな日常。幸せかどうかは微妙だけど、それなりに充実してるかな。

 賀茂大橋のファミリーマートでファミチキを買って、鴨川を見ながら遅い昼食。冷えた身体に、熱いチキンが染みわたる。

 しばらくぼーっと川で遊ぶ家族連れを眺めた後、京阪の出町柳駅へ。淀屋橋行きに乗って、京阪七条駅で下車。鴨川を渡って、烏丸通りを京都駅方面へ。



 見えてくるのは京都タワー、そしてヨドバシカメラ。この辺りも、来るのは8年ぶりぐらいかな。浪人時代以来か……。あの頃も地獄だったね。自分の居場所を完全に失った霧島は、毎日のように京都の街を彷徨い歩いたっけ。当時、ヨドバシはプラッツ近鉄で、よくその中の本屋にも立ち読みに来たなぁ。

 ヨドバシカメラへ入って、一階のカメラ売り場へ。やっぱりカメラは、京都か大阪に出ないとダメだね。ペンタックスをまともに扱ってる店なんて、奈良にはないからね。ペンタだと、K-01やX-5、K-30にK-5Ⅱs。はては645Dまで実機が触って試せるようになってる。交換レンズまで、びっくりするぐらい充実してますよ。

 ガラスケースに並んだレンズ群と睨めっこしてたら、店員さんが声をかけて来てくれたので、あれこれレンズを試してみることに。指定したのは、FA77 Limitedと、DA☆55mm……だったのだがDA☆55mm F1.4 SDMが、なぜかオートフォーカスが動かない……。いやあのね、ペンタックスの超音波モーターが脆弱ってのは聞いてたよ? でも展示品が動かないって何それダメやん。



 続くFA77mm F1.8 Limited。フィルム時代より、ペンタックスの志向のポートレートレンズとされているFA77。ヤバい何これ、描写は繊細でボケも美しすぎる……。やっぱリミテッドレンズはすごいや。高いけどね! 35mm判に合わせて造られたレンズだから、APS-Cだと焦点距離が100mmを越えるんで、なかなか使いづらいけども。ちなみにコレをデジタル用にリバイバルしたのがDA☆55mmです。

 なお、上の写真は手ブレしてるんじゃなくて、絞りを開きまくってるから、ごくわずかな領域にしかピントが合わんのですよ。

 ヨドバシを出て、次なる目的地は京都タワー。実は霧島、京都タワーって登ったことないんですよ……。口の悪い人からはオtntnなんて言われてる京都タワー、一応、ローソクをモチーフにしてるらしいですよ?

 一階でチケットを買って、11階までエレベーターで上がる。そこからエレベーターを乗り換えて、一気に地上131mへ。



「見ろ! 人がゴミのようだ! いい気分だ! フゥーハハハッ!!」

 いや、こりゃすごいや。360度、京都の街が一望できる。はるか遠くには、奈良の生駒山も見えてるね! 京都タワーは、内部に骨格を持たない、応外皮構造ってこと、一番外側のモノコックの円筒だけでタワーを支える珍しい構造。

 「京都は千年の歴史を持つ古の都」。そんな風によく言われるんだけど、それは決して京都の本質ではないのですよ。京都という街は、常に進化してゆく場所なのです。歴史のある町っていうのは、どうしても「歴史の保存」か「開発と発展」かのジレンマに悩まされるのですけど、過去の伝統にとらわれることなく、どんどん新しい文化、文明、技術、建造物、工業、産業を取り入れて、前へ前へと進もうとしている。それが京都の「強み」なのですよ。文化財級の施設をコスプレイベントに開放してるのなんて、もうビックリですよ。

 琵琶湖疏水しかり、小椋池の干拓しかり、京都駅ビルしかり、京都タワーしかり。保守的な考えに縛られず、新たな価値観を作り出す、産業と工業の街。京都のそういう側面は、意外と知られてないけどね。その反対で、発展に失敗したのが奈良なのですよ。どちらが正しいかは、不毛な議論だけども。

 タワーを降りて、再び地上11階。そこにはこんなものが……

 

 「今年の一字」。毎年、年末に清水寺でやってるアレですよ。て言うか、ここに飾ってあったのか……知らんかった(汗) 2012年の一字も現在募集中とのこと……。去年は「絆」だったんですね。今年はどうなることやら……

 タワーを出て、地下街のポルタを通って京都駅。国内海外からの多くの観光客でごったがえす京都駅。その喧噪の中、近鉄の乗り場へと向かう。

 ……霧島は京都がキラいだ。でも、その凄さは認めざるを得ない。

 自分は奈良県生まれの奈良県育ちで、今も奈良の人間のつもりだけどね。奈良と違って、京都の冬は厳しい。

 まもなく秋も終わる。
Posted at 2012/11/05 18:23:21 | コメント(5) | トラックバック(0) | イベント | 日記

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