ふと、フィットの車種別ページを見ると、
まじか、ランクインしてる・・・
PVレポートを見てみると、毎日のように過去の整備手帳をご覧いただいてるようです^^
なかでも、「
突然,PGM-FI警告灯が点灯?! 」へのアクセスが毎日50~60あります。
えっ?! みなさんそんなにFI警告灯点いてるの??w ← 笑うな
GDフィットは最終型でもすでに12年目に突入しました。
そりゃ、これからどんどんいろんな問題に直面しますよね。
そんな問題にお役立ちできるような情報を発信できているのだとしたら、それはうれしい限りです♪♪
ここのところ更新頻度超低めですが、
まだまだ掲載していない整備記録はありますので、ネタが尽きるまで、引き続きアップしていきます。
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L880K コペンがやってきてから、屋根の下で羽根を休めていたフィットさん。
平日コペン、休日フィット。
少なくともそんな感じで、いい感じにフィットを乗り回したかったのですが、そうできない理由がありました。
それは、・・・
・・・ついに、クーラントお漏らしがはじまりました。。。
雪も融けてほぼなくなった3月上旬のこと、
洗車後にボンネットを開け、各部の点検をしたとき、ラジエーターリザーブタンクが空だったことに気づく。リザーブタンクを水道水で満たし、翌日再び点検するとまた・・・
再びリザーブタンクを満タンにし、窓を開け、暖房MAXで、閉店間際にディーラーに緊急ピットイン。
診察の結果、ラジエーターのアッパータンクとコアとのすき間から、ポタポタとクーラントが漏れ出していると。見積書にはラジエーター交換:9万円也と記してありました。
思い起こしてみると、この冬の間、信号発進時等でボコボコと音がしているのが少し気になっていました。冷却経路にエアが噛んでいたのです。
クーラント漏れが発覚するまで、どこから音がしているのか、何の音なのかわかりませんでしたが、エンジン回転数があがることでウォーターポンプが回り、冷却水が循環されたことで噛んでいたエアの音がしていたのでしょう。
暖房はエンジン排熱を利用していますから、空調がその熱を得るために、冷却経路は車室内を通っています。だから音が聞こえたんですね。
さてどうする?
実は、事が発覚したのは、コペン購入の意思をお店に伝えたその日。
納車まで1ヶ月。9月の車検は通す予定なし。1ヶ月持てばとりあえずいい。
その1ヶ月のために9万円? ないでしょ?
さてどうする?
いい機会だし、
とりあえず、やれることやってみよっか^^
ということで、ラジエーター修理をしてみることにしました。
まずはコレから (3/7)
WAKO'S ラジエーターストップリーク
定評のあるケミカルですが、末期症状なのか使い方が悪かったのかで、効果なし。
ラジエータ修理とは関係ありませんが、少しでも水温上昇を抑えられればと、おそらく26万キロ未交換のラジエーターキャップを交換しました。
つづいて、
液体ガスケットの登場!
これをこうして、穴を埋めるのです。 (3/14)
でもダメみたい? (3/17)
薄すぎたか?
なので、さらに厚く塗ります。
液体ガスケットでふさいだ効果はあるようで、ふさいでからしばらくはリザーブタンクの液面変化はすこしになりました。
でも、漏れ出している表側だけを対処してたら、裏側に回り込んで漏れる始末・・・
なので、裏側も塗りたくります。 (3/24)
↑ 処理が雑w
やった! 効果てきめん?! (3/26)
あれっ?? (3/27)
やっぱりダメか。。。 (4/1)
・・・おそらく、アッパータンクとコアの間のパッキンに、圧の抜け道がくっきりとできていて、液体ガスケットなんてものは、まるでエアカッターやウォーターカッターのごとく、見事に破られるんでしょうねぇ。。。
ここで今回のクーラント漏れの原理ですが、
漏れ箇所がアッパータンクとコアの間ということで、
水温が上がり冷却経路の内圧が高まり、その圧力で外へ漏れ出す。
エンジンを止め、水温が下がり内圧が下がり、その負圧でリザーバタンクから冷却経路へ冷却水を補充し、それと同時に漏れ出した穴からエア(外気)を吸い込む。
水温が上がらない限りクーラントが漏れることはないし、水温の上昇を抑えられれば、その分漏れ量も少なくて済む。
だから、この間もリザーブタンクの監視は必要でしたが、オーバーヒートの心配はそこまで気にすることなく、毎日片道1時間の通勤に走行は続けられました。
また、そんな方程式が自分の中で完成したので、先人の記録とディーラーで入手したフィットの配線図をなんとか読み解き、冷却ファン手動スイッチを取り付けました。 (3/23)
ちなみに水温の監視は、
OBDIIから取得した情報をBluetoothでタブレットに飛ばし、Torqueというアプリで見ていました。
タコメーターに『無限』の文字が入っていますが、カスタマイズで入れたのであって、無限からアプリが出ているわけじゃないですよww
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ラジエーターの補修をし、水温を監視し、リザーブタンクの液量や漏れ量を監視し、過ごした1ヶ月。
ラジエーターの完治はできず、漏れ量は毎日安定せず、それが水温の上昇とどうリンクしているのかもわからず、決定的な何かがつかめたかというと、そうではありません。
でも、
毎朝の点検、走行中の経過観察、昼休みの様子見、毎週末何かしらの処置。
そんなことをしながらフィットで毎日通勤していると、どこからか、メッセージが聞こえてきました。
『
僕らクルマも、あなたたち人間と同じ。不死身じゃないんだ。病気もするし、ケガもする。自分でわかることは警告灯で示して発信できるけど、そうじゃないものはお医者さんか誰かに診てもらわなきゃいけないんだ。年1回の健康診断を受けてても、そこで気づけないことだってある。
毎日とは言わないけど、週1回でも日常点検したり、ちょっとした異変に過敏になっていれば、いくらかは良かっただろうね。
』
良くも悪くも、季節が冬だった・・・
冬だったからこそ、冷間時と走行時の冷却経路の内圧変化が大きく、クーラント漏れの原因を作りだしてしまったともいえるし、
冬だったからこそ、雪が多かったり路面がぬれている時期が長かったりしたことで、クーラント漏れの発見が遅れたともいえる。昨秋からCVTF漏れがあったので、路面にシミがないかは敏感になってたんですけどね。
一方で、冬だったからこそ、水温の上昇を抑えられ、オーバーヒート等の最悪の事態を避けられた。
でも
遠出はいっぱいしましたよ。まさかクーラントが漏れてるなんてつゆ知らず。(こわっw
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コペンが来てからというものの、フィットも緊張の糸が切れたのでしょうか、
クーラントの漏れ量が急激に増えました。
まあ、気温の上昇も多少はあるでしょうけどね。
その後もあの手この手を駆使して修復を試みました。 (6/2)
液体ガスケットの間にビニールテープをはさんでみたり
違う種類の液体ガスケットをかぶせて見たり
もう、はじめのころのような、見た目がキレイかどうかなんて気にしてません。
ただただ、直せるかどうか、それだけ。
それでもやはり、解決には至りませんでした。
はじめのころにググった通り、ラジエーター修理(応急処置)なんて、無理なんですね。
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それからしばらくして、車検切れまで2ヶ月を切ったある日。
自動車税は納めた。コペンに切り替えた任意保険は、削れるとこ削ったけど新しく入った。
なのに、コペン来てからまだ70キロしか走ってない・・・
だんだん夏へ近づき、気温が高くなったなか、クーラントお漏らし状態で走行するなんて自殺行為に等しいので走らせてなかったのですが、
事情が事情とはいえ、車検までは手元に置いておくと言って払うもん払って70キロしか走ってないという、その事実に黙って居られなくなってきました...
・・・じゃ~ん!
某オクで、中古ラジエーターを入手!
交換時にホース損傷もありうるので、アッパーホース、ロアホースと合わせて、送料含め6000円弱で入手できました♪
こういったものの中古品はリスクありますが、出品者自身の実動確認品ということで安心し購入に至りました。
実際に漏れもなく、これで一連のクーラントお漏らし騒動は一件落着^^♪
ウチのフィットはまたひとつ、戦友たちのパワーとスピリッツを受け継ぎました♪♪
↑ ラジエータ交換後、出陣前エンジンオイル交換の図
そして、8月最終日。
祝! 26万キロ! イェイ!
一時は危ぶまれたキリ番をゲットしました♪
つづく・・・