エアーマンが倒せないならぬ、民主の大物が倒せない

え～昨日の選挙開票番組は凄かったですよ～。全国各地で、民主党の大物や現職大臣がバタバタと落選をしていましたが・・・。

当地の衆院茨城五区では、民主党の勝ちでした。実はここは結構特殊な地域性です。衆院茨城五区は、日立市、高萩市、私が住んでいる北茨城市の三つの市の選挙区なのですが、人口が多い日立市は日立製作所の企業城下町なこともあり、日立労組のバックがある大畠章宏氏が凄まじく強いのです。

元は自民の鉄板地域でしたが、1998年当時自民の議員で大臣も経験をしたことがある塚原俊平氏（巨体で、バラエティ番組にもよく登場をした方でもありました）が急死をして、当時茨城県議だった日立市地盤の岡部英夫氏が当選をしたのですが、日立市で凄まじく評判を落として、2000年の選挙で落選。それ以後は、大畠氏が小選挙区で当選をし続けている地域でもあります。2005年の選挙では、岡部氏の長男でもある岡部英明氏が比例で一回だけ当選をしています。

で、今回の各地域の得票総数ですが、

開票所別得票数

日立市 開票終了
大畠　章宏 46,363 52.4%
石川　昭政 36,123 40.9%
福田　　明 5,933 6.7%

高萩市 開票終了
大畠　章宏 6,555 44.7%
石川　昭政 6,981 47.6%
福田　　明 1,140 7.8%

北茨城市 開票終了
大畠　章宏 8,224 39.3%
石川　昭政 8,737 41.7%
福田　　明 3,970 19.0% 　

と、なります。自民新人で日立市出身の石川氏と共産新人で北茨城市出身の福田氏の三つ巴の選挙となりました。比例で石川氏は初当選をしています。

なお、北茨城市で共産の福田氏の得票数が多いのは、福田氏は30年も北茨城市議を続けていた方で、市議選では必ずトップになる程の名物市議でした。仕事ぶりも「下手な自民系市議よりも働く」事でも知られている方です。

思ったのは「強い人ってそれなりの理由があるんだなぁ」としか・・・。でも、高萩市は放射性物質の最終処分場の候補地にいきなりなって揉めていますし、北茨城市は震災の影響をまだ引きずったままですし・・・。

茨城五区では、エアーマンが倒せないならぬ、大畠氏が倒せないとなっているしなぁ。全国の皆様には申し訳ない感じがしますよ。

それでも、民主党に毅然とした態度を見せ付けた地域の方々には頭が下がる思いがしますわ。

おまけ動画：エアーマンが倒せない

ＵＲＬはhttp://www.youtube.com/watch?v=_Ksepoe7cZs

こんな感じで。