さてレグ2のレポートです。
一日分なので長いです....
AM8:00のパルクフェルメオープンにあわせて会場入りして、各ドライバーを探しました。
すると…
車を取りに行く勝田選手が!

早速歩きながら話を聞きます。
『おはようございます!何とか逆転できましたね?』
『おはよ~、0.5秒だからね~絶対にミス出来ないからな、まぁヌタさんも同じなんだけど(笑)0.1秒でも前なら勝ちだから頑張るよ!』
と若干プレッシャーを感じてる表情でした。
そうこうしているうち、奴田原選手も来ました。

『おはようございます!今日はどんな感じです?』
『う~ん…まぁ行くしかないからね!精一杯頑張るよ』
何とかして10連覇を阻止したい!って感じで気合が感じられます。
『どっちが勝つかなぁ~』と思っていたら、両者のコドラがやってきました。

奴田原選手のコドラ佐藤選手はなかなか口が重い方で、いい話が聞けません(苦笑)
すると、勝田選手のコドラ足立選手がやってきます。
『おはようございます!勝田選手の様子どうですか?』
『おはよう!うん、もう少しギャップがあれば余裕持てるだろうけどね(笑)』
そんなことを話していると、佐藤選手と足立選手が立ち話をしています。
話の内容は聞こえないんですが、表情を見てると何となく感じるものがありました。
『あー勝田さん優勝するね…』と。
SS9白木々場①(3.62km)
#2勝田範彦/足立さやかラック名古屋スバルDL WRX STI3:35.3
#8新井大輝/伊勢谷巧アライモータースポーツWRX STI3:35.5(+0.2)
#1奴田原文雄/佐藤忠宜ADVAN-PIAAランサー3:36.4(+1.1)
#4炭山裕矢/保井隆宏ADVAN CUSCO WRX-STI3:38.7(+3.4)
#5福永修/鈴木裕オサムファクトリー・DL・CZ4A3:38.8(+3.5)
#3新井敏弘/田中直哉フジスバルアライモータースポーツWRX3:39.9(+4.6)
朝一のSSで勝田選手しかけました。
もう一つ興味深いのが、#8新井大輝選手が父に勝ち4位浮上で3位の父親にあと20秒ですが、#3新井選手優勝の目は完全に無くなりました。
SS10陣の山①(7.52km)
二日目最長ステージです。
#2勝田選手6:28.4
#1奴田原選手6:31.4(+3.0)
#8新井大輝選手6:34.8(+6.4)
#4炭山選手6:38.2(+9.8)
#3新井選手6:39.3(+10.9)
唐津での勝田選手の強さがこれです!
ロングステージで速い!
ショートでは多少遅れても差が大きく付かない、その代わりロングでしっかりギャップを作る。
総合順位は…
① 勝田選手50:32.5
② 奴田原選手(+4.6)
③ 新井選手(+35.6)
④ 新井大輝選手(+51.1)
⑤ 炭山選手(+54.9)
SS11SSSシーサイド①(0.40km)
二日目のギャラリーステージ。
#4炭山選手0:27.8

#1奴田原選手/#5福永選手0:28.3(+0.5)

#10徳尾選手0:28.9(+1.1)
#9筒井選手0:29.0(+1.2)
#2勝田選手0:29.2(+1.4)

#8新井大輝選手が7番タイム

#3新井選手は9番タイでJN-6最下位。

トップスタートの勝田選手は400mしかないステージでは追いつかれることよりミスしてダメージを負う方を警戒、安全に走ってました。
逆に奴田原選手は『行くしかない』状況なので攻めて、勝田選手に0.9秒ですが詰めます。
ステージトップの炭山選手は4位大輝選手との差がSS10終わりで3.8秒なのでアタックします。
SS12白木々場②
ベストは奴田原選手3:34.9、0.4秒遅れて勝田選手。
三番手に新井大輝選手、総合4位の炭山選手は大樹選手に遅れること1.5秒となかなか詰められません。
前後が離れている#3新井選手は五番手タイで白木々場①から0.3秒しかタイムが上がりません。
S13陣の山②
ここを決めれば勝利が見える勝田選手文句なしのステージベストで奴田原選手に引導を渡します。
SS10比較で勝田選手-0.6秒
奴田原選手はほぼ変わらずも+0.1秒
トータル4.6秒差になります。
SS14SSSシーサイド②
最終SSでのステージベストは炭山選手、二番手に福永選手が続き奴田原選手は三番手、クルージングで1.5秒遅く走った勝田選手は8番タイムでした。
最終日に頑張った炭山選手ですが大輝選手に3.8秒届かず5位
炭山選手とのバトルで大輝選手は3位新井選手に5.7秒まで迫りましたが4位で終了。
最終結果
総合優勝
#2勝田 範彦/足立 さやか
ラック名古屋スバルDL WRX STI 1:01:34.4
2位
#1奴田原 文雄/佐藤 忠宜
ADVAN-PIAAランサー 1:01:39.9(+5.5)
3位
新井 敏弘/田中 直哉
フジスバルアライモータースポーツWRX 1:02:27.9(+53.5)
4位
新井 大輝/伊勢谷 巧
アライモータースポーツWRX STI 1:02:33.6(+59.2)
5位
炭山 裕矢/保井 隆宏
ADVAN CUSCO WRX-STI 1:02:37.4(+1:03.0)
10連覇達成した勝田選手に聞いてきました。
『おめでとうざいます!厳しいバトルでしたね』
勝田選手『ありがとう!やっと一区切りだね(笑)』
『新型WRXを投入しなかったのは、10連覇があったからですか?』
勝田選手『まだ車が出来てないんだよ(笑)まぁそれもあるけど、新井さんがYOKOHAMAタイヤになったでしょ?それならこのままイケルかな?ってさ(笑)』
『そんな思惑が?(笑)ところで新型はいつ頃投入するんです?』
勝田選手『そーね~今ロールケージ組んでるとこだから、7月には出せるんじゃないかな?』
『7月ですか、それじゃ新井選手がそれまでにどれくらいアップデート出来るかが後半のマージンになるかどうかの鍵ってことですね?』
勝田選手『まぁそーなるね』
『とりあえず10連覇おめでとうございました!お疲れ様でした!』
『足立選手!お疲れ様でした』
足立選手『あーりーがーとー!(笑)』
『朝の足立さんの表情から「勝てる!」って思ってたんですよ』
足立選手『えっ?そーなの?』
『はい!佐藤さんより良い顔してましたし、いつもちゃんとキャップ被ってたのに珍しく後ろ前だったし、表情明るかったんですよ(笑)』
足立選手『そーかぁ!(笑)範さんの得意なSSがあるし、あそこだけうまく行けばって思ってたのよ』
『そうだったんですね!いや~見応えあるバトルで楽しませてもらいました』
足立選手『そかーそれは良かったわ(笑)』
『また、よろしくお願いしますね!お疲れ様でした』
足立選手『うん!ありがとう!』
奴田原選手新井選手には話が聞けませんでしたが、大輝選手に話が聞けました。
『大輝選手!お疲れ様でした、4位ですが良いバトルでしたね』
大輝選手『ありがとうございます!親父の車だったから慣れてなくて…(苦笑)』
『テストが少なかったとか?』
大輝選手『それもありますけど、普段はGCなんで油圧サイドブレーキに慣れてないんですよ(笑)』
『そんなことが(笑)んじゃこれからが楽しみですね?』
大輝選手『そうですね、期待しててください(笑)』
といった感じで各選手に話を聞いてきました。
やっぱりラリーは良いです!
選手から直接話が聞ける、オフレコネタもあるし、選手以外のスタッフからも色々タメになる話も聞けます。
みんな気さくで選手同士もピリピリしてない。
ラリーに興味が少しでもあるなら是非脚を運んでみて下さい。
走りを見る所は少ないですが、ギャラリー料金も安いし競技自体も長丁場なのでゆっくり自分のペースで見ることが出来ます。
最低限のマナーは必要ですが、それさえ守れば誰に声を掛けてもちゃんと応えてくれますよ。
九州唯一のラリーイベント唐津ラリー、来年もおいらは行きます!