カジ、最近バリ仕事しとるやん@ひでエリです。
マリーンズ広報のカジさんですが、選手や谷保さんのメディア露出がバンバンありますね。オフシーズンに選手や谷保さんの元気な声が聞けるのが嬉しいです。
タムは自分に影響を与えた人に元監督の捕手出身の伊東勤さんを上げてましたね。
なるほどです。しつこい配球を監督から習ったと。
まあファンからみてると、おいおいそんなおんなじとこばっかり投げさせたら打たれるだろ!という気もしてんですが、それはいい方向に行ってると本人は思ってるようですね。
というか、それを狙ってやってますと公共の放送で言ってしまうと、来期の配球よまれんじゃねえの?という方が心配でした。
さて、長期連載を終え、
アニメ化も決まった九井諒子先生の「ダンジョン飯」14巻にて堂々完結です。
寡聞にして九井先生のマンガはこのダンジョン飯しか読んではいないのですが、この世界観や、ちょっと笑わせつつも、真面目な展開、そしてともかく魔物を美味しく喰うという今までにない展開に完全に心酔してしまいました。
そもそもは妹のファリンがダンジョンの奥で魔物にやられて死んでしまい、兄であるライオス(トールマン=白人?)と友人であるマルシル(ハーフエルフ)が再度パーティを組んで潜ろうとするところからスタートです。
しかしパーティを組んでダンジョンに潜るためには、相当の準備が必要で、何より食材の調達と運搬が大変ですから、妹を助けるためという名目で、見返りも大きくないミッションには誰も来てくれません。
それでも小人族(ハーフフット)のチルチャックは来てくれることになるんですが、やはり問題は食料...。
そこでリーダーのライオスが提案したのが
「ダンジョンの魔物を喰おう!」
ということでした。食材は現地調達すればもっていかなくてもいい、という、この世界線においてもとんでもない提案で、マルシルとチャルチャックはそんなモノを喰うのは絶対に嫌だと大反対をするのですが、結局金もないので押し切られる形に。
しかしどうやって食えばいいのかも手探りな状態で、美味しく食べるのは難しい...。当初はまずいまずいと言いつつ、ケースによっては中毒になったりしつつなんとか潜っていくのですが、途中で料理上手のドワーフであるセンシに出会い、食生活は一変します。
センシは長年、ダンジョンでの魔物食材での自給自足を研究してきた専門家であり、今回のダンジョン行にはうってつけの人材でした。
というところが冒頭の設定ですが、もはやここまで読んだだけでもワクワクするネームです。
ここにスライムのレシピやら、動く鎧の食べ方などが解説されていくのですから面白くない訳がありません。
更にネームの根幹である妹救助は一度は成功するものの、ダンジョンのナゾと絡んで、再度妹ファリンはダンジョンで行方不明に。
そしてドラゴンと融合している彼女を見つけ、ライオスがひとこと
「か、かっこいい!」
一同、アホか!ですww
この絶妙なズレ感がダン飯の真骨頂ですね。
終盤に向かってダンジョンのナゾ、囚われの人々、ダンジョンの悪魔、管理するエルフなどなどの登場人物が増え、いささかネームが混乱しますが、最終巻である14巻で全てが報われます。
==ここから最新刊ネタバレです、読んでない方はスルーで=====
最後のダン飯はなんと
「俺の妹を俺たちと一緒に食べて欲しい!」
でしたw
ファリゴンと呼ばれる、ファリンとドラゴンの融合体、ファリンを蘇生するためには出来るだけドラゴンの部分を食べきっておかないと、ドラゴン成分の多いファリンが蘇生されてしまうため、巨大なドラゴン部分を食べて消化する必要があるというロジックは分かるのですが、従前から言っている通り、魔物を喰う習慣も、当然人を喰う習慣もこの世界線の常識ではありませんから、ダンジョンのナゾに集まってきた人々は口をあんぐり開けて、喧々諤々の大騒動です。
しかしダンジョンを解消し、この島の王となった悪食王ライオスは、皆に頼み込み7日続くファリゴンの宴会を催し、ちょっとだけドラゴン風味の残ったファリンは無事蘇生されました。
悪食王ライオスはその後も一部の友人たちを従者に従え、ダンジョン跡に浮かび上がってきた太古の大陸の王として暮らしていきました、というお話でした。
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ともかくこの世界線の設定を作った瞬間、九井先生の優勝確定という感じでしょうか。絵も非常に上手で、見ていて安心します。
徹頭徹尾、妹を救うという骨太ネームが走っているとはいえ、兄のライオスは絶対もはや魔物を観察して食いたいという欲望優先になっている台詞が笑えます。
最後の最後まで、このライオスの態度と行動に安心し、ダン飯よ永遠なれと思わせてくれるお話となりました。
文句なしで★5です!
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サブカル | 日記
Posted at
2023/12/16 11:01:06