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2021年06月18日 イイね!

古代エジプトのお勉強  ~ 国立ベルリン・エジプト博物館所蔵品展 (後編)

古代エジプトのお勉強  ~ 国立ベルリン・エジプト博物館所蔵品展 (後編)


  前編 からの続きです

  今回も写真多め
  あらかじめご了承ください







    
   ミュージアムショップに売っていた「ヒエログリフ(神聖文字)」の解説本
   その時はなんとかこらえましたが、帰ってから安い古本をみつけてしまい
   けっきょく買っちゃいました(^^ゞ



京セラ美術館で開催中の
「 国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 」 のレポートの後編です


前半の展示もとても見ごたえたっぷりだったのですが
後半にもさらに興味を惹く大物展示が待っていました






古代エジプトでも 「死後の世界」 が信じられていて、そのために死者はミイラとして肉体を保存されたりしたのですが
その死後の世界へ赴くには、神々による審判を受け、生前に罪を犯したり嘘をついたりしていないことを誓うのだそうです
私たちの信仰の 「閻魔大王さま」 と似ていますね!

また、死後の世界に無事たどり着けるよう、ミイラの棺の中には 「死者の書」 と呼ばれる呪文が延々と書き連ねられた書が納められて、これまた私たちが唱えるお経や念仏、呪文と同じようです

このあたり、親近感のようなものを強く感じました






No82 タレメチュエンバステトの「死者の書」(パピルス)

これがその 「死者の書」
パピルス紙で、なんと4m以上もあるんです






この絵と呪文の1つひとつが、42もの神々の前での審判のためのものなんでしょうかね





No81 ジェドコンスイウエスアンクの「アムドゥアト書」(パピルス)



パピルスの繊維が生々しいです






No91 デモティックの銘文のあるパレメチュシグのミイラマスク(亜麻布 ガラス他)

本展のメインビジュアルになっているミイラマスク
色彩の美しさに目を見張ります










No87 ネスコンスパケレドという名の女性のカルトナージュ棺

「カルトナージュ」はミイラを納める幾重もの棺の、いちばん内側のもの
鮮やかな図柄と色彩からすると、衣装・装束の代りなのでしょうかね








No88 タイレトカプという名の女性の人型棺 内棺 外棺(木製)

こちらが内棺





こちらが外棺  堂々たる大きさです
ミイラは、まずカルトナージュに、そして内棺、外棺の順に納められていきます





No85 王の書記サアセトの人型棺蓋(赤色花崗岩)





No117 死者を描いたミイラの覆い布(亜麻布)





No77 棺台の上のトトメス王子の小像(凍石)





No92 タバケトエンタアシュケトのカノポス容器(石灰岩)
    (ハヤブサ、山犬、ヒヒ、人)









No93 ロータス花弁形ペンダントのネックレス(ファイアンス陶器)

「美しい」 のひとことに尽きます(^_^)





No97 山犬頭のアヌビス神の小像(青銅)

死者の守護神で、死者の眠りと将来を守ります
前編のいちばん最初に登場した犬の像と同じです
 (手ブレすみません)





No112-115 シャプティ像 4体(石)





No110 人の頭のついたハート・スカラベ(蛇紋石)

棺に納めたミイラの、心臓の上に置かれます





No119 ラー神とハトホル女神の神官であったマアケルウプタハの供物台(方解石)

重厚感あふれる石板  色あいがきれいです





No128 パピルスの茂みを船で航行する死者ヘテペトのレリーフ(石灰岩)

上の供物台もこのレリーフも、死後の世界に渡った人が、その世界でも平穏な生活を送ると信じられていたことがうかがえます





No134 アテフ冠を被ったオシリス神の小像(青銅)

冥界の支配者で、再生をつかさどる神
この神の力により、混沌の中に終滅した世界がふたたび以前のような秩序だった世界に復活する、と信じられていたそうです






No1 3匹の魚とロータスを描いた浅鉢(ファイアンス陶器)








会場の運営にはちょっと問題ありましたが、内容じたいは大変に見ごたえがあって素晴らしい特別展でした
見られてよかったです

京都での開催は今月の27日(日)まで、
そのあとは7~8月に静岡、9~11月に東京八王子、の予定です
無事に開催できて、多くの人が観覧できるといいですね


前編・後編と、長きにわたりご覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m





関連情報URL : https://egypt-ten2021.jp/
Posted at 2021/06/18 19:56:14 | コメント(5) | トラックバック(1) | お出かけ | 日記
2021年06月16日 イイね!

古代エジプトのお勉強  ~ 国立ベルリン・エジプト博物館所蔵品展 (前編)

古代エジプトのお勉強  ~ 国立ベルリン・エジプト博物館所蔵品展 (前編)


  (写真多めです あらかじめご了承ください)


    先週の土曜日
  
    岡崎公園にある京セラ美術館(京都市立美術館)
    に行ってきました






「 国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 」 という特別展です

4月17日からの会期で、前々から行こうとしていたのですが
緊急事態宣言発令によって開催おあずけ状態となっていて
6月1日からの再延長にともなう一部制限緩和でようやく開催にこぎつけたのでした



【展示の概要】( 同展の公式サイトより )

このたび、ベルリン国立博物館群のエジプト・コレクションの名品を紹介する「国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話」を開催する運びとなりました。

ベルリン国立博物館群は、ロンドン・大英博物館、パリ・ルーヴル美術館と並ぶ、ヨーロッパ最大級の規模と質の高さを誇る総合博物館として知られ、なかでも、エジプト部門は、アマルナ時代の優品を筆頭に数千年にわたるエジプト史を網羅する世界有数のエジプト・コレクションを誇ります。このベルリンのエジプト・コレクションから「天地創造の神話」をテーマに、約130点の名品を展示します。

古代エジプトの神話では、すべてのものは混沌とした原初の海「ヌン」から生まれ育まれ、そして世界の終わりがやってくると同じ海に沈んでいきます。本展では、「天地創造と神々の世界」「ファラオと宇宙の秩序」「死後の審判」の3章構成で、知られざる古代エジプトの神話の世界を、アニメーションも駆使しながら貴重な出土品とともに解き明かします。日本の創世神話との意外な共通点に驚くことでしょう。長さ4メートルを超える「タレメチュエンバステトの『死者の書』」や装飾が美しい「タイレトカプの人型木棺(外棺)」など100点以上は日本初公開です。

本展が、ドイツと日本の友好関係のさらなる発展に貢献することになれば幸いです。開催にあたり、貴重な作品をご出品くださいましたベルリン国立博物館群エジプト博物館や、ドイツ政府をはじめ、ご後援、ご協賛、ご協力を賜りました関係各位に、心から御礼申し上げます。





京都市京セラ美術館
細かいところよく見ると、和洋混在なんだかすごい意匠の建物です




混雑防止のため、時間帯を区切っての予約入場制をとっていて
私もずいぶん前からしっかり予約していきました

しかし、展示内の誘導整理と入場ゲートの運営との連携がまったくとられておらず
予約客も当日客もお構いなしでどんどん入場させ、最初のほうの展示室2,3コーナーは
かなりの混雑、というよりもはや 「激混み」!

見たかった展示もありましたが、気持ち悪くて仕方なくスルーしました
このあたり、良くないですね(^^ゞ






そんなわけで、冒頭のイントロダクションや
展示はじめのほうの十数点は見られていません(泣



No19 腹ばいになる山犬の姿をしたアヌビス神像 (木製)





No18 バステト女神座像 (青銅)

猫の女神さま、エジプトっぽいですよね





No10 ライオン頭の神マヘスの座像 (青銅)

こちらの神さまはライオンです






No15 セクメト女神座像(花崗閃緑岩)






No40 サティス女神とアヌキス女神にささげられたプトレマイオス1世の供物盤 (花崗閃緑岩)

直径80センチもあるんです すごい存在感でした





No49 デモティックが記された香炉 (青銅)

お香を置く皿ですが、前後端の造形 (ハヤブサと手のひら) がなんとも不思議です





No28 ハトシェフスト女王またはトトメス3世のスフィンクス像頭部 (石)





No27 ハトシェフスト女王のスフィンクス像 (胸像)(珪化砂岩)

巨大です









No37 神々に供物をささげるトゥトアンクアメン (ツタンカーメン) 王と妃を描いたアーキトラヴ (石灰岩)

高い冠をかぶっているのがツタンカーメン王かしら?





No43 王の書記ホリのステラ (石碑)(石灰岩)

とても美しいです
ヒエログリフ (神聖文字) がぎっしり!





髪の模様がとても精緻できれいです






No51 神格化されたイアスメス・ネフェルトイリと思われる王妃の立像(硬砂岩)






No53 カルナク神殿のアメン神官ホルの方形彫像 (硬砂岩)

不思議な造形ですが、とてもかっこいいです






N062 神格化されたイムヘテプの座像(青銅)

階段ピラミッドを完成させた建築の大家として崇拝されていた人ですと






No64 太陽讃歌が記されたネフェルヘテプのレリーフ (石灰岩)

古代エジプト人にとって、死と再生 (復活) の象徴が太陽の運行 (日没と日の出)で
太陽を崇拝していたそう、です
これはどこかで見たような気がします





No65 太陽の船に乗るスカラベを描いたパネヘシのペクトラル (胸飾り)

スカラベのターコイズ色がこのうえなくきれい
鏡で裏面の彫刻も見られるようになっています





No67 ネフェルティティ王妃または王女メリトアテンの頭部 (珪化砂岩)

ネフェルティティ妃は古代エジプトで最も美しい人のひとりとして有名です
ツタンカーメン (トゥトアンクアメン) の義母にあたるそうです




モデルの美しさももちろんのこと、この繊細かつナチュラルな造形も本当にきれいです





No73 アクエンアテン王の立像胴部 (石灰岩)

もはやおぼろげな高校の世界史の記憶では、「アクエンアテン王」 というより 「アメンホテプ4世(イクナートン)」 の名のほうが頭に残ってますね
エジプト古来の多神教を禁じ、太陽神アトンを唯一神とする信仰を強要したんでした確か…
  (間違ってても許してね)





No74 供物卓の前のアクエンアテンとネフェルティティを描いた石碑 (石灰岩)

でも、アクエンアテンの妃がネフェルティティだとは知りませんでした



 (ちょっと手ブレですみません)



こんなふうに魅力満々の展示品ぞろいで、どっぷりのめり込んでいました
そしてまだまだここから、さらに大物が控えていましたよ


(後編) に続きます
 よろしければご覧ください


関連情報URL : https://egypt-ten2021.jp/
Posted at 2021/06/16 21:23:57 | コメント(3) | トラックバック(1) | お出かけ | 日記

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