ファリンの声がヨルさん寄り@ひでエリです。
イメージには合ってるんですが、早見沙織の演技が余り変わらないのか、ヨルさんに聞こえすぎる。あとフリーレンは相変わらず素晴らしいのですが、どうもゼーリエ様だけ色指定と声に違和感があります。
皆さまどうでしょうか。
さてミッション故障から復活するもたった10kmで凄まじい異音と共にスピードメーターを振り切り、針が折れてしまったブイくんのメーター修理の顛末を。
先ずこの修理に関してはサービスマニュアルには載っていません。壊れたらユニット交換が基本な訳ですが、もちろん30年以上前の2ストバイクのユニットモジュールなど全部ディスコンに決まっていますので、ジャンクを修理していくしかありません。
ちなみにメーター屋さんに聞いてみたのですが、かるく2か月待ちでスピード、タコで5万円はする感じです。待てねえし高え、プロの仕事なので当たり前ですが、ウチのブイくんには過ぎた投資です。まあナナちゃんのメーターはプロに直してもらいましたが...。
結論から言いますと、たぶんメーターケーブルの締め込みすぎだったのではないかと…。
スピードメーターケーブルは強く締め込むとソッコーで壊れるというのを調べていく中で知りました。
だったらマニュアルに書いといて欲しいよな〜、何も書いてないんですよ全く。
そんなことも知らないのか?という整備士の皆さまからの嘲笑が聞こえますが仕方ないです…こうやってレストアラとしての経験を一段ずつ上がっていくのですから。
え?誰がレストアラかって?
名乗ったもん勝ちです!
先ずは
分解していきます。
分解自体に問題はほぼないのですが、スピードメーターの針の修理、針がブルブル震えるのはメーター針の軸にシリコンオイルが足りないからという話がほとんどなので、それに沿って直していきます。
針は食器のフォークで抜くのが1番安定して抜けました。ばーんと飛んでいくので、ティッシュとかを被せとくといいでしょう。
1.スピードメーター
針の安定稼働のために、ラジコンのデフオイル、シリコンオイル#80000を使いました。
入れすぎるとダメ(針の動きが鈍くなる)なので、一滴で充分です。ダンパーの様な機能を発揮します。
注油のために細いシリンジを買い準備。
2〜3滴注油してしまい、多少針の動きが鈍くなってしまいました。
確認のためGPSスピードメーターアプリをDLしてスマホホルダーに付けて

実働メーターの動きを確認しましたが、スピードメーター針の動きが遅いです。まあそーゆー仕様なのかもしれませんが、新品時を知らないので分からないです…。が、スピード自体は一瞬遅れでほぼほぼストライク表示です、OK。
トリップメーターの
カシメはリューターでぶっ飛ばしました。トリップメーターを抑えていたプラの治具は注油後、アロンアルファ光で引っ付けました。
折れた針もアロンアルファ光でくっつけました。レジン的な硬化で強度もあります。オススメです。
あとはメーターギア周りは経年のせいか動きがかなり渋くなっていたので、各部がスルスルに動く様、シリコンスプレーを吹きまくりました。
ただアレだけガリガリいっていたスピードメーターですが、スピードメーター側では全く異音はありませんでした。つまりケーブルを押し込みすぎて空回りしていたか、ケーブル一次受けのギアの潤滑がダメでケーブルが空転していたものと思われます。
2.タコメーター
今回はタコは動いているのですが、ついでに軸にシリコンオイルを差しといてやろうと思ったのが間違いでした。
バラして軸に注油しようとした際に落としてメーター戻りと給電のための
ゼンマイがビヨーンと伸びてしまって元に戻せなくなりました。
結果、バネの戻りが強くなってメーターが上がらず軸のシリコンオイル注油のせいで更に動かなくなってしまいました。
結果、
基盤の電解コンデンサーがやられていると思われる純正ママのジャンクタコメーターの針駆動部だけ現行と入れ替え、正常に戻りました。
そのうち基盤の電解コンデンサーは交換しようと思うので、規格を確認して購入済みです。実はICの可能性も考え中華モノを購入してストックしてあります。
基盤と駆動部を分割するまではやってもいいですが、駆動部への注油とバラしはNGです。
結果、アイドリングで2200rpmくらいを示すようになり、いままでの実績からは1500rpmでしたので、しっかり校正するなら+700rpm表示っぽいです。
針の刺し位置を失敗したのが明らかですが、刺し直すのも面倒なので、電解コンデンサが死ぬまでこのままで放置しましょう。レッドまでぶちまわすこともまあまあありませんから。それも早めにレッド表示する側なので危険もないです。
3.メーター電球LED化
T10×7、T5×1が必要な訳ですが、ヤフオクにでているアホの様に高い2500円以上するLEDセットは買わずに
適当なLEDをサイズだけ合わせて買うことに。
これは結論、ターンランプだけ何故か右折時のみ点灯点滅せず、純正球に切り戻しました。
この球だけ点滅するため抵抗値か何かの仕様が厳しいのだと思います。
あとは適当で大丈夫でした。
が、暗いメーターは余り変わり映えせず。
本格的に明るくしたいなら、LEDのシートを買ってきて周囲に貼り付けるのが良さそうです。
ジャンクの方はやってみようと思います。
という訳で、メーターを取り付けて、ケーブルはそっと締め込んで試運転をして各所の正常稼働を確認して完成です。
残る整備は
1.クラッチにベーススプリングを組み忘れていたのを追加したため、クラッチの遊びが変わってしまい、ワイヤー中間での再調整が必要、
2.オイルポンプ故障の際に無理やりパイプの間にバルブを噛ませたのですが、シールが水用だったのか、かなり漏れてきました。
こちら廃止して、全部一本モノのホースに切り戻したいと思います。
ということで、フラグのつもりはないですが、やってないのはクランクシャフトくらいで、先日エンジン組んだ時のコンロッドの横ガタが気になっています。
このままあと1万キロくらい走ったらOHと称して、手持ちの程度のいいヤフオクシャフトと交換しようと思います。
とまあ、コレで終わり感を出すとまた壊れるバイクですが、実は次弾が…
いや、これは決定してから…。