2016年9月17日、最終形態で取り付けました。
サイズ:幅70mm×高さ50mm×奥行き140mm
整備手帳に記載した自宅で机上にて行った電解コンデンサの音色比較実験で僕の好きな電解コンデンサの組み合わせを見つけました。
実際に車載してみるためにキャパシタを自作しました。
自作に使った容量は、BA laboのヘッドユニット用のBE-202、2200μFを参考にしました。
構成は、
<電解コンデンサ>
東信工業 UTSJ 50V 1000μF×1個
ニチコン FG 50V 470μF×1個
ELNA SILMICⅡ 50V 470μF×1個
<フィルムコンデンサ>
WIMA MKS2 63V 0.1μF×1個
合計1940.1μFとなりました。
コンデンサは電源ライン上ではノイズフィルターとしての役目も持つそうで、電解コンデンサは低域側、フィルムコンデンサは高域側を担当するそうです。
みん友さんのアドバイスを受け、フィルムコンデンサも追加した次第です (^。^)
周辺パーツは整備手帳に詳細に記載しました。
キャパシタをケース状にしたのには訳がありまして、一度実験してみたかったのがジルコンサンドの充填です。
ジルコンサンドは、主にオーストラリアの海辺で採取できる砂だそうですが、非磁性で非伝導性とのことでホームオーディオでは制振を目的にラックの柱やスピーカースタンドの柱の中に充填して重さを出したり余分な振動の制振に使われているそうです。比重は2.7。
サウンドマジックというメーカーから1kgで販売されていたのでこれを入手し、ケース内を万遍なく満たして完成としています。
ジルコンサンド充填前の段階でしばらく鳴らし込んでいますが、UTSJ由体の美音、FG由来のバランス、SILMICⅡ由来のふくよかな中低音があるのですが、極低域の鳴りが抑えられてしまい低域がもう一息!という印象もありました。
WIMAのフィルムコンはあまり音色に仕事をしないようにわざと選んでいます。
今回の4種類では電解コンデンサの3種の音色を聴きたくて構成しています。
エージングが進んでいくとSILIMICⅡがゆっくりですが目覚めてきてはくれますが、それでももう一息な感じもあります。
一時的に追加実験したときにはニチコンKZを100μFという少量を加えてあげると3種の電解コンデンサのキャラを崩さずにドシッとした低域が出るように感じましたので追加してあげた方が完成度は高いのかもしれません。。。
ただし、KZの容量はそれ以上上げると音色のバランスが簡単に崩れます。
僕の場合は、ヒューズを含めた他の電源ラインを見直してつじつまを合わせました。
そして、ジルコンサンドを充填すると十分制振をかけた意味が音に表れます。
変化は、実験で机上で行った音色に近づく感じです。
車体の振動によってねじ曲げられた音色が大分本来向かうべきベクトルに修正される印象でした。
変化は主に中高域に表れます。
解像度のアップとボーカルの気持ちよさです。
CDデッキの制振、アンプの制振と機材の制振を念頭に置きながらオーリスはステップアップしてきましたが、こんなキャパシタなんぞでも制振の効果は実感できました。
音色は厳密に言うと机上実験で感じた感動はまだまだ引き出せていないようにも思いますが、いつものように楽しみながら勉強できた教材でした。
オーリスでは一番制振できていないパッシブネットワークをどうにかしてみたいという意欲に駆られた実験でもありました。。。
購入価格は、ショートパーツとケース代を抜いております。
UTSJ \315
FG \84
SILMICⅡ \315
MKS2 \53
ユニバーサル基板 \163
ジルコンサンド SOUND MAGIC PZ1(1kg中770g使用) 1kgで\750
以上の合計金額です。
**2017年3月26日**
遡りますが、2016年12月20日にこの自作キャパシタを外しました。
オーディオアクセサリーによくあることですが、外してみて気づくことも、、、ありました。
自分の好きな音色に仕向けた音を楽しんでいたわけですが、取り外したときに奥さんのオーリスの音に対する評価がうなぎ登りによくなりました。
キャパシタを外した当時の奥さんのコメントですが、
・音がいっぱい聞こえる
・中低音なのかな?今までそれが1つの音と思っていたのが実は1つじゃなくて明確に分かれてよくわかる
・すっきり聞こえるのになぜかエネルギーに満ちている
・今まで僕なんかはわからないと言っていたけど、どうしても音量を上げると耳にうるさく感じてしまっていたのに今は大丈夫
・家でこんな音量で聴いてしまうと近所迷惑だと思うけどオーリスなら音量上げれるね
というものでした。
そんなにキャパシタが音のエネルギー、リアリティを奪ってしまうものなの??
キャパシタは要はコンデンサなわけなので、電気を蓄えて瞬時に近くにある機材に電気を供給してくれるものではないの??
という疑問が湧くわけですが、僕よりも遥かに耳の確かな奥さんが外したほうが音が楽しいというので選択は間違っていないと思います。
「今のオーリスにはデッキのキャパシタはなくても良い」ということがわかりました。
精魂込めて作っていった逸品たちはことごとく外されていくのでした。。。(>_<)
購入価格 | 1,680 円 |
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入手ルート | ネットショッピング(その他) ※千石電商、若松通商、でんき堂スクェア |
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