やっぱニュータイヤいいっすねえ@ひでエリです。
昨日は代車のマーチで守実温泉でしたが、帰宅前にメルを引き取ってきました。
タイヤとオイル交換したばかりのメルで今朝早くから別府に向かいましたが、やはり新しいタイヤは素晴らしい!

タイヤが柔らかいのでマジで静かですねえ。VE303を初めて履いたときと同じ感動を再度味わいました。
路面が新しい高速道路を走るともはや風切り音しかしない。
これでまた4,5年くらい頑張りましょう。
さて本日は
16.鉱泥(こうでい)温泉
です。
こちらは別府地獄めぐりで有名な坊主地獄という地獄の1つに隣接する温泉です。
ニフティ温泉でも評価が高いです。
何で評価が高いかというと、効能でしょうか。
こちらはその昔は医療用に使われていたレベルの薬効があるという泥を使った温泉だそうです。
施設の見栄えに対して入湯料は900円と少しお高めではあります。
なんせ坊主地獄のおまけのような場所、駐車場のすみっこに急坂になっている狭い道を上っていくと掘っ立て小屋のような受付が見えてきます。
施設の中に入ると女湯の中の方からお風呂の入り方について説明している施設の人のお話が聞えてきました。

室内をみつつ聞いていますと..
1.温泉は2つに分かれています。手前の露天と奥の泥湯です。
2.まずは露天で綺麗に身体をあらった後
3.奥の泥湯に入って5分を目安に入湯
4.その後、泥湯の奥の部屋で座って身体を乾かします。身体の表面についた泥の膜が渇いてうっすら白くなる程度まで乾かして
5.再度、泥湯に入ります。これを目安として3セット行います。
6.ただし体調に合わない方、熱いお湯が苦手な方はセット数や入浴時間を自分なりに調整してください。
7.無理は禁物です。
だそうでした。お金を払ってからのれんをくぐって、比較的狭いロッカールームでソッコー脱衣。
戸を開くとひろびろした潔い露天風呂。
なんだか「地獄」のような感じで、露天地獄みたいな。
浴槽の奥からはパイプからブシュブシュシュ!といいつつ盛大に高熱のお湯が給湯されてきます。まさに別府、まさに地獄。私はいま地獄に入っている!
比較的浅め、かつ熱めなお湯につかり、さっそく泥湯の方に。
ちょうど誰もいませんでしたので、やまちゃんと二人で並んで5分頑張りました。
浴槽自体は3人はいったら一杯です。
無理して入ろうとすると常連さんに怒られますので、通路側を背にして3人入っていたら誰かが出るのを待ちましょう。
朝も比較的早かったからか、身体が冷えているのか、めっちゃ熱い、苦しい、さっき無理はするなと言われたのに5分は頑張らないといけないような気になって無理をしてしまいます。
なんとか頑張って逃げるように乾燥室へ。
乾燥室といっても掘っ立て小屋にスノコがおいてあるだけです。6人くらいは入れます。乾燥室に常連さんぽいおじさんがいて、色々お話を聞いていますと
「私は博多の人間で、30年くらいここに毎月通っている。ここのお湯は本当にいい、ここのお湯は別府でもここしかない。初めての人は泥湯と乾燥を3セットくらいといわれるが、私は10セットくらいやっている。動かなかった首が動くようになるし、実際、ここに入った後は3、4日は調子が良いほうに明らかに違う。ここの入湯料は900円と、他の市営温泉とかを知っているとちょっと高いように感じるが、手入れの手間と効能を考えたら3000円でもいいくらいだと私は思っている」
というようなお話をバリバリの博多弁でご説明くださいました。
大分弁なら再現もたやすいのですが、ちょっと再現が難しかったので、共通語に翻訳してお送りしました。
ちなみに泥湯ですが、まったくどろどろはしておらず、綺麗な温泉に坊主地獄の細かい泥を薄く混ぜたといった感じです。さらっさらの温泉で、そこにうっすらと泥が溜まっていますが泥パックとかいう感じでもないです。
泥の混ざったお湯に浸かっているという以外の表現がなく、語彙が消失していてすみませんw
20分に一回くらい係の人がかき混ぜにきて、温度をはかって帰っていきます。
徹底した管理です。
で、乾燥室に来ないやまちゃんを心配しつつ、3セットを終えて、仕上げに露天風呂で身体を洗います。2セット目からはちょっと身体が楽になりました。
朝で身体が起きていなかったんでしょうね。
お風呂を出てクルマに向かうと、やまちゃんが喫煙中。
「1回目で腕の内側と太ももの裏側が真っ赤になったんでやめといた」
とのこと。効能バリバリでしたが、なればこそ強すぎるという人もいるでしょうね。高いお金でしたが仕方ありません。
私の50肩にはダイレクトヒットな気がします。痛みが和らいだ感じ。
しかしその後、クルマを運転していると何だか胸が苦しい気が...。
これは多分、
水が足りない!気がします。
朝いつも飲むコーヒーを今日は8時半出発と、急いで出たので飲んでませんし、朝から水分をほとんど摂らずに15分以上熱いお湯に出たり入ったりしてしまいました。
早速その辺の自販機で水を買って飲むとスッと落ち着きました。
やはり水だったか...。
次回以降、ここに来ることがあれば、水を持参しないといけませんね。
しかしあの常連のおじさん、水なしで10セットも出入りしたらヤバいんじゃないでしょうか。水を持ってるようには見えませんでした。
さて効能に関してはお墨付きのこの鉱泥温泉ですが、木曜日と日曜日を除く朝8時半から12時までしか営業していません。
そしてお風呂自体はとても狭いので、のびのび入るとかそういうのはありません。
更に常連さんからアレコレお風呂の入り方、スノコの洗い方などなどについて指導を受けます。
施設の見た目に対して料金が高いと思う人もいるかもしれません。
が!
ここの本筋は湯治そのものでして、観光温泉ではありません。
という訳で、観光気分でわいわい楽しくお風呂に入りたいなら、ひょうたん温泉や杉乃井ホテル温泉など広くて楽しいお風呂が沢山ありますので、そちらに行っていただくか、郷に入っては郷(常連さん)に従い、静かに順番を守って狭いお風呂に入れる人のみが入れるお風呂という事になります。
温泉のとがり具合としては、酸性度pH1.2という塚原温泉にも負けない、効能ブッちな泥温泉という感じです。万人にお勧めできる訳では全くないですが、肩こりや関節痛などでお困りの方は是非お入りになられてはいかがでしょうか。
注意すべきは午前中しかやっていないという営業時間ですので、近隣にお泊りの方か、高速が繋がっているところであれば博多や佐賀あたりで150km、約2時間という距離ですから日帰りではその辺が限界でしょう。
市営温泉リーグ 暫定1位 別府:柴石温泉@300円
独自温泉リーグ 暫定1位 別府:ひょうたん温泉@940円
露天風呂リーグ 暫定1位 日田:琴ひら温泉@800円
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湯道 | 日記
Posted at
2024/02/02 23:26:35