先週修理依頼したラジエターのお話です。
摘出した元々のラジエターはこちら

気づきますか?
ラジエターの中央が下がっていますよね。
むかしのラジエターのため、上下にステーがあってゴムで支えているタイプではなく、ラジエター左右にステーがあって、それでねじ止めされています。
このスポーツターボはダートレース参戦車両だったため、すごい振動が加わっていたため、フロントサスペンションなんて、ハの字に開いちゃっているくらいだし、ラジエターにもすごい力が加わっていたということでしょう。
そんなこともあって、上下のタンクは再利用せず、新品で取ってもらいました。まだ部品があって良かった!
再利用されたのは、ロアのホース部、サイドステー、ラジエターキャップ部。

それ以外は新品だから、相当持つことでしょう。
ちなみに元のラジエターには番号が入っているということで、純正品だね。

フィンなんて潰れてる。

止めは、上の画像の奥の方に写っているコア修理痕。ラジエター右側の2列目が穴開いた跡があるから、何かがぶつかったとのこと。
あっ!そういうことか!
原因判明しました。
ダートレースの振動でエンジンが揺れるでしょ。これでファンが当たったのか。
友人はファンが当たるから電動ファン化していたのは、これが理由なんだね。
帰宅後すぐにとりあえず取り付けしました。

けどね、ホースバンドがなかったため、修理はお預け。
ラジエター修理に合わせてラジエターホース交換もできたし良かった!
というのも、製造廃止ですよ。もちろん。。。
でね、ロアホースは、三菱車の他車種用。アッパーホースはトヨタ車からの流用。なんとかなるもんだね。本当に。
真鍮ラジエター修理でお世話になったのは、
有限会社 川崎ラジエーター商会
電話番号045-591-6983
住所 神奈川県横浜市都筑区東山田町1289−5
ユーザーニーズに合わせて対応してもらえるため、できるだけ持って行って相談するのが良いと思います。
上下タンクの製作も非純正形状でも対応可能だけれども、純正形状に拘る方もいらっしゃったり、たとえば上下タンクのクラックを見栄えのために裏から修理することもあるようで、ユーザーニーズに合わせて対応してもらえるのは、ありがたいですね。
ご自宅の裏手に作業場があるため、ぱっと見個人宅のように見えますが、自宅横にはラジエターでできた川崎ラジエターの看板やフォークリフトがありますので、行けばすぐに分かりますよ。
Posted at 2025/02/16 22:30:28 | |
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pajero | 日記