
ペラを再調整して多少はマシになった例のエバポレーター付近からの共鳴音。しかしやはり出ます。駆動系からの振動が減った分共鳴の感じが何となく見えます。なんといったら言いのだろうか。。。オーディオの世界で音像が見えると言ったりしますが、あたかもそこに歌手がいて、その後にギターやベースドラムス等が演奏している光景が目に見えるようである。。。これが音像ですが、y60はいまエバポレーターのコアがケースの中でブルブル振動している様子が目に見える気がする。。。そんな状況であります。ありがたく無いですねぇ^^;
そこでどんな構造だったか確認してから対策を練りたいと思って昨年にクーラーの整備をした時の画像を引っ張り出してきてここで考察をしてみたいと思います。グローブブックの後にあるこの箱が共鳴している張本人ですがこの中でコアが振動して箱鳴りがしているのか?
ちょっと気になるのがこのレンチがかかっているのが高圧側ですが、最近見たらここからガス漏れの後が見つかりました。コンプレッサーオイルがガスと一緒に漏れるので埃が付くので気が付きました。去年Oリングも全て新品に交換したのですがなんだろう?もしかして振動が影響しているのか?いづれにせよここのOリングを交換しないといけないのでエバポレーターは外します。余談ですがこれを機会にR12から代替冷媒の炭素系のものを充填しようと思います。
可能性の一つがここの接合部のパッキンです。こちらがブロアモーター側でボックスとブロア側の接合部のパッキンが経年劣化と圧迫で痩せております。これも密着性を低下させ振動しやすい環境を作る可能があります。ちょっと見難いのですけどボックスの後ろ側はクリップで留めてあり、前方はネジで留めてあります。この合わせ目の振動も気になるところです。それにしてもエバポレーターの汚れは尋常でありません。20年分の埃がここに堆積しエキスパンションバルブの継ぎ目からのガス漏れでコンプレッサーオイルが更にこれをベタベタとこびり付かせております。最近の車はこの前にフィルターがあるのでここまでならないでしょうけど古いフィルター無しの車はきっとこんな感じですよ(爆
知らぬが仏。。。知らなかったら本当に仏^^;
こちらがヒーター側の様子です。パッキンは先ほどと同じ感じで劣化がわかります。コアはこちら側は綺麗ですね。パッキン部品で出るのかなぁ
バルクヘッド側から見た感じです。高圧と低圧の配管と排水ドレンがバルクヘッドを貫通しますが、共振する部分は配管でしょうね。この振動がコアに伝わるのか?
ボックスを割った所です。上下2分割になりここにエキスパンションバルブと一体化されたエバポレーターコアが入る感じになっております。コア自体はネジとめされるわけでなくはめ込んでいるだけなので当たりが緩くなれば振動は出来る要素はあります。ここからの掃除が大変なのよ。。。この時これからの掃除だけで1時間は軽くかかりました。本当ならばコアごと新品交換でしょうが、昨年の時点でコアは部品で出なくなったと聞きます。作ってくれそうなラジエーター屋さんを見つけたのでいつか作ってもらおうかな。
こちらが下側ですね。ここにコアがかぱっと填まっている構造ですが発泡スチロールが凹んだらコアは動けます。この収まりも重要な点ですね。このように黒かび、埃、虫などいろんなものが溜ってました。
おまけですが、これが接合部からガス漏れの様子です。このようにコンプレッサーオイルに埃が付着して汚れるので良くわかります。配管の腐食、ホースの劣化による漏れはテスター等で調べないと解らないのでクーラーのトラブルは古くなってくると頭が痛い問題です。
このように共振する要素は幾つもあるので一つ一つ潰していくしか無いです。ただ高圧側からのガス漏れが気になり、コアの振動が悪影響を及ぼしていないといいのですが、、エバポレーターを外してこの辺りのパッキンや収まり具合を改善して代替炭素系冷媒を充填して様子を見たいですね。
Never ending story.....
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Y60 | 日記
Posted at
2011/04/26 08:37:00