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シャ・ノアール@なべのブログ一覧

2016年04月11日 イイね!

ツールド九州2016in唐津Day2 リザルト

まいど!

4/8~10に行われた全日本ラリー選手権Rd1は、大方の予想通り勝田選手の11連勝達成となりました。

ラリー開始前の聞き込みでは、勝田選手はVABになって初めての唐津ラリー。
リヤの剛性が上がって『曲がりにくくなった』とコメントするドライバーが多かったのでもう少し混戦になるかも?と思っていましたが、SS1に勝田選手得意の三方で10秒のリードを築いてからは終始勝田ペースでラリーが進みます。

それに加えて、今回からダンロップが供給し始めた『β02』というジムカーナスペックのタイヤがばっちりハマりました。

加えて、前日までの雨が嘘のような晴天。

唐津が得意な勝田選手には好条件過ぎます。

『もし』金曜日が雨だったら....雨が上がった土曜日でも、路面にはあちこち水が染み出していたでしょう。
β02はアウトトレッドに溝が無いので苦しくなっていたかもしれません。

現に、ミックスサーフェス(ターマックとグラベル半々)だったSS11とSS12(ギャラリーステージ)で、ヨコハマ勢トップタイムはSS12の新井選手23.6秒、ダンロップ勢トップは福永選手のSS12で24.0秒。
たった600mで0.4秒キロ当たりだと約1秒遅いことになります。

新井選手としては、タイヤ特性の違いをアピールするにはここで何としても絶対的なトップタイムが必要でした。
実際にSS11,12で見てましたが、ターマックからグラベルに入るコーナー手前でダンロップ勢は思い切り減速します。
万が一にもミスできない勝田選手は早めのブレーキングから向きを変え出来るだけリヤを流さないように入っていきました、ちなみにSS12のタイムは24.5秒。

SS10終わりで二位福永選手との差がSS12まで1200m走って1秒詰められました。
同じように、ヨコハマ勢トップの奴田原選手も同じく1秒詰めて、新井選手に至ってはここだけで約2秒詰めてます。

600m×2本でどんなに速く走っても大勢に影響が無い勝田選手は、安全策で走れます。
一方、2位争いを鎌田選手と繰り広げていた福永選手には、そんな余裕はありません。
SS12では、SS11で新井選手の出した24.2秒を抜いて24.0秒を叩き出します。

それを見て、絶対にトップタイムを出さなきゃいけない新井選手は一人23秒台に入れてきました。

しかし、新井選手のトップタイムはこの二箇所でした。

SS12終わりで、2位との差を26秒キープした勝田選手の最後の仕事は無事に帰ってくることだけでした。

今の全日本では1位~3位をベテラン三人新井、勝田、奴田原がほぼ持って行きます。
中堅や若手が表彰台に乗れる可能性があるのは3位だけ。

しかし、今回の唐津では新井、奴田原が4位5位に沈んでます。
そうなると、いつもなかなか『空かない』2位のポジションを争うのはDLユーザーの福永選手と鎌田選手です。
危険なSS11-12を攻めた福永選手ですが、鎌田選手も3.4秒差で離れません。

最後の勝負はSS13 9.36km陣の山②
福永選手8:08.6
鎌田選手8:05.0
3.6秒ひっくり返してその差0.2秒。

泣いても笑っても最後のSS14は3.83km4分弱の勝負でした。
何とか再逆転したい福永選手のドライブに.....






車が応えることはありませんでした。
最終サービスに現れた福永選手のランサー、遠くからでも分かる異音。
ガラガラガラ....と力なくゆっくり進んできました。

自力でタイムコントロールを通過すると、チームクルーが車を押します。
オイル臭はするものの、オイル漏れは無くただただ致命的な『音』。

そのままサービスに向かうのかと思いきや、その場で向きを変えエンジンを止めることなくそのまま待機。
最終タイムコントロールを受け、最終車検場まで行かなければリタイヤです。

トラブルの元は『ドグミッション』
詳しくは分かりませんが、最終SS14をトップタイムの鎌田選手に遅れること10.8秒、4km足らずでキロ2秒以上遅いのはSS中にミッショントラブルが発生したのでしょう。
最終サービスでミッション交換(スペアがあったとして)の時間はありません、また、福永選手のテントまでは往復300m以上あります。
車検場まで500m、最後の500mを走らせるために最終サービスをキャンセルしたのです。

サービスアウトの時間を待ってタイムコントロール地点までクルーが押します!



これで、悔しい3位が確定しました。


優勝
#2 勝田 範彦 石田 裕一 ラックSTI 名古屋スバル DL WRX
2位
#6 鎌田 卓麻 市野 諮 SYMS TEIN DL WRX STI
3位
#4 福永 修 竹原 静香 オサムF・プラム・DLランサー
4位
#3 奴田原 文雄 佐藤 忠宜 ADVAN-PIAAランサー
5位
#1 新井 敏弘 田中 直哉 富士スバルアライモータースポーツWRX


おいら、唐津ラリーに続けて行くようになって5年。
その間に色んな人に声をかけ、話を聞き、見て、観察して、時には解説をしてもらい、少し伝えることが出来るようになって来ました。

競技中を見ることが難しいラリーですが、ルールを守って見る事が出来るならこれほど迫力ある競技は他にありません。

きっと来年もおいらは唐津に行きます。

もし、ちゃんと言いつけを守れる!
という人なら、ギャラリーステージ以外のSS見学(見物ではないココ大事!)に案内します。


ちなみに....
ヨコハマのネオバA08B(通称86タイヤ)が第二戦から使えるようになるらしいです。

次戦は4/29~5/1愛媛県 久万高原ラリー (ターマック)です。
近いんだけど、連戦はきっついなぁ~(笑)
Posted at 2016/04/11 23:09:47 | コメント(3) | トラックバック(0) | 競技 | クルマ

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