シャ・ノアール@なべのブログ一覧

食料の買占めやガソリンスタンドへの長蛇の列。
まるで、動物の集団自殺みたいだと思わない？


何故こんなことになるのか考えてみた。



不安感からの行動

情報の鵜呑み


全ての答えになるのは『知ること』
情報が錯綜して、事実確認も何も出来ないからこそ、短絡的な行動はしないに限る。
被災地域へ優先的に～なんてことを言うつもりも無い。

どこに行けば良いのか判らない。
何を信じて良いのか判らない。
自分の身を守る方法が判らない。

普通の人ってそれが当たり前なのかもしれない。

全く被害を受けていない九州地方。
でもね、気になることが一つある。

『玄海原子力発電所』
佐賀県玄海町にある原発だが、ここが事故を起こしたと仮定して、東側半径30kmがどの辺りになるか知っているだろうか？

大体糸島半島東部までが20km圏内、西区がギリギリ入るかどうかってくらいですよ。
これを大丈夫と思うか、結構近いと思うか？

九州北部では、偏西風により黄砂が降ることが多々ある。
この風に放射性物質を乗せるとどうなる？

遥か中国からの『砂粒』が何百キロも海を越えて降る。
30kmの距離なんて...
それじゃ、倍の60ｋｍで考えてみた。

東は福岡市中央区。
南東方向になると佐賀県鳥栖市。
南は佐賀市。
南西方向は長崎県伊万里市辺りまでとなる。

こう考えると懸命に作業している福島原発の状況がどの辺りの人に避難指示が出ているのか、置き換えることが出来そう。

ちなみに...
原発作業員が1年間に被爆する規定値が50ミリシーベルト。
5年間100ミリシーベルトとなっているそうだ。

昨日計測された400ミリシーベルトがどのくらいの量かわかると思う。
20年分以上の放射線量ということ。

さらに、人体に影響が無いであろうとされる値が、200ミリシーベルトと言われているからそれをも超えているということ。

放射能漏れは大変だ！
というのは判っても、『どのくらい大変なのか?』は判っていないで騒いでいるなら、それについて知るべきだと思う。

今回の報道の中でどのくらいかわからなかったから調べてみた放射線量の単位『シーベルト』
5％致死量が2シーベルト
100％致死量は7シーベルト。

ミリとかマイクロは千分の一、百万分の一。
そんな微量の増減が重大な程、人体への影響力がある放射線。

知らない、判らないで騒ぐ前に、ちょっと調べてから冷静に考えて行動しようよ。

必要なのは『正しく知ること』。
非常時に一番大事なことです。



戻らない命のためにせめて小さな祈りを...