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Nathan Zacharyのブログ一覧

2012年07月28日 イイね!

暑いからなのか まともじゃないからなのか

こんばんは。
この何日間かものすごく暑いです。
脳みそが煮えているのか、恐ろしいのが走っていますね(>_<)
昨日のヤツは最強でした。
まず、ドアミラーたたんで走っていたので怪しげな雰囲気全開ですねー。
特徴は蛇行しながらの波状運転です。
直線では80で走りカーブでは40で、そしてカーブ抜けるところで更に減速するんですねー。
フラフラするからブレーキ掛けまくり。
極めつけは交差点手前でフル加速して赤信号冒進です。

ヤバい薬飲んだの?っぽい感じでした。(^。^;)

間合い取るためにコンビニに入っていたらUターンしたのか逆方向からコンビニに入って来たのでよく見ると…
おばあちゃんでした。 帰宅時間なんで薄暗いけど、無灯火でドアミラーたたんで危ないよと注意したら逆ギレされて…
ひとくさり文句言われて最後に。
「ミラーの出し方とライトの付け方わからない」「教えろ!」だそうです。

一気に力抜けました。(`ε´)

なんで放置してさっさと帰りましたけど、マジで恐いです。
バァさん最強ですねー。(^。^;)

高速道路逆方向に入ってもわからないのはあたりまえだと確信しました。

微妙なのには近寄らないのが正解ですねー。

こんなの走っていますから周り良く見てください。(^。^;)
Posted at 2012/07/28 00:45:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | 悲しいこと | クルマ
2012年05月06日 イイね!

関越道ツアーバスの事故について・・・・・  その続きの続き

みなさま、本日2本目です。

このバス事故、ありえない事象が出てくる出てくる湧いて出ると・・・・

まあ、元運行管理者としてですが。。。。 クワバラクワバラ。


2chもにぎやかですけど・・・・・・


この容疑者、中国人観光客相手に白バス(無許可営業)やっていた疑いまで出てきました。

出典はここ

道路運送法で禁止されてますよね・・・・ 当然。

まあ、通訳がいないと取り調べもできないという事で、日本の法律が理解できるわけではないとは思います。
そりゃ、事業起こすのは日本の法律に則ってやれば自由なんですが・・・・・
当然運行管理者の資格とかいろいろ必要になります。

ということで、個人でバスを購入して会社に持ち込み青ナンバーだけを借りる「名義貸し」という事だと思います。

これは、罰則としては複数台発覚すると営業許可の取り消し喰らうくらいの重罪です。

インモラルな行為こそが事故を起こした原因かと。


というのも、「ばれなきゃいいや、結果オーライ」 って事なのかと思います。

私が大手の会社に居たとき、毎日カリカリしてましたけど・・・・
ある日、荷物が多いので集荷に行くように言われ、4tのウイング車(でも積載量2250kg)で客の所に行くと、
目いっぱいのパレットが12枚、1パレ52個、1ケース20kgの栄養ドリンクです。

これを全部積めとお客に言われ、さすがに計算すると10t超えるんで・・・・
明らかに過積載だから積めないよとお断りすると、お客が怒り出しました。
過去1000%を超える過積載で検挙されて大変な目にあっても全くわかっていませんでした。
そのうえ、客に悪態ついたと大文句言うバカがいて・・・・ 
きっちり積んで帰って大ばか者の心臓が止まる手前のおいたで仕返ししましたが・・・・

その当時でも、検挙されても段取りが悪かったとか、お客の指示だとか言っても通用しませんでしたから・・・
積んだら逃げ回るしかありませんでした。


私みたいにはっきりダメ出しするものは少数派だったと思います。

というのも、いかに楽して儲けるかという事に血道をあげて、規則を守るという意識が昔から希薄な業界です。
今は全くそういうわけにいきませんけど、叩けばそれなりに何か出てくると思います。
でもそれを隠し通してきたわけで、微妙な部分はお互いに見て見ぬふりをしてきたかと思います。

ただ、大手には余裕があるんだから法令を守ってねという役所、中小業者の既得権は守ろうとする業界団体もしかりかと。

実際に旅客・貨物ともに燃料の高騰やらなんやらで経営環境は厳しいかと思いますが・・・・
と言っても、不法行為に手を染めてはいけないかと思います。
昔大目に見てもらっても今はダメなんだよってことは多々あるかと。

行政処分喰らっても、止める車以外を身内を役員にした別会社に移して、生き残るという裏技があります。
この「陸援隊」という会社も、この社長さん自身2回パクられてますから・・・・
身内を役員にして会社を作り直して生き延びてきたではないのかと思いますが・・・

実際に、こういった事故が起こると業界内では通じる事が外に出ると通じなくなります。
傍から見ると何てことしているんだ、法令もルールもあったもんじゃないとか言うでしょうね。

基本的には規則ができるという事は、何かないとこういう規則はできません。
飲酒で悲惨な事故が起きると罰則が強化され、この事故を契機に今後は営業ナンバーの業者にしても野放図なことはできぬという事になるんじゃないのかと思いますが・・・・

監査を行う陸運のスタッフのマンパワーが足らないのでさらに時間がかかるんじゃないのかと。
結局は事業者の遵法意識が最終的な砦になります。

まあ、微妙な物には安くても乗らないことが最善の自己防御かと思います。


元祖高速ツアーバスのWトラベルの傭車が山陽道で事故ってましたが・・・・
この事故の陰で隠れてしまってます。
死人こそ出ませんでしたが、こういった事故は多々起こっているんじゃないのかと。

まあ今は別の仕事してるんで、配車席の刃物の上を歩くような緊張感がある意味懐かしいかもしれません。
また、意識飛びながら高速道路をトラックの運転していたのも昔の話になってしまいました。
無茶こそ勲章みたいな部分がありましたが、この事故は無茶するとこうなるよって見本かと思います。

職業ドライバーのみなさん、できることできないことははっきりと意思表示してください。
その決断は決して間違っているとは思いません。
間違ったことは長続きしませんから・・・・

業界に居て痛感したのが、「事故とけがは自分持ち」ということでした。
事故を起こすと最終的に自分にかぶってきます。
そうなると、死亡事故とか起こすと何もかもダメになりますんで。

とにかくご自愛のうえご安全にとしか言えませんけど。
周りの人の事を考えて安全運転をお願いします。 無理な事は無理という勇気と、事故って遅れるより休んで遅れて怒られる方がましなので。

誰も2度とこんな事故見たくないと思いますんで。




Posted at 2012/05/06 02:26:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 悲しいこと | ニュース
2012年05月04日 イイね!

関越道ツアーバスの事故について・・・・・  その続き

さっきの記事でさわり書きましたんで・・・・
のっけから全力投球で行きます(笑)。

それから、ワタクシ的にこれを知っていただきたいかと・・・・

出典はここです

<以下引用>


過重勤務「ないと思う」=バス会社社長―関越事故
時事通信 5月3日(木)16時21分配信
 群馬県藤岡市で乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故で、逮捕された運転手河野化山容疑者(43)について、勤務先のバス会社「陸援隊」(千葉県印西市)の針生裕美秀社長(55)が「過重な勤務はなかったと思う」と話していることが3日、分かった。
 同社で3日、社長と面談した弁護士によると、今回のツアーを企画した旅行会社(大阪府豊中市)と陸援隊の間には、千葉県内の仲介業者2社が介在。河野容疑者が金沢市から1人で運転したのは、当初からの予定通りだったという。
 保管すべき運行指示書を作成していなかったことについて、弁護士は「確認した限りでは、ないのは今回が初めて」とした。 

<引用終わり>

この記事の中で下線で太字にしたところに注目してください。

実運行のこのバス会社と発注した旅行会社の間に仲介業者が2件介在していたと・・・・

要するにブローカーさんが間に入って仕事を仲介してます。
そして運賃をピンハネしてます。 相場で言えば一軒通ればだいたい1割ピンハネですから。
1台10万の運賃で出したらもらいが8万ということですか・・・・
業者によればもっと抜くところがあります。

これはトラックでも同じことです。 帰り荷を探すとき上げる車の車種と希望着地を登録しておくと・・・・
荷物をあっせんしてくれます。
実際にトラックに乗っている時、空車になったらここに電話ということで、電話番号もらいます。
もらったら番号に電話すると・・・ 3軒くらいたらいまわしはごく普通で・・・・

配車屋とはある意味ブローカーさんとお付き合いがありますんで・・・・
これってもらいいくらなんだろとか思ったりします。

こういった形でクルマを引っ張ると、もしも製品事故とかあった時の対応が問題になりますんで・・・
私が配車している時は、クルマの借り先を吟味して、怪しいブローカーからは借りませんでした。

まあ、私のような人間は少数派で、手元の仕事が売れたら終わりという人間ならば・・・・
何かあったらその時だとばかりに無責任を決め込みます。
まあ、それでも仕事をはかすほうが優先されるんで結果オーライで良い人多いです。

あと、もう一つ、ブローカーさんが介在すると非常に面倒な事が・・・・
ブローカーさんの事を“水屋(水物を扱うんで)”と言いましたが
私は良くこう言ってました。
「あってないような業界のルール、どうでもいいような業者同士の仁義」
そしてくだらない業界の縛りを「水屋の仁義」とか言いました。

良い業者がいても、そこに直接仕事を発注できないのが業界のルールで・・・・
水屋を一度でも通すとそこを介してしかオーダーできないということです。

ただ、私は結構水屋にこっちで使うぞ・・・ 勘弁してねとか断りを入れて・・・・
結構横紙破りしてました(笑)。
少しでもいい仕事するところには多く払ってあげて、品質を維持してほしいという頭があったからですが。

ここのバス会社、金沢~東京まででいくらもらってたんでしょうね?
ブローカーが介在したらきっと額面通りもらってないでしょうね。
地方の会社ではなかなか営業できないのでこういった業者を介することが多いです。
ある意味営業経費なんですが、帰り便だと足元みられること多いです。

と言って前節の話に戻りますが・・・・・
安く使える者を乗せないと採算が合わないのかと思います。
バスも償却のほとんどない中古で最低限の整備で運行し、いかにコストを抑えるかと。
具合が微妙でも古いバスを走らせるから、良く燃えてます(笑)。

これは、おそらくこの会社だけに限ったことではありません。
仕事のなかなかない中高年の激しいところは70近くになっても、夜行バスに乗せている会社もあるとか。
コストダウンするところまでして会社としてはそれでいいんでしょうね。

結局、何もなければ結果オーライですべて片づけてしまい、根本的な対策してないからかと。
で、客観的に検証すると、足が震えるような事象が続々と出てきますんで。

このレベルになるとバスも貨物も路線認可の大手以外はまあこの程度だと思ってましたが、
予想通りだったという事でしょうか。 

でも、業界関係者は「何てことしてくれたんだ、仕事がやりにくいじゃないかと」憤慨しているヤツバラがいます。
そして、それがこの業界の根深い病巣なのかと思いますね。

まあ、こんなことが無ければだれも動かないって事でしょうか。

ワタクシ的には「高速ツアーバス」自体が脱法行為だと思ってますんで、最初が間違ったら最後までと。
長くは続かないんじゃないかと思います。

こういった場合はどのように補償の問題を処理するのかと。

バスの運行を企画した旅行会社も、実際に運行した会社もどういう委託契約をしているかが問題となるでしょう。
この事故った会社と元請けとの間に契約書を交わしていない可能性がありますし・・・・

あの食中毒の焼肉屋のようなことになるんじゃないのかと思います。

1ケース3000円の冷凍食品の破損事故処理でも四の五のぬかして払おうとしませんでしたから・・・・
この場合、責任のなすり合いをしてまともに補償の段になったらバックれそうな気がします。

誰も事故があることを想定して、備えをしていないし、その余裕ないところで運行しているようです。

一般の乗客の方はそんなのわからんと思います。
ある程度業界の裏を知ってますんで、怖くって乗れませんでした。
まあ、私は今までバス移動の場合は路線認可を持っている会社しか使いませんでした。
今は、自腹で大阪とか行く場合は自家用車で、出張の時は鉄道利用です。

今後一体どうなるんでしょうね。 
後始末も逐次報道されていくと思いますんで、注視していきたいかと思います。

安いからっていう事で安易に考えない方が良いかと思います。
かといって高いから良いとは限りませんが・・・・

その辺良く考えないとですね。


Posted at 2012/05/04 01:52:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 悲しいこと | ニュース
2012年05月04日 イイね!

関越道ツアーバスの事故について・・・・・ 

みなさまこんばんはでございます。

元・運行管理者で物流の仕事からドロップアウトした(笑)NZさんです。

今日、次のなでしこリーグの試合情報調べるついでにYAHOOのニュース見てました。

で、まあこの事故のトピックス見ていたんですが(@_@;)・・・・・

続報が出てくる出てくる(笑)。 そして、一般の方が見たら目をむくようなことが。

で、もっと目をむくことを書いてみたいと思います。

1.このドライバーが大型2種をなぜ取得できたか。
  基本的に2種免許と言うのは単にタクシー・バスが乗れるだけではありません。
  趣旨的には有償での旅客運送を行う場合の免許証という事です。

  当然、不特定多数の旅客を扱いますんで有事の際の対応でコミニュケーション能力を問われるわけです。
  で、日本生まれの日本育ちの者でも学科試験けっこう難しいので、おバカには無理です。

  ただ、中国人は漢字が読めるので、結構面倒なテキストも丸覚えしてでも免許の学科試験受かるって聞いたことがあります。

  まあ、自動車教習所に約40万払えば、普通免許のみでも今の時代規制緩和になりましたので取れます。
  私が大型1種を取った時には、あえて試験場に一発試験受けに行き9回通って取りました。
  その続きで2種行けばよかったんですが、いまいち気乗りがしませんでした。
  その当時は、審査の練習はできても、技能試験免除ではなかった気がします。

 現在、このドライバーの取り調べ、中国語の通訳を介して行っているようです。
 日常会話程度の日本語は理解できるというレベルだそうですが、指示とかキチンと理解できていたのか?
 ましてや、旅客運送に携わるドライバーに必要な素養とか教えて理解できていたのか・・・・・?
 
 車に乗せること自体、法規等の順守以前の問題なのではないかという事です。
 
 出典

何で疲れていたかという事も説明できていない状態とのことです。

2.出典はこれ

運行指示書作ってなかったって? 監査で見つからなかったって?
また、乗務前の法定点呼してなかったって?

これってやり放題じゃんね。法令なんか仕事さえすれば無視してもいいのかと。

事故った後の特別監査って、こういった事故の場合警察が入るんで証拠保全します。
なので、アラが見つかりやすい傾向がありますが・・・・・
監査前に徹夜で運行指示書と点呼簿点検して漏れが無いように合わせていたのってなんだったのかと。
これもまあ違法行為にはなるんですが・・・・脱法行為と言うべきか(笑)。

これは実際に経営者のモラルの問題です。 
そして、バス・トラックとも時代の変化に対応できない経営者がいまだに多いという事ですね。
家族経営で、親父が社長で配車、嫁が経理で専務、息子が営業部長って様な会社にこの手多いです。
規模の大小はあまり関係ないですね。

社長の意向に沿わない社員は速攻クビで、仕事に文句言うと干されるかひどい目にあわされる・・・
まるでテポドンの国みたいな・・・ そして世襲していきイエスマンしか周りに居なくなり・・・・
自分勝手・自己中丸出しでも誰も何も言わなくなります。

法律が改正されて、違反行為だと陸運から注意されても「昔からしていた、何でダメなんだ」と食って掛かったり、過積載で走らせないのを「段取りが悪い」だの「うるさくなった」とか・・・・
そんなことを平気でのたまう社長さん達がまだいます。

まあ、多かれ少なかれ自分が法律だって人が多いです。
元の仕事上いろんな人をたくさん見てます。
なので、日本語わからん運転手でも社長さん的にはOKだったんだとおもいます。
これで何もなければ結果オーライですね(笑)。

まあ、従業員に骨髄バンクから適合したからドナーの呼び出しがあり・・・・
行きたいと申し出たら、社長とバカ息子からシフトが組めないからダメと言われ・・・・
それでも行きますと言ったらクビだと言われて辞めさせられたそうです。
そして退職の挨拶に荷主(大手電機メーカーの子会社)に行ったら、そこの部長の孫が・・・
白血病で骨髄移植を待っているという話で、ひどい話とみんな憤慨し・・・・・
会社以前に人間として最低だから契約更新しないということで、その会社切られてしまいました。
私の所にもそのバカ社長さんとバカ息子さんが、「○○切られて仕事ないんで、仕事ください」と(笑)
話聞いてあげたら、辞めた従業員の悪口言うから、「うちも無理だわ」と丁重にお断りしました。
私も骨髄バンクにドナー登録してますんで(笑)。

まあ、この手多いです。 
パクられても、事故っても、取引先飛んでも自分の非を認めないっていうか・・・・

あとこれ。

安く使ってますね。道路運送法で禁止されている日雇いです。
なぜ、日雇いが禁止されているか・・・・・
というのも、金が欲しいばっかりに超過勤務でも何でもして、過労運転を助長するからなのです。
また、被用者の立場が極端に弱くなるので、無理な指示でも聞かざるを得ず、リスクが大きいからなのですが、
これでも客を乗せて走っていたとはマジでびっくりですね。
この事故が起こった時、そうじゃないかと思いましたが・・・・ ビンゴということですね。

まだまだあります。 長くなるんでコーヒーブレイクです(笑)。











Posted at 2012/05/04 00:19:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 悲しいこと | ニュース
2012年05月02日 イイね!

運輸行政 三題ばなし その3 「顧客満足とのせめぎ合い」

携帯で契約している読売のニュース見て目が点に・・・・

だいたい「居眠り運転だった」とか「くたびれたので」とか簡単にゲロしないモノなんですが、
この事故起こしたドライバー中国人だったと。
んー、超微妙な話ですね。そんでもってよく大型2種なんか取れたもんだと。

インターの名前がわからんドライバーだったと、結局カーナビ追って走っていたとか。
また、道を間違えてというかナビゲーションを頼りに走ってジャンクション間違えて関越に入ったっぽいですね。
上信越の方が距離は短いと思います。

まあ、2種持ってないって報道が無いんで、免許は持ってたと思うのですが・・・・
このドライバーいくらで雇ったのか、ギャラいくら払ってたのか・・・・・ 


実際にあった話ですが、若いドライバーが居眠り運転で追突の人身事故を起こしまして、
乗っていた4tトラックと1台前のバスとの間に1台サンドイッチにして2名重体ということで。
荷物満載(当然過積載)ノーブレーキで60で突っ込んでますんで・・・・
ドライバーは即拘束されて留置場にと。
その取り調べで、原因としては眠くって寝てしまったと供述したもんだからさあ大変。

過労運転だとばかり、警察・陸運・監督署まで押し寄せてガサ入れ大会(笑)。

日報からチャートからみんな押収されてしまいました。

実際・そのドライバーは乗務の前2日休んで友人たちと遊びまわり、乗務の日の朝4時まで飲んでいたそうです。
なので、まともに寝ずに仕事に出て来ていたわけで・・・・
会社としては、休みの日行動までは規制できないと、過失は問われませんでした。

まあ、冠婚葬祭等で急遽交番どうりの乗務に入れない場合は交替してもらう事のあり、
同僚同士の支え合いで成り立っている部分があるんで、そう簡単にみんなが不利になることはゲロしないんですがどうもこの運転手、あっさりと罪を認めたというのもワタクシ的には腑に落ちません。

いくらなんでもそれはないでしょと。

三題ばなしの最後として以前見たNHKのドキュメントで高速ツアーバスを始めたWトラベルの社長と、
実際に運行している田舎の個人経営に毛が生えた零細貸切業者の話を思い出しました。

まあ、走らせているのが、バスかトラックかと言うだけで、大多数の業者はどこも似たようなもんです。

高速ツアーバスっていうのは、規定の隙間をぬって生まれたある意味あだ花です。
既成の路線バスの概念を裏返し、旅行会社がパックツアーとして座席を売り、バスを傭車して運行するという形態は実際高速路線バスと同様のサービスを格安で提供できるという点で・・・・
顧客の支持を受けて急成長してきました。

また、それを後押ししたのが規制緩和で参入してきた零細のバス会社です。
中古のバスを買い台数を揃え、安い賃金でドライバーを雇い、拡大する市場を支えてきましたが、
さまざまな要因でこの拡大スパイラルが破たんすると実運行を担っていた業者が次々とつぶれていくと。
というのも結局顧客の満足を得るべく、過密ダイヤと運賃のダンピングに行きつくわけです。
安くて便利でというのがやはり顧客の支持を得ていくわけですが、実運行会社としてはその顧客たる旅行会社の満足を得るための企業努力として、受けた限りは過密を承知で配車を組み、コストダウンと称して運賃のダンピングを続けてきたという経緯があります。

これは私が過ごした運送業界と流れ的には同じなのかと思いましたね。

運送業界最後の会社で最後に行った仕事が、荷主の依頼によるコストダウンでした。
要するに月間の総支払額をいくらか下げろという契約更新でしたが・・・・
ケーキ屋の専用配送ルートを365日配送で運用するためのコストを再度弾きだして、
外注業者を見直したり、ルートを組み替えてサービスレベルを落とさずという条件で(笑)、
値下げしてほしいとの要望で、対案を用意して元請け業者が乗り込んできました。

私は、相手がどのくらいの金額をもらっているのか、商品の流動データからおおよその数字を弾きだし、
相手が飲める範囲の下げ幅を計算して、積算して行った運行経費と突き合せて・・・・
採算合わない仕事を除外した条件で、ロジスティックスプランを作りました。
今まで担った仕事ではあっても赤字を出してまで継続するべきではないと経営者も決断し・・・・
乾坤一擲の交渉を行って、ミニマムの下げ幅で辛うじて利益を出せる体制を残しました。
労働者からの上申も盛り込んだ内容になり、酷い目には合わせなくて済んだと。

まあ、相手のセンター長と元々相性が悪かったのもあったのですが、ここまで露骨に相手の手の内を読み切ったことをするとマジで嫌われて担当を外せと圧力掛かりましたね(笑)。
まあ辞めるつもりだったんで、ここまでやったのですが。

まあ、価格下げると品質下がるというのは万国の常識で・・・・
いじくったシステムが軌道に乗るまで大変でした。 

こういった経験からも、提供を受ける顧客の側も少し認識を変えていただきたいと思いますね。

急がば回れと申しますが、何を持って満足とするか少し考えて欲しいなと。
運ぶ側からみれば、「安心・安全」というのが品質評価の基準となるんですが、
依頼する側からみると、何も生まないコストとしての運送経費という位置付けです。

小遣いを握りしめて遊びに行くとき、電車賃をのけておかないと家に帰れませんよね。
元の予算が限られてますから、足代は安い方が良いというのが道理は道理なんですが。
家に帰れないってことになるのは誰も想定しておりません。


旅客運送の場合は、何事もなく淡々と目的地に着くという事が最高品質なのです。
それから言うと今回のツアーバスの一件は、安いって事だけで最低品質の物を選んだという事です。

安いからって悪い材料で作った料理が必ずしもまずいわけではありません。
でも概ね最高の材料を使って作ったものとは比べ物にはなりません。
安くてもおいしいものがありますが、この場合それは当てはまらないと思います。

バチ物つかんだら中国製だったという落ちは多々ありますが、やばいバスに乗ったらドライバー外国人って。
ハマりすぎです。 

私があるメーカーのある車に絶対手を出さないのは・・・・
部品のほとんどが中国製だという事ですか・・・・(こんな車多いですよ)
それをあえてやりそれなりの値段で売ろうとするメーカーが気に入らんだけで。

中国製がすべて悪いわけじゃないです。 中国人の相手をして見たこと、感じたことがふつふつと(笑)。
まあ、中国製品排除していれば生活成り立ちませんけど。

まあ、このバス会社の社長もいくら安く使えるからと言って、素人以下のドライバー乗せて、
「規定には違反していないが、不適切かもしれない」というコメントを聞いて。

この社長も相当イカレてるなと。 まあ安全管理以前の問題です。

こうした事象に遭遇しないよう、価値観を見直す時期に来たんではないかと思います。
そして、便利とは何らかの犠牲をもって成り立っていることを改めて知ってください。

それを消費者に告知するのが運輸行政であるわけで・・・・
手元足元しか見ないのでは、こういった悲劇が何度でも起こります。
政権自体がイカレてますんで、官僚もおバカになるんでしょうか。

地震で倒壊した・・・・手抜き工事だった・・・・ こりゃ問題だという事になりますが。
こういった事故も、他に起こっている営業車の事故も、元は同じ物です。

対症療法から根本完治に向けて舵を切ってほしいものです。

不謹慎かもしれませんが、この事故の関係者、ドライバー、経営者、この会社の社員、またご被害者の皆様、
現実を見ない官僚たちによって生け贄にされたヤギのようなものじゃないかと思います。

傍から見ているには良いかもしれませんが、当事者はたまったもんじゃないです。

命は等しく同じものです。 

2度とこういったことが起こらないよう対策をと。


最後に、お亡くなりになられた方のご冥福と、おけがをされた方の快癒をお祈り申し上げます。


Posted at 2012/05/02 23:16:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | 悲しいこと | ニュース

プロフィール

「オフィシャル活動強化期間中です。
当日はポスト配置で4輪レースの前日は予備車検に入って技術オフィシャルの勉強しています。
あと少しでJAF公認審判員が3種目A1になります。」
何シテル?   10/04 10:18
Nathan Zacharyです。よろしくお願いします。 もう約10年以上このハンネ使ってます。 スタイリッシュな罰当たりです(笑) ハンネの由来...
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