2015年09月15日
ヒューエルトラブルシューティング 6G72(E-V23, 43系)
故障現象を始動性・アイドル安定性・ドライバビリティ・停止性にわけて、それぞれ点検順序を記載しています。
トラブルが起きた際にいつもいろいろ考えながら探索していますが、
このブログがあれば、便利ですよ。
特に路上トラブルだと、解説書がありませんので、たぶん使えるでしょう(笑)
☆☆☆☆☆☆ 始動性 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
**初爆なしの始動不良**
冷態・温態同様
①電源供給およびイグニッションスイッチIG
②エンジンコントロールユニットのアース
③ヒューエルポンプ
④イグニッションスイッチST・インヒビタスイッチ
⑤TDCセンサ
⑥クランク角センサ
⑦イグニッションコイルおよびパワートランジスタ
⑧インジェクタ
**始動不良**
初爆のみでエンストまたは始動時間がかかって始動
温態
①ヒューエルポンプ
②インジェクタ
③イグニッションスイッチST・インヒビタスイッチ
④ISCサーボ
⑤燃圧
⑥TDCセンサ
⑦クランク角センサ
冷態
①ヒューエルポンプ
②インジェクタ
③水温センサ
④イグニッションスイッチST・インヒビタスイッチ
⑤ISCサーボ
⑥燃圧
⑦TDCセンサ
⑧クランク角センサ
☆☆☆☆☆☆ アイドル安定性 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
**アイドル不安定**
温態
①ISCサーボ
②インジェクタ
③アイドルスイッチ
④燃圧
⑤吸気温センサ
⑥水温センサ
⑦大気圧センサ
⑧O2センサ
冷態
①ISCサーボ
②インジェクタ
③アイドルスイッチ
④燃圧
⑤水温センサ
**アイドル回転不適正**
温態
①水温センサ
②アイドルスイッチ
③パワーステアリングフルードプレッシャスイッチ
④エアコンスイッチおよびエアコンリレー
⑤イグニッションスイッチSTおよびインヒビタスイッチ(AT)
⑥アイドルスピードコントロール(ISC)サーボ
冷態
①水温センサ
②アイドルスイッチ
③アイドルスピードコントロール(ISC)サーボ
**アイドル持続性不良**
温態
①ヒューエルポンプ
②アイドルスピードコントロール(ISC)サーボ
③インジェクタ
④アイドルスイッチ
⑤水温センサ
⑥車速センサ
⑦燃圧
⑧TDCセンサ
⑨クランク角センサ
⑩イグニッションコイルおよびパワートランジスタ
⑪エアフローセンサ(AFS)
冷態
①ヒューエルポンプ
②アイドルスピードコントロール(ISC)サーボ
③インジェクタ
④アイドルスイッチ
⑤水温センサ
⑥燃圧
⑦TDCセンサ
⑧クランク角センサ
⑨イグニッションコイルおよびパワートランジスタ
⑩エアフローセンサ(AFS)
☆☆☆☆☆☆ ドライバビリティ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
**息つぎ**
冷態・温態同様
①ヒューエルポンプ
②インジェクタ
③燃圧
④吸気温センサ
⑤スロットルポジションセンサ(TPS)
⑥水温センサ
⑦大気圧センサ
⑧エアフローセンサ(AFS)
**加速不良**
冷態・温態同様
①ヒューエルポンプ
②インジェクタ
③燃圧
④吸気温センサ
⑤水温センサ
⑥大気圧センサ
⑦イグニッションコイルおよびパワートランジスタ
**もたつき**
冷態・温態同様
①インジェクタ
②燃圧
③スロットルポジションセンサ(TPS)
④水温センサ
⑤エアフローセンサ(AFS)
**ショック**
温態
①イグニッションコイルおよびパワートランジスタ
②TDCセンサ
③クランク角センサ
④スロットルポジションセンサ(TPS)
⑤エアフローセンサ(AFS)
⑥車速センサ
⑦アンチロックブレーキ信号
⑧アイドルスピードコントロール(ISC)サーボ
冷態
①イグニッションコイルおよびパワートランジスタ
②TDCセンサ
③クランク角センサ
④スロットルポジションセンサ(TPS)
⑤エアフローセンサ(AFS)
⑥アイドルスピードコントロール(ISC)サーボ
**しゃくり(サージ)**
冷態・温態同様
①インジェクタ
②燃圧
③水温センサ
**ノッキング**
冷態・温態同様
①吸気温センサ
②大気圧センサ
③エアフローセンサ(AFS)
④イグニッションコイルおよびパワートランジスタ
☆☆☆☆☆☆ 停止性 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
**ランオン(ディーゼリング)**
①インジェクター
Posted at 2015/09/15 09:59:01 | |
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pajero | 日記
2015年09月10日
今回の台風通過に伴う大雨はすごかったですね。
おいらの生息エリアでも道路が冠水している場所がいくつもありました。
画像は数年前のものですが、イメージです。
これくらいの冠水なら、第二通行帯を走ればOKですよね。
しかし、これが片側一車線だったり、道路全体が冠水している場合はどうする?
悩みますよね。
迂回する。これが一番です。
とはいえ、どうしても通行しないといけない場合もあると思います。
その際には、どうするのか?
当たり前のことですが、エンジンが止まらないようにしなくてはなりません。
エンジンルーム特に、エアクリに水が入らないようにする。そして、マフラーからも
水が逆流しないようにすることが必要です。
よく見かけるのは、勢い良く冠水している道路を通過する。
これは絶対にやってはいけません。
その勢いで水しぶきが上がって、エンジンルームに水が入って・・・
エンジンストップ。
これ、実際に見かけたことありますが、やっぱりね・・・ってくらい(ボンネットよりも高く)水を跳ね上げてました。。。
冠水している道路を通行する際に注意しているポイント
*最大でもタイヤの半分の高さまでしか通行しない。
わがパジェロの場合、外形およそ800mmのタイヤですので、水深40cm。
マーチの場合、165/70/14ですので、586mmだとすると、およそ30cmの深さが最大ということですね。
*ゆっくり進入し、波を立てないように走行する。
水深は問題なくても、波が立つことでエンジンルームに水が入ってエンジンストップなんてもこともあるので、波を立てない程度にゆっくり走るのが必要です。
また、対向車や並走車の波でも影響を受ける場合があるので、そこらへんも見ながら通行する必要があると思います。
*縁石が見えない状態なら通行しない。
縁石の高さは地域によって異なりますが、多くは15cmから25cm程度ではないでしょうか。すると、乗用車ならその高さがタイヤの高さの半分ですので、判断材料にはちょうど良いと思われます。
*なるべく道路中央部を走る。
一般的に道路はかまぼこ状になっています。
ということは、同じように見えてもセンターライン側は浅めになっていることが多いと思われます。
これらすべてを守っても必ず通行できるとは限りません。
路面冠水時には、何が水の中にあるかもわかりません・・・
運転にご注意を・・・
Posted at 2015/09/10 22:51:28 | |
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