2012年02月20日
札幌モーターショーは大変盛況だったようですね。目標だった10万人も上回ったとか。
自分は、最初からまったく行く気はなかったのです。
実物を見るとまた違うのでしょうが、どのようなものかは各媒体で見ているので、いいかなと。
土曜日に実家に帰り、日曜日はフォルクスワーゲンディーラーへ行って来ました。
広告に出ていた『ゴルフⅥ R』が試乗できるとあったので。
以前、ゴルフⅤ GTIのオーナーにお願いして、駐車場をぐるりと廻るだけというちょっとだけ運転させてもらいましたが、こうゆう車の作りで、こうゆう走り味なのか、と驚きました。
その進化型が現行のⅥ。
そのR。
2.0L直噴ターボエンジンに、DSG(ツインクラッチトランスミッション)、4WD、という組み合わせ。
256PS、33.7kgmというスペック。
どんなものかと、開店早々のお店へ。
札幌東にあるフォルクスワーゲンディーラーです。
まあ、所狭しと海外車があります。
アウディ、アルファロメオ、ベントレーなどのディーラーが集合した場所です。
ここでも十分モーターショーです。
ゴルフⅤ、ゴルフⅥの各モデル、ポロもあるし、ティグアン、トゥアレグ、シロッコもいました。
アウディA3、S3、A4、A5、A6、Q5、マスタング、フィアット500、アルファロメオ ミト、レンジローバー・・・・お腹いっぱいになれます。
着いた時には、すでに試乗車は別の方が運転して出て行ったとのことで、うろうろして待つこと、しばし。
帰ってきたゴルフRと対面。
ピカピカ。
中古車ですが、距離数はさほど走っていない状態だそうで。
シートは、素敵なことに、RECAROでした。前オーナーは分かっている方のようです。
標準は革張りのスポーツシートになってますが、16万円のオプション扱いでも自分は間違いなくRECAROシートを付けたい。
Rというキャラクターに合っているでしょう、間違いなく。
そのRECAROシートですが、座面が長いです。座ると、ひざ下までしっかりと座面があります。
現在使っているRECAROに慣れているので、この長さは最初は違和感を感じますが、運転に支障をきたすものではありません。 運転中は、気にもならず。
長距離になると、足への疲労少ないのだろうな、と思う次第。
路上に出て、オルガンタイプのアクセルをゆっくりと踏みます。
す~っと進むゴルフR。実になめらか。
ゴルフⅤで感じた、ちょっと引っかかるような感じは皆無。
GTIのエンジンは1700rpmで最大トルクに達しますが、Rは2400rpmから最大トルクに達します。
GTIの方が、トルクの盛り上がりが早いのでドンッとスピードが出る感じになるのでしょうか。
Rだと、良くできた2.0Lエンジンという感じ。だから滑らかに感じたのでしょうね。
DSGは変速のショックもなく、どんどんシフトアップしてゆきます。あっという間に6速へ。
フィットのCVTを扱う身としては、こうゆう無衝撃は慣れたものですが、アクセルに対するレスポンスは当然ゴルフの方が上。
排気量が違うので当然ながら、パワーはゆとりあります。
この段階で2000rpmも回してません。これでも十分なトルクがあります。
街中の巡航では、これでも十分。
前走車との感覚が開いたので、今度は大きめにアクセルを踏み込みます。
ブーストがかかり、一気に加速。
もっと暴力的なパワーが出るのかと思ったら、意外にもジェントルでした。
もちろんトルクも最大へ上がり、押し付けられるような加速になり、速いのだけど、それを感じさせない感覚です。
この安心感、安定感がないとアウトバーンは走れないのですね。
乗り心地ですが、海外車では採用が多くなってきている可変式ダンパー仕様。
減衰力が路面に合わせて変化するのですが、最初はコンフォート。
あちこちで見られる試乗レポートを読んでいると、固いとか書いてますが・・・・。
至極快適です。
フィット自体、ノーマルでも固めの乗り心地ですが、さらにサスを変えているので、固めの感じは割増になってます。
それを乗っている身としては、ゴルフRが固いと思うフシがありません。
路面状況もあるでしょうが、雪があり、氷があり、多少ガタガタしている場所でも振動を感じるのはごくわずか。コトン、とかその程度。
ダンパー自体の性能が、別物と考えていいでしょうね。
またサスペンションの性能を活かすボディの強さもあるのでしょう。
ハンドリングも軽いながら、路面の状況結構も分かりますね。
動きは1500キロを超える重量故に、ひらりとした軽快さはさしてありません。
その代わり、どっしりとした安定感があります。
4WDというのもあるし、セッティングもそうゆう方向にしていると思います。
Rという肩書きはあるけど、自分としては長距離ツアラーというイメージをRに対して持ってますので、これはいいなあ、と思う次第。 延々と走るような旅行に使いたいですね。
日常的な運転でスポーツ走行するならば、GTIの方がヒラヒラと走れると思います、間違いなく。
いかんせん残念なのは、価格が高く設定されていること。
車両本体で505万円。これで400万円前半だったら、もっと売れているだろうに。
良い経験が出来ました。
昔も現在も、車を作る上で基準とされるゴルフとはどうゆうものか。
その片鱗を見ることが出来ました。
2011年モデルでこれです。
2012年モデルは、ゴルフ自体、さらに改良が加えられて、乗り心地、ハンドリングが向上しているとのこと。
それが、来年出るというゴルフⅦに繋がってゆく。
恐ろしいです、これは。
機会があれば、別のモデルも試乗してみたいですね。
そのゴルフRとは、エンジンも4WDも共通、と思われる、アウディS3もありました。
異様に綺麗です。
展示だけでしたが、運転席に座っていると、雪かきをしていたディーラーの方が来まして。
「これ、走行距離4000キロなんですよ」
「スタッドレスタイヤも9分山くらいありますし、備品のワイパーなども揃ってます」
「売値は定価より100万円ほど安いです」
「後部のフロアマットは未使用です(笑)」
しかも、レーダー探知機も新しいのが付いたまま。
100万も安く、タイヤなどの備品はフルセット。
どんなオーナーが、これを売ったんだ?
「高級車を5台所有している方だそうで、税金対策でこれを買われたそうです。私が売ったんです、昨年8月くらいに。先週、買い取ったばかりなんですよ」
・・・・お金持ちって、いるんですね。
「間違いなくお買い得です、これ」
お買い得だからって、はいそうですか、とハンコは押せません。
Posted at 2012/02/20 22:22:03 | |
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