2017年11月23日
旧車の部類には入らないネオクラ程度の30年もののパジェロに乗るおいらですが、一般の方から見たら、こんなにこだわってパジェロに乗るなんて、意味不明でしょう。L型パジェロに修理代と改造費をそれだけ掛けたら、現行車両とそんなに変わらない?って話ですから・・・(苦笑)
前の車両が42万キロ、今のパジェロが29万キロ近く乗っていると、いろいろな経験ができます。
今回は、20年来の友人たちとおよそ30年もののL型パジェロをまだ現役で乗っていられるのは、なんだろうね?
ということから、ブログを書いてみようと思います。
まず第一に、パジェロがトラックベースの車両で、クロカン四駆だからという要素は大きいとは思いますが、それはフレームや足回りの話で、エンジンなんて6G72は乗用車やスポーツカーにも使われたエンジン。結局はたいして変わらないんです。
最近の車は、昔の車と比べると、適当なメンテナンスで乗れる距離がずいぶんと伸びてきたように思います。昔でいうと10年10万キロ、平成のモデルで考えると15年15万キロくらいは適当なメンテナンスだけでも乗れるようになってきたと感じてます。その年数距離を超えた車両に乗っていくために大切なこととも通じるところがあるように思います。
拘りも大切ですけど、それよりも大切なのは、トレランス【tolerance】:寛容ではないでしょうか。
異音が出ていても、(音の種類を聞き分けて、)寛容になる。
オイル滲みがあっても、(滲みの部位を把握して、)寛容になる。
振動に対しても、(振動の種類を把握して、)寛容になる。
古めかしくなっても、寛容になる。
やっぱり、トレランスですよ。
しかし、すべての入力に対して無反応になってはいけません。
というのも、異音が出ているのを理由を把握して、寛容にならないと、場合によっては、エンジンオイルが入っていなくて、打音が出ていたからエンジン壊れたとか、パッドが磨り減っていて、センサーが触れて出ていた音をそのままにして、パッド座金でローター研磨とか・・・いろんなトラブルに発展する可能性があります。
オイルにじみだって、にじみが出ている場所を把握しないと大変なことになるかもしれません。ブレーキフルードがにじんでいたら、修理しないと危険ですよね。
振動だって同じことです。
きちんと原因を確認して、これくらいならOKという判断をして乗ることができるから、30年モノの車両に気軽に乗っていることができるんだと思います。判断できなければ、判断できる方(きちんとした整備士)に相談・診断してもらうことで経験を買うことができるんじゃないですかね。例えば、このクルマを30万キロまで乗りたいから、そのためのメンテナンスを行うスタンスでお願いします。と宣言していたら、そういう対応してもらえると思うんです。ただそれは、おいらが偶々めぐり合った整備士がそういうスタンスを理解してくれたから成り立つのかもしれません。
またタイミング見ていろいろ書こうと思います。 。
Posted at 2017/11/23 20:57:30 | |
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