GDBとの出逢いを振り返る...（中古車選びのコツかも？）

2007年年末...

最初探していたのは、GDB-CかDの『白』だった。
良い感じのDの白が他の店にあったんだけど...良い値段しかも...

いつも休みが店休日...

ある日
何気なく、前に乗っていた『カルタス』を作った店の前を通りがかると、一際安く展示されている一台。

『安いけど黒かぁ...まぁ見てみよう』
と、車屋さんに入る。

他に並んでいるものと外観はあまり変わらない。
ただ『距離』が出ていた、それだけだったんだ。（5年落ち7万キロ）

店員に言ってキーを出してもらう。
なかば図々しく、開けられる所は全部開ける。
ボンネットは言うに及ばず、燃料キャップやトランクの下、車載工具まで見る。

室内は少しタバコの匂いがする。
BRIDのバケットシートとリクライニングシートが運転席助手席にセットされていた。
運転席のシートにタバコの焦げ跡がある、喫煙車で間違いない。
シートに座ると、純正オプションの3連メーターが誇らしげに迎えてくれる。
ハンドルがMOMOに換わっていて、スペーサーまで入っていた。
『なぜ、ディープコーンステアリングにしなかった？』

エンジンを見る
オイルゲージを引き抜き、オイルの劣化具合からエンジンの調子を想像する。
ターボパイプが交換されていたが、その他はノーマル。

車体下回りを見る
フロントを重点的に、擦り跡を探す。
リップスポイラーも腹もサイドシルも綺麗だった。
ロアアームバーが入っていた。
最後に全体を見ながら数周する。
フロントシールドに飛び石で出来た傷を見つけた、問題ない程度だが2個ある。


元のオーナーの使い方が見えてきた。

走るのもいじるのも好きだが、家族の手前抑えているけど、これだけは～
って感じの30代～それ以上の男性オーナー

ターボパイプやロアアームバー、ハンドルも変えるけれど、中途半端。
純正OPを使うあたりからすると、イジリたいけど後からは出来ないからOPを。
高速道路やロングツーリング主体で、山やダートは走っていない、雪道も皆無かもしれない。
荷物をトランクに積みっぱなしというタイプではないので、仕事に乗っていったとも考えられない。

と勝手に結論付けた。

ここまで店員とは車のことについて一切聞かない、何か言ってきても聞くだけで受け答えはしなかった。
やっと店員に話しかける。

『元オーナーはどんな方か知ってますか？』
『はい、お客様です』
『そうですか、高速道路をよく走ってました？』
『よく分かりましたね、そうです。』

これでOK。
車の状態から、持ち主が推理できると店員が分かれば、嘘や誤魔化しは出来ないと思って正直に答えてくれる。
交渉も楽になるし、無理も言えるようになる。

最終的に、色が好みじゃないだけで、個体としては悪くない。
店側も以前のことが分かっているので、相談もしやすい。
気持ちはほとんどこいつに傾いていました。

最後のダメ押しに...
BRIDのシートからRECAROのSP-Gに交換
フォグランプをノーマルからCIBIEに交換
部品代工賃込みで追加料金入れて見積もりを頼むと...
中古のRECAROSR-3があるけど、助手席入れ替え無料でいかが？
と、思ってもみない提案もあり。

めでたく『うちの子』になりました。

あれから2年...まだまだこれからだよね。