
載るな、FD!@ひでエリです。
先日、箱根旅行にナナちゃんで行った息子から「油圧計がピーピーいってうるさい」というLINEがきました。
会議そっちのけで対応してたら、「聞いてるんですか?!(ひでエリ)さん!」と怒られました。当たり前だ。
で、先日、市川マツダでオイル交換してもらった時、5w-30というエラく粘度の低い純正オイルが入ってしまい皆さんから
「大丈夫なのそれ?」
というご指摘を多数受けました。
ディーラーがやってんだから大丈夫でしょ!というあまり根拠のない論理展開で誤魔化してきましたが、実は息子と同じ症状は自分でも経験していました。
具体的には筑波ジムカーナ場でナナをぶん回してその帰宅路、信号待ちアイドリングなどしていると油圧が2kgを切ってしまい、defiのメーターがピー!!!という訳です。うるさい。

(これは純正5W-30の始動後数分、オートチョークオフ、水温はまだ上がっていない時の回転数1100rpmでの油圧)
FD3Sの指定粘度は10W-40と今入っている純正オイルよりも少し硬い訳です。
ロータリーはレシプロのピストンリングに対してアペックスシールなどという如何にも密閉しにくそうな機構なので、比べるとどうしても「ガバガバ感」があります。
なのでロータリーエンジンにはオイルがとても大事で、オイルに圧縮の仕事をさせる比率がレシプロよりも高いと思います。
熱持ちのロータリーは特に高温時の粘性が重要(硬い方が良さそう)である認識で、古いエンジンはアペックスシートの摩耗などもあり高めの粘性をもったオイルを入れたりします。
これはローバーエリーゼなどでも同じ話を聞きますね。オイルめっちゃ減るんで、硬めのオイルいれた、とか。
9.6万キロにてオーバーホール済みとはいえ、既に25年を経過したマイナナのロータリーエンジンはだいぶお疲れでしょう。
という前振りだと、どう考えても純正5W-30はおかしい!
何でそんなオイルを入れるんじゃい、指定通り入れんかい!と思ったら、マツダ純正オイルはいま5W-30の1種類しかないらしいですね(ほんとですか? ホントでした…20190309市川マツダ確認)。
という訳で、ディーラーだから大丈夫、という盲信は禁物な訳ですね、はい。
たしかにナナちゃんが八王子にいるときは基本的にシンチウムレーサー10w-60というかなり高温側が硬いオイルを入れていました。その時にはこんな症状は出ませんでしたね、たしかに。
で、ヤフオクでエリナナパーツをチラチラみてるとよく見るこれ!

ロータリーエンジン専用、未だマツダスピード謹製のRotary1、お値段4Lで1万円超えです。
一度は入れてみたい憧れオイル。ディーラーに文句を言っているのにディーラー謹製オイルを買うというドM(笑)。
13Bは可愛いもので、なんと4L以内しか入りません。だいたい3.2-3.5Lくらい。どっかの黒メルみたいに1.8Lのくせに5Lちかくオイル入るヤツとはだいぶ違います。
今回は下に潜るのが面倒だったので、上抜きですが、最初に吸い口をちゃんと入れてなくて、エア吸いを起こしていることに気付かず、5分ほど無駄なポンピングを行なってしまいました…。
んで、オイルゲージに出ないくらいまで抜けたんですが、新しいオイル、半分くらいしか入らなかったような…。まあちょっと様子見です。
とりあえず油圧は…前より低い?!!
あと初めて車椅子をナナちゃんに載せてみましたが、バッチリ載りました。エリでは絶対むり!

さすが、載るな!ナナちゃん!
Posted at 2019/03/02 18:27:19 | |
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ナナ整備