BMW F10 523dに乗り換えて早や3ヶ月。このクルマにも随分と体が慣れてきたように思います。
国産車から輸入車に乗り換えて、最初によくやってしまう、ウィンカー出そうとしてワイパーを動かしてしまう例のアレですが、最近はそれを意識しなくても大丈夫になってきました。
一方でこれの逆のこともやはりあるわけで、先日会社のクルマ(スバル)を運転するときに、ウィンカーを出そうとしてワイパーレバーを動かしてしまい・・・。
そのとき同乗者がいたので、「ん?輸入車乗り?」的な雰囲気になりかけて、一瞬焦りました(ちょっと手が当たってしまったことにしてやり過ごしました。会社のメンバーには車を乗り換えたことは話してませんでしたので)^^;
まぁそんな具合でF10にも随分乗り慣れてきて、良くも悪くもF10が我が家の(私の)普通になってきたこのタイミングで、感じたことなどを書いておきたいと思います。
いくつかあるのですが、まずは走りの観点から行きますと、クルマの転がり抵抗がこれまで経験してきた車に比べ、非常に小さいように感じます。
具体的な運転シーンでいうと、国道等で流れに乗って走っているとき、平坦路や若干の下り勾配などで速度調整のためにアクセルを緩めることがあると思いますが、その時に感じます。
これはスロットルバルブの無い直噴ディーゼルエンジンであることからポンピングロスがとても小さいこと、ボディの空気抵抗の小ささ、駆動系ロスの少なさのほか、車重が1.7t超もあり、慣性力が大きいことも効いているんじゃないかな、と思います。
一方でF245、R275幅の超偏平大径ホイール&タイヤなので、タイヤの転がり抵抗が小さいはずは無いのですが、現実として平均燃費で16km/L前後も走ってしまうことからもわかるように、定速巡航時には本当に燃料消費が少ないようです。
燃費が伸びること自体、嬉しいことですし、この各種抵抗の小ささから連想される設計の良さ、部品精度の高さが感じられるのがいいです^^。
それとやはりディーゼルターボエンジンの特徴である、低回転域から発生する大トルクを活かした、余裕のある走りは、本当に気持ちがいいです。
これも具体的な運転シーンでいうと、4速へのシフトアップ後の加速のとき。信号ダッシュでは1~3速は軽やかにシフトアップしていき、4速ギアがややワイドレンジになっていて、1,500~2,000rpm、速度でいうと60~80km/hの間の加速が絶品です。
エンジンのカタログスペックではトルクが380Nm(38.7kgm)@1750~2,750rpmということもあり、軽くアクセル踏み込むだけで、静かに、しかし力強く押し出される感覚が最高です。クルマ、ドライバーが特に頑張らなくとも、静かに流れをリードできる余裕の走りがとても気持ちいいです。
個人的な感覚ではありますが、全長が4.9mを超えるようなビッグセダン(Eセグメント)以上では、一般道ではエンジンを上まで廻すような走りをする機会は少ないですし、特にこのクラスでのそういう走りは一般的にあまり褒められたものではないと思っています。それよりも豊富な低速トルクを活かした、静かで余裕のある走りのほうが似合うかと。
ただやはり高速道路になると話は別で、ある程度からの追い越し加速では、少々物足りなさを感じ始めます。ですがそういった状況を日常的に使うことはまずないので、このパワー不足をストレスに感じることは、私の場合はなさそうです。
一方高速域の安定感についてですが、これは私の想像を超えていました。
実際、雨の高速道路で轍もそれなりにある道にもかかわらず、ワンダリングはおろかハイドロの気配が微塵も発生しない(気がつけない?)のには、正直私の理解の範囲を超えてしまいました。本当に高速安定性は凄いですし、当然運転も楽なので疲れません、というか楽しいです^^
結局のこところとても満足しているところのですが、強いてネガなところといえば、随分進化はしたものの、ディーゼル特有の車外エンジン音が若干大きいくらいでしょうか。音質は随分とまろやかなものの、できればもっと静かな方がいいですね。
それとお約束?のマイナートラブルについて。
この3ヶ月の間に、
・バックアップライト異常
・サブ(ナビ)ディスプレイ不表示
・バッテリー電圧低下警告
がありました。
どれも電源オフ/オンで消えてしまい、以降再現しないため、誤検出なのか故障の前兆なのか判別できないのは、正直スッキリしないです。まぁこういう検出精度になっているのも、クルマに故障、不具合があるかもしれないことを一早くドライバーに伝え、注意を促すことを目的としている、と思えば、この辺も自動車文化の違いかなぁ、とも思えます。
とここまでがBMWの話で、ナンバー返却した2台について。
まずはBNR32ですが、普段はバッテリーターミナルを外し、定期的にエンジンをかけたりはしていますが、やはり故障、トラブルが心配です。特に予兆があった訳では無いですが、なんとなくジェネレーターの発電電圧が気になり、テスターで測ってみました。電圧は14.07Vと充分で、今のところ特に問題は無さそうでした。
純正の電圧計もこの通り。
一応駐車場などで軽く動かして、タイヤも廻して同じ場所ばかり潰れないようにするなどの気遣いはするようにしています。
そして17クラウンの方も、同様に定期的に動かすようにしています。
それにしても、以前は直6が普通だったので特に何も感じていませんでしたが、1JZにしろ、RB26にしろ、久しぶりの直6はやっぱりいいですね。駐車場で少しだけ転がしたBNR32ですが、そのまま走りだしてしまいたい思いに駆られてしまいました。
やっぱりこいつだけは絶対に手放せないですね^^;
Posted at 2018/06/23 21:56:58 | |
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