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福助@G.7の愛車 [スバル フォレスター]

整備手帳

作業日:2014年5月24日

ゲート式AT "3速 → 2速"のショートストローク化(3速~1速の階段化)

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 6時間以内
1
別記"スバル純正 セレクターシステム一式 BE/BH系用(改)"の、"(改)"にあたる加工です。

各方式のシフトパターンです。
左が"ノーマル"、中央が移植した"ゲート式"です。

3速から2速への移動は、赤矢印の通りです。
ノーマルでは、手前に引くだけでした(ボタン操作は伴います)。

対するゲート式では、左にいっぱいまで移動させてからとなります。
横への移動量が多いため、素早い操作の妨げとなっていました。

乱暴にすれば早められますが、1速へのシフトミスを招きます。
ノーマルと同様、流れで入ってしまうためです。

これらの不満を解消するパターンが、"ゲート式(改)"となります。
2
インジケーターパネルなどを取り外したシフトユニットです。
本当のゲートは、ここに刻まれています。

シャフト(ロッド)の当たり面には、黒の樹脂プレートが付けられていました。
このプレートには弾力があり、ユニットの強度・静粛性・操作感を向上させているようです。
"P"の位置には、検出スイッチも付いていました。

前後の操作はAT本体へ伝わりますが、左右は無関係です(このタイプの場合)。
2速のホームポジションを中央へ移動させるため、赤丸の部分を削ります。

削り込みは、正確に行う必要があります。
シャフトを"2"の位置へ移動させ、遊びを含めた位置関係を把握しておきました。
3
取り外した樹脂プレートです。
プレート単体で削り込みました。

単体としたのは、作業性と練習を兼ねてです。
じっくりと観察できるため、イメージもつかみやすくなります。

裏側には5本のピンが出ており、ユニット側へハメ込まれています。
接着はされていなかったので、端からめくり上げながら外しました。

右方向へは、"R"位置の側面に揃えて削っています。
しかし、それでは不十分でした。
よく見ると分かりますが、左列が上半分と下半分で微妙にズラされているためです。

手前側へ削る量は、前述の位置関係を元としています。
多くても少なくても変速不良につながるため、慎重に作業しました。
4
削り込んだシフトユニットです。
③で削っておいた樹脂プレートを戻し、型紙替わりにしました。

穴がいくつかありますが、前述のピンが収まる場所です。
赤丸の穴については、後述します。

支点との位置関係から、シャフトは斜めに当たります。
手前側は内部へゆくほど浅く、逆に右側は深く削っています。
何度もシャフトを当て、確認しながら削りました。

削りカスなどの混入は、動作不良の原因となります。
掃除機で吸い上げながら作業しました。
5
プラ板を追加した樹脂プレートです。
2本のビスで固定しています。

ただ削るだけでは、シャフトが暴れてしまいます。
正確なシフト操作を実現するため、プラ板をカットして取り付けました。

これにより、新たなゲートが生まれます。
6
裏側の様子です。

右上のビスのところには、もともとピンがありました。
それを根元から切断し、同じ場所に穴を開けています。

ユニット側にはピンの受け穴があるため、そのまま利用します。
ビスのサイズも、それを踏まえたφ4×16mmとしました。

左下のビスに関しては、ユニット側も含めて新たな穴を開けています。
その穴が、④の画像の赤丸です。

開けた穴のサイズは、φ4mmです。
強度的なバランスも考慮し、この位置に決めました。
7
作り直したプラ板です。

前述の通り、右方向への削り込みは不十分でした。
さらに削ったため、プラ板の幅も広げています。

凹んでいる部分は、シャフトの逃げです。
ビス穴の位置関係は変わっていません。

プラ板は新旧ともに、コンソールの端材を利用しました。
別記"スバル純正 センターコンソール一式 GDB WRX STi 前期型用"を移植する際に出たものです。

適度な硬さで、厚みも2.5mm強あります。
よほど無茶な操作をしない限り、そうそう割れることはないかと思います(保証はしません)。
8
加工後の様子です。
3速~1速の移動が均等になるよう仕上げました。

確認しながら少しずつ削ったため、時間はかかっています。
その分、操作感は満足できるものとなりました。

当然ながら、インジケーターパネルは付かなくなります(要加工)。
前述のコンソールがMT車用なので、自車はシフトブーツで隠れています。

プラ板とインジケーターパネルを入れ替えれば、シフトパターンは元通りにできます(無理な操作は厳禁、保証もしません)。
動きを想像すると分かりますが、力のかかる部分は削っていないためです。

素早い操作が可能となり、シフトミスの不安も解消されました。
操作そのものも楽しくなっています。

作業は、自己責任でお願いします。

<作業日>
・2014/05/24

<走行距離>
・149,109km

(ショートシフト化、ショート化、クイックシフト化、クイック化、ショートストロークシフト、クイックストロークシフト)


2014/06/05 追記
別記"自作 シフトパターンプレート"をアップしました。

<作業日>
・2014/05/27 - 2014/05/28

<走行距離>
・149,235km

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この記事へのコメント

2014年6月5日 7:37
おおお~ッ津!!!

ジミー&コンキーな作業やけどええ仕事してますな~
確かにこのゲートの1と2の操作性はイマイチなんで効果的な改善ですね!!

オイラにはそこまでのコンキーが無いけど…(爆
コメントへの返答
2014年6月5日 23:39
こんばんは(^_^)

確かにジミコンな作業ですが、効果は絶大ですよ!!

Xデーで、体感してみてください(^。^)
2014年6月5日 7:42
やりたいけどちょっと大変だなぁ。加工したのください(笑)
コメントへの返答
2014年6月5日 23:45
またまたぁ・・・(^_^;)

桃さんからしたら、ほんの小技じゃないですか?
2014年6月5日 13:22
Σd(゚∀゚d)ォゥィェ!!!
凄い凄い。
オイラも不満箇所だけど、怖くて考えないです…
コメントへの返答
2014年6月5日 23:50
Σd(゚∀゚d)ォゥィェ!!

ありがとうございます(^^ゞ

あれ?、ブーツ組は当たり前に乗ってくると思ってたんですが・・・。
2014年6月5日 22:40
オラは思いつきもしませんでした、流石です!

BE/BHなら解体屋にゴロゴロしてるんで樹脂プレートなら調達しますが?(笑

で、加工して↑の方々に売りつけるとか(爆
コメントへの返答
2014年6月5日 23:57
えっ、ホントですか!?

私が思いつくぐらいなので、何で事例がないのか不思議に思っていたんですよ・・・。

ゴロゴロしてる環境、うらやましいです(^。^)

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