今日の珈琲　エチオピア　モカ・カッファ

今回、豆を買ったのは「和珈屋（わこや）」さんという店。

オーナー夫妻の優しい雰囲気にあふれた、しかし熱意にも満ちたお店です。

いつもの田中さんの店が家からクルマで約１０分、ここはさらに近くて５分足らず。

他にも１０～１５分で行ける範囲に自家焙煎の店が３店
（２店はお洒落カフェ）、大手（大和屋）が１店あります。
あれこれ選べる楽しみもあるし、うっかり切らしてもすぐ買いに行ける、極めて恵まれた「豆環境」です。


で、モカ・カッファ。

モカを買うのは久しぶりです。
おととし頃に、エチオピア産のモカ豆（の麻袋）から基準値を超える残留農薬が検出され、
それ以降、いわゆる「モカ」のかなりが輸入停止になっている、という話は聞いてました。

このモカ・カッファはその対象でない産地の豆で、
「モカ・ハラー」とか「モカ・イルガチャフェ」などの代替的に、少量流通しているようです。
この「カッファ」という地域名が、「カフェ（コーヒー）」の語源になったとかならないとか。


モカの特徴はやっぱり香り、ということで炒りも浅め。
うまく例えられませんが、モカ独特の爽やかな香りです。
とはいっても、昔良く飲んでた「モカ・マタリ」とはだいぶ違っていて、
つーんと抜ける香りやきつめの酸味は影を潜め、バランスの範囲内での酸味＆香りという感じ。
要するに案外おとなしめ、でした。

このあたりが「代替」たるゆえんなのか、昔のモカがエクストリーム過ぎたのか、
そこが分かるには、まだ修行が足りません。

淹れる温度は８５～８７℃でＯＫ。
意外なことに、低めの温度ではかえって香りが立ちませんでした。

あと、モカのもうひとつの楽しみはアイス。
少し薄めに作ったアイス・モカは、香ばしさと爽やかさがより引き立って
アイスクリームなんか浮かべると結構お洒落ーな飲み物になります。お奨めです。


昔の印象との差がちょっと拍子抜けで「３」、アイスはやっぱり美味しいので「＋」。
ということで私的評価は「３＋」でお願いします。


　※モカの輸入停止については、こちらなどを。
　　「モカ」は積出し港の名前でした、そういえば。