あまり、話題に上りませんでしたが宮崎の串間市の出来事です。
以下は、
西日本新聞からの引用です。
「串間原発」投票見送り
市長「理解得られない」
宮崎県串間市の野辺修光市長は14日、市役所で記者会見し、4月10日に予定していた原子力発電所誘致の是非をめぐる住民投票を見送る方針を発表した。東京電力福島原発の爆発事故を受け「現状では市民に不安と混乱を招く」と判断した。
かつて原発推進の立場で、現在は中立を強調する野辺市長は「(住民投票実施は)市民の理解を得られない。救援活動が続く中で人道的にも問題がある」と説明。今後に関しては「原発誘致は安全性の確保が絶対条件で、国の原子力政策を見極める」と強調した。
昨年7月の市長選で住民投票実施を公約に掲げた市長は、任期中の実施可能性について「私の公約の最たるものではあるが、現時点では何とも言えない」と述べた。
「投票見送り」の表明に、反原発ネット串間の竹下主之(ちかゆき)代表は「原発が安全ではないことを市長が素直に認め、自ら『串間には原発はいらない』と明言すべきだ」。一方、賛成派の森光昭市議は「住民投票は市民が冷静な判断ができる時期にするべきで、市長の判断は妥当」と評価した。
同市の会社員女性(40)は「福島原発の事故前は迷っていたが、子どもの将来を考えて、今は反対。住民投票は予定通りにするべきではないか。『反対』という結果が出るのを避けたい市長の意図を感じる」と憤った。
参考: http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/231618
最後の住民が語っている通りです。
『反対』という結果が出るのを避けたい市長の意図を感じる
野辺市長は中立を強調しているようですが、
完全に原発推進派であることがわかりました。
前回の選挙では、反対派の支持を得られないことから、
表面上は中立を主張し、選挙公約に「原発立地の住民投票」を掲げましたが、
負けそうになるとこれです...
4月10日の「住民投票」は最初から決まっていたこと
たまたま今回の大地震があっただけです。
立地に不利な要因が増えると延期すると言うのでは
いつまで経っても公平な住民投票は実施されないのではないでしょうか?
そいぎんね。
Posted at 2011/03/17 07:04:03 | |
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