NEW AGEのブログ一覧

　　オリンピックの感動も冷めやらぬ英国に
　　また釘付けになる日々が･･･


　　パラリンピックではありません（申し訳ないですが<(_ _)>



イングランド・プレミアリーグ　１２／１３シーズン、まもなく開幕です。


今季は、香川真司ｸﾝがあのユナイテッドに加入、既にプレシーズンマッチでもルーニーといい感じで組めているなど
例年以上に注目を集めそうなところですが、
もちろん私にとっては、それよりなにより、隣町の赤いチーム、Liverpool FC です♪


思えば昨年もこの時期、ケニー・ダルグリッシュの情熱と求心力に大いに期待して活躍を願う思いを表しました。
「再起の元年にするのだ」、と。


が、しかし。

新加入メンバーの起用法やベテランメンバーとの融合をうまく果たせぬまま、
もっと言えば、チームとしての戦い方や明確な方向性・目標を見失ったまま、
昨季は迷走を繰り返し、リーグ８位という近年では最低の成績に終わってしまいました。
かろうじてカーリングカップは獲り、ＦＡカップも準優勝できたものの
チームとサポーターに失望と困惑を残したままダルグリッシュは監督解任に。

今季は注目の気鋭、ブレンダン・ロジャース（前スォンジー監督）を迎えて再スタート。
テクニカルコーチだったスティーブ・クラークや編成部長のダミアン・コモリもクラブを離れ、
文字どおり一新された新生リヴァプールを目指します。


そんな今季の注目ポイントを並べてみました。


【懸念材料】
　最大の痛手は、カイトがいなくなってしまったこと。
　驚異の精神力とスタミナでチームを引っ張り貢献し続けたダイナモ、
　あの08-09の最強チームのスピリッツを引き継ぐ数少ない選手であったディルク・カイトの喪失は
　私だけでなく、おそらくすべてのサポーターにとって痛恨だったと思います。
　ショックの大きさでは劣るものの、チームへの実質的な影響の大きさではトーレスの移籍以上、
　ではないでしょうか。
　　　※カイト（、とファビオ・アウレリオ）のことについては、また筆を改めたいと思っています）


【前線】
　ベラミーとマキシ・ロドリゲスの移籍も大きいです。
　カイト同様、両サイドを活発に動いて、ダイナミックな展開とここ一番での決定的な仕事・ゴールを
　もたらしてきたこの２人も、大幅な戦力ダウンです。
　（ふたりとも、キャリアの最後を自らの故郷、ホームチームで飾りたいとの強い意志の故ではありますが）
　そしてアンディ・キャロルにも放出の噂、ただでさえカードが少ないのに
　スアレス１人で点を取れ、とでもいうのでしょうか。
　こうなると、昨季低調だったダウニングの覚醒と、フランスから帰ってきたジョー・コールの
　復活（チェルシーの時のように）は絶対不可欠ですね。


【中盤】
　何といっても、ルーカスが帰ってきたことは大きいです。
　不安定だったセンターが落ち着くことで、キャプテン（ジェラード）が以前のように前めで攻撃に
　専念できるようになります。
　そして、昨季かなり力をつけてきた若手、スピアリングとシェルビーがコンスタントに活躍し、
　ヘンダーソンとスターリングらが成長してくれれば、中盤はまあ安泰と言えるでしょう。

　ん？、となると･･･、チャーリー・アダムの出番はますます無くなって？（汗）


【守備陣】
　昨年のこの時期と較べると隔世の感があるくらい、ＤＬは安定してくれてます。
　昨季プレミア最高の安定感を誇ったアッガー＆シュクルテルのＣＢコンビに、
　コアテスとキャラガーがバックアップ。
　両サイドも含めて、ベテランから若手まで、バランスよく充実していると思います。

　唯一の懸念は、バルサやシティに狙われて移籍が取りざたされているアッガーです。
　実はアッガーは、現在のチームにとって最も重要なメンバー（精神面を除けばたぶんジェラード
　よりも）と思います。
　本人も残りたがっているのだから何としても引き留めてもらわねば！、というのが皆の願いです。


【新加入】
　今のところ、FWのファビオ・ボリーニ（ローマから）とMFのジョー・アレン（スォンジーから）の２人です。
　ボリーニのことは良く知りませんが、チェルシーやスォンジーでもプレイして、
　プレミアへの適応の面で心配無さそうなのがいいですね。
　スアレスとどのようなコンビネーションを組めるのか、前線の注目度ナンバーワンです。

　アレンのほうは昨季ロジャース監督のもとで活躍した注目株で、
　スピアリングと同様にルーカスの隣で試合を引き締めてくれることが期待されます。
　シャビ・アロンソのようになってくれるといいのですが、間違ってもアダムのようには･･･（苦笑）

　※またもや、本田圭佑の話が湧いてきてます。
　　チーム構成的にも、これまでよりはありそうかも知れませんが、それでもやはり実現はしないでしょう。
　　だって高過ぎますもんＣＳＫＡの移籍金 (^^ゞ



このようなメンバー・状況で、我らがレッズは１８日の開幕戦を迎えます。
相手は奇しくも、昨季までのチームメイト、スティーブ・クラーク率いるウェストブロムです。
戦力的に上なのは疑いありませんが、古巣と闘う新監督を立ててやるぞとチームが奮起するのはよくあること、相手を甘く見ずに全力で当たっていかなければいけません。

その後もしばらく厳しいカードが続くのですが
慌てることなくチームのスタイル・戦い方をまずきちっと確立して、新生リヴァプールを創っていくことが大切でしょう。

今年こそ「再起の元年」となるよう、ともに闘っていこうと思います。

You'll never walk alone！