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長髪チンピラ、囚人、黒服！イ・ビョンホン「インサイダーズ」“七変化”
2016年3月7日

複雑なキャラクターを好演「インサイダーズ 内部者たち」

［映画］　韓国で観客動員900万人超の歴代No.1を記録（R指定映画として）した「インサイダーズ　内部者たち」のメイキング映像を、映画.comが独占入手した。野心的なチンピラのアン・サングに扮したイ・ビョンホンの役作りに迫っている。
財界・政界に強い影響力を持つイ・ガンヒ（ペク・ユンシク）の弟分として、汚れ仕事を一手に引き受けてきたアンは、自動車会社の裏金をめぐるファイルを手に入れて成り上がりを狙うが、失敗して転落人生を歩むことに。一方、裏金事件を捜査するウ・ジャンフン検事（チョ・スンウ）は、アンにファイルを奪われたことから左遷されてしまう。共に辛酸をなめた2人は手を組み、関係者たちの告発に打って出ようとする。

「G.I.ジョー　バック2リベンジ」（2013）、「REDリターンズ」（13）、「ターミネーター：新起動　ジェニシス」（15）といったハリウッド大作に続けざまに出演し、第88回アカデミー賞では韓国人俳優として初めてプレゼンターを務めるなど、アジアのトップスターとして活躍著しいイ。ウ・ミンホ監督は「多忙なイ・ビョンホンが出演してくれるのか」が第1の関門だったと振り返る。
だが、監督の不安をよそに出演を快諾したイは、ビジュアル面でも徹底的にこだわり、アンの衣装はおろか、ボタンの位置、ヘアスタイルに至るまで積極的に提案したという。劇中でも、波乱の人生を歩むアンを表現するべく、長髪でオールバック、スカジャンを着込んだチンピラ姿からクラブで“黒服”（風俗店の男性従業員）として働く姿、茶色の囚人服姿、ゴージャスなグリーンのスーツ姿など“七変化”ぶりを見せつけている。

映像中でも、真剣なまなざしでモニターを見つめるだけでなく、肉をむさぼるコミカルな姿など、様々な顔を見せているイは「ドラマチックな紆余曲折（うよきょくせつ）を経験する多彩なサングが楽しめます」と自信を語る。ウ監督も、イの演技の振れ幅の大きさには感心しきりで「（アンは）チンピラなのに狡猾（こうかつ）に見えて、マヌケ。不思議ですよね」とキャラクターに深みを与えたイを称えている。

「インサイダーズ　内部者たち」は、3月11日から全国公開。
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映画館ﾁｮｲと遠かったけど、観に着ましたよ。　

これから観ます！