• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

NEW AGEのブログ一覧

2022年06月15日 イイね!

奈良・奈良ニュルツーリング & いまさら語る S4 tS と RA-R

奈良・奈良ニュルツーリング & いまさら語る S4 tS と RA-R


  ひさびさにブログ書こうとしたら

  お年賀以来でした・・・(^^ゞ








 …気を取り直して…


 先日、お友達の FLAT4 さんとツーリングに行ってきました


 行程は
   阪急南茨木駅集合 ~ 近畿道・西名阪道 ~ 石上神宮(天理市) ~ 天理ダム ~
   一如庵さん(宇陀市) ~ 堀井松月堂さん(宇陀市) ~ 室生龍穴神社 ~
   奈良ニュル ~ カフェセブンさん ~ 奈良奥山ドライブウェイ・若草山山頂 ~
   横綱ラーメン吉祥院本店 ~ お開き


 当日のレポは FLAT4 さんが詳しくブログにあげてくれてるので
 こちらをご覧ください


 FLAT4 さんのブログ中の写真はすべて、最新スマホ (Galaxy S22 Ultra) の撮って出し
 撮ったその場で見ていても、ボケの表現やシーンごとの画像処理がとてもハイレベルで
 「一眼のサブはもうこれでOK、ヘタなコンデジはもう存在意義失ったね」
 なんて話をしてました

 そんな話のタネとして、ここでは私の 「ヘタなコンデジ」 で同じシーンを撮ったものをあげますので
 写りの違いなど較べながら見ていただければと思います



石上神宮















天理ダム




一如庵さん











蕎麦おいしかったです



こちらも人気、菜飯に丸茄子を載せて湯葉で巻いた 「大和菜寿司」











奈良奥山ドライブウェイ 若草山からの夜景









道中、基本的に私は助手席でテキトーなナビ役や与太話をしてるだけでしたが、
道中2度ほど、FLAT4さんの愛車 RA-R のステアリングを握らせてもらいました





「WRX STI TYPE RA-A」 は、WRX STI (VAB) がベースの S208 に
大胆な軽量化を施した超スパルタンモデルで、STI 渾身! のコンプリートカー

…なのですが、どういうわけかその後にリリースされた
「EJ20 ファイナルエディション」 ばかりがクローズアップされて
なんというかまるでもう無かったかのような理不尽な扱いを受けています

そのあたりの境遇は
同じように 「S4 STI Sport #」 によってすっかり無かったことにされてしまっている私の 「WRX S4 tS」 も全く同じで
FLAT4 さんとは顔を合わせればいつもこの愚痴話に(笑)

「S4 tS」 や 「RA-R」 は、
外装やパワートレイン・吸排気系などの専用架装だけでなく
カタログやスペック表には出てこない小さな部品やサスペンションブッシュなども専用品で
組上げの作業も桐生工業のメカニックによるハンドメイドな
正真正銘のコンプリート車

大物部品だけを SUBARU の製造ラインに持ち込んであとはノーマルモデルそのままな
「なんちゃってコンプリート」とは随分と違うんですけどねぇ

某○リオ氏の手のひら返しなんてもう、ほんと酷いことひどいこと…


そんな愚痴話をしながらの 「RA-R」 ドライビング、
私の 「S4 tS」 との違いを軸に、乗り味の感想を少し書き連ねてみました



【パワートレイン】
  「低速トルク薄くてドッカンターボ」 の伝統はどこへやら
  徹底的なバランス取りと専用ECU による EJ20 エンジンとクラッチはまるで別もの
  トルクが太いので、通常選ぶより1段高いギアで余裕で走れてしまいます
  ついつい4速2,000回転で走ってしまい、「さすがにそこ4速はカンベンして!」
  と𠮟られたほど(苦笑

  あと、軽量化による車重の軽さも大きく効いてますね

  クラッチの繋がるポイントもとても自然で繋げやすく、
  この手のクルマなのに拍子抜けするくらい走りやすい
  そこは本当にびっくりしました


  上に向かってグイグイ伸びる EJ20 と、下からフラットトルクたっぷりの FA20DIT 、
  普通ならキャラの差がはっきり出るはずですが
  どちらも リザルトマジック の強力バージョンをインストールしているためか、
  流す程度の走りではむしろ差は小さく感じられました

  とはいえ、フル加速したときのパワーはすさまじく、
  中間加速からでもフロントが浮いてホイールスピン気味になる凶暴さは
  この RA-R なればこそ、でした


  また、「やっぱりMTいいよな~」 と実感したのは
  ミリ単位の細かいアクセルオンオフにクルマがきっちり反応してくれるところ
  速度コントロールは当然のこと、コーナー中の微妙なライン修正がそれだけで出来ちゃう直結感は
  CVT やら並のトルコンAT ではどうやっても得られない芸当です



【脚まわり】
  助手席含めてひさびさに乗りましたが、やっぱり硬い!
  朝集合して、あいさつもそこそこに開口一番言っちゃいましたもの(笑)

  と言ってもそこは、「私の好きな硬さです。」(メフィラス(笑)
  スバルの他のスポーツモデルとは一線を画して、バネとダンパーのバランスが自然
  筋肉質でしなやかなコシというか、他にはないストローク感がありますね

  路面の凹凸に対して、ひょこひょことした上下動はさすがにあるんですが
  ビル脚特有の 「ダダン!」 という衝撃やら、
  リアの減衰不足による 「ぶわんぶわん」 という不安定な挙動は皆無

  試せてはいませんが、かなりスピードを上げていっても
  4輪への荷重移動がスムーズに出来て、
  踏ん張る姿勢を保ったまま安定して曲がっていけそうな感じがしました


  ここはビルシュタインのダンプマチック採用の 「S4 tS」 は狙いがまったく違って
  凹凸に対する小さくて速い動きには減衰をゆるゆるにして滑るように走らせ、
  コーナリングの大きな動きは硬いバネで踏ん張らせる、
    (…けど、最後は減衰不足で底突きやぶわんぶわんで乱れる…(汗)
  という動きです

  長距離クルージングには 「S4 tS」 のほうが圧倒的に快適で疲れないに違いないですが
  好みとしては 「RA-R」 の脚、好きです



【ステアリング】
  やっぱり油圧はいいですねぇ(^^)
  しっかりと手ごたえがあり、その変化が自然です
  新型レヴォーグやS4のダブルピニオン式と較べても
  剛性感や滑らかさでは適いませんが
  路面とのコンタクト感や得られる情報量はこっちが上
  アシスト量変化が極端で不自然な 「S4 tS」(VAG前期型) では勝負になりませんね
    (後期型では大幅改善されてます、悔しい(^^ゞ

  タイヤを 245/40R18 とあんまり欲張っていないおかげなのか
  ワンダリングが少ない、というかほとんどない、のもいいですね


  「11 : 1」 ととてもクイックなレシオと徹底した軽量化で
  操舵に対する反応が早い早い
  ちょっとの操舵にクイックイッと鋭く反応するので、
  ついつい切れ込みすぎたり、意図せぬ 「多角形コーナリング」 になってしまったり(汗)
  このステアリングで滑らかに曲がっていくには
  繊細な操作とちょっとした慣れが必要です。


  言葉で表せば 「S4 tS」 も 「クルマが反応する応答性を突き詰めた」、
  と同じようにみえますが
  実際の動きかたは全然違っていて
  「S4 tS」 のほうのステアリングレシオは 「14.5 : 1」 とごく普通
  中立付近の不感帯もそれなりにあって、それなりの操舵量は必要です

  そのぶん、そこからの車体の反応速度は素早く、気持ちよく動きだします
  STI オリジナルの補剛パーツ、フレキシブルドロースティフナーなんかが効いてるんでしょうね


  過敏にならずリラックスしつつ気持ちよさも味わえる、という点では
  「S4 tS」 のほうが私には向いてるなぁと感じました。



追記しました 【ワインディングでの挙動】
  脚まわりやステアリングの要素とも複合的に絡んでくるんですが
  このクルマの乗り味でもう一つ大きな特徴になってる要素が
  ミシュランの 「パイロットスポーツ4S」 というタイヤ選択
  これは大きいですね
  ミシュラン党の人間にはよく分かる(笑)

  具体的にどういうとこか、いくつか挙げていくと…


  脚の設定との補完関係
  あの独特の硬い脚、ストローク感やロール剛性はとてもいい感じないっぽう
  細かい突き上げの揺れはやはりかなりあります
  ここを、Sシリーズと同じくダンロップ SPORT MAXX とかにしちゃうと
  「ダンダン」と相当厳しい乗り心地になってしまうはず (ポテンザとかも)
  そこを補って 「ダンダン」 から 「ひょこひょこ」 にマイルド変換しているのが、
  ミシュランのコシのあるサイドウォールなんですね
  

  ステアリングレシオとの補完関係
  同じように、クイックなレシオからくるナーバスさを補っていると感じます
  ハイグリップに分類される PS4S ではありますが、
  他社のハイグリップタイヤと較べると初期レスポンスは穏やか
  悪く言うと 「ダルい」 感があります
  それが、クルマ全体の動きだしをワンテンポ、いやもっと小さく、半テンポか1/4テンポ遅らせて
  挙動が極端に過敏になるのを緩和して、扱いやすさにつなげていると感じます  

  
  切り返しでの身のこなし
  連続するコーナーなど、「S4 tS」だと (そしてたぶんSシリーズでも)
  硬いバネと硬いタイヤ、高い応答性によって
  「スパッスパッ」 と平行移動に近い身のこなしをします
  でも 「RA-R」 はそれは違い、
  ロールをさせながら曲がり、その復元を使ってまた反対へのロールにつなげて
  「ヒラリヒラリ」 のイメージで走ります
  そこでまた、PS4S のサイドウォールと 40 扁平のエアボリュームが
  滑らかでリズミカルな切り返し挙動に効いています

  走行中、FLAT4 さんと話していて、
  「S4 tS」 と較べて車重の軽さを感じるのはどういう時か」 と探っていたのですが
  このヒラリヒラリの身のこなしに気付いたときに同時に感じましたね

  ただ、私の「S4 tS」も、そこを狙ってタイヤは PS4 に交換済み
  その点では両車の違いはそんなに無いかなと思います
  


【ブレーキ】
  いいです すごく効きます
  初期制動の食いつきも鋭いし、そこから先の制動力の変動も少なくて安定
  剛性感あって踏みごたえも気持ちいいです

  「S4 tS」もフロントは4ポッドブレンボでいいブレーキですが
  私はダストを嫌ってパッドを換えてしまってるのでまるで勝負になりません(^^ゞ







全体としてみると RA-R というクルマ、
とてもスパルタンで切れ味鋭く、速いクルマなのにもかかわらず
ふつうに走らせてるぶんには意外なほど扱いやすく、気負わず乗れるクルマだと感じます

もちろん、路面の悪いところではひょこひょこと絶えず動いて
純正シートではお尻が厳しかったり、軽量化で遮音材を省いて音の侵入があったりと
そういうところはあるけど、それはそういうクルマを作ったんだから当然のこと

むしろ、
スムーズでトルクのあるエンジンとか、ストローク感のある硬い脚とか、軽量化とか、
レースにおける純粋な走りの質を追求した性能が日常での乗りやすさにも功を奏してる、
っていう
なんかちょっと、いわゆる「スバル」らしくない、異色の存在と私は捉えてます


また、このクルマは、STI としてひとまず突き詰めて仕上げておきつつも
その先の個々のユーザーによるチューンも想定している、
という成り立ちで
実際いろいろなチューンを施しているユーザーも多いですが
FLAT4 さんはほぼノーマル(という言い方もヘンですが)のまま、
シートを換えたくらいで
例の補剛パーツなども付けずに乗られています


それはきっと、このモデルや STI に対するリスペクトだったり
ある種のこだわりだったりなのでしょうけど
前述した扱いやすさ・乗りやすさの面にとっても
この「弄らない」という仕様が非常に良いほうに働いてる…

と私は評価していて、とても好きなクルマです
発表されたのが S4 tS の1年後だったので実際にはご縁はなかったけれど
もしもそうでなかったら選んでいたらよかったな、と今でも思ったりします


ほら、オーナー差し置いて 「EJ20」 Tシャツ着てるし(笑)





というわけで、
乗らせてくれた FLAT4 さん、ありがとうございました
今度は 「S4 tS」 の徹底レポ、よろしくお願いします(^_^)







Posted at 2022/06/15 21:47:01 | コメント(6) | トラックバック(0) | お出かけ | 日記

プロフィール

「@しろへー さん

えー、まじですか!?」
何シテル?   10/25 19:34
美味しいものや新たな発見を探して、犬たちと共にあちこち出歩いてます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/6 >>

   1234
567891011
121314 15161718
19202122232425
2627282930  

リンク・クリップ

オイル漏れの原因判明 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/01/25 18:12:09
これも魅力的!(≧◇≦) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/01/15 10:45:18
次世代ハイブリッドコーティング剤を施工してみる 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/11/19 06:33:23

愛車一覧

スバル WRX S4 スバル WRX S4
STI WRX S4 tS 2016年11月3日 契約 2017年2月9日 ディー ...
スバル レックス スバル レックス
5年式 Zグレード 1.2L NA FF ツートン(スムースグレーマイカメタリック/ブ ...
フォルクスワーゲン クロスアップ! フォルクスワーゲン クロスアップ!
27年11月21日 契約(生産オーダー) 28年4月に納車予定です。 【追記 ...
スバル プレオ スバル プレオ
26年式 スバル プレオ Fスペシャル (FF) 通算5台目のスバル車になります( ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation