シャ・ノアール@なべのブログ一覧

まいど！
まず、事故で亡くなった方、怪我をされた方にお見舞い申し上げます。

今回の事故、JAL機が着陸しようとしていたのに海保機が誤って滑走路に進入していた！と言うのが大方の見方のようですが…
そもそも論として……

誰でも間違いをする！
と言う前提でシステムを構築しているので、『本当に』海保機が誤って滑走路に進入していたとしても……
飛行機はバック出来ません！
（自力では後進出来ないので、トラクターで押すしかない）
バック出来ないので、間違いであっても進入してしまえば離陸するか、別の誘導路に退避するしかありません。
しかも、旅客機は後方視界が皆無、窓もなく真後ろは死角になります。（戦闘機は別）
と言うことは、管制が気付くしか、海保機に間違いを指摘する方法がありません。

しかし…

管制は気付けなかった……
気付いていないので、JAL機に着陸のやり直しを指示出来ていません。

最後のチャンスは…JAL機…
海保の小さなボンバルディア機は確かに視認が難しかったかもしれません…
一部報道では『40秒』とあります。
飛行機の40秒はあっという間かもしれません。
ですが、事故映像を見る限り（機首の車輪が当たっている）『上昇回避＝ゴーアラウンド』を試みたようには感じませんでした…
夜間の着陸なので『計器進入』したのかもしれません。
潜水艦じゃないのですから、前が見えるなら『見ようとする』のが心理だと思うのですが、飛行機は操縦したことがないので…

とにかく、三つのファクターがそれぞれに見落としていた…これが全てだと思います。
しかし、これは、道路でも同じこと。
ウインカーも出さずに車線変更してきた隣の車、こっちは避けますし、クラクションを鳴らします！
それで、戻ってくれれば良いですが、それでも車線変更を継続されたら、こっちは避けながら減速するか加速しかありません…
それで、結果的に回避出来れば良いのです。
回避出来ない時は＝事故ですからね…
誰かがミスをしても、こっちがリカバリー出来れば事故にはならない。
ミスの連鎖が事故だと思っています。
確かに回避が困難な場合もありますが、諦めたら被害は運任せ…
実害が出るまで悪あがきするのが大事です。

おいらが今回の事故で一番怖いと感じたのは…
『間違ったら自分の命だけじゃなく大勢の命を危険に晒す』その覚悟と心掛けが当事者達に『欠けていた』と思ってしまったこと…
『baby in car』のステッカーを貼ったミニバンが危ない走り方をしているのを見た時と同じ感じです。
仕事でも、プライベートでも、人の命に絡むことがある！
それをいつも以上に痛感した事故でした。

飲食業も、自分の作った食べ物を他人に摂取させる…
信じて食べて貰っていると思う反面、性善説って怖いなとも…

今まで大丈夫だったけれど、これから先も大丈夫とは限らない！
肝に銘じます…