下道ばかりを1000km走っただけでは分からなかったGLB250について、今回高速道路を中心に4日で1200km走ってみて感じたこと、それは「緩い」ってこと。
高速道路は全般的に平滑ではあるものの、橋の繋ぎ目や荒れたところは随所にあるもので、この足周りはバネ下重量の重さを感じてしまうほどバネが柔らかく頼りない。左右同時の段差にはうまく対応するが、前輪右と後輪左などバラバラの路面には収まりが悪くなり、揺すられ感はハンパない。サスをスポーツにしても大差ないが荒れた路面での突き上げ感が気になるようになり、高速走行ではどうしたら良いのか終始気になって仕方なかった。
さらにDCTの繋がりがよろしくないというか、不快な振動を感じる。シフトショックのショックとは言えないギクシャク感は制御の甘さだと思う。そしてエンジン、酷暑の中のフル加速はターボの過給が働きづらいのかパワーを感じない。と、まあ酷評ですが、山道では思いの外良く曲がるし、ブレーキは安心感がありました。平滑な路面をゆったりと流す程度が似合う車ですね。少なくとも「スポーツ」ではないなぁ。スタイリングはかなり満足なだけに惜しい。ちなみに今回は燃費計は最高で15.4km/l、平均で12.2kmでした。
総じて良い車ですが、ポテンシャルはあるものの、鍛え方が足りず筋肉もついてないアスリートがユニフォームとシューズだけは立派なものを纏ってるイメージで、とても不思議な乗り味を体験しました。まあ廃盤となるには理由があるなと悟った一台でした。GLB250エレガンスとかラグジュアリーとかスポーティスタイルのほうが的確かな。GLB250の名誉のために、あくまでも個人の感想であり、仕様を否定するものではありません。
そんな名前負けなGLB250ですが、これが最初で最後のロングドライブとなりました。もう買えないであろう最後の日本入荷分を購入させてもらい半年でしたが、お別れすることにしました。ありがとうGLB250!
Posted at 2021/08/10 23:46:46 | |
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