シャ・ノアール@なべのブログ一覧

（注！）
考え方には個人差があります。
そーじゃないだろ！って意見もあると思いますが、経験談と思って読んで頂けると嬉しいです。


おいらの仕事仲間や友人たちからは『車に詳しい』『車好き』というレッテルを貼られているおいら。

時々『車が壊れた』とか『こんな車探してる』とか『欲しい車があるんだけど...』といった話が舞い込んできます。

中古車選びは難しい...短い時間で見極めることは難しいですから出来れば何度か足を運んで『よぉ～く見る』しかないですね。

まず年式と走行距離。
年間1万～1．2万キロは普通のレベルなので問題なし。
1．5万キロを越える場合は、エンジンや足廻りのメンテレベルを注意して見ます。

販売店でよく言われるのが『低走行車』と『過走行』
『低走行車の落とし穴』
車暦3～5年の車なら問題ない範囲だと思いますが、7～8年で年間5千キロ以下は注意します。

例えば年間で6千キロでも月500キロ、週に100キロ、毎日乗っても15キロ以下、送り迎えやお買い物車、週末ドライブの走行距離です。

送迎やお買い物車なら、女性オーナーの可能性が高くなり、男性オーナーなら短距離通勤やサンデードライバー。
どちらにしても『あまり車に興味はない』オーナーかもしれません。

ところで、ドライスタートという言葉をご存知の方居ますか？

『油膜が切れたエンジンをスタートさせる』のが本当の意味。
オイルのCMなんかで言われだした言葉ですが、あれはちょっと大袈裟でした。
しかし、毎日乗らない、特に週末しか乗らないような車には当てはまります。
ドライスタート対策には？
『粘度の高いオイルを小まめに換える』という人も居ますが、そんなことより『毎日エンジンを掛ける』方が確実です。

ちょっと横道に逸れましたが、毎日10キロしか走らない車ならそれほど問題ないですが、週末しか乗らない車だと、エンジンやミッションの劣化は早くなります。

タイヤやブレーキにも、その他のゴム製品にも良くないですし。

走行距離だけを見て、『走ってないから良い車』は正解とは言えないと思います。

上記の理由から『過走行は悪い』とばかりは言えないと思います。
ただ、年式問わず7万キロ以上は『タイミングベルト交換』やその他の長期交換部品が傷みだす距離なのでそこは考慮する必要がありますが、納車時交換するなら安心できると思います。

試乗
もし、試乗出来るならエンジンを掛けるところから始めたいです。
バッテリー上がりは問題ないですが、暖気された状態では分からない場合の不具合もあります。
ひとつはエアコンです。
普通、展示車両のエンジンを掛けていても、エアコンは回しません。
なのでエアコンを掛ける事で、コンプレッサーは久しぶりに回ることになる場合があります。
異音もそうですが、冷え具合を見ることで最後にエアコンを使ったのが推察出来る場合があります。
良く冷えるなら問題なしと言って良いですが、冷えが弱いなら『冷媒漏れ』が購入後にも続く可能性ありです。
アイドリングでエアコンを掛けて、アイドリング回転が上がるかどうかも大事ですからね。

エンジン始動が出来ない場合でも、すぐに走り出しては損をします。
アイドリング回転のまま、ヘッドライトや灯火類を全て点灯させます。
エアコンを掛けて、ワイパー（ブレードは上げて）を掛け、パワーウインドーを操作しながらオーディオをかけます。
そうです、バッテリーに負担を掛けるわけです。
エンジンが止まったり、バッテリーが上がるなら交換してもらえば良い事ですが、ライトが暗くなった場合が大事。
アクセルを踏んでみて、明るくなるなら大丈夫ですが、明るくならない場合オルタネータやベルトに問題があるかもしれません。

これでやっと走り出すことが出来ますが、走行中はオーディオは切って極力話さず、車内の音を聞きます。
エンジンから異音が感じられる場合は絶対×
ミッションやATからの異音も×です。
エンジン回転や速度に伴って音が変化する場合も×ですね。
キシキシ、コツコツといった軋み音や足廻りの音は程度次第ですが、必ず店員に伝えます。

出来れば、ちょっと強めにブレーキを踏んだり、段差を越えたりしてみます。


ざっと、思いつく限り文章で書ける範囲書き出して見ましたがどうでしょう？


放置車両の起こしも同じようなことをするのですが、放置の場合全て見られるので逆に簡単です。
中古車店で制限がある中で行える車両チェックはまだまだありますが、目視チェックはGDBとの出逢いを振り返るを参考にしてみてください。