障碍者用駐車場について家族が利用していたことから感じたこと。今回家族が障碍者用駐車場を利用させていただきました。それは要介護度の高い足の不自由な身内と一緒に行動していたからなんですが…いつもは車高の高いといってもノーマルですが、パジェロに乗せています。やはり車高の高いクルマでは不便なため、今回マーチを使ってもらったのです。車椅子とチャイルドシートがあると4人乗車でもいっぱいいっぱいでしたので、人数の関係で私は別行動し、マーチには車椅子の必要な身内、妊娠後期の嫁と娘、そしてドライバーの4人乗車という状況でした。今回利用した施設は車寄せがある場所だったので、まさか障碍者用駐車場を利用しているとは思いませんでした。しかし、よく考えると足の不自由な方を車寄せで降ろしても面倒をみるというか、何かあっても支える人がいなかったのです。そうなると、まあ利用させていただくには仕方ない状況だったかと思います。しかしここに私がいたら…たらればではありますが、車寄せで降ろして、一般の駐車場に駐車していたと思います。私達よりももっと必要とする方がいらっしゃるかもしれないと思いますからね。前向き駐車ではなく、頭から入れた駐車だったので、もちろん身障者の方向けのマークも取り付けていないし、駐車禁止除外車の許可証もないマーチだけど、見る人が見たらわかりますよね?施設に向かって最短というか、車椅子降ろして、車椅子に人乗せて、下がればドア閉められますからね。あれ?もし自分が運転していたら、バックで入れるよなぁ。通路(道路)に対して、バックで出るのは死角が増えて安全じゃないからね。ということは、一概に施設に最短になる向きで駐車しているからといって、必要としている方が利用しているかはわからないのですね。あとから知りましたが、パジェロは駐車禁止除外の許可を受けているそうです。いろいろ考えることあるな。なんて思っていたら、身の回りのこと、体験したことを思い出しちゃいました。それは学生時代のことですが、知り合いがバイクで単独事故を起こし、半身不随になりました。その方は半年の入院後、車椅子を利用することになり、いろいろ協力させていただんです。その彼が乗ることになったのはスカイラインの2ドア。それもターボです。端から見たら車椅子載せるのにドアが大きく開くからという理由なんてわからずに、スポーツカーが障碍者用駐車場に停まっていると思われていたと思います。そんな彼もステッカーなんて貼りたくない!って別にアピールする必要ないじゃん・・・みたいな感じでしたからね。スポーツカーといえば、私が某峠に遊びに行っていた15年も前のこと。転回禁止の場所で転回中のスポーツカーと直進車両の事故が目の前で発生したことがありました。事故って運転手降りてこないけど、大丈夫か?と思い、駆け寄ってみると・・・車椅子を必要とする方が走りを楽しんでいてやっちゃったので、車内で車椅子が吹っ飛んで降りてくるのが遅かったんです。幸いその時点では?物損事故だったので、いろいろお話していると、こんな体になっても楽しみたいじゃん!みたいな。傍目には完全なスポーツカーだったので、障碍者用駐車場に停まっていたら、いろいろ言われそうなクルマだったよななんて思い出しちゃいました。 改造車といえば、友人のワゴン。シャコタンだけど、お母さんの送迎用に使ってます。お母さんが人工股関節で、傍目には普通に歩いているように見えるけど・・・手帳もお持ちだし、必要に応じて障碍者用駐車場を利用させてもらっているとか・・・クルマの外見はもちろんのこと、運転している方、乗せている方も外見だけじゃわからないですよね・・・そう、そういえば一度こんなことがありました。スーパーの駐車場でのこと。変わった構造の駐車場だったのですが、入口の両サイドに障碍者用駐車場があります。左側に2台、右側に普通の駐車場の隣に1台の障碍者用駐車場があるんです。入口のスロープサイズを広げた関係か?スペースが取れずに普通の駐車場になっていたんだと思います。ちなみに現在は、カート置き場になっています。その入口脇の駐車場がたまたま空いていて、当時妊婦(それも出産直前)だった嫁を入口で降ろしたあとに、そこに駐車して待っていたんです。すると・・・こんな改造車に乗っている奴が身障者な訳ない!ここは身障者用の駐車場だろが!みたいなことを仰る方がちらほら・・・この駐車場のサイズ、小さいでしょ?気づかないの?ここ普通の駐車場だよ。と思いつつ、こちらがそれをお伝えして怒り出されても仕方ないので・・・そのとき、意外といろいろ言う方が多いのだなと感じました。今回、たまたま駐車場を利用させていただいているのを見て、いろんなことを考える機会となりました。人もクルマも外見だけじゃわかんないですよね。ホントに必要としている方がわかるように、パーキングパーミット制度が普及してくれば、良いですよね。そうそう、今回身障者用駐車場を利用させていただいた際に、次に利用しようとする方がいらっしゃいました。『私達も利用したいのですが、どれくらいで出られますか?』と。