Merseyside　1st Leg

　　今週末（11/23 21:45～）は
　　今季最初のマージーサイド・ダービー。


　　マージー川の流れるリヴァプールを
　　ホームタウンとする２チーム、
　　我らがリヴァプールFCと
　　エヴァートンFCとのダービーマッチです。



期待半分&醒めた眼半分で開幕を迎えた2013-14シーズン、第11節を終えた時点で
首位アーセナルと２ポイント差のなんと２位！
まだ上位陣とはユナイテッドとアーセナルとしか当たっていない、とはいえ
ここ数年のことを思えば文字どおり溜飲を下げてくれる成績です。


Ｂ・ロジャース監督が昨年から試行錯誤を重ねていた Tiki-Takaスタイル。
中盤の底、さらにはＤＦラインからパスをつなげてボールをキープし、
長短のパス・緩急のリズムで相手を崩していく、という形が
１年半かかってようやく機能し始めたように見えます。

見返してみると、昨年も同じようなことを言っていた私ですが(笑)、
その時よりも使える駒が増え、一人ひとりの意識と理解も深まって
完成度が高まると同時に、脆さも修正できてきたかなぁと感じます。


スアレスとスタリッジの「ＳＡＳ」コンビはますますパワーアップして
今ではプレミア随一と評されるまでになっていますし、
それをＦ・コウチーニョやＬ・アルベルトなど「気の利く」プレイヤーがさらに引き立てる。

不動のボランチ、ルーカスのおかげで前線は安心して攻撃に集中できますし、
今季はとりわけ、コンビを組むヘンダーソンの活躍が目覚ましい！
ボックスtoボックスで走り回り、厳しいチェックで相手を潰し、ボールを拾ってつなぐ。
一時薄れていたゴールへの意識も戻ってきて、オールラウンドに頼もしい限りです。
　（フィニッシュの精度だけはもうちょっと何とかならんか！、ですけどね（＾＾ゞ


そして我らの愛すべきキャプテン、ジェラードも戻ってきました！
10月頃までは試合でもあまり目立たずミスも少なくなかったですが
ここにきて調子も上向き、激しい当たりや十八番の正確無比なロングパス、ゴール前へのクロスもじゃんじゃん出てくるようになってきました。
やはりキャプテンにはいつもあの笑顔でプレイしてもらいたいです！


このように充実した中盤に加えて、Ｇ・ジョンソンと新戦力サコーのおかげで３バックシステムのメリットが最大限に活かされ、中盤の支配力は相当なレベルです。
豊富な運動量と統率のとれた連携で相手の攻撃を素早くつぶしてボールを奪い、素早いパス回しでチャンスを演出
　　あるいは
サイドバックの上りによってピッチを幅いっぱい使い、多彩な波状攻撃を展開　と
とても魅力的なサッカーができているのが今のリヴァプールです。

ベニテス時代の４－２－３－１の時も、「攻撃的な守備＆ショートカウンター」で圧倒的な破壊力を誇っていましたが、今はそれよりさらに分厚く、多彩な攻撃ができている印象です。
最初から目指していたスタイルだったかどうかは別としても、ロジャース監督のスタイルがついに実を結び始めた、
ということだけは間違いなさそうです。


そんなリヴァプールをグディソンパークに迎える、かたやのエヴァートン。
こちらもこちらで、今季はまだわずか１敗、素晴らしい戦いぶりを見せています。
モイーズ監督やフェライニが去り、あの闘うサッカーの行く先を危惧する声もどこ吹く風、
いぶし銀な選手たちがこれまで以上にいぶし銀な気持ちの入ったプレイを繰り広げ、こちらも目下僅差の６位と大健闘です。
ある意味、いま最も見応えのある（玄人ごのみの）サッカーをしてるのはココかも知れません（^_^）


そんなわけで、それぞれ充実したサッカー同士がぶつかるこの試合、
いつも以上に熱く激しい戦いが繰り広げられるに違いありません。

先日届いたばかりのこのステキなＴシャツを着て、おおいに盛り上がりたいと思います
　（J-sportsオンラインショップでお取り寄せ♪）


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