ついに私も水温計交換　１／２

先日、ツーリング帰りの際、水温計が４０℃しか表示されなくなったことに気が付く。
帰宅後、センサーの劣化かと思い、確認した。

実はマイセブンには水温センサーが二つある。（水温メーターは一つだ。）
①エンジンブロックに装着している一般的なセンサー
②マイセブン特有の冷却パーツに付くセンサー
、、だ。
この事実には気づいていたものの、セブン保有十年余困る事はなかったので放置しておいた。

今回、確認するとエンジンブロックのセンサー配線はスカットル内で断線されており水温計には接続されていなかった。

水温計に接続されていたのはもう一つのセンサーだった。
しかし、水温計の裏を確認すると照明以外の電気配線が無い。
通常はＩＮＧ（イグニッション）から（＋）の配線があるはずだが、メーターにはその接続端子すら無い。
更には、センサーから来ているコイル状のケーブルがごつい！　速度計やタコメーターのケーブルのようだ。

このケーブルは（＋）、（ー）の複線になってメーターの電源供給をしてるはずと取り外そうとするも単線の銅線が出てきて、且つ外れない！！
センサー側のケーブルも外れないようになっている。
つまり、この水温計はセンサーケーブルがメーターと外れない一体品なのだ。
えっ？となるとセンサー部分をスカットルの背板の電気配線用の穴に通してつけたのか？　などと考えていた。

ネットでＳＭＩＴＨＳ　水温計で同じ商品が無いか検索すると英国の「ｍｅｒｌｉｎ」（https://jp.merlinmotorsport.co.uk/）のオラインサイトにあった。
「コブラ機械式水温計 TG1301-23C078」という商品だ。

機械式？

Ｗｉｋｉで調べると、、
『機械式水温計』
機械式水温計は、 感知部から表示部まで、温度変化で体積変化する液体や気体が封入された伝達管が接続されており、表示部でブルドン管等により圧力変化を温度変化として表示する形式がとられる。圧力変化を伝達する伝達管を引く必要があることから、配管の設置に手間がかかることや、破断により管内の伝達物質が漏洩すると製造者以外には修理が不能であることから、現在ではほとんど用いられなくなった。
とある。

しかし、マイセブンにおけるこの機械式メーターはどうやらセンサーでの温度感知を銅線でメーター部分まで伝えてメーター内のらせん状のバイメタルの伸び縮みを利用して、水温表示しているようだ。

らせん状のバイメタルも経年劣化により正しく反応しなくなるとの事。
機械式水温計はメーカーでなければ修理が困難という、、
マイセブンは登録から３０年を超えている。
もし、この機械式水温計も同じ時を刻んでいると思われることや類似のＳＭＩＴＨＳ電気式の水温計「コブラ電気水温計270°スイープ」は１万数千円だったのでこれと交換することにした。

購入の際、センサーは既存のモノが使えると思ったが、念のため既存センサーの抵抗値を測るも全く反応しない。
止む無くセンサーもセブン用品御用達サイトで購入。
しかしこれが後でトラブルの種になろうとは、、、
（つづく）