
え~遅ればせながら、あの野球漫画の金字塔『ドカベン』が連載46年目で最終回を迎えました。
日本経済新聞 2018/6/28 12:16分より引用。
『「ドカベン」最終回、46年の歴史に幕』
野球漫画の王道を歩んだ「ドカベン」が、28日発売の週刊少年チャンピオン(秋田書店)最新号で46年の歴史に幕を下ろした。かつての野球少年ら往年のファンから、感謝と惜別の声が上がった。
最新号では全プロ球団が激突する「ドリームトーナメント編」が完結。神奈川の明訓高校で共に戦った主人公の山田太郎、岩鬼正美、殿馬一人、里中智の「四天王」が再結集した東京のチームと、同じ明訓高校出身の微笑三太郎率いる京都のチームの決勝戦の行方を描いた。
試合後、山田と岩鬼が出会いを回想し、ドカベンの名の由来である弁当の大きさを巡る逸話も再登場。「野球狂の詩」など他の水島作品と融合し「大甲子園」「プロ野球編」と続いた連載の年表も掲載し、単行本2巻が8、9月に刊行され、全205巻で完結することも発表された。
会員制交流サイト(SNS)には、幼い頃に熱中した40、50代の声があふれた。「山田をまねて左打ちに変えた」「野球を教えてくれたのは岩鬼」。「お兄さんみたいな里中くんが好きでした」と振り返る女性も。
「『ドカベン』の功績は、『魔球』などの絵空事を前面に出す旧来の手法を排し、野球選手が読むに堪える漫画を確立したこと」と野球漫画評論家のツクイヨシヒサさん。投手と打者の超人的対決ではなく、一長一短の個性が織りなすチーム戦を描き、日本人の野球観を向上させたと説く。
最終回で「またいつの日かお会いできる日を楽しみにしております」とつづった水島さん。短編などでの復活はあるのか。週刊少年チャンピオン編集部は「全くの白紙」としている。
漫画家の水島新司さんが代表作「ドカベン」の完結に当たり、28日発売の週刊少年チャンピオンに寄せたコメント全文は以下の通り。
昭和47年、ドカベンがスタートしてから46年が過ぎ、今日を迎えました。たしかに46年間は長い年月です。しかし長さは感じませんでした。キャラクターに囲まれて、毎日楽しく作品を描いてまいりました。本当に長い間、ご愛読ありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。心よりお礼申し上げます。そしてまたいつの日かお会いできる日を楽しみにしております。〔共同〕
引用終わり。
まぁ、原作者の水島新司先生も、もう80歳近いですからねぇ~。本当に「お疲れさまでした」としか。金字塔を立てたという点でもマンガ史に残る名作だと思いますね。
掲載がスタートをしたのが、1972年というのが凄い。この時代は週刊少年チャンピオン誌の二代目編集長を勤めた壁村耐三氏(1998年に64歳で死去)が、低迷をしていた週刊少年チャンピオン誌を一気に部数を伸ばした伝説的な編集者でもあります。
特に『ブラックジャック創作マル秘話』では、低迷をしていた漫画家・手塚治虫先生を復活をさせた名物編集長でもあります。
この『ドカベン』を皮切りにして、『ブラック・ジャック』、『マカロニほうれん荘』、『がきデカ』等々の漫画史に残る名作を次々と出した功績があります。
そう考えると「すごい歴史があるんだなぁ」と。
こんな感じで。
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Posted at
2018/07/03 20:08:13