
先週のお話なのだけれど、マセラティMCストラダーレがディーラーに展示してあるから
見においで、とお手紙がきたので、お手紙が来たマセ乗りの人たちと一緒に
マセマセマセと集まって目黒までマセマセしてきました。
周りのマセ乗りは、なぜかみんな器用にグランツーリズモを避けているので、
まじまじと見てきました。
見てきました・・・・
ウン。見るだけって思ったんだけど
一緒に行ったマセな人たちが、見るわ触るわ乗るわ開けるわやりたいほーだい。
そうかー、ディーラーで車見るときはこんな風に図々しくしないとダメなのかぁ、と勉強になった次第。
で、ストラダーレ。
ドンくらいスゴイのかなって期待していったんだけど、スペックと外観内装等、見て判る範囲では期待はずれ。
なんだか凄く中途半端。走れば凄いのかもしれないけれど。
いろいろはずして削って軽量化しましたといってるけど、50kgしかダイエットできてない。1850kgですよ。超重量級。もーちょっとなんとかならんかったのかと。
ローターはカーボンで、スゲーと思ったけど、キャリパーはノーマルと変わらなさそう。
ボンネットを開けると、ノーマルと同じような樹脂カバー。
ボンネットそのものも、普通の金属製。
走りを標榜するなら、樹脂カバー取っ払っちゃって、ボンネットもカーボンにしようと思わなかったのだろうか。凝るベットZR-1があの値段でカーボンボンネットしてるんだからできるだろうに。
ルーフもノーマルと同じっぽそうだった。M3CSLみたいに、カーボンルーフにするとか。
内装に目を向けると、ノーマルの快適装備がすべてついてる。
ナビやオーディオはもちろん、クルーズコントロールとかも全部ついてる。
シートは凄くホールドが良くて、軽そうで良かった。
カーボンシートじゃなくていいから、同じような形状のシートで安いのが欲しいなと思った。
後部座席があったところは、席が取っ払われてて、足下に消火器が。
しかし、後部座席用のスピーカーはそのままあるし、樹脂の飾りもある。
天井には後部座席用の室内灯がまんま機能してるし、センターコンソールボックスにある後部座席用エアコン吹き出し口も機能してる。安っぽい樹脂の蓋でドリンクホルダーが隠されてるくらい?
実質的に、快適装備はすべてそのまま残されている。
好意的に見れば、わざわざ専用でパーツを作ってふさいだりするより、
そのまま残しておいても重量的に問題ないから放置というのかもしれないけれど、
トヨタとかその辺のコスト至上主義ならともかく、何千万もする、しかもスペシャルモデルでそうゆう事はしないで欲しいなぁ。
マフラーに目を向けると、これは専用で作っているみたい。かっこいい。
430スクーデリアとかそんな感じ?
しかし、ディフューザーの形状が、なんというか・・・・
これで効果あるの?みたいな。
ボディ底面はさらにひどい。
カバー何も無し!
これベンチュリー効果もクソも何もないよね。
てことは、リアのディフューザーの効果も・・・?
というところまで言って、ちょっと気になったのでフロントパイプを覗いてみた。
http://www.miracolare.co.jp/266580.html
上記HPで紹介されているように、グランツのパイプもクーペと同じようにつぶされているそうなので。
走りを標榜しているスペシャルモデルなら、ちゃんとここのパイプの処理もされているだろう!ということで・・・・
・・・・・ノーマルと同じだった!!!
と、いうことで、外観を見る限りで判ったことをまとめると、
MCストラダーレって言う車は、アゲアゲなエアロをまとって、ブレーキを強化して、
内装をイケイケにした、ちょっとしたサーキット走行に対応できる、
グランツーリズモのお買い得オプション装着車ということになるのかな。
対象購買層は、人とは違う物が好きで、限定品に目が無くて、
たまにはハードに走行してみたいけど基本的に街乗りしかしない、
快適装備が第一優先の人、かなぁ?
でもそれって、限定品というカテゴリーを除外すると、458イタリアのほうが
すべての面でよくない?
いや、かっこいいよ。かっこよくて好きだけど・・・・
あと200kgくらいダイエットして、MTにしてくれたら、将来の夢としてがんばろうかなって思わせる車だなぁ。
これなら、もっとカジュアルに振って、壊れやすいセミATじゃなくてATにして、後席復活させて使い勝手を向上させてほしいな。
まあ、ぶっちゃけグランカブリオでいいじゃん、ということなんだけど(笑
ちなみに、記念品としてマウスパッドもらえました。
招待状には、軽食も出るって書いてあったけど、軽食どころかドリンク一つでなかったなぁ・・・
