ユニバーサル（スパイダー）ジョイントの交換

プロペラシャフトを取り外して掃除してみたらユニバーサルジョイントのベアリングが吹っ飛んでアウターにもクラックが入っておりました。


本来はSSTで分解するのですが、そんなもの持ってないし、高いので買えません。Youtubeの動画を参考に慎重に作業始めました。ベアリングのアウターケースより大きいソケット（30mm）を土台にして19mmのソケットを置いて叩き抜く感じです


内側に付いてるロックピンを取り外し、石頭で叩いていくとこのように沈んでいきます。


反対（下）側は押し出されています。しかし、完全に叩き抜く事は出来ず、上は抜けるのですが、下側は押しきれません。最後は万力などで固定してなんとか抜きます（ここが結構面倒くさい）


摘出したスパーダージョイントは軸が削れていました。このままだと半月もしないうちに破損してプロペラシャフトが吹っ飛んでしまったかもしれません（汗


叩き抜いたヨークの内側を耐水ペーパーとCRCで磨き、叩いたことによる変形やバリを確認してから新しいベアリングを組み付けました。組み付けは外しと違い楽勝でした(^^)


無事、交換完了しました。

ニップルからグリスを注入すると四方の穴からグリスがベアリングに届く構造です。正直、グリスアップを怠っていました（汗

試運転して驚いたのですが、乗り味が全く変わりました。今まで、走り始めに「シャラシャラ．．」とか明らかにヤバい金属音や急なアクセルオフに「ガン！」とかショック混じりの異音も無くなり、オーバーホールした感が半端ないです(^^)　

次はキャスターウェッジやミッションダウンスペーサーでユニバーサルジョイントに負担をかけないよう調整してみます。