合皮シートのトラブルあれこれ。変なカタが付いたら？

まいど！

前回は汚れ落とし。

今回は載せっぱなしにしていた荷物の跡がついた合皮のシート。

まずは状態です。



何か硬いもので長期間(真夏の車内でもこうなる)置きっぱなしだった様子。

せめてこれくらいまで戻せたら良いでしょう？



用意するのはドライヤーと濡れタオル。

まず、ドライヤーで熱々になるまで温めます。
傷の周辺(５cmくらい離れたところ)を引っ張ります。
アイロンって手もありますが、圧迫するとアイロンの形が付くので注意が必要。

ある程度戻ったら定着させるために、濡れタオルで冷やします。

これを何度か繰り返したら戻って来ました。

もう少し何とかしたい場合は、シートを外しシートの裏、先端を丸くした木の棒でシートのスポンジを貫通させ、裏から傷を押すことも可能。

全く分からないくらいにしたい場合は、シート表皮を剥がして作業するしかありません。

注意するのは力加減。
熱で伸びた表皮を熱で戻すのですから強くしてはいけない。
シートや内装の作業で大事なのはここですね。

引っ張るところと緩めるところ、ここの力加減が大事です。