滋賀巡りとお線香 その1-1からの続きです。
所用で滋賀を訪ねたついでに、引き続き観光を兼ね名所を巡ります。
石山寺で酷使した足を、電車に揺られながら束の間休めます。
相変わらず雨は降り続いています。
途中の浜大津駅に到着しました。
ここで乗り換えると、京阪が京都市営地下鉄に乗り入れ、京都市内まで行くことができます。
前から列車がやって来ました。
皆さんお気づきになるでしょうか。
そう、ここから暫くは併用軌道になり、電車が道路を走ります。
大手私鉄と中小私鉄、湖と海の違いはありますが、関東でいう江ノ電に少し似てるでしょうか。
路面電車ではない電車が道路を走ります。
昔はあちこちで見られた光景も、今は貴重です。
暫く走ると、また専用軌道に戻ります。
次の目的地の駅に着きました。
この列車はこの駅が終点です。
この列車、ここから折り返してまた石山寺駅に向かうのですが、退避せず本線上で折り返し待ちをします。
線路配置上の問題かと思いますが、ちょっと驚きました。
そして降り立った駅がこちらです。
表向きは近江神宮にお参りするという目的です。
この駅の改札口。
無人駅でホーム上に券売機と、ICカード用読み取り機があります。
そしてもうひとつの出入り口。
券売機も改札もICカード読み取り機もありません。
言わば乗客の良心に委ねられています。
世知辛い世の中、日本にも大手私鉄でこんな駅が残っている事に対する驚きと、日本人の良識を改めて思い知りました。
この駅に降り立ったもうひとつの目的、それが併設されている車庫の撮影を、思う存分することでした。
勿論、事前に嫁さんにはそのことは言っていません(笑)
今のうちしか撮影できない、新旧塗装の列車のそろい踏み。
この旅の目的のひとつが、京阪最後の砦となっていた旧塗装の天国であるこの地が、全て新塗装に更新されてしまうのに伴い、昔懐かしいこのカラーリングを記録に残しておくことでした。
そして何やら見慣れぬラッピング車。
なんじゃこれ?と思っていたら、なんでもアニメ?マンガ?の「ちはやふる」に因んだラッピング車だそうです。
アニメやマンガに疎い私に、嫁さんが教えてくれました。
そして事前にグーグルのストリートビューで下調べした時に気になっていた車両。
ストリートビューでは一両まるまる残されていた80系ですが、私達が訪れた時はこんな姿になってしまっていました。
雨の中、洗車中の「ちはやふる」号
実はこの車庫で結構な時間撮影をしていたのですが、その画像に関してはまた別の機会にご紹介できればと思います。
あんまり撮り鉄していると、しまいに嫁さんの堪忍袋の緒が切れそうなので、雨の中近江神宮に向かいます。
どこまでも続く参道。
またもやここで不安がよぎります。
長い参道を歩き終えたと思ったらまた階段・・・
やっと階段を登り終えたと思ったのですが何もありません。
暫く歩くと建物が見えてきました。
ここで清めます。
歩き始めるとやな予感が・・・
はい、また階段です。
私のイメージではお寺は山にあったりしても、神宮は平地にあるイメージだったのですが・・・
とか考えているうちに、なんとか登りきりました。
立派な神宮です。
でもまた階段です(^^;
外は大雨の中、厳かに結婚式が行なわれていました。
暫く結婚式の様子を見ていたのですが、神宮内を巡ることにします。
巡路に従って歩きます。
ここも雰囲気があります。
結構大きな敷地です。
百人一首が並んでいました。
ここで更に雨脚が強くなったので、弱まるまで雨宿りをすることにします。
神宮に似つかわしくないものを発見。
またまたなんじゃこれ?と悩んでいたら、嫁さんが「ちはやふる」に出てくる登場人物だと教えてくれました。
画像ではわかりにくいですが、かなり降っています。
暇なのであるものを取り出します。
今日の旅のお供、京阪電鉄大津線の1dayチケットです。
これがあれば1日中何度でも乗り降りできます。
ただデザインがちょっと恥ずかしい(^^;
中はこんな感じです。
有人駅で乗降する際駅員に見せるのですが、その度絵柄が恥ずかしい。
個人的にはキャラクターのないデザインで、全然OKなんですが・・・
因みに乗降の際嫁さんが見せたところ、駅係員さんに「使ったんですか!もったいない。」と言われたそうです。
オマケでついていたクリアファイル。
京阪マニアの方が喜びそうなデザインです。
そう思いながら、ひっくり返してみると・・・
ギャァァァァァ~~~~~
恥ずかしくて私には使えそうにありません(^^;
でもせっかくなので、旅の思い出にとっておきます。
そんなこんなしているなか、雨は益々激しくなります。
もう警報レベルどころじゃないです。
画像でお分かり頂けるでしょうか。
暇つぶしに周囲を見渡してみると・・・
こんなものがあるそうです。
お好きな方は是非どうぞ(^_^)
ピンボケですが。
そんなことをしていると、少し雨が弱まりました。
それでも十分大雨なのですが、埒があかないので駅に向かうことにします。
ここから先、画像はないのですが、いや正確には写真を撮っているような状況ではなかったのですが、駅に向かう途中凄まじい豪雨になりました。
バケツをひっくり返したというようなレベルではありません。
一瞬で傘が全く役に立たないほどずぶ濡れに。
ズボンは洗濯機で洗ったあと、脱水をしないでそのまま履いたような状態です。
もう尋常ではありませんでした。
多分ニュースでも取り上げられたんじゃないかと思うほどの集中豪雨でした。
もうどうにもならないので、開き直って駅まで歩き続けました。
ずぶ濡れの状態で駅に到着した時、ちょうど列車がやって来ました。
少し雨はマシになってきていましたが、画像を拡大してもらえたら、少しはどんな状況だったかお分かり頂けるかと思います。
列車に入った途端、嫁さんが知らない女性に「いったいどうされたんですか?」と声をかけられたくらい、ずぶ濡れでした。
ただ幸いだったのは、お尻は濡れていなかったので、座席に腰掛けることができました。
ホッと一息ついて乗務員室を見ると、運転しているのはリアル鉄道むすめさんでした。
珍道中、その1-3へ続きます。
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Posted at
2017/09/21 23:33:11