世界一美しいハッチバックです…が。

この車のライバル車はゴルフしかないのですが、質感やデザインでゴルフが勝るところは無いと思います。それ位、質感では圧倒しています。

2リッターのガソリンエンジンは標準グレードながらとてもパワフルで、街中ではゴルフのスタンダード系ならひけを取りません。
一方、低速からこつこつと路面を拾う硬めの足回りはスポーティな走りを想像させてくれますが、さにあらず。首都高のカーブが連続しているところに行くと、とたんにだらしなくなっちゃいます。スポーティな外観からは想像できないです。なんでこんな風に仕上げたんだろう…。
ブレーキフィールがCX-30の方向性と似ています。あれほどではないけれど、初期のバイト感が少なくて結構ヒヤッとする機会があるかもしれません。200km程走りましたが、結局慣れませんでした。

街中では結構コツコツと振動を拾いますが、シートの機能性のためか、さほど乗り心地は悪く感じませんでした。
でも、高速域になるとボディーの傾きがきつくなるので、必然的にサポート不足となって乗り心地も悪く、というか、苦しく感じました。

積載性はこのクラスとしては十分以上と思います。たくさん積めますよ。

街中で8km~10km/ℓ、高速で14km~16kmとなっており、現代では褒められたものではありませんでした。

近年のマツダ車は2,3年落ちの中古車なら新車を買った方がお得感がある下取りとなっており、この車もそのトレンド内にあるようです。